42 / 49
第6章 大魔導士ウィスターナ
6-4 黒薔薇の君
しおりを挟む
王宮に足を運ぶのは、現世では初めてだ。
まだ魔導士の資格もない私だけど、マルクのオマケってことで、無事に入れた。
格好に迷ったので、魔導学校の制服を着ている。
マルクはもう討伐に行く必要がないので、普段どおりのスーツ姿だ。
相変わらず富と権力を誇示するような豪華絢爛な装飾が目に入る。
床には幾何学模様の柄に石が敷き詰められ、壁や窓枠には贅を尽くした彫刻が絶え間なく飾られている。
天井には当時の巨匠による名画が今も変わらず描かれている。
大広間に通されると、そこには他の魔導士も来ていた。
何人か兵士らしき人が待機しているので、その一人にマルクは近づいた。
「リスダム殿下に伝えてほしい。厄災は消滅したと」
「厄災が消滅ですか!?」
兵士は非常に驚いたのか、一際大きな声で反応した。
それを耳にした者たちが一斉にこちらを振り向く。
注目を浴びて兵士は我に返ったらしく、すぐに態度を改める。
「サクスヘル卿のお言葉、殿下に至急お伝えいたします」
兵士は一礼すると、素早く歩いて去っていく。
その直後、今度は他の魔導士たちが集まってきた。
今回、厄災討伐に際し、段位所持者たちが徴集されたと聞いている。
よくよく確認すれば、見知った顔もいる気がする。
「サクスヘル卿、失礼いたします。先ほどのお言葉は本当でございますか? どのようにして厄災を消滅させたのでしょうか」
「ええ、本当ですとも。彼女が対処してくれました」
マルクに視線を送られる。その途端、みんなに注目された。
「えーと、この姿では初めまして? 前世では大魔導士ウィスターナと呼ばれていたわ。見覚えのある顔も何人かいるわね」
ただのミーナと言っても信用ゼロだと思い、かつての称号と名前を名乗ってみた。
「本当にあの大魔導士様なのですか?」
「しかも、よりにもよって救世と二つ名を持つ大魔導士だと? その証拠はあるのか?」
疑い深い人が、やはりいた。
チラリとマルクを見上げて許可を求める。
「ええ、手っ取り早く、お願いします」
そういうわけで、さっそく魔導で結界を作って場を支配し、威圧で周囲を打ちのめす。
立ったまま残っていられたのはマルクと、黒髪の見知らぬ若い男くらいで、他は膝を床についていた。
「まさか本当にあの救世の大魔導士様が生まれ変わったとは」
あっさりと信じてくれた。マルクと再会したときも、こうしたほうが話は早かったわね。
「ウィスターナ様なら、厄災をあっという間に倒されたのも納得です」
「生まれ変わったなんて、サクスヘル卿の願いが、叶ったんですね」
「黒薔薇の君と再会できて良かったですね」
んん? どういうこと?
今の口ぶりは、まるで私が黒薔薇の人みたいじゃない?
ポカンとマルクを見上げると、彼は露骨に気まずそうで、私と目が合うなり急に視線を逸らした。
えっ、まさか本当なの?
