【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第230回『自作脚本を小説化するのは簡単、その逆は？』

ワタクシは脚本家でありながら、細々とWeb小説もやっていまして。
いまだに長編は書けなくて、短編掌編ばかりですけれど。
時間が、時間が、時間が……。

小説を書く時、シナリオを基にしたものが多くあります。
ボツになったり、映像化に至らなかったもの。
映像化されて、小説を書く権利はあるもの、など。
シナリオから小説にするのって、ものすごく楽なんです。
場面の描写やセリフが具体的なので。
ほとんどそのままの形にできるくらい。

逆に自作小説を基にシナリオ化するほうが大変です。
シーンを分けて、セリフも考えなければいけないので。
ともすると、ロングプロットみたいに、地の文ばかりになってしまいがち。
できれば、一度シナリオにしてから小説にすると効果的なのですが、そんな時間ないですよね。
あと、シナリオ化しにくいものも結構あるんです。
それは小説だけのお楽しみということで。

まあ、小説は趣味の一環なので、本業最優先。
よそ見しないで、シナリオを書きましょう。