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ハエトリグモが部屋に3匹いる

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 家の中によくいる、体長1cm弱くらいの蜘蛛はハエトリグモというらしい。巣を張ることなくちょこまかと動き回り、しばらく同じ場所にいたりする。よくジャンプする。

 一言でハエトリグモと言っても種類がたくさんあるらしい。それまでそのことを知らなかったのだが、写真を撮りつつ調べるようになってから種類を覚え始めた。といっても、模様に特徴があるオスに比べ、メスは茶色系なのでよく分からないんだけど。

 私が今までに会ったのは、チャスジハエトリ、ミスジハエトリ、シラヒゲハエトリ、ヨダンハエトリ、マミジロハエトリだ。アダンソンハエトリらしき蜘蛛も見たけれど、あまり確認できていない。

 そんなハエトリグモたちの中で、うちでよく見るのはチャスジハエトリとミスジハエトリ。ヨダンハエトリも二回見た。


 今日は電気の傘に一匹いた。
 可愛いなーと思いながら見ていると、壁にもう一匹現れた。
 ハエトリグモは急に現れたり消えたりするように見える。神出鬼没だ。
 そしてその二匹を見ていると、なんと壁にもう一匹現れた。

 分身の術かと思った。全部で三匹。すごい。
 三匹になったところは以前も見たけれど、四匹とか五匹になったことはないかな。


 電気の傘にいる蜘蛛は元気に動き回っている。そこに他の二匹もやってきた。
 そして二匹は鉢合わせしたのか……一匹がダッシュで逃げていった。
 以前家の天井でハエトリグモ同士が出会ったときは、一匹が猛スピードで追いかけ、もう一匹はたしか走って逃げたあと、天井から床へとダイブした。アクション映画のようだった。


 ハエトリグモは共食いするのだろう。そしてたぶん、相手の様子をちゃんと見ている。この間、ハエトリグモのメスが自分の2~3倍はあろうかという大きな獲物を捕らえていた。
 でもハエトリグモ同士出会ったときは逃げたりもする。相手の大きさじゃなく、勝てそうかどうかで判断しているのだろう。


 さて、ハエトリグモは一匹が逃げて電気の傘から離れ、今は二匹が電気の傘付近にいる。しかしちゃんと距離を取っていた。というかお互い見えないところにいる。これで喧嘩にはならないだろう。


 ハエトリグモは、動きがみんな違って面白い。若いのか、すごく活発に動き回る蜘蛛もいる。観葉植物の下から上までよじ登ったり、あちこちジャンプして移動したり。かと思えばあまり動かない子もいる。見ていて面白い。
























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