「彼女の今の名前はミーナと言います。今まで彼女は大魔導士として名乗るつもりはありませんでした。ですが、我々の危機を見過ごせず、こうして厄災から救ってくれました。今回も彼女は陛下の愛妾となることを望んでおりません」
マルクの説明に周囲は顔色を変える。
「大魔導士を二度も失っては、我が国の損失だ。だが、陛下は何とおっしゃるか」
「我々の声を聞き届けてくださると良いのだが」
厄災の危機が終わったけど、みんなの表情は暗かった。
私ももちろん同じように不安だったけど、マルクの黒薔薇の件でも冷や汗をかきまくっていた。
そういえば、黒薔薇の君について尋ねたとき、彼は『今度鏡を持ってきて紹介する』って答えていたわ。
あのときは、まさか黒薔薇の君の正体が自分のことだと考えもしなかったから気づかなかったけど、鏡に映っているのは私自身だから、マルクはあのときに既に正直に私だと伝えていたのね。
それなのに私ったら、彼に向かって『私たちにやましい関係は全くないし、ある予定もないからね』って、酷いことを言っていたわ。
あのとき泣いていたのは、私の心無い言葉に傷ついていたからなのね……。
前世で色々とやらかしたのに、被害者の彼からそういう好意を寄せられるなんて思いもしなかった。
不器用なのは今でも変わらないし、魔導の資質が見いだされるまで、誰からも相手にされなかったから、そんな可能性は全然ないと思っていた。
なんてこと。いくら恋愛ごとに疎いからって、彼を傷つけていいわけないわ。
ちゃんと無神経な発言について謝らないと。
マルクの袖をツンツンと軽く引っ張ると、彼が気づいて何の用かと窺ってくる。
他人に聞かれるのも憚られる話題なので、彼に目配せして広間の隅に移動していく。
「もしも黒薔薇の話でしたら、今は勘弁してください」
「あう」
彼は苦々しい顔で先手を打ってきた。
「あの、ごめんね。全然気づかなくて」
でも、申し訳なくて謝罪をせずにいられなかった。
頭を下げたが、彼から返事はなかった。代わりにため息が聞こえた。
「別に謝罪はいりません。今さらあなたに全然何も期待していませんから」
「あう」
致命傷的な言葉の棘が、グサグサグサと連続で私にヒットした。
一瞬で瀕死だよ。でも、それ以上の仕打ちを今まで私が彼にしていたのだから、彼の非難は素直に受け止めなくてはならない。
でも、謝罪すら不要だと言われたら、どうやって彼に詫びればいいのか分からなかった。
それにしても、全然私に期待できなくなるほど、彼をガッカリさせてしまったのね。
生まれ変わってまともになったつもりだったけど、一番傍にいた彼にそんな風に言われるほど、まだ私はダメダメだったようだ。
胸がズキズキと痛んで泣きそうになる。
でも、彼は優しいな。既に恋愛的に好きでなくなっても、こんなに気を掛けてくれるのだから。
「サクスヘル卿、待たせたな」
王子のリスダムが機敏な動きでマルクの元に近づく。
相変わらず彼が苦手なので、ささっと素早くマルクの背後に隠れた。
「詳しい話を聞かせてもらおう」
それから私たちは王子に部屋に案内された。
応接セットに着席したら、根掘り葉掘り話を聞かれた。
現地の兵士とも連絡を取り、事実確認をしてから、陛下に報告するらしい。
魔導機器を使えば、長距離の相手とも連絡が可能になっている。
さっそく聞き取りが終わったみたいだ。
現地でも確認が取れて、厄災が消滅していたと証明できたっぽい。
王子から協力を感謝された。
でも、このことは陛下にも報告するから、一緒に来てもらいたいと言われた。
「嫌です。絶対会いたくない。無理です」
ブルブル震えながら、私ははっきりとそう答えた。
でも、陛下はやはり私を呼び出したみたいで、私の要望は全然聞き入れられなかった。
でも、生理的な拒否反応のせいで、体が言うことをきかない。立てなかった。
「大丈夫です。私も一緒に行きます」
横にいたマルクが安心させるように私の手を握ってくれる。
この場では彼だけが頼りで、唯一信頼できる人だ。
「悪いけど、マルクに掴まっていてもいい?」
「ええ、構いません」
申し訳ないと思いながらも、すがるように彼の腕にしがみついて必死に立ち上がった。
いよいよあの男との対面だった。
