【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第533回『顔を見せないパフォーマーたち』

ワタクシは脚本家という裏方の立場なので、自分の顔を積極的にネット上にさらすことはしません。
勝手に掲載されても構わないし、オフショットや集合写真なんかはいいけれど、大写しはね……。
こんなキモいおっさんの顔なんか載せたら、余計に印象が悪くなりますよ。

自分のことはさておき。
裏方ならまだしも、顔を出して活動するパフォーマーたちに関して。
ここでは一応、男女両方の「俳優」で例えます。
多くの無名俳優で、SNS上に自分の顔を載せない人が目立ちます。
映像系でも舞台系でも。
そりゃ、日常生活でなかなか載せる機会はないかもしれません。
ノーメイクの時もあるでしょう。
でもせめて、個人サイトか所属事務所のプロフィールで宣材写真があってほしいと思います。
名前だけ検索して、その人のSNSに行っても顔写真がない。
どんな人なのか分からない。
時には活動名を載せずにニックネームだけにしたり、活動履歴を載せない人もたくさん。
そして、SNSさえやらない、ほとんど動かさないという人も。
せっかく俳優として活動したいと思ったら、名前や顔をどんどん売ったほうがいいと思うのです。
そんなに活動したくなくて、劇団内や身内のグループで十分という人は別にして。

それに比べて、アイドルや被写体モデルはガンガンに自分の顔を載せてアピールしていますね。
集客や依頼のために、惜しみない努力を毎日しているんだなあと感心します。