320 / 335
番外編 それぞれの物語
ロマースクになる日①(ユージーン×トーマス)
しおりを挟む
「さぁ、お支度が出来ましたよ」
ルフェリット王国の南東。大きな港のあるロマースク侯爵領の領都ラグローナの神殿には多くの貴族が訪れていた。昨年子爵位を叙爵をした次男ユージーン・ロマースクの結婚式があるからだ。
王国への貢献が認められてロマースク家も陞爵をして侯爵家となり、更に領地を大きくした。
その増えた領地の要となる街オルウェンを、ユージーンと本日彼の伴侶となるカーライル伯爵家の次男トーマス・カーライルの二人で治めていく事になる。
神殿の控室で結婚式の支度を終えたトーマスはふぅっと一つ息をついた。
東の国と呼ばれる隣国とも近いロマースクでは他の領にはない独特の文化のようなものが多い。今日の式の衣装もそうだ。
他領では結婚式の衣装は貴族服だったり、揃いのスーツだったり、友人のようにお互いの色を入れた騎士服を着たりと割合自由な感じなのだが、このロマースクでは白い衣装を身につける。そして男性はタキシードと呼ばれるスーツを来て、花嫁となる者は白いドレスか、揃いのタキシードに頭からベールと呼ばれる薄いレースのような布をかぶるのだ。
これはどうやら東の国の風習が伝わってきたものらしく、トーマスは衣装を作る時にそれを初めて見た。
色々な説があるらしいが、魔除けの意味や巣立ちを祝う親の愛情、そして他者の欲望から守るという意味もあると言われて驚いた。
結局色々と話し合いをして、二人は揃いの白いタキシードにカマーバンドをそれぞれお互いの色にした。
そして、ベールはロングベールで万が一踏んづけて転んでしまったら困ると訴えるトーマスの意見を尊重して、背中が隠れるくらいのミディアムベールと呼ばれるものにしたのである。
式が始まるまで花婿であるユージーンは花嫁を見る事が出来ない。それもロマースクならではの慣習だ。
小さい頃から仕えてくれている専属の侍女がロマースクのメイド達と一緒に支度を手伝ってくれたのだが、それでもやっぱり落ち着かない事この上ない。神殿の聖堂内には招待客がどんどん集まっていて、それを考えるだけでクラクラするような気がしてしまうのだ。
(ジーンがそばにいてくれたらいいのにな)
そうして震えてしまう手をギュっと握ってくれていたら、もう少し気持ちも落ち着くのに。
「少しだけ温かいものでもお飲みになりませんか? 冷たいものですと万が一腹痛などが起きてしまうと困りますから」
「うん……。あ、あのさ……」
侍女の言葉を遮るように口を開くと、待っていた声が聞こえてきた。
「本当にいいのかな。だって式の前にはジーンも会えないって言うのに……」
「……! エディ! 入って!」
控室の薄い扉は待ち人の声を部屋の中に届けてくれて、勿論トーマスの声も扉の向こうに届けてくれた。
そうしてゆっくりと扉が開く。
「トム?」
覗いたミルクティ色の髪。
「わぁ! すごく綺麗! あ、本日はおめでとうございます。えっと、本当にいいの?」
「うん。緊張して倒れそうだった。入って」
トーマスがそう言うと、親友のエドワード・フィンレー・グリーンベリー伯爵は、つい昨日学園で会っていたような、そんな笑みを浮かべながら部屋の中に入ってきた。エドワードしか持たない美しいペリドット色の瞳が相変わらず綺麗だなとトーマスは思った。
「エディだし、既婚者だし、ちゃんとジーンにも了解を得ているよ。えっと、急に魔法書簡なんて送って我がまま言ってごめんね」
「ううん。僕の方こそ式を挙げる花嫁さんに先に会うなんてジーンに恨まれてしまうなって思ったりもしたんだけど、せっかく声をかけてもらったから来ちゃったよ。迷うと困るからってそこまでルーカスについてきてもらったんだ。改めて、おめでとう、トム」
「ありがとう、エディ」
そう言って二人は顔を見合わせて「ふふふ」と笑った。
「父様たちはもう聖堂の中に入っているよ。魔法陣で来る人が多いからね。少し手間取っているみたいだった。でももう少しで声がかかるんじゃないかな。緊張するよね」
「うん。エディも緊張した?」
「勿論! 誓いの言葉が言えなくなったらどうしようって思ったよ。そうしたらにい……あ~、アルが言葉が出なくなってしまったら神官様に質問形式にしてもらおうって。ふふふ、でも大丈夫だったからトムも大丈夫だよ」
「そうかな」
「うん。それにしてもロマースクの結婚式って特有のものがあるって聞いていたけど、本当だね」
エドワードは椅子に座ったままのトーマスの周りをクルリと一周した。
「真っ白のタキシードにサッシュベルト……あ、カマーバンドか。うんうん。素敵。蝶ネクタイも可愛い。でもやっぱり一番素敵なのはこの刺繍の入っているベールかな」
「うん。こうして顔を隠すようにして、誓いの時に伴侶が上げる習わしなんだって。迎えるっていう意味らしいよ。だからこれを上げられるのはジーンだけなんだ」
「ふふふ、素敵だね。ドキドキするけど、迎えてもらうっていうのはやっぱり嬉しいよね」
「うん。……だけど」
そう言ってベール越しでも分かるほど顔を赤くしたトーマスにエドワードは少しだけ心配そうな顔をした。
「トム?」
「あ、うん。えっと、誓いの言葉の後に、誓いの口づけがあるでしょう? ベールを上げてすぐに口づけだからちょっと心配」
「心配?」
「う……ん。ほら、エディの時にアルフレッド様が、その、歩けなくなったエディを抱っこしたでしょう? あれ、はっきりは言わないけど、ジーンてばやる気満々な気がするんだ」
「ふぁ! あ、あれ、あれか~~。あぁぁぁ、そ、それはその、う~ん。ちゃ、ちゃんと歩けそうだったら自分から歩き出しちゃうとか?」
「え! 花婿さん置いて?」
二人は顔を見合わせてぷっと吹き出して、笑った。メイドたちが「お化粧が!」ってちょっと慌てている。
「やっぱりに無理を言ってエディに来てもらって良かった」
「うふふ、そう? 緊張が少しでも和らいだなら良かった。トム、幸せになってね。今日この国で一番幸せな花嫁さんに。ううん。今日だけじゃないよ、これからもずっとずっと幸せでいてほしい」
「うん。ありがとう、エディ。えっとこれからもよろしくね」
「こちらこそ!」
そうしてタイミングよく告げられた「お時間です」という言葉を聞いてエドワードは控室を出て行き、トーマスはメイド達の最終確認後に聖堂の扉の前に移動した。
「トム」
扉の前にはこれから一緒に聖堂の中に入るユージーンが待っていた。柔らかな声で名前を呼ばれて、トーマスはふわりと微笑んだ。
「綺麗だね。ベールがあって良かった。なかったら皆の視線に嫉妬してしまうところだった」
ローズグレイの瞳を甘く蕩けさせてそう口にするユージーンにトーマスは顔を赤くして小さく口を開く。
結婚すると決まってからユージーンは自分に対してとても甘くなったとトーマスは思っていた。それに輪をかけたのが婚約式の前に不安になってエドワードの所に行った後からだ。エドワードがユージーンに何かを言ったとは思わなかったけれど、伴侶となる聡い男はもしかしたら何かを感じ取ってしまったのかもしれないとトーマスは思っていた。
「ジーンも……カッコいいよ」
「ありがとう。さぁ、行こうか」
「うん」
腕を組んで、一緒に一つ息をついて。
二人は開いた扉の向こうに一歩を踏み出した。
-------------
ルフェリット王国の南東。大きな港のあるロマースク侯爵領の領都ラグローナの神殿には多くの貴族が訪れていた。昨年子爵位を叙爵をした次男ユージーン・ロマースクの結婚式があるからだ。
王国への貢献が認められてロマースク家も陞爵をして侯爵家となり、更に領地を大きくした。
その増えた領地の要となる街オルウェンを、ユージーンと本日彼の伴侶となるカーライル伯爵家の次男トーマス・カーライルの二人で治めていく事になる。
神殿の控室で結婚式の支度を終えたトーマスはふぅっと一つ息をついた。
東の国と呼ばれる隣国とも近いロマースクでは他の領にはない独特の文化のようなものが多い。今日の式の衣装もそうだ。
他領では結婚式の衣装は貴族服だったり、揃いのスーツだったり、友人のようにお互いの色を入れた騎士服を着たりと割合自由な感じなのだが、このロマースクでは白い衣装を身につける。そして男性はタキシードと呼ばれるスーツを来て、花嫁となる者は白いドレスか、揃いのタキシードに頭からベールと呼ばれる薄いレースのような布をかぶるのだ。
これはどうやら東の国の風習が伝わってきたものらしく、トーマスは衣装を作る時にそれを初めて見た。
色々な説があるらしいが、魔除けの意味や巣立ちを祝う親の愛情、そして他者の欲望から守るという意味もあると言われて驚いた。
結局色々と話し合いをして、二人は揃いの白いタキシードにカマーバンドをそれぞれお互いの色にした。
そして、ベールはロングベールで万が一踏んづけて転んでしまったら困ると訴えるトーマスの意見を尊重して、背中が隠れるくらいのミディアムベールと呼ばれるものにしたのである。
式が始まるまで花婿であるユージーンは花嫁を見る事が出来ない。それもロマースクならではの慣習だ。
小さい頃から仕えてくれている専属の侍女がロマースクのメイド達と一緒に支度を手伝ってくれたのだが、それでもやっぱり落ち着かない事この上ない。神殿の聖堂内には招待客がどんどん集まっていて、それを考えるだけでクラクラするような気がしてしまうのだ。
(ジーンがそばにいてくれたらいいのにな)
そうして震えてしまう手をギュっと握ってくれていたら、もう少し気持ちも落ち着くのに。
「少しだけ温かいものでもお飲みになりませんか? 冷たいものですと万が一腹痛などが起きてしまうと困りますから」
「うん……。あ、あのさ……」
侍女の言葉を遮るように口を開くと、待っていた声が聞こえてきた。
「本当にいいのかな。だって式の前にはジーンも会えないって言うのに……」
「……! エディ! 入って!」
控室の薄い扉は待ち人の声を部屋の中に届けてくれて、勿論トーマスの声も扉の向こうに届けてくれた。
そうしてゆっくりと扉が開く。
「トム?」
覗いたミルクティ色の髪。
「わぁ! すごく綺麗! あ、本日はおめでとうございます。えっと、本当にいいの?」
「うん。緊張して倒れそうだった。入って」
トーマスがそう言うと、親友のエドワード・フィンレー・グリーンベリー伯爵は、つい昨日学園で会っていたような、そんな笑みを浮かべながら部屋の中に入ってきた。エドワードしか持たない美しいペリドット色の瞳が相変わらず綺麗だなとトーマスは思った。
「エディだし、既婚者だし、ちゃんとジーンにも了解を得ているよ。えっと、急に魔法書簡なんて送って我がまま言ってごめんね」
「ううん。僕の方こそ式を挙げる花嫁さんに先に会うなんてジーンに恨まれてしまうなって思ったりもしたんだけど、せっかく声をかけてもらったから来ちゃったよ。迷うと困るからってそこまでルーカスについてきてもらったんだ。改めて、おめでとう、トム」
「ありがとう、エディ」
そう言って二人は顔を見合わせて「ふふふ」と笑った。
「父様たちはもう聖堂の中に入っているよ。魔法陣で来る人が多いからね。少し手間取っているみたいだった。でももう少しで声がかかるんじゃないかな。緊張するよね」
「うん。エディも緊張した?」
「勿論! 誓いの言葉が言えなくなったらどうしようって思ったよ。そうしたらにい……あ~、アルが言葉が出なくなってしまったら神官様に質問形式にしてもらおうって。ふふふ、でも大丈夫だったからトムも大丈夫だよ」
「そうかな」
「うん。それにしてもロマースクの結婚式って特有のものがあるって聞いていたけど、本当だね」
エドワードは椅子に座ったままのトーマスの周りをクルリと一周した。
「真っ白のタキシードにサッシュベルト……あ、カマーバンドか。うんうん。素敵。蝶ネクタイも可愛い。でもやっぱり一番素敵なのはこの刺繍の入