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青春イベント盛り合わせ(9月)
ユイさんとの距離
しおりを挟む金曜日の昼休み、拓海が昼食を食べ終えたタイミングで保健室に誰かがノックした。
「失礼しまーす。」
「失礼します。」
入ってきたのは高梨と増田だった。
「高梨さん、増田さん、どうしたの?」
「ツワブキちゃん!明後日ってなんか予定ある?」
高梨は慌てたように拓海に詰め寄った。その迫力に拓海は気圧されそうになる。
「な、ないけど?」
そう答えると、増田は素早くスマホを操作しだした。そして高梨はスマホの画面を拓海に見せた。
「明後日のU-18壮行試合!智裕が先発だよ!」
_U-18日本代表・関本比佐志監督が練習前に明日明後日の先発オーダーを明言したことがわかった。初日の強化練習後の取材で関本監督は「1日目が準決勝、2日目を決勝という想定で臨むつもり」と語っていた。
_1日目(土曜日)は松田八良投手(大阪馬橋・3年)と後藤礼央選手(福岡隈筑・3年)のバッテリー、2日目(日曜日)は松田智裕投手(神奈川四高・2年)と畠晃選手(大阪馬橋・2年)のバッテリーが先発する。
下にスクロールすると関連のニュースも既に多く更新されていた。多くは智裕と畠のことであった。
「え……すごい……よね、これ…。」
「うん、凄いことになったみたい。だからクラスのみんなで応援しに行こうって話になってるの。ツワブキちゃんも茉莉ちゃん連れて行こうよ!まだ間近で智裕の野球してる姿見たことないでしょ?」
高梨に言われて、拓海の頭の中で智裕の言葉が再生される。
_強くなった俺を拓海さんに、見ててほしい。
(そうだ…俺のワガママ叶えて貰ってるんだから……今度は俺の番だ。ちゃんと、ちゃんと智裕くんを見て…。)
「うん、俺も一緒に行く。」
「よし決まり!」
「じゃあ茉莉ちゃんに応援団長してもらおうかな。ポンポン張り切って作っちゃお!」
「増田さん、ありがとう。」
想像するだけで絶対に可愛い茉莉のポンポンを持つ姿を楽しみにしつつ、拓海はスマホのカレンダーアプリで日曜日に印をつけた。
***
明日、壮行試合1日目の先発を控えている八良は調整程度の練習で追い込むようなメニューを控えていた。よって暇なのか智裕と晃のバッテリーを眺めている。
智裕のフォーム改善による制球と球速の変化には目を見張っていた。それもこれも全て。
「八良くん、肘とか張ったりしてないかい?」
「ええ、俺は全然。」
今、八良の隣に立っている投手コーチ、由比の所為だった。八良は一筋汗を垂らして、唾を飲み込み言葉を吐いた。
「コーチ、トモちんに何を教えたんですか?こない短期間で、フォーム改善だけとかありえへん、と俺は思ったんですけど。」
「あぁ……智裕くんは高校生になってからちゃんとした指導者に巡り会えなかっただけだよ。しっかりした指導をすれば、自ずとああなることは誰でも分かってたはずだよ。君も、そうじゃないのか?」
ニコッと笑いかけられて八良は怪訝な表情をしつつも「そうですね。」と答えた。
「僕はタラレバがあまり好きではないんだけど、もし智裕くんが馬橋の選手になっていれば、怪我もしなかっただろうし、元々天才的なコントロールに磨きはかかっていて、課題の球速や精神力なんかも……八良くんを超えたかもしれない。それほどの実力、才能を持っているんだよ、彼は。」
「えらいトモちんを買ってるんですね。他のピッチャーと明らかに見る目が違う気がするんですけど。」
遂に心のシコリになっていたことをぶつけた。由比は驚くでもなく、言われることがわかっていたかのように笑った。
「ここに選ばれたみんなはそれぞれに高いスキルを持って、何かしらの武器があって、僕はそれを平等に伸ばす手助けをしているつもりだよ。」
「ま、俺も課題やったカーブのコントロールがだいぶ改善されましたわ。それはレオっちも驚かれましたし。」
「そうだね、八良くんのパワーカーブ、シュートの速さと制球があればバンバン三振奪れるだろうね。きっと痛快なんだろうな、楽しみだよ。」
「それで、コーチはトモちんに何の期待をしとるんですか?野球人として?それとも、個人的な感情?」
その八良の問いに、由比は笑顔は崩さなかったが答えることはしなかった。ただ、答えにならないような言葉を置いた。
「人には、胸に仕舞っておきたい思いが1つや2つあるもんだよ。」
八良はその声と由比の眼を見て、徐々に確信に変わっていく。
(由比コーチ、トモちんに惚れとるんか?……そういやトモちんって小学生ん時にスピンズのジュニアチームにおったんよな…それ、関係しとるんか?)
