せめく

虚像

自分の信じた人を
「疑う」ことをやめれば
私は3倍幸せになれるのかもしれない


恋愛ならば
人を選ぶことも
浮気を疑うことも
「冷めたのかな」と思うことも
必要なのかもしれない

けれど恋愛と無縁の私には関係ない
すべての人の自由を願えるはず
……嫉妬さえしなければ


やれ結婚してないだの
やれブサイクだの
やれ敬語がなってないだの

まわりで
どんな言葉が飛び交っていようと
私は私の信じた人を
疑わなければ良いのだ


大丈夫
私はみんなに愛されている
大丈夫
未来永劫あの人たちは私の味方だ
大丈夫
意見が違っても認め合えるはず
大丈夫
些細なことで嫌われたりなんかしない


「嫌われたかも」
「裏があるかも」
「豹変するかも」
「悪評を吹聴されるかも」
そんなこと

疑ったら疑いが真実になり
一切疑わなければ
それもまた私の中の真実になるのだ

どっちにせよ虚像でいい


「疑い」という感情を捨て
万が一悪く言われていたとしても
気づかないほど
鈍くなってしまえば良いのだ

そうすりゃいつだってみんなが
心の中で笑いかけてくれる

永遠に仲間に囲まれて
生きる度に仲間が増える一方で
温かく思い出す

毎日ハッピーだ