まだ魔導士の資格もない私だけど、マルクのオマケってことで、無事に入れた。
格好に迷ったので、魔導学校の制服を着ている。
マルクはもう討伐に行く必要がないので、普段どおりのスーツ姿だ。
相変わらず富と権力を誇示するような豪華絢爛な装飾が目に入る。
床には幾何学模様の柄に石が敷き詰められ、壁や窓枠には贅を尽くした彫刻が絶え間なく飾られている。
天井には当時の巨匠による名画が今も変わらず描かれている。
大広間に通されると、そこには他の魔導士も来ていた。
何人か兵士らしき人が待機しているので、その一人にマルクは近づいた。
「リスダム殿下に伝えてほしい。厄災は消滅したと」
「厄災が消滅ですか!?」
兵士は非常に驚いたのか、一際大きな声で反応した。
それを耳にした者たちが一斉にこちらを振り向く。
注目を浴びて兵士は我に返ったらしく、すぐに態度を改める。
「サクスヘル卿のお言葉、殿下に至急お伝えいたします」
兵士は一礼すると、素早く歩いて去っていく。
その直後、今度は他の魔導士たちが集まってきた。
今回、厄災討伐に際し、段位所持者たちが徴集されたと聞いている。
よくよく確認すれば、見知った顔もいる気がする。
「サクスヘル卿、失礼いたします。先ほどのお言葉は本当でございますか? どのようにして厄災を消滅させたのでしょうか」
「ええ、本当ですとも。彼女が対処してくれました」
マルクに視線を送られる。その途端、みんなに注目された。
「えーと、この姿では初めまして? 前世では大魔導士ウィスターナと呼ばれていたわ。見覚えのある顔も何人かいるわね」
ただのミーナと言っても信用ゼロだと思い、かつての称号と名前を名乗ってみた。
「本当にあの大魔導士様なのですか?」
「しかも、よりにもよって救世と二つ名を持つ大魔導士だと? その証拠はあるのか?」
疑い深い人が、やはりいた。
チラリとマルクを見上げて許可を求める。
「ええ、手っ取り早く、お願いします」
そういうわけで、さっそく魔導で結界を作って場を支配し、威圧で周囲を打ちのめす。
立ったまま残っていられたのはマルクと、黒髪の見知らぬ若い男くらいで、他は膝を床についていた。
「まさか本当にあの救世の大魔導士様が生まれ変わったとは」
あっさりと信じてくれた。マルクと再会したときも、こうしたほうが話は早かったわね。
「ウィスターナ様なら、厄災をあっという間に倒されたのも納得です」
「生まれ変わったなんて、サクスヘル卿の願いが、叶ったんですね」
「黒薔薇の君と再会できて良かったですね」
んん? どういうこと?
今の口ぶりは、まるで私が黒薔薇の人みたいじゃない?
ポカンとマルクを見上げると、彼は露骨に気まずそうで、私と目が合うなり急に視線を逸らした。
えっ、まさか本当なの?
「彼女の今の名前はミーナと言います。今まで彼女は大魔導士として名乗るつもりはありませんでした。ですが、我々の危機を見過ごせず、こうして厄災から救ってくれました。今回も彼女は陛下の愛妾となることを望んでおりません」
マルクの説明に周囲は顔色を変える。
「大魔導士を二度も失っては、我が国の損失だ。だが、陛下は何とおっしゃるか」
「我々の声を聞き届けてくださると良いのだが」
厄災の危機が終わったけど、みんなの表情は暗かった。
私ももちろん同じように不安だったけど、マルクの黒薔薇の件でも冷や汗をかきまくっていた。
そういえば、黒薔薇の君について尋ねたとき、彼は『今度鏡を持ってきて紹介する』って答えていたわ。
あのときは、まさか黒薔薇の君の正体が自分のことだと考えもしなかったから気づかなかったけど、鏡に映っているのは私自身だから、マルクはあのときに既に正直に私だと伝えていたのね。
それなのに私ったら、彼に向かって『私たちにやましい関係は全くないし、ある予定もないからね』って、酷いことを言っていたわ。
あのとき泣いていたのは、私の心無い言葉に傷ついていたからなのね……。
前世で色々とやらかしたのに、被害者の彼からそういう好意を寄せられるなんて思いもしなかった。
不器用なのは今でも変わらないし、魔導の資質が見いだされるまで、誰からも相手にされなかったから、そんな可能性は全然ないと思っていた。
