めろめろ☆れしぴ 2nd

ヒイラギ

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1. めろめろの名前

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「・・えーし」

ちら、っと名前を呼んでみた。里川英嗣えいし、オレらのクラスのクラス委員長で、
オレの、―――― こいびと。
名前を呼ぼうとすると、口がもごもごしてしまうのは、
今まで、“いーんちょー”って呼んでいたから、えーし、って名前で呼ぶのに慣れてなくて、・・・それに、なんか恥ずかしいから。
だから、ちょびっと練習中・・。
放課後の教室で、
机をはさんで目の前にすわっている、いーんちょーは、熱心に、手元のプリントを眺めている。
昨日で1学期の期末テストが終わって、夏休みまであと一週間! な開放感なせいか、みんな一目散に帰って行った放課後(っていっても、今日から午前中授業だから、まだお昼だ)の教室に、ふたりっきり。

(オレがちいさく、名前を呼んだの聞こえたかな・・・?)

って、様子をうかがっていると、
不意に、いーんちょーが顔を上げた。その整った顔立ちは、今日もクールだ。
さらさらの前髪の下にはメタルフレームの眼鏡。レンズ越しに見える瞳は性格そのまんま、シャープで鋭い。
その目で、睨まれるとかなり怖い、けど、すごく、やさしくなったり、・・あ、あまくなったりすることもあるのを、オレは知っている。

(ぁ、オレが呼んだの、・・わかったのかな)

気づいてくれたのがくすぐったくて、えへ、って、笑いかけようとしたら、
いーんちょーが、オレの顔に向かって、手を伸ばしてきた。
真剣な表情で。
え? 
キ、キスしてくる!?
他に誰も居ないからって、そんな、学校の教室で ――――・・・。
うわ、うわ・・、ってオタオタしてたら、オレに近づいて来てたいーんちょーの手が、オレの耳に、触れて、
胸が、ドキっとして、
そして、

「いたっ、・・痛いっ!」

いーんちょーに耳を、ぎゅーっとひっぱられた。

「キミのこの耳は、飾りなのかな」

うっわ、すごい地の底から出てくるような低い声。

「関数の加法定理は、必ず出題されるよ、と言ったよね」

あ、眉間にシワが寄ってる・・・。
え、えーっと。
今って、オレといーんちょーの放課後のラブラブタイムじゃないんだっけ・・?
帰りのホームルームのあとに、なんかの用事で職員室に行った、いーんちょーを教室で待っていて、
その間、今日、返ってきた分のテストの答案用紙を見てて、
中間テストのときよりもけっこういい点が取れてたから、
これ、とーちゃんやかーちゃんに、自慢できるよな、お小遣い上げてくれるかもって思ってるところに、いーんちょーが戻ってきた。
それで、
机の上に広げていたオレの数学の答案用紙を手にとって、じーっと見てるから、
いーんちょーが勉強を教えてくれたおかげで、苦手な数学も中間テストの時にくらべたら段違いに点数はUPしたし、
オレにしては○と×がほどよい割合で付けてあるその答案用紙に、いーんちょーもきっと、「がんばったね」とか、言ってくれるかもー、って思ってたのに。
いーんちょーってば、設定目標値が高すぎだ。

「その、なんとか定理んとこはデキてないけどさ。でも、ちゃんと、平均点以上は取れてるだろ」

ね、だから、いいじゃん、って顔して、言ったら、
メガネの向こうの瞳が、剣呑に細められた。

(こゎ・・っ)

そして、また、

「イタっ、ぃたっい、ってば!!」

終わったかに思えた、耳ひっぱりが、再び・・・。
だって、数学のテストがある前日、ちゃんと、夜、勉強してたんだけど、
連日のテスト勉強の疲れで眠くて、いーんちょーが作ってくれた数学必修プリントの3分の2をやったあたりで意識が途絶えてしまったんだ・・・。
やっぱ、プリントばっちりしたよって偽証したのはよくなかったのかも。

「とにかく、間違っているところを理解するまで復習しないとね」

ようやく、オレの耳を解放してくれた、いーんちょーが、机の上に散乱していたオレの答案用紙を集めて、角を合わせてきれいに重ねた。

「えー、テスト終わったのに!」

痛くて、じんじんしてる耳をすりすりしながら、そんなのしたくない、ってふうに言った。

「キミ、」

オレの名前は君塚皓也こう や 。いーんちょーはオレのことを“キミ”って呼ぶ、でも、この頃は皓也って名前でも呼ぶ・・・、おもにふたりっきりで、ふたりでしか出来ないことをしてるときに ―――― それはそれで、いっそう、どきどきしてしまう。
けれど、
オレの頭の中を一瞬めぐった、その甘い想いとは全然、反対に、いーんちょーの口調は、ものすごぉく冷え冷えとしていた。