何だかアホらしくなって、八良はブルペンからグラウンドに出て行こうとした。
「ハチロー、今日はもう投げんと?」
後ろから声を掛けられたので振り返ると、プロテクターをつけた仏顔の後藤がいた。後藤は普通にしてるはずの八良の変化に気がついたようだった。
「何か、1日目なんが悔しいか?」
「……は?別に、監督はあくまで想定して、やろ?せやったら俺が日本のエースやって明日示せばええねん。」
「で、それする為に何か手はあると?」
「それはレオっちが考えるんやろ。」
「ヒュー、他力本願やん。」
「レオっちかて、2年の天才型に正捕手奪われてええの?」
八良にとってもうひとつの脅威、それは普段は仲間で自分の相棒でもある晃。彼もまた智裕と同じで、グラウンドの扇の支柱に着いた瞬間、何かが憑依したように人格が変わる。後藤と八良はこれが怖いのと同時に気にくわない。
「ハチローはU-15ん時から知っちょるやろ、俺を。」
「…………ああ。」
後藤の声に黒い霧がかかったような、怒りとも違う感情が現れた。仏のような笑顔の眼は、悪魔そのもの。
「俺はそげん天才をポッキリ折るんが大好きやけん。ハチローもやろ?」
同意を求められた八良の眼にも炎が宿っていた。
「ああ、天才とかアホらし。大っ嫌いや。」
***
最終日の練習も終了した。陽も沈みかける午後7時前に解散となった。監督やコーチから鼓舞される選手たちは解散後も少しだけピリつく空気となった。
中川はいつも連む4人の空気に入れずにいた。隣に並んでいた同じ内野手で同じ大阪の強豪「龍新学園」の石山にコソッと話す。
「なぁ石ちゃん…なんかあの辺、近付けへんのやけど。」
「あー…シュンちゃんって宿舎の部屋誰と一緒なんやっけ?」
「後藤……あかん怖すぎるんやけど。石ちゃんって誰と一緒なんやっけ?」
「俺は大東と一緒や。」
大東とは北海道の強豪「五稜大学付属高校」から招集された今回の5番打者だ。体格は中川よりもしっかり出来上がっていて中川に匹敵する長打力もあり、ドラフトも上位指名が期待されてる。
「石山、俺がどうかした?」
突然後ろから声をかけられて中川と石山は「うおっ!」と声を上げた。噂をすれば声をかけてきたのは大東だった。
「大東、アレ…あの4人見てみ。」
石山が顎でクイっと指し、大東はその方向を見た。大男でさえ怯える禍々しい雰囲気がそこにはあった。
「こわっ!」
「な?シュンちゃんがあん中行かなアカンの、ちょっと可哀想やろ?」
「……中川、今日は俺らの部屋でもいいぞ。但し、ベッドはお前と石山で使え。」
「はぁ⁉︎」
「俺とお前でもいいが、この体型じゃセミダブル2人は狭いだろ。」
「つか何で俺が男とひとつのベッドで寝なあかんの!何でそんな選択肢を出した!」
大東も、中川に匹敵するほどの馬鹿だった。石山は苦笑いで2人のやり取りを見守った。
(これが4番と5番やもんなぁ……プロ入ったら苦労するでぇ…。)
因みに石山は1番セカンド、プロ志望届は出さずに、社会人野球で力と社会常識を身につける進路を選択していた。
後藤と八良、晃と智裕、両者の静かな火花が散っている。その様子を横目で見てほくそ笑むのは監督とコーチだけだった。
「由比、宮寺、アレは面白いことになるで。」
関本監督は投手コーチの由比とバッテリーコーチの宮寺にそう言うと、2人も笑って返した。
「関本さんがあんなこと言うからですよ…壮行試合を準決勝、決勝とか。」
「そら、ああでも言わんと…なぁ。」
選手たちからだいぶ距離をとって、3人は小さな声で話す。
「宮寺、後藤と畠、正直どうなん?」
あまりにもストレートな質問だったが、宮寺はトレードマークのもみあげを掻きながら迷いなく返答する。
「今んとこは圧倒的に後藤が正捕手です。畠も潜在能力っていうんですか?まだ100%出しきれてないです。今回化けないようであれば控えですね。技術は後藤と遜色ないですけど、中心におる雰囲気とか技術でカバー出来ない要素というのは、まだまだです。」
