男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)

月澄狸

文字の大きさ
上 下
77 / 217
謎ルートに入った

不安はありつつ一進一退

しおりを挟む
「お付き合い」というのをしたことがないので、付き合ったら何をするのか分からなかったが、教えていただいてなんとなく知っていった。
 彼と一緒にいると落ち着くし、楽しい。私が引きこもり気質であることも知った上で、あちこち誘導してくださる。ありがたい。

 ここまでしてくださるならと、喜ばせようとして地味にいくつかアクションしてみたが、手応えは微妙か。まだ彼の喜ぶポイントが何なのか、あんまり分からない。分からないなら自然体でいっか、とも思えてくる。でもこんな受け身なままでは……どうだろうなぁ。


 セックスはこないだ2回目をやった。そこで2回戦したので、2カウントとするか、3カウントとするか。まだ主に痛くて、のちに出血もしていたが、若干慣れてきた。

 そのうち痛みもなくなるんだろう……と思ったら、「痛みはなくならないのかな」と思うような情報がネットにあった。そういうものか。


 痛いのが残るかもしれないとはいえ、性に多少慣れてきた。今まで男性の性欲というものは恐怖でしかなかったけれど、好きな人の性欲ならば、「溜まってるのかな、興奮しているかな」と可愛らしく感じるようになってきた。射精するのはけっこうな疲労感があると聞くのに、その後も優しいし、私などのために、かなりの時間をかけて、こちらまで会いに来てくださっているのだ。それで2回も出してくださるというのも、強いなぁ。


 ただ、私は今は性に触れたばかりなので新鮮だが、今後同じペースで併走できるだろうか。

 男女関係なく、人によっては性欲がない人もいるみたいだけれど、男の子は基本的に「溜まる」ものであり、女性の性欲とは質が違うもの、というイメージがある。「女性の方が性的な快感は大きい」なんて話も聞いたが、男の子は「溜まってくるものを出す」というもののはずであり……。毎日ではないにしても、数日に1回くらいヤりたいものなんだろうか。「こないだヤったから、今はもう良いよね」とかいうものではなさそうな。

 食欲であれば、食べる量の違いはあっても、男女でシステムにそこまで違いはないはず。トイレに行くのも、女性の方が出す力が弱く、便秘になりやすいとか聞いたが、まぁ「食事」「トイレ」は男女で一緒のはず。なので分かりやすいが……。

 男性の求めるセックスの頻度とは? どういうものなんだろう。


「溜まってくるものを出す」ならオナニーでも良さそうなものだが、パートナーができるとオナニーではなくセックスする、というイメージがある。また、男性にとってセックスができないのは深刻な事態であり、夫婦の場合、セックスレスになると離婚にも繋がるとかなんとか。逆パターンもあるようだが(男性の性欲減退)、いずれにせよ、男女の関係に性はとても重要なことみたい。

 私は「オナニーしたい」という性欲はけっこう強いのだが、それが「セックスしたい」にも繋がるのだろうか? それとこれとは違うかもしれない。
 もし彼が「毎日でもヤりたい」タイプで、私が「ひと月に一回くらいで良いんじゃない? なんなら半年に一回でもいい」とかいうタイプだったら破綻するんだろう。私が「いくら何でも、こんなにセックスしなくても……」と思うようになるとか。

 できれば双方似たような感覚であったり、私がハマることができれば幸いだが。友達とか、職場の人間関係とかじゃなく、「性ありきの関係」というのは、不安定そう。体調、体質、関わってくるだろうし。どこまで行けるんだろう。


 今はまだ低用量ピルを買っていないが、低用量ピルで性欲や恋愛感情が減って、濡れにくくなるケースもあると書いてあるし。万が一私が妊娠し、中絶するようなことになったら、ショックでセックス恐怖症・男性恐怖症に舞い戻るかもしれない。

 特に何もなくても、「そもそもなぜ、セックスが必要なんだ?」と疑問に思い始めるかもしれないし、逆に私が快楽に目覚め、セックス依存症になって男性を求めすぎて破綻するという可能性もなくはない。どうなることやら。


 相手の方が上司ということについては、上司だろうと誰だろうと、やはり人間なんだなと思えてきた。当たり前だろうが、恋すると何かしばらく、相手が神や天使みたいに見えてしまう気がする。で、しばらく経って「ん? 人間だな」と。当たり前なんだけど。

 この「舞い上がる」ような感覚が、動物でいう「発情」なんだろうか。「恋わずらい」も、発情期の症状みたいな? この興奮を越えた先でもお互い幸せでいられるかどうか、見極めないと。

