17 / 53
9、問題のドレス
1
しおりを挟む
ウィンリーナたちは、スーリア国の王都スマルトリコに着いた。
すっきりした青空の昼下がり、大通りには溢れんばかりの人がいる。商店が所狭しと建ち並び、店頭には様々な商品が陳列されている。店員の活気ある呼び込みの声があちこちから聞こえ、眺めているだけでも陽気な雰囲気に圧倒される。
人混みの中を馬車が進むので、速度はゆっくりとなる。ウィンリーナは感心しながら窓から景色を眺めていた。
隙間がないくらいに高層の建物が立ち並ぶ。家は重厚な石造の基礎と木材を組み合わせて作られている。明るい白色で塗られた漆喰の壁には、小さな四角い窓がいくつもある。どの建物も朱色の三角屋根で特徴的だ。ウィンリーナの故郷と比べて、圧倒的な人口の多さだ。さすが大帝国の首都だと誇れる繁栄だ。
ウィンリーナはすっかりお上りな気分で、見るもの全てに目を奪われていた。
品揃え豊富な専門店がたくさんだ。美味しそうなお菓子屋も見つける。
可愛いぬいぐるみの店までも発見して、思わず「あっ」と声を上げてしまった。
「どうしたんですか?」
「いえ、なんでもないです」
フィルトに尋ねられても本当のことを言えなかった。成人したのに、子供っぽいと思われたくなかったからだ。
でも、やっぱり気になって最後にチラリとお店に視線を送ってしまう。
やがて馬車は王宮へ到着し、門のところで護衛たちが衛兵と手続きをする。
大規模な王宮が遠くから見えていたが、近づくと圧巻だった。
優雅なデザインの半円アーチ型の建築物が、いくつもの棟で連なり、重々しく待ち構えていた。
途方もない高さの壁が石で精巧に積まれている。
何も問題なく城内に入れたので、本当にフィルトたちは殿下の部下だとしみじみ感じる。妃候補としてやってきたが、元は小国の価値の低い王女。しかも、今着ているドレスだって、かなり着古してへたっている。彼らは気さくに接してくれるが、立場の違いを改めて感じて恐れ多い気がしてきた。
そう考えたとき、息をのんだ。
殿下にお会いするのに今のドレスでは、きっと第一印象が悪くなってしまうだろう。
今回の密偵用に資金を母からもらっていたが、ドレスのような高額な買い物をしたら、あっという間になくなってしまう。でも、身なりは大事だ。勿体ないと言っていられない。到着早々資金を使って用意した方がいいだろう。
王宮の敷地内に入っても、広大な芝生が一面に広がっている。遠くにある城に向かって石畳の上を馬車で近づいていく。
さらに建物内に入っても、使用人に案内されてひたすら歩き続けた。やっと「こちらでお寛ぎください」と言われて入った部屋は、調度品が高級すぎて本当にここに座っていいのかと躊躇するぐらいの格式の高さだった。
しかも、部屋に使用人まで用意されて、至れり尽くせりだ。ウィンリーナ自身の場違い感が甚だしかった。
「道中ご苦労でしたね。よく来てくれました」
ここまで一緒についてきてくれたフィルトが、ウィンリーナを労ってくれる。
「セングレー卿こそ、道中守ってくださり、感謝いたします。おかげで無事に到着できました」
ウィンリーナは彼の碧眼をじっと見つめる。彼も優しくこちらを見下ろしている。
「よかったら、また一緒に魔法の話をしましょう。これからは、私のことをフィルとお呼びください」
名前を呼ぶことを許された。それは信頼の証だろうか。護衛が終われば、もう二度と会えないかもと思っていたので、その申し出に希望を感じて嬉しくなる。彼と知り合いくらいにはなれたのだろうか。
「はい、フィル様。それでは、わたくしのことはリナとお呼びください」
そう伝えると、彼も嬉しそうに綺麗な目を細めた。
「いつ頃、殿下とお会いできるのでしょうか?」
ドレスの件もあり、予定を早々に立てたかったので、フィルトに今後の状況を尋ねた。
「二回選考を行った後ですね。妃の選考は側近たちが行います」
「……そうなんですね」
王子と会うのが遅いほど、殺される確率は、ぐっと低くなりそうだ。
両手を上げて喜びそうになるが、フィルトの前なので行儀よく平静を装っていた。
「では、選考はいつから始まるんですか?」
「ええ、実は着いて早々で申し訳ないことに明日の午後に予定しています」
「まぁ! そうだったんですね。でも、わたくしの応募が締切ギリギリだったので、それは謝る必要はございませんわ」
そうフォローすると、フィルトは安堵した笑みを浮かべる。
「お気遣いありがとうございます。ずっと馬車に乗っていたのでお疲れでしょう。今日はゆっくりとお休みください。何か御用があれば、部屋付きのメイドに伝えてください。もちろん、私に言っても構いません。リナ嬢の担当は、引き続き私になりますので」
「まぁ、フィル様とまだご縁が続くんですね。嬉しいです! よろしくお願いします」
ウィンリーナもにっこり笑って挨拶すると、フィルトはじっと物言いたげな目をして見つめていた。
