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落ちこぼれの振る舞い方がずっと分からなくて

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 誰かの愚痴を聞くと、「ああそれ私のことだわ……」と思います。目の前で自分の悪口が言われることはあまりないので、聞くのは大抵、他の人の話ですが、別の人が言われているのを聞いていても、大体自分に当てはまります。

「あの子仕事遅くて本当に困るんだよね」
 すみません、私もです……。

「ホント気が利かないよねあの人、ついでにアレやってくれたら良いのに」
 ですよね……。

「無神経なことしか言わないし」
 まったくもって私のことだ……。


「自虐ネタ うざい」とかいう意見をネットで見てギョッとしたことがありました。ネタにしても、自虐はウザいのです。ならば、ネタにもせずひたすら自虐している私は、どれほどウザいことか。

 基本的に、ネガティブは人から好まれません。何をもってネガティブと呼ぶか、基準はそれぞれでしょうが、「ひたすら暗いだけで何の救いも進展もない、無力アピール」などはウザいと思われます。そして私は常にそのような言動をしています。

 沈んだ気持ちは、人の気力まで奪います。ポジティブの害は、押し付けでもされなければ特にありませんが、延々とネガティブを垂れ流されれば、元気な人も沈んだ気持ちになってしまうでしょう。
 ネガティブには恐ろしいパワーがあります。何を聞いても影響されないほど圧倒的に強い人には関係ないでしょうが、大抵の人はネガティブに触れればどっと疲れるはずです。


 私は元々無自覚でしたが、ネガティブだネガティブだと指摘されたのでネガティブなのでしょう。

 創作者になる道に賭けるとしても、趣味のまま留まり続けるにしても、せめて投稿くらいは、もっと良い発信をしないと。そう思いますが、現実生活で落ちこぼれであるため、パーッと明るい気持ちにはなれません。それでも普段はけっこう、自分が「できない人」であることは忘れがちなのですが、人の愚痴を聞いたり、また自分が直接注意されたりすると、「ああそうだった」となります。

 その割に文章ではいつもやたら偉そうなことを書いているのは、ずっと落ちこぼれであることのストレス発散であったり、いじめられないようにと虚勢を張っていたり、一時でも落ちこぼれであることを忘れて強がりたい、発信の場でくらいプライドを保ちたいからだと思われます。現実逃避の一種であり、また、オドオドと振る舞っていた学生の頃いじめられたので、偉そうに振る舞うことでナメられないようにしようという意図もありそうです。投稿を見ていただいている人には色々と見抜かれていそうな気がしますが……。


 自分で「下手だなぁ」と思っても、上達しなくても、趣味ならば良いのです、楽しければ。けど遊び以外のことは、開き直った態度ではいけないですよね。

 落ちこぼれとしてどのように振る舞えばいいか分かりません。仕事ができないのにやたらハッピーに能天気に、元気満々に振る舞ったりしたら、「そんな元気があるならちゃんとやれよ」とまわりをイラッとさせることでしょう。また、いつも暗い顔をしてメソメソしているのも、「泣きたいのはこっちだよ」とイライラさせることでしょう。

 ……問題なのは態度やら振る舞いではなく、「できない人」であり続けることです。「ごめんなさい」より「ありがとう」より、やるべきことをちゃんとできた方が助かるでしょう。

 学歴が高くても仕事ができても性格の悪い人もいるでしょうが、そっちとこっちは関係ありません。それにこっちは、落ちこぼれの上に性格が悪いのです。仕事ができて性格が悪い方がまだ良いでしょう。程度にもよるけど。


 私には、「できる人」になりたいという本気度が足りないのでしょうか。精神的にも随分と遅れているのでしょうか。子どもの頃から、みんながわりと軽々とやっているように見えることができなくてモヤモヤしましたが、みんな軽々と生きているわけではなく、私よりずっともっと本気なのでしょうか。
 私はどこへ向かって本気を出すべきでしょう。思い返してみても、「これは得意だ」ということが思い当たりません。得意だと思い込もうとした創作もなかなか……。上達しない人とする人の差は何でしょう。

 スピリチュアル方面もほんのちょっとかじってみましたが、このようなどネガティブでは、キラキラの言葉にもついて行けませんでした。「エンパスです」とか「スターピープルです」とか言える人が羨ましい。と、このように嫉妬に飲まれている、またそれを言葉にしてしまう地点で、スピリチュアルな人でもないのでしょう。

 一時発達障害を疑って、大人の発達障害の本やウェブページを読みましたが、それも違う気がします。私には突出した才能も集中力も知性もない、ひたすら何もない感じがするのです。

 もはやこれがどこまで思い込みなのか、本当は飛べるのに飛べない飛べないと思っているのか、分かりません。思い込みによって、本当の得手不得手を見分けられずにいるのかもしれません。


 今日も振る舞い方が分かりません。とりあえず、もしもいつか「できる人」になれたとしても、「できない人」にキツく当たったり、見下したりしない人になりたいです。もちろん愚痴を言っている人の多くは、相手を見下してるとかじゃなく、心底疲れて困っているのでしょうけど。

「できる人」も「できない人」も幸せな世界、あるいはみんながそれぞれ得意を見つけて、自信に満ち溢れるような世界があるとしたなら。それは一体どんなものですかね……。


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