 私も今は嫌われたくなくて、彼の前ではネガティブモード控え目だと思うが、本性はどネガティブである。いつまで隠し通せるものか。


 で、創作活動もどうしよう。「創作=月澄狸」で統一してきたし、裏表が激しいため、創作活動は彼に見せられそうもないが、創作は創作で続けたい。どう続けよう。

 コッソリやったってそのうちバレるかもしれないが、バレたら困ることが色々ある。でもこれまで収益化のために積み重ねてきたのを、アカウント全削除してやり直すような勇気もない。今のところ内緒。

 残念ながら別れることになってしまったときに、全アカウント削除済みだったら、私はスッカラカンになってしまう。戻れる場所はキープしておきたい。


 男性と会い始めたことに対し、身内はわりと祝福ムードのようだ。「良かったねぇ。でも危なくなったら逃げるんだよ。悪い男には気をつけて」みたいな。私のミサンドリー論(?)は、わりと世間一般的な、女性らしい考えだったのかも。

 彼とお付き合いするようになってから、けっこうお金がかかっている。今の状態で大丈夫か。
 しかし身内は「お金は出してもらってばかりではなく、出した方がいいよ」と、恋愛に関する出費を、必要経費みたいに思ってくれている様子。
 へー、恋愛に関する出費は「無駄遣い」ではなく、世間的に「いい感じの投資」としてカウントされるのか?

 私が恋愛をするなど、今まで絶対にあり得なかったもので、みんなの祝福ムードが意外で、「まわりの人はこういう反応するんだ……」と新鮮である。私が私ではないみたいで、「別の人と入れ替わった」「友達のゲームを借りてプレイしている」「死んで幽霊になってみんなの様子を見ている」みたいな、別世界感がある。


 今まで私なんか誰にも愛されていないような気がしていたが、他の人が「良かったねぇ」と我がことのように喜んだり心配したりしてくれているのを見て、「なんだ、私のことを愛してくれている人って、こんなにいたんだ」と再確認にも繋がったりしている。

 職場の人にはまだ内緒。
 職場と家が近く、職場の人はわりと近所の方が多いし、彼もこちらまで来て遊んでくださっているので、そのうち誰かに現場を目撃されるんじゃないかと思っているが……。私が隠キャなせいか、意外とバレていない模様。
しおりを挟む
うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)
【うだつの上がらないエッセイ集】

生き物の話や夢の日記、思い出や星占いの話など、思いついたことを色々詰め込んだ連載です。


良くも悪くも、星の回転は止まらない

【良くも悪くも、星の回転は止まらない】

詩集です。すぐ読める短いものが多いです。20編で完結しました。



ツギクルバナー
感想 108

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
今日もうだつが上がらなかった。 でもまあ良いじゃないか。うだつの画像ならネットにたくさんある。うだつが見たければ画像検索すればいい。 そんなうだつとは防火壁のこと。炎上対策は大事だね。 ※この作品はエッセイ集のため、気になったページをパラパラめくるとか、好きなところから好きなように読んでいただけると嬉しいです。

そんじょそこいらのたぬ記

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
雑記(?)です。おまけに過去のマンガも載せていきます。

投稿インセンティブで月額23万円を稼いだ方法。

克全
エッセイ・ノンフィクション
「カクヨム」にも投稿しています。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

情報酔いというより概念酔いする

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
色んな考えの人と仲良くしたいと思っているけれど、日々ネットで流れているすごい量の概念を見ていて、自分には飲み込めないような感覚に触れ続けていると……。

アルファポリスであなたの良作を1000人に読んでもらうための10の技

MJ
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスは書いた小説を簡単に投稿でき、世間に公開できる素晴らしいサイトです。しかしながら、アルファポリスに小説を公開すれば必ずしも沢山の人に読んでいただけるとは限りません。 私はアルファポリスで公開されている小説を読んでいて気づいたのが、面白いのに埋もれている小説が沢山あるということです。 すごく丁寧に真面目にいい文章で、面白い作品を書かれているのに評価が低くて心折れてしまっている方が沢山いらっしゃいます。 そんな方に言いたいです。 アルファポリスで評価低いからと言って心折れちゃいけません。 あなたが良い作品をちゃんと書き続けていればきっとこの世界を潤す良いものが出来上がるでしょう。 アルファポリスは本とは違う媒体ですから、みんなに読んでもらうためには普通の本とは違った戦略があります。 書いたまま放ったらかしではいけません。 自分が良いものを書いている自信のある方はぜひここに書いてあることを試してみてください。

処理中です...