「こんな基礎でつまづいていたら、2学期からの応用はどうするんだい?」

「・・・・・・ハイ」




それからみっちり1時間、教室で数学とラブタイム・・・・・。











「ここ、感じるようになったんだ」

いーんちょーがヤらしいことを言う。
放課後の教室で、勉強が終わったあと、脳みそつかいすぎて、ふらふらになってたオレに、いーんちょーが「うち、来る?」って、なんでもないことみたいに聞いてきた。
けど、オレはいーんちょーみたいに、なに気なく言葉を返せなくて、急激に熱くなった顔を隠すみたいにうつむいて、「いく」って答えたら、
さらり、と髪の毛をなでられて・・、
たったそれだけのことなのに、オレはじわ、っと目がうるんでしまった。
テスト前1週間からテストが終わるまで、きすもしなかった。
放課後、図書館で勉強したあと、駅までいっしょに帰ったり、ふたりだけでお昼を外で食べたりしてたけど、おもに会話の内容は、いーんちょーがオレに質問してくる年号だとか公式だとか英単語の意味を、オレがあわあわしながら答える、とかばっかりだったし。
なんか、ぜんぜん、そんな雰囲気にならなくて、
ちぇー、って感じだった。
オレばっかりが、手をつなぎたかったり、どこか身体の一部分だけでもをふれあわせていたいとか、思ってんのかなー、って、すこぅし、淋しかった。
でも、
いーんちょーのお母さんがどこかに出掛けているらしい、いーんちょーの家で、コンビニで買ったお昼を食べたあとに、
かさなってきたくちびるが、荒々しかったから、
制服を脱がしてくる手が、すごく性急だったから、
欲しがってたのはオレばっかりじゃなかったんだ、ってわかった。




なのに、
いーんちょーは、イジワルなことをオレに言って焦らしてくる。

「この前まで、くすぐったがってたのにね」

ちがう、って思って、首をふった。
いーんちょーの部屋は、この前、来たときとは、少しばかりかわっていた。
ベッドに敷かれているライトブルーのシーツは、初めて見たもので、まるで浅瀬の海みたいな、さわやかな色だった。
ピローケースもタオルケットもシーツと同じ涼しげな色合いで、カーテンも夏向きの空色に代わっていた。そんな、晴れやかな雰囲気の部屋なのに、オレたち昼間から部屋を暗くして、肌に汗を浮かべながら、
ヤらしいコト、してる・・。

「すごく、いやらしい身体になってきたんだ」

ちがう、ちがう、・・・・・・。

「ちがわないよ、―――― ほら」

ね、って言って、
噛んだ。
声、出て、
身体がビクっとなって、
いーんちょーにしがみついた。

「・・・って、」

「うん?」

「・・だって、いーんちょーが、・・・・っる、から」

舌がうまく動かないのは、キスが待ち遠しいから。
まだ、身体がつながってないから。

「名前、ちがうよ」

教室とか、いっしょに帰ってるときとかは、“いーんちょー”って呼んでもなんにも言わないのに。
えーし。
くちびるが、そんなふうに動いて、
聞こえた? って顔したら、
まだ、もっと、って感じで、噛んだアトを指がなでた。

「っ・・、えーし、―――― えーしが、オレに、・・するから」

えーし、って名前を舌に乗せると、ぴりっとなんか、甘くしびれる。

「僕が舐めたり噛んだりするから?」

焦らさないで欲しくて、うん、ってうなずいた。

「だから、こんなにイヤらしい身体になった?」

それには、答えられなくて、くちびるをきゅっとひきしめて、いーんちょー・・・、えーしの顔を見上げた。

(ォ、オレ、そんなにヤらしくないから・・)

そんなこと聞いてくる、えーしなんて、――――。

「・・・きらい」

「僕は好きだけどな、皓也のこと」

ずるい。ずるい。
滅多に言わないくせに、こんなときばっかり言う!

「オ、オレ、イヤらしくなんかないから」

ぐずぐずになりそうな気持ちを、ぎゅっと固めて、そう言い返した。

「ふーん」

わ、・・な、なに。

「じゃあ、証明してあげるよ」

「ヤダ、オレ、」

そんなのいらないからっ! ってつづけようとした台詞は、
えーしのイジワルなくちびるに、さえぎられた。







「ァ、・・だめ・・」

どこかで大きな音がしていればいいのに、
なのに、
遮光カーテンをぴったりと閉じられてる窓からは外の音はちっとも入ってこないし、ベッドはスプリングがしっかりしていて、今はまだ、ふたり分の重みを音も立てずに受け止めている。
耳に入るのは、わずかにシーツのこすれる音と、
オレの濡れた息づかい。
身体をたどるえーしの指は、すごくソフトで、―――― もどかしぃ・・。

「・・んッ、」

びくびくっと、身体がふるえる。

(熱い、)

オレ、待ってるのに。ソコだって、さんざん、さっきとろかしてったくせして、えーしは、知らないふりしてる。
えーしの充分、硬くなったのが腿んとこに、ぴたんと当たるたびに、オレ、腰が、もじもじっと動いてるのに。
ちがうとこばっか、いじってくる。
ぎりぎりまで、ガマンして、
でも、もう、できなくて、
もぉ、やだ、って言いそうになったら、

「どうして欲しい?」

すごく低い深みのある声で、そう聞かれた。
ぞくんと、腰にひびいて、「きて」って言いそうになった。
でも、言わない、そんな、ヤらしいこと。

(証明なんか、させないし)

・・でも、
指が、ふれてきた。熱く疼いてるとこ。えーしに入ってきて欲しいトコを。

「どうして、教えてくれないんだい?」

耳元で、濡れた音、それから、ぬめった感触に、んっ、て声が洩れた。

「だ・・って、」

オレ、声、へんだ。なんか、甘えてるみたいな声。

「言うと、えーし、・・オレに、イジワルする」

身体全部が、あつくて、うずうず、する。

「―――― しないよ」

顔、なでられた。
でも、そんなやさしいしぐさなんかには、だまされないから。

「ウソ、・・する」

涙目でにらむと、

皓也こうや

って、
また、名前・・、呼ばれた。
そんなふうに、
だいじな言葉みたいに、名前、呼ばれると、もどかしい感じに胸があまくなって、身体がとろけてゆく。

「・・ぁっ」

ぬるぬるをまとわりつかせた指が、入ってきた。
さっきよりも、たやすく、オクのほうまで進んでくる。

「もう、こんなだ」

かすれた声に、自然と腰が浮いた。
探る指がたてる、くち・・くちっ、ていう湿った音。
ど、しよ、えーしが指を入れてきたとこ、もっと・・刺激がほしくて、ジンジンしてる。

「ほら、皓也、」

言ってごらん、って感じに細められてる目は、絶対やさしいのとはチガウ、
って知ってるのに、
オレ、
両腕で、えーしの首に抱きついて、それで、えーしの耳に、
オレがのぞんでることを、ささやいた。






それで、オレ、やっぱり、証明されてしまった・・・。












「えーし」

「うん?」

「・・なんでもナイ」

名前、呼んだら、すぐ返事をしてくれた。
すごい嬉しくて、ぺたって抱きついたら、

「もう一回する?」

って、言われて、あわてて離れた。

「っない、しないよ!」

もう、無理。きっと、死んじゃう。
いっぱいしたから、ぐったり疲れた。マラソン大会のゴール到着直後みたいに。
体力は使い果たしてるけど、なんか、晴れ晴れとした感じで、身体はすっきりとかるい。
シャワーはまだだけど、クーラーからの涼しい風が気持ちよくて、―――― えーしのとなりに居るのが心地よくて、ベッドの中から出られない。

「そう?」

あ、なんか残念そうな声。・・・―――― したいのかな?

「・・したい?」

こわごわと聞いてみた。うん、って言われたどうしようって思いながら。

「うーん、どうしようかな」

ま、迷うってことはすっごくしたいってわけでもないんだ。
ちょっとホっとした。
えへ、って笑うと、

「―――― したくなった、かな」

なんて、言う。

「・・オレ、無理。―――― 明日じゃダメ?」

って、聞いたら、
えーしの口元が、にや、ってした・・・。

「じゃあ、何してもらおうかな」

(何、ってなにが?)

って、イヤな予感にあわてたら、
しっかりと腰を抱かれて、
ヤらしい言葉を耳におとされた。

「・・・・・・・・っ」

そしたら、顔を熱くしたオレに満足したみたいな、くすっという小さな笑い声。

(むか・・!)

そーやって、すぐ、本気みたいな冗談でオレのことからかう!
えーしの肩に手を置いて、抱き寄せてくる身体から、逃げるようにして、

「そ、そんなこと言うと、オレ、えーしのことキライになるかも、だから」

ちょっと脅してみた。あんまりイジワル言うから。

「ふーん」

「・・な、なに?」

「僕のことキライになって、じゃあ、別れたりする?」

っえ?!
そっけない表情のえーしに、びくっとしながらも、

「す、するかも、だから」

負けないもんね、って言い返したら、

「そうなんだ」

って言って、オレの腰を抱いていた手をあっさりとほどいたから、
オレはとっさに、えーしの腕をにぎった。

(あ、あ・・・、本気にしてないよね)

「―――――――― でも、きっと、キミはそうしないよ」

しばらく、無言のあとに、落ち着いた声で、えーしが言った。
なんか、すごい余裕の笑みなんだけど・・。

「な、なんでだよ」

「だって、」

にこって、えーしが笑った ―――― アクマみたいに。

「キミ、僕にめろめろだものね」

(うっ・・・)

直球すぎる言葉に、
そんなの全然ちがうし! うぬぼれ、ひどすぎだし!!
って、返せなくて、固まってるオレに、
えーしが、ふふん、って顔して、
キスしてきた。
―――― ひどい。
そんなにやわらかく、くっつけてくるんだったら、抵抗できない。
閉じていた口を開いて、
舌も、唾液も、体温も、まぜあわせたくなる。
力が入っていた身体が、ゆるっとなってゆく。
だって、ホントに、オレ、そうなんだから。


けど、
舌を差し入れてくる寸前に、

「僕も皓也に、―――― だよ」

って言った、えーしのかすれた声が、


オレをもっとずっと、めろめろした。






( おわり )
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