「そうか…由比、松田2人はどや?」
由比は愉快そうに小さく「ふふ」と笑い、持っていたタブレットを操作しながら質問を返す。
「右と左、豪腕と技巧、全くタイプも違いますし、当たった相手次第かと。アメリカ相手なら、2人のリレーっていうのも面白いと思いますけど、2人とも先発型ですからね。夏の時点ではマウンド度胸など精神面の部分では圧倒的に八良くんが上手でしたが、今の智裕くんはそれを超える可能性も見えてきましたね。」
「そうか……由比、お前は松田智裕に個人的に色々教えとるみたいやな。」
「ええ、彼は充分な指導者がいないというハンデがありましたので、僕も自宅は横浜で仕事も都内でしたし…少し気になって覗きには行きました。」
「ま、勝てればええけど……気を付けぇよ……お前の名前検索したら、次に松田智裕の名前が出るようになってしまってるで。お呼びでない記者も狙っとる…。」
「……そんなこと、ないですから。」
何か含みを持たせたように関本に忠告されると、飄々と応対した。由比の心は、微笑んでいる。
(……智裕くんと僕が、ねぇ……ま、関本さんには隠せるとは思えなかったけど。)
***
選手たちは練習後のストレッチを終えて、汚れたユニフォームから私服のジャージなどに着替えた。
出入り口で記者やファンが待ち構えていて、八良と中川と後藤は慣れたように対応していた。
「ハチローくーん!頑張ってぇ!」
「おおきにー♡」
「中川選手!ホームランお願いします!」
「おう!応援頼むでー!」
プロに1番近い2人のキラキラしたスター性は凄まじかった。八良の愛嬌は恐らく天性のものなのだろうが。
「畠…俺らとんでもねー人達に喧嘩売ったんじゃね?」
「じゃね?やなくて売って買われたんや。絶対ボッコボコにしたる。」
「お前…俺より膝震えてね?」
智裕は晃の右腕をツンツンと突いた。
「ひゃうんっ⁉︎」
「……え。」
「……な、なにすん、ひゃっ!うあ!やめ、やめぇや!」
晃の反応が面白くなった智裕は晃を「うりうり」と言いながらツンツン攻撃し始めた。
そんな微笑ましい光景をファンが見逃すはずもなかった。すぐさまその姿は多くの人のスマホに収められた。
やっと神宮の敷地を抜けようかとし、遠征組の選手は宿舎に向かうバスに乗り込む。智裕も近くの駅では追いかけられる危険があった為、関係者の駐車場に待機していた。この強化練習が始まってから、智裕を送ってくれる車は決まっている。左ハンドルの高級スポーツカー、由比の愛車だ。
「智裕くん、お待たせ。」
「いえ、今日も、お願い、します。」
初日に地下鉄に乗ろうとしたが智裕の知名度では自宅を追跡される恐れがあるとのことでスタッフが送り届けることになったのだが、智裕の家が通り道だからと由比が送ってくれることになった。最初は戸惑いもしたが、必殺の「ゆいすけスマイル」を出されると断れなくなってしまった。
この2日間は夢のようだった。少々混んでいる道を進みながら他愛のない話が出来た。
野球のことだけでなく、学校での出来事、由比の青春時代、それぞれの家族のことなど。雑誌やテレビのインタビューでは知り得なかった憧れの由比壮亮を知ることが出来て智裕は胸をときめかせていた。
「今日は随分とピリついてたね。」
「え……えっと……はい……すいません。和を乱さないようにとは心がけていたんですが…。」
由比が指摘したのは、八良と自分の間にあった対抗心のことだとすぐに分かった智裕は謝る。だが由比は咎めることはなかった。
「あれくらい競い合ってくれた方が士気も上がるよ。ちょっと怖かったけど、君と八良くんはこの国が誇るエースなんだから、誇りをぶつけ合うことも大切だ。」
「は、はい!……多分、後藤先輩と八良先輩は俺と畠が嫌いだと思います。」
「どうして?」
「……分かるんです。あの2人は、他人が想像し難いほど、俺が頑張ってる、って思ってることは努力にならないってくらいの努力をしてるから……俺も畠も、努力はしてるけど、なんかこなせちゃってるってところがあるし……。」
(後藤先輩のあの眼を見れば、分かる……。)
口に出すと落ち込んできた智裕が俯くと、由比は車線変更した。
「智裕くん、ちょっと付き合ってくれる?」
「え……。」
そう言うと、由比の車は首都高速に入って走り出した。
***
30分ほど経ったくらいで、車はどこかに停車した。
エンジンを切ると、由比はシートベルトを外して車を出た。智裕は「へ?何?」と挙動不審に辺りを見回す。すると智裕の席のドアを由比が開けた。
「はい、降りて。」
午後8時少し過ぎ、空は真っ暗だった。外に出ると潮の匂いが鼻をつく。夜風が寒く、肌をさす。
「ここ、どこですか?」
「海だよ。」
「あ、あれレインボーブリッジですか?」
「そうだよ。」
どうやら湾岸エリアにやってきたらしい。遠くの方には工場の灯りが煌めいている。
「現役の時、ナイターの負けて気持ちが荒れたりしたときにこの空気を吸いに来てたんだ。」
由比は暗い海を眺める。その横顔はとても美しく、智裕は思わず見惚れてしまう。
「たかが日本、この海の向こうにはもっと熾烈な争いをしている同志がいて闘っているのか、そう思えば自分が小さく見えてきてね、悩むこと悔いることが馬鹿馬鹿しくなって…そんな大切な場所なんだココは。」
「……じゃあなんで…俺なんかをここに連れて来たんですか?」
当然の疑問だった。智裕にも、大切な拓海でさえ入ってくることを躊躇われる場所がある。由比にとって自分の今いる場所はそうなのではないのかと。
不安な顔になって由比を見ると、由比は優しく微笑んで智裕を真っ直ぐに見ていた。
「僕は君のお陰でやりきることが出来た。君に大きなものを貰った。だから僕は、君が苦しむのなら、それを拭ってやりたい。」
一歩、一歩、由比が近づく。智裕は動けない。
「明日はベンチに入らないんだよね。」
「は、はい……。」
スルリと頬を撫でられる。智裕が憧れた左手の感触が伝う。
「好きだよ、智裕くん。」
海の音が一層うるさくなったのと同時に智裕は「由比コーチ!」と抵抗しようとしたが、言葉は綺麗な唇に呑み込まれた。
***
午後9時、裕也はいつものように部屋でダラダラしていると家のインターホンが鳴った。すぐに玄関から母の大声が裕也に届く。
「裕也ー!智裕くん来たわよー!」
「は?」
裕也は突然の訪問に面を食らっていると、これまた変な顔をした智裕が裕也の部屋のドアを無遠慮に開けて入ってきた。
「な、何?どした?」
「あーうん、いや…えっと……。」
「てゆーか練習終わってそのままかよ!くっさ!」
「制汗剤かけてるっつの!」
智裕は裕也の部屋の定位置であるローテーブルのところに腰を下ろして「あーーーーー」と唸りながらテーブルに突っ伏した。
「何?どした?馬橋の先輩らとバチバチにやりあってんじゃねーの?」
裕也もベッドに腰掛けて智裕を見下ろした。
「それもそうだけど……やばいことになった……。」
「何が?つーか家帰れよ。」
「無理。拓海さんと同じ建物に入れない。」
「………は?」
まさか過ぎる言葉に裕也も目が点になった。智裕はやっと顔をあげると、片手で口を塞いだ。そして伏した目と紅潮する頬、裕也は何となく察して血の気が引き始めた。
「おいおいおいおい……冗談だろ…?」
「どうしよう………由比コーチに……キス、された……。」
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
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