なんてこと。いくら恋愛ごとに疎いからって、彼を傷つけていいわけないわ。
ちゃんと無神経な発言について謝らないと。
マルクの袖をツンツンと軽く引っ張ると、彼が気づいて何の用かと窺ってくる。
他人に聞かれるのも憚られる話題なので、彼に目配せして広間の隅に移動していく。
「もしも黒薔薇の話でしたら、今は勘弁してください」
「あう」
彼は苦々しい顔で先手を打ってきた。
「あの、ごめんね。全然気づかなくて」
でも、申し訳なくて謝罪をせずにいられなかった。
頭を下げたが、彼から返事はなかった。代わりにため息が聞こえた。
「別に謝罪はいりません。今さらあなたに全然何も期待していませんから」
「あう」
致命傷的な言葉の棘が、グサグサグサと連続で私にヒットした。
一瞬で瀕死だよ。でも、それ以上の仕打ちを今まで私が彼にしていたのだから、彼の非難は素直に受け止めなくてはならない。
でも、謝罪すら不要だと言われたら、どうやって彼に詫びればいいのか分からなかった。
それにしても、全然私に期待できなくなるほど、彼をガッカリさせてしまったのね。
生まれ変わってまともになったつもりだったけど、一番傍にいた彼にそんな風に言われるほど、まだ私はダメダメだったようだ。
胸がズキズキと痛んで泣きそうになる。
でも、彼は優しいな。既に恋愛的に好きでなくなっても、こんなに気を掛けてくれるのだから。
「サクスヘル卿、待たせたな」
王子のリスダムが機敏な動きでマルクの元に近づく。
相変わらず彼が苦手なので、ささっと素早くマルクの背後に隠れた。
「詳しい話を聞かせてもらおう」
それから私たちは王子に部屋に案内された。
応接セットに着席したら、根掘り葉掘り話を聞かれた。
現地の兵士とも連絡を取り、事実確認をしてから、陛下に報告するらしい。
魔導機器を使えば、長距離の相手とも連絡が可能になっている。
さっそく聞き取りが終わったみたいだ。
現地でも確認が取れて、厄災が消滅していたと証明できたっぽい。
王子から協力を感謝された。
でも、このことは陛下にも報告するから、一緒に来てもらいたいと言われた。
「嫌です。絶対会いたくない。無理です」
ブルブル震えながら、私ははっきりとそう答えた。
でも、陛下はやはり私を呼び出したみたいで、私の要望は全然聞き入れられなかった。
でも、生理的な拒否反応のせいで、体が言うことをきかない。立てなかった。
「大丈夫です。私も一緒に行きます」
横にいたマルクが安心させるように私の手を握ってくれる。
この場では彼だけが頼りで、唯一信頼できる人だ。
「悪いけど、マルクに掴まっていてもいい?」
「ええ、構いません」
申し訳ないと思いながらも、すがるように彼の腕にしがみついて必死に立ち上がった。
いよいよあの男との対面だった。
11
お気に入りに追加
1,282
あなたにおすすめの小説
脅迫して意中の相手と一夜を共にしたところ、逆にとっ捕まった挙げ句に逃げられなくなりました。
石河 翠
恋愛
失恋した女騎士のミリセントは、不眠症に陥っていた。
ある日彼女は、お気に入りの毛布によく似た大型犬を見かけ、偶然隠れ家的酒場を発見する。お目当てのわんこには出会えないものの、話の合う店長との時間は、彼女の心を少しずつ癒していく。
そんなある日、ミリセントは酒場からの帰り道、元カレから復縁を求められる。きっぱりと断るものの、引き下がらない元カレ。大好きな店長さんを巻き込むわけにはいかないと、ミリセントは覚悟を決める。実は店長さんにはとある秘密があって……。
真っ直ぐでちょっと思い込みの激しいヒロインと、わんこ系と見せかけて実は用意周到で腹黒なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:4274932)をお借りしております。
お姉ちゃんが僕のことを構い過ぎて色々困ってますっ
杏仁豆腐
恋愛
超ブラコンの姉に振り回される弟の日常を描いたシスコン、ブラコン、ドタバタコメディ! 弟真治、姉佳乃を中心としたお話です。※『姉が僕の事を構い過ぎて彼女が出来ませんっ! 短編』の続編です。※イラストは甘埜様より頂きました!
婚約破棄狙いの王太子が差し向けてくるハニートラップ騎士が…ツンデレかわいくて困る!