何か思い詰めたような重苦しい感情が、一瞬彼から見えた気がした。何かあったのだろうか。特に心覚えがウィンリーナにはなかったので、彼の変化に戸惑いを覚える。
「実は、リナ嬢に謝らなくてはならないことがあります。本当は私は――」
フィルトが何か話そうとしたときだ。いきなり彼は口元を押さえた。彼の顔の皮膚を光の線が走り抜ける。一瞬の出来事だったが、確かにあれは魔法の仕業だった。おそらく、何らかの制約を受ける魔法だ。何か他人に漏らしてはいけない内容を彼は口にしようとしたのかもしれない。
「フィル様、大丈夫ですか?」
彼は手で口元を押さながら、必死にうなずいて答える。
表情が険しいが、しばらく時間が経つと、彼は落ち着いてきたのか手をようやく口元から離した。
少し口元の皮膚が、赤く切れたように痕が何本かついていた。
「まぁ、大変です! 顔に傷跡が残っています。フィル様から見えないでしょうし、わたくしが治しますか?」
「え? ああ、お願いします」
了解がとれたあと、ウィンリーナはフィルトの顔に手を伸ばして軽く触れる。
こうした軽い傷は、姉のせいでウィンリーナはいつも自分で治していた。
今回もちょっと魔力を込めて元の艶々の肌に戻るように祈ると、ほのかに手が白く光った。
手をどかして彼の顔を確認すれば、先ほどの痛々しい傷が嘘のように綺麗に治っている。
「良かった。すっかり治りましたよ」
周囲から驚きの声が聞こえてくる。治療の魔法は特に珍しくないはずなので、戸惑いながらも手を引っ込めようとした。すると、フィルトに急に手首を掴まれた。
「あのっ!」
びっくりして彼を見上げれば、彼は間近で一心にウィンリーナを見つけていた。
俯き気味で顔は陰っているのに、彼の青い瞳は水面のようにキラキラと光を反射しているみたいに輝いていた。
「ありがとう、リナ嬢。こんな風に手をかざした瞬時に治せる人なんて、なかなかいないですよ」
フィルトの低い声が、とても親愛に満ちている。彼の説明のおかげで、周りの意外だった反応が納得できた。
すっきりした青空の昼下がり、大通りには溢れんばかりの人がいる。商店が所狭しと建ち並び、店頭には様々な商品が陳列されている。店員の活気ある呼び込みの声があちこちから聞こえ、眺めているだけでも陽気な雰囲気に圧倒される。
人混みの中を馬車が進むので、速度はゆっくりとなる。ウィンリーナは感心しながら窓から景色を眺めていた。
隙間がないくらいに高層の建物が立ち並ぶ。家は重厚な石造の基礎と木材を組み合わせて作られている。明るい白色で塗られた漆喰の壁には、小さな四角い窓がいくつもある。どの建物も朱色の三角屋根で特徴的だ。ウィンリーナの故郷と比べて、圧倒的な人口の多さだ。さすが大帝国の首都だと誇れる繁栄だ。
ウィンリーナはすっかりお上りな気分で、見るもの全てに目を奪われていた。
品揃え豊富な専門店がたくさんだ。美味しそうなお菓子屋も見つける。
可愛いぬいぐるみの店までも発見して、思わず「あっ」と声を上げてしまった。
「どうしたんですか?」
「いえ、なんでもないです」
フィルトに尋ねられても本当のことを言えなかった。成人したのに、子供っぽいと思われたくなかったからだ。
でも、やっぱり気になって最後にチラリとお店に視線を送ってしまう。
やがて馬車は王宮へ到着し、門のところで護衛たちが衛兵と手続きをする。
大規模な王宮が遠くから見えていたが、近づくと圧巻だった。
優雅なデザインの半円アーチ型の建築物が、いくつもの棟で連なり、重々しく待ち構えていた。
途方もない高さの壁が石で精巧に積まれている。
何も問題なく城内に入れたので、本当にフィルトたちは殿下の部下だとしみじみ感じる。妃候補としてやってきたが、元は小国の価値の低い王女。しかも、今着ているドレスだって、かなり着古してへたっている。彼らは気さくに接してくれるが、立場の違いを改めて感じて恐れ多い気がしてきた。
そう考えたとき、息をのんだ。
殿下にお会いするのに今のドレスでは、きっと第一印象が悪くなってしまうだろう。
今回の密偵用に資金を母からもらっていたが、ドレスのような高額な買い物をしたら、あっという間になくなってしまう。でも、身なりは大事だ。勿体ないと言っていられない。到着早々資金を使って用意した方がいいだろう。
王宮の敷地内に入っても、広大な芝生が一面に広がっている。遠くにある城に向かって石畳の上を馬車で近づいていく。
さらに建物内に入っても、使用人に案内されてひたすら歩き続けた。やっと「こちらでお寛ぎください」と言われて入った部屋は、調度品が高級すぎて本当にここに座っていいのかと躊躇するぐらいの格式の高さだった。
しかも、部屋に使用人まで用意されて、至れり尽くせりだ。ウィンリーナ自身の場違い感が甚だしかった。
「道中ご苦労でしたね。よく来てくれました」
