【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第143回『感想も批評も興味はないんです……』

ワタクシ、自分が脚本を担当した作品、あるいは自分が書いた小説の感想や批評に関心がないんです。
ネット上でチェックすることも、基本しないです。

感想は観賞した人それぞれなので、それぞれつぶやいていただければ。
面白い、つまらないと思うのは自由。
面白いと言ってくれれば、宣伝効果につながりますけれど。
たまに、わざわざワタクシ宛に感想を言ってくれる、感想とまではいかなくても「見たよー」と報告してくれる人がいます。
それ、ワタクシにではなく、だったらSNS上に流してくれたほうがありがたいです。

感想や批評に興味がないのは、脚本においてはもう完成してしまって直すことができないから。
そして一番大事なのは、クライアントや制作サイドがどう思うかなんです。
自分が耳を傾けるのは、執筆時の相手側の声だけ。
脚本を提出したら、ワタクシの作業は終わりであります。
外側の人間から後であれこれ言われても、ワタクシにはどうすることもできません。
今後の作品に生かせば……と思うかもしれませんが、毎回、作品ごとにクライアントや制作状況が変わり、その都度、臨機応変に対応しないといけないので、なかなか難しいのです。

というわけで、ワタクシとは関係ないところで、感想や批評はどんどんやっていただけたらと思います。
その感想や批評もまた、さらに別の人たちによって感想や批評の対象になるかもしれませんが……。