あきのみどり
恋愛
【まじめ王女×不器用騎士の、両片思いの勘違いラブコメ】
恋多き王太子に悩まされる婚約者ローズは、常に狙われる立場であった。
親に定められた縁談を厭い、婚約の破棄を狙う王太子に次々とハニートラップを仕掛けられ続け、それはローズのトラウマとなってしまう。
苦しみつつも、国のために婚約を絶対に破棄できないローズ。そんな彼女に、ある時王太子は己の美貌の騎士を差し向けて(?)。新たな罠に悲しむも、ローズは次第に騎士に惹かれてしまい…。
国事と婚約者の裏切り、そして恋に苦しむ王女がハッピーエンドをつかむまでの、すれ違いラブコメ物語。
※あんまり深刻にはなりすぎないと思います。
※中編くらいを予定のぼちぼち更新。
※小説家になろうさんでも投稿中。
洞窟ダンジョン体験ツアー案内人役のイケメン冒険者に、ラッキースケベを連発してしまった私が患う恋の病。
待鳥園子
恋愛
人気のダンジョン冒険ツアーに参加してきたけど、案内人のイケメン冒険者にラッキースケベを連発してしまった。けど、もう一度彼に会いたいと冒険者ギルド前で待ち伏せしたら、思いもよらぬことになった話。
【コミカライズ決定】地味令嬢は冤罪で処刑されて逆行転生したので、華麗な悪女を目指します!~目隠れ美形の天才王子に溺愛されまして~
胡蝶乃夢
恋愛
婚約者である王太子の望む通り『理想の淑女』として尽くしてきたにも関わらず、婚約破棄された挙句に冤罪で処刑されてしまった公爵令嬢ガーネット。
時間が遡り目覚めたガーネットは、二度と自分を犠牲にして尽くしたりしないと怒り、今度は自分勝手に生きる『華麗な悪女』になると決意する。
王太子の弟であるルベリウス王子にガーネットは留学をやめて傍にいて欲しいと願う。
処刑された時、留学中でいなかった彼がガーネットの傍にいることで運命は大きく変わっていく。
これは、不憫な地味令嬢が華麗な悪女へと変貌して周囲を魅了し、幼馴染の天才王子にも溺愛され、ざまぁして幸せになる物語です。
変態婚約者を無事妹に奪わせて婚約破棄されたので気ままな城下町ライフを送っていたらなぜだか王太子に溺愛されることになってしまいました?!
utsugi
恋愛
私、こんなにも婚約者として貴方に尽くしてまいりましたのにひどすぎますわ!(笑)
妹に婚約者を奪われ婚約破棄された令嬢マリアベルは悲しみのあまり(?)生家を抜け出し城下町で庶民として気ままな生活を送ることになった。身分を隠して自由に生きようと思っていたのにひょんなことから光魔法の能力が開花し半強制的に魔法学校に入学させられることに。そのうちなぜか王太子から溺愛されるようになったけれど王太子にはなにやら秘密がありそうで……?!
※適宜内容を修正する場合があります
【完結】お見合いに現れたのは、昨日一緒に食事をした上司でした
楠結衣
恋愛
王立医務局の調剤師として働くローズ。自分の仕事にやりがいを持っているが、行き遅れになることを家族から心配されて休日はお見合いする日々を過ごしている。
仕事量が多い連休明けは、なぜか上司のレオナルド様と二人きりで仕事をすることを不思議に思ったローズはレオナルドに質問しようとするとはぐらかされてしまう。さらに夕食を一緒にしようと誘われて……。
◇表紙のイラストは、ありま氷炎さまに描いていただきました♪
◇全三話予約投稿済みです
【完結】「異世界に召喚されたら聖女を名乗る女に冤罪をかけられ森に捨てられました。特殊スキルで育てたリンゴを食べて生き抜きます」
まほりろ
恋愛
※小説家になろう「異世界転生ジャンル」日間ランキング9位!2022/09/05
仕事からの帰り道、近所に住むセレブ女子大生と一緒に異世界に召喚された。
私たちを呼び出したのは中世ヨーロッパ風の世界に住むイケメン王子。
王子は美人女子大生に夢中になり彼女を本物の聖女と認定した。
冴えない見た目の私は、故郷で女子大生を脅迫していた冤罪をかけられ追放されてしまう。
本物の聖女は私だったのに……。この国が困ったことになっても助けてあげないんだから。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。カクヨム、エブリスタにも投稿予定。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる