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Dom
1.
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海老沢の様子がちょっと変だな、というのは、送って行った金曜日の夜から気づいていた。
一見いつも通りなんだけど、ツッコミの反応が少し鈍い。話の途中から聞いてないことがあって、その割になにかを言いたそうにタイミングを計る。
それでも、家に誘えばついてくるし、抱き寄せれば拒むことはないんだよな。
「今日は、変なことはしないからさ。」
そう言って脱がせた時は、ホントにそのつもりだったんだけど。
なんかいつになく口数の少ない海老沢に、そんなら喋らせてやろうじゃん、ていう嗜虐性が働いてしまったのは、やっぱりオレがDomだからなんだろうか。
「やっぱおまえ、こないだ俺だけイったの、根にもってんだろ…… ?」
裸で四つん這いになった海老沢が、脇の下からオレを覗く。
苦しそうに眉を寄せている顔を見て、興奮が腰を直撃した。
海老沢が短く速い息を吐き出すのは、オレが後ろからゆるく突き動かしているからじゃない。いま一番海老沢を苦しめているのは、ちんこの根元に巻きつけた結束バンドだろう。
プラスチックでできたそれは、マジックテープでぴっちりとしたリング状になって海老沢の根元をきつく縛っている。半勃ちの状態でつけたから、興奮しても完全には勃起できない。そのままでは射精もできず、寸止めにされたまま逃げ場がない。
この状態で、どのくらいの時間が経っただろう。
何度か体位を変え、上にしたり下にしたりされて、涙目の海老沢の声が少し枯れてきた。
「ん…… ぅあ、は、あ、あ…… ふ、ぅう…… っ」
肘が落ちて、海老沢が額をシーツに擦り付ける。
オレはゆっくりとした腰の動きを繰り返し、浅いところで抜き差しを楽しんでいた。
この格好だと、オレのを咥え込んでるところがよく見える。
しわが伸びきって、いっぱいに開いたふちがオレの形になってるのが好き。
一回抜いて、閉じきらない入り口が中のエロいピンクをちょっと見せながらひくひくするのが好き。
多めに入れたローションが、そっから垂れてくんのも好きだ。
先っぽでそれをすくって、閉じかけた孔の周りに塗り込んでやるのが好き。期待して震える白い尻が、すごい…… かわいい。
ほんの先っぽだけ挿れて、すぐに抜く。
濡れたピンク色の入り口が、ピチュ、クチュ、とやらしい音を立てる。何度も繰り返すと、イイところに触ってもらえない海老沢の尻が、焦れてもじもじと動く。
これがキスだったら、すごい甘くて優しいやつ。でも、下でするこれは意地悪だ。
もちろんわかっててやってる。
額をシーツに埋めたまま、潤んだ目を細めた海老沢が首をひねってオレを見上げた。
「…… ちゃんと、欲しい?」
そう訊くと、海老沢が少し顎をひく。
うなずいたんだと思う。よくできました、そう言ってやりたいけど。
まだ、足りない。
「じゃあ、言えよ。」
つぽん、と、亀頭を埋めてやる。もう少し進めれば、イイとこに触れる、ギリギリのところ。それを咥え込んだ入り口のひだが、くびれを包むようにきゅっとすぼんだ。
「意地はってないで、そろそろ言えって。」
海老沢が、への字に曲げた口をぎゅっと結ぶ。
それを見て、少し引いた腰を、一気に奥まで突き出した。
「う゛あっ!」
一見いつも通りなんだけど、ツッコミの反応が少し鈍い。話の途中から聞いてないことがあって、その割になにかを言いたそうにタイミングを計る。
それでも、家に誘えばついてくるし、抱き寄せれば拒むことはないんだよな。
「今日は、変なことはしないからさ。」
そう言って脱がせた時は、ホントにそのつもりだったんだけど。
なんかいつになく口数の少ない海老沢に、そんなら喋らせてやろうじゃん、ていう嗜虐性が働いてしまったのは、やっぱりオレがDomだからなんだろうか。
「やっぱおまえ、こないだ俺だけイったの、根にもってんだろ…… ?」
裸で四つん這いになった海老沢が、脇の下からオレを覗く。
苦しそうに眉を寄せている顔を見て、興奮が腰を直撃した。
海老沢が短く速い息を吐き出すのは、オレが後ろからゆるく突き動かしているからじゃない。いま一番海老沢を苦しめているのは、ちんこの根元に巻きつけた結束バンドだろう。
プラスチックでできたそれは、マジックテープでぴっちりとしたリング状になって海老沢の根元をきつく縛っている。半勃ちの状態でつけたから、興奮しても完全には勃起できない。そのままでは射精もできず、寸止めにされたまま逃げ場がない。
この状態で、どのくらいの時間が経っただろう。
何度か体位を変え、上にしたり下にしたりされて、涙目の海老沢の声が少し枯れてきた。
「ん…… ぅあ、は、あ、あ…… ふ、ぅう…… っ」
肘が落ちて、海老沢が額をシーツに擦り付ける。
オレはゆっくりとした腰の動きを繰り返し、浅いところで抜き差しを楽しんでいた。
この格好だと、オレのを咥え込んでるところがよく見える。
しわが伸びきって、いっぱいに開いたふちがオレの形になってるのが好き。
一回抜いて、閉じきらない入り口が中のエロいピンクをちょっと見せながらひくひくするのが好き。
多めに入れたローションが、そっから垂れてくんのも好きだ。
先っぽでそれをすくって、閉じかけた孔の周りに塗り込んでやるのが好き。期待して震える白い尻が、すごい…… かわいい。
ほんの先っぽだけ挿れて、すぐに抜く。
濡れたピンク色の入り口が、ピチュ、クチュ、とやらしい音を立てる。何度も繰り返すと、イイところに触ってもらえない海老沢の尻が、焦れてもじもじと動く。
これがキスだったら、すごい甘くて優しいやつ。でも、下でするこれは意地悪だ。
もちろんわかっててやってる。
額をシーツに埋めたまま、潤んだ目を細めた海老沢が首をひねってオレを見上げた。
「…… ちゃんと、欲しい?」
そう訊くと、海老沢が少し顎をひく。
うなずいたんだと思う。よくできました、そう言ってやりたいけど。
まだ、足りない。
「じゃあ、言えよ。」
つぽん、と、亀頭を埋めてやる。もう少し進めれば、イイとこに触れる、ギリギリのところ。それを咥え込んだ入り口のひだが、くびれを包むようにきゅっとすぼんだ。
「意地はってないで、そろそろ言えって。」
海老沢が、への字に曲げた口をぎゅっと結ぶ。
それを見て、少し引いた腰を、一気に奥まで突き出した。
「う゛あっ!」
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