ここまで一緒についてきてくれたフィルトが、ウィンリーナを労ってくれる。
「セングレー卿こそ、道中守ってくださり、感謝いたします。おかげで無事に到着できました」
ウィンリーナは彼の碧眼をじっと見つめる。彼も優しくこちらを見下ろしている。
「よかったら、また一緒に魔法の話をしましょう。これからは、私のことをフィルとお呼びください」
名前を呼ぶことを許された。それは信頼の証だろうか。護衛が終われば、もう二度と会えないかもと思っていたので、その申し出に希望を感じて嬉しくなる。彼と知り合いくらいにはなれたのだろうか。
「はい、フィル様。それでは、わたくしのことはリナとお呼びください」
そう伝えると、彼も嬉しそうに綺麗な目を細めた。
「いつ頃、殿下とお会いできるのでしょうか?」
ドレスの件もあり、予定を早々に立てたかったので、フィルトに今後の状況を尋ねた。
「二回選考を行った後ですね。妃の選考は側近たちが行います」
「……そうなんですね」
王子と会うのが遅いほど、殺される確率は、ぐっと低くなりそうだ。
両手を上げて喜びそうになるが、フィルトの前なので行儀よく平静を装っていた。
「では、選考はいつから始まるんですか?」
「ええ、実は着いて早々で申し訳ないことに明日の午後に予定しています」
「まぁ! そうだったんですね。でも、わたくしの応募が締切ギリギリだったので、それは謝る必要はございませんわ」
そうフォローすると、フィルトは安堵した笑みを浮かべる。
「お気遣いありがとうございます。ずっと馬車に乗っていたのでお疲れでしょう。今日はゆっくりとお休みください。何か御用があれば、部屋付きのメイドに伝えてください。もちろん、私に言っても構いません。リナ嬢の担当は、引き続き私になりますので」
「まぁ、フィル様とまだご縁が続くんですね。嬉しいです! よろしくお願いします」
ウィンリーナもにっこり笑って挨拶すると、フィルトはじっと物言いたげな目をして見つめていた。
何か思い詰めたような重苦しい感情が、一瞬彼から見えた気がした。何かあったのだろうか。特に心覚えがウィンリーナにはなかったので、彼の変化に戸惑いを覚える。
「実は、リナ嬢に謝らなくてはならないことがあります。本当は私は――」
フィルトが何か話そうとしたときだ。いきなり彼は口元を押さえた。彼の顔の皮膚を光の線が走り抜ける。一瞬の出来事だったが、確かにあれは魔法の仕業だった。おそらく、何らかの制約を受ける魔法だ。何か他人に漏らしてはいけない内容を彼は口にしようとしたのかもしれない。
「フィル様、大丈夫ですか?」
彼は手で口元を押さながら、必死にうなずいて答える。
表情が険しいが、しばらく時間が経つと、彼は落ち着いてきたのか手をようやく口元から離した。
少し口元の皮膚が、赤く切れたように痕が何本かついていた。
「まぁ、大変です! 顔に傷跡が残っています。フィル様から見えないでしょうし、わたくしが治しますか?」
「え? ああ、お願いします」
了解がとれたあと、ウィンリーナはフィルトの顔に手を伸ばして軽く触れる。
こうした軽い傷は、姉のせいでウィンリーナはいつも自分で治していた。
今回もちょっと魔力を込めて元の艶々の肌に戻るように祈ると、ほのかに手が白く光った。
手をどかして彼の顔を確認すれば、先ほどの痛々しい傷が嘘のように綺麗に治っている。
「良かった。すっかり治りましたよ」
周囲から驚きの声が聞こえてくる。治療の魔法は特に珍しくないはずなので、戸惑いながらも手を引っ込めようとした。すると、フィルトに急に手首を掴まれた。
「あのっ!」
びっくりして彼を見上げれば、彼は間近で一心にウィンリーナを見つけていた。
俯き気味で顔は陰っているのに、彼の青い瞳は水面のようにキラキラと光を反射しているみたいに輝いていた。
「ありがとう、リナ嬢。こんな風に手をかざした瞬時に治せる人なんて、なかなかいないですよ」
フィルトの低い声が、とても親愛に満ちている。彼の説明のおかげで、周りの意外だった反応が納得できた。
40
お気に入りに追加
327
あなたにおすすめの小説
【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
辺境伯へ嫁ぎます。
アズやっこ
恋愛
私の父、国王陛下から、辺境伯へ嫁げと言われました。
隣国の王子の次は辺境伯ですか… 分かりました。
私は第二王女。所詮国の為の駒でしかないのです。 例え父であっても国王陛下には逆らえません。
辺境伯様… 若くして家督を継がれ、辺境の地を護っています。
本来ならば第一王女のお姉様が嫁ぐはずでした。
辺境伯様も10歳も年下の私を妻として娶らなければいけないなんて可哀想です。
辺境伯様、大丈夫です。私はご迷惑はおかけしません。
それでも、もし、私でも良いのなら…こんな小娘でも良いのなら…貴方を愛しても良いですか?貴方も私を愛してくれますか?
そんな望みを抱いてしまいます。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 設定はゆるいです。
(言葉使いなど、優しい目で読んで頂けると幸いです)
❈ 誤字脱字等教えて頂けると幸いです。
(出来れば望ましいと思う字、文章を教えて頂けると嬉しいです)
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
妹に全部取られたけど、幸せ確定の私は「ざまぁ」なんてしない!
石のやっさん
恋愛
マリアはドレーク伯爵家の長女で、ドリアーク伯爵家のフリードと婚約していた。
だが、パーティ会場で一方的に婚約を解消させられる。
しかも新たな婚約者は妹のロゼ。
誰が見てもそれは陥れられた物である事は明らかだった。
だが、敢えて反論もせずにそのまま受け入れた。
それはマリアにとって実にどうでも良い事だったからだ。
主人公は何も「ざまぁ」はしません(正当性の主張はしますが)ですが...二人は。
婚約破棄をすれば、本来なら、こうなるのでは、そんな感じで書いてみました。
この作品は昔の方が良いという感想があったのでそのまま残し。
これに追加して書いていきます。
新しい作品では
①主人公の感情が薄い
②視点変更で読みずらい
というご指摘がありましたので、以上2点の修正はこちらでしながら書いてみます。
見比べて見るのも面白いかも知れません。
ご迷惑をお掛けいたしました
【完結】騎士団長の旦那様は小さくて年下な私がお好みではないようです
大森 樹
恋愛
貧乏令嬢のヴィヴィアンヌと公爵家の嫡男で騎士団長のランドルフは、お互いの親の思惑によって結婚が決まった。
「俺は子どもみたいな女は好きではない」
ヴィヴィアンヌは十八歳で、ランドルフは三十歳。
ヴィヴィアンヌは背が低く、ランドルフは背が高い。
ヴィヴィアンヌは貧乏で、ランドルフは金持ち。
何もかもが違う二人。彼の好みの女性とは真逆のヴィヴィアンヌだったが、お金の恩があるためなんとか彼の妻になろうと奮闘する。そんな中ランドルフはぶっきらぼうで冷たいが、とろこどころに優しさを見せてきて……!?
貧乏令嬢×不器用な騎士の年の差ラブストーリーです。必ずハッピーエンドにします。
【完結】不誠実な旦那様、目が覚めたのでさよならです。
完菜
恋愛
王都の端にある森の中に、ひっそりと誰かから隠れるようにしてログハウスが建っていた。
そこには素朴な雰囲気を持つ女性リリーと、金髪で天使のように愛らしい子供、そして中年の女性の三人が暮らしている。この三人どうやら訳ありだ。
ある日リリーは、ケガをした男性を森で見つける。本当は困るのだが、見捨てることもできずに手当をするために自分の家に連れて行くことに……。
その日を境に、何も変わらない日常に少しの変化が生まれる。その森で暮らしていたリリーには、大好きな人から言われる「愛している」という言葉が全てだった。
しかし、あることがきっかけで一瞬にしてその言葉が恐ろしいものに変わってしまう。人を愛するって何なのか? 愛されるって何なのか? リリーが紆余曲折を経て辿り着く愛の形。(全50話)
【完結】私は側妃ですか? だったら婚約破棄します
hikari
恋愛
レガローグ王国の王太子、アンドリューに突如として「側妃にする」と言われたキャサリン。一緒にいたのはアトキンス男爵令嬢のイザベラだった。
キャサリンは婚約破棄を告げ、護衛のエドワードと侍女のエスターと共に実家へと帰る。そして、魔法使いに弟子入りする。
その後、モナール帝国がレガローグに侵攻する話が上がる。実はエドワードはモナール帝国のスパイだった。後に、エドワードはモナール帝国の第一皇子ヴァレンティンを紹介する。
※ざまあの回には★がついています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる