妄想少女は夢に逃げる

短編を何本か。
ゆっくりゆっくり……。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,307 位 / 192,307件 青春 7,027 位 / 7,027件

あなたにおすすめの小説

少年少女物語

lukewarm
青春
様々な少年と少女が繰り広げる何でもありのコメディ短編集。 基本的にはどの話から読んで頂いても問題ございません。

僕の自省録

RADIC
青春
「エピローグ」 目の前にそびえる洋館に目を奪われた。あたりにはそれ以外なにもなく、重そうなそのドアが僕を見つめる。 意を決してドアを開けるとそこは洒落たカフェだった。赤い絨毯にオレンジの照明。カウンター席とテーブル席があった。まったく人っ気がなかったが奥のテーブル席にひとり人がいる。僕を見るとその人は手招きした。手招きされたのでは仕方ない、その人と対面する形で席に座った。 「よく来たね。」 髪の毛は癖っ毛なのかクルクルしていて肌は白く、目はサファイアのように青い。鼻は高く、外人の方だとすぐに分かった。 返事をしないで相手を見ている僕をみてまた彼は言った。 「よく来たね。」 「はぁ、でもカフェに来るつもりなんてなかったんですけど…。」 相手の方が大人、僕は高校生なので敬語を使った。 「それはそうだろうな。」 彼は笑って言った。 「どういうことですか?」 なぜこんなとこにいるんだろう…。 なにをしていたんだろう…。 「わからないのも無理はない。まず一つ一つ思い出して私に話たまえ。」 「はぁ…」 「おっとすまない、自己紹介はまだだったな私はアントニヌスだ、よろしく。」 「はい、よろしくお願いします。僕の名前は……。 僕の名前は……。 ***

青空の色

小鳥遊 雛人
青春
 高校の屋上、どこまでも広がる空。雨上がりの夏空は青く、太陽がキラキラと光る。  僕は青空を見るのが好きだ。傷ついた時も、1人の寂しい時も、青空はいつもそこにあった。そんな青は自分の悩みなんて、ちっぽけだと思わせてくれる。  どこまでも広がる澄んだ青空。もくもくと膨らむ白い雲。屋上に敷かれた緑の人工芝。そのどれもが僕の目には鮮やかで美しく見えた。  そんな青空の下、突然可愛らしい声が降ってくる 「ねぇ、君!」 彼女がかけている茶色のサングラスに陽光が反射する。 「今日の空は何色に見える?」 僕は、この日から──

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

花開く私たち

新ゆみこ
青春
高校3年生の秋、葉山アヤコは進路の悩みを抱えながらも平凡な毎日を淡々と過ごしていた。ある日、下校前の駐輪場でカップルのケンカ別れの瞬間に運悪く遭遇してしまい、それがきっかけで同級生の白石ユウキと繋がりができる。といってもクラスの違うふたりが言葉を交わすのは下校前、駐輪場での数分。それでも二人の絆は急速に深まっていく。アヤコは、自分と違って飄々として周囲に呑まれずマイペースなユウキとの対話の時間が楽しみになっていった。卒業まで半年。変わらない毎日を消化するだけだと思っていたが、控えめだけど日々が突然輝き出す。 二人は会話を重ねるうちに楽しさだけでなく悩みも共有していった。アヤコが葛藤を思わず打ち明けると、ユウキはアヤコに光となる言葉をくれた。反対に、アヤコから見れば将来の夢があり目指す大学も決まっているユウキは強さのある眩しい人に思えていたが、ユウキも悩みを抱えていることを知る。お互いを励まし合える関係にアヤコは喜びを覚えた。しかし、甘えと依存を生み出しかけユウキを怒らせてしまい、二人の間に決定的な溝が出来てしまう。その時、初めてアヤコは自分がユウキを好きだと自覚した。 新しい出会いに深い繋がりを知った、アヤコとユウキの成長と絆の物語。

演じるは愛しき罪人達

暇神
青春
演じる事は良い事だ。理想の自分になれるから。演じる事は悪い事だ。それは自分ではないのだから。 これは、四人の嘘吐きが演じる、青春と憎悪と愛情のお話。 ※青春×ボカロPカップに参加しております。ぜひ、ご投票、ご感想の程、よろしくお願い申し上げます。

もしも図書委員長の女子高生が露特殊部隊(スペツナズ)の軍隊格闘技(システマ)を学んだら

雅紫 菜華乃
青春
思い込みの激しい文学少女、赤川茜。 彼女は勘違いから丁度図書館にあったスペツナズのシステマの本を習得してしまう。 彼女の地上最強への格闘戦奇譚はまさに、今はじまろうとしている…。 公開した部分も随時修正を入れています、すいません。 ノリと勢いに任せて書いています。ノリと勢いで読める様な表現、長さを心掛けています。

光の輪にはいって

すふにん
青春
自分の殻に閉じこもるようになってどのくらい経ったのか。 外界からの情報を遮断して、アパートの一室に閉じこもる主人公の霞。 そして、幼い少女の頃を思い出す。学校の屋上で、大空に両手を広げて彼女は この地球という閉じ込められた空間に住んでいる人々に伝えたいことがあった。 心はやがていつかみんなとシンクロする。 天使のように楽園へ羽ばたく時がやってくるまで……と、彼女の心はこの地球に向かって叫び続けた。 どうか、この光の輪にはいって。 この想いよ、届け。