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可愛いパッケージや包み紙を捨てるのは心苦しいなぁ

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 以前から人の写真が表紙に載った本とか、ぬいぐるみとか人形とか、生物っぽいものにはなんとなく命を感じてビクビクしていた。クリスマスプレゼントのラッピングとかは躊躇なくビリビリに破いて捨てていた気がするけど。

 それが最近はお菓子のパッケージや包み紙もすごく綺麗で可愛く見える。コアラのマーチとか、ずーっと同じ柄のものは慣れてしまっているんだけれど、見たことない色や柄をしていたり、可愛いキャラクターとか載っていると破いて捨てるだけなのが申し訳なくなってくる。

 パッケージや包み紙を眺めている時間って何秒だろう? もっとじっくり眺めて、飾ったりできればいいんだけど、私は整理が下手だから綺麗なものを綺麗に集める自信がない。なので残念ながら捨てている。

 お菓子の包み紙やパッケージは消耗品より出番が少ないな。パッケージはまだお店で並べられたりしているけれど、包み紙なんか顔を出したと思ったらすぐゴミ箱行きだ。
 それは私がそうしてしまっているだけで、もっと包み紙を眺めて、しばらく食べずに盛って飾ったりして、楽しんでいる人もいるのかな。

 包み紙もパッケージも、運ばれてきたときとかお店に並んでいるときとか、ちゃんと役割をこなしているのだろう。だからこちらとしてはすぐ破って捨てた印象であっても、包装紙はけっこう長い時間包装紙として存在し続けていたのだ。

 そう思うとありがたいというか哀愁を感じるというか……。これからはもっと包装に感謝しよっと。














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