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39 半分ということ 4 *

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「あっ……」

 少し後ろに圧迫感を感じた…そうしたら、少しだけウズウズが少しだけ満たされた感じがする…痛みはないし、少しの圧迫と滑りと、ジンッと広がって来る満足感?

「な…に…?」

 何してる翔?どこを触って?今までされた中でこんな事なかった…

「んんんっ……」

 クチュウッ……後ろで水音が鳴る…音と同時に圧迫感と満足感が上がって来る…指?入れてる…?

「しょ…ぅっ…」

 ウズウズする所を、グルっと触られると自然と腰が浮き上がる…チカラが抜けて、もっとウズウズを擦って欲しくなる…

 まさか……嫌だって思ってた所?なんで?
ボゥッとする頭はそれ以上考えられない…ウズウズをもっと擦って欲しい…もっと……

「ぁっ…ん……ふっう…」

 完全に力が抜けた声しか出ない…何をされてるのか分らないのに、気持ちいい……!

「晴…痛くない?」

 ハァ…と溜息を吐く翔の息遣いが耳元で聞こえる。翔の身体、熱……

「いた…くっ…なぃ…ぅっ…ん…」

「気持ちいい…?」

 探る様に、そっと…指を進めて来る。もう、俺は物足りなくなってた…

「んっ…ぅんっ……ぃ……ぃ……」

 そんな所触られて…はっきり気持ちいいなんて言えないだろ?普通……だから、小声で言ったさ……翔に聞こえるかどうか分らないくらいの小さな声で…

「晴…!」

 なんでかギュウッて翔に抱きしめられる。遠慮がちにしてたんだろうな……俺が言った後は、圧迫が増えて、グチュリ、音と共にさっきよりもグッと奥のウズウズに刺激が届く…… 

「ぁっああっんぅ…」

 自分の口から出る声に自分でもびっくりだ……

「晴……晴…」

 翔は優しくでもしっかりと、もう辞めるつもりもない手付きで奥をかき回して来る。
 もう…頭、回らない………

 もっと…欲しい…

「んぅっあ…」

 指を抜かれる刺激も気持ちいい…

「晴…入れる…………」

 切羽詰まった様な翔の声が聞こえた気がした…仰向けのまま片足を持ち上げられて、さっきよりも熱くて大きな圧迫を後ろに感じた…

 グリュ…グジュ…グリュ……グジュウ……

 少し入れては抜いて、また少し深く入れて…少しずつ、慣らしながらでもしっかり入ってくる…

「は……ぁ…っあ…」

 凄い圧迫が、中を擦られる確かな存在感が、中のウズウズを満たしていく…

「ぁぁっ…あっ…ぁぁあっ……っ」

「晴…晴………晴……」

 それしか言えないのかって言うくらい、翔は俺の名前を呼ぶ。

 これ、同じ?最初の、翔と?痛みも、恐怖もなかった…ただ、俺の上の翔は優しくて、入って来るものは気持ちが良くて……腰が痺れてそこから溶ける………溶ける…俺の思考も……そこで溶けた……………





 ヤバイ………………やっちまった………
最初に目が覚めて思った事…昨日の事…覚えてる……何した?俺……ヤバイ…ヤバイ……

 あの後、完全に理性はぶっ飛んでた……もう、翔と顔なんて合わせられない……ほど、酷い醜態晒してた………翔殴っといて何やってんの?俺………今度は、際限ない恥ずかしさに泣きたくなる。もう、顔を合わせられない………
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