94 / 283
記憶の不思議
しおりを挟む
今まで自分の世界から失われてきた物もずっと、頭の中に眠っているのでしょう。カセットテープやビデオテープが復帰することは私の世界ではもうないだろうけど、頭の奥ではカセットもビデオもブラウン管テレビも残り続けているのでしょう。
朝起きて、もしもそこが過去の一日だったら……
私は古い道具たちを使って、過去の暮らしを再現できるでしょうか。
初めは思い出せず体が慣れず……でもそのうち思い出すかも。
あー、でも……現代のようにスマホですぐ答え合わせができないからどうでしょう。意外と難しいかもしれませんね。
ブラウン管テレビの電源を入れると、キーンと高い音がする……
この音が聞こえる人と聞こえない人がいるらしく、聞こえるか聞こえないかで地味に盛り上がったり。
分厚く大きかったビデオテープの箱、ゲームカセット……大きいからこそ、手に取る存在感とワクワクも大きかった気がしたり。
手触り、色形、ビデオデッキにビデオを軽く押し込む感じ。
ブラウン管テレビが発する静電気。
そういうことも、思い出す機会がなければ失われていくのでしょう。
日常のド忘れも、その情報がいるかいらないか、整理のため定期的に試されているのかも?
朝起きて、もしもそこが過去の一日だったら……
私は古い道具たちを使って、過去の暮らしを再現できるでしょうか。
初めは思い出せず体が慣れず……でもそのうち思い出すかも。
あー、でも……現代のようにスマホですぐ答え合わせができないからどうでしょう。意外と難しいかもしれませんね。
ブラウン管テレビの電源を入れると、キーンと高い音がする……
この音が聞こえる人と聞こえない人がいるらしく、聞こえるか聞こえないかで地味に盛り上がったり。
分厚く大きかったビデオテープの箱、ゲームカセット……大きいからこそ、手に取る存在感とワクワクも大きかった気がしたり。
手触り、色形、ビデオデッキにビデオを軽く押し込む感じ。
ブラウン管テレビが発する静電気。
そういうことも、思い出す機会がなければ失われていくのでしょう。
日常のド忘れも、その情報がいるかいらないか、整理のため定期的に試されているのかも?
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【写真】気まぐれに風景・生き物撮影
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
風景や鳥・虫・植物たちを気まぐれに撮影して載せていこうと思います。過去の写真も時々載せる予定です。どのエピソードからでも、お好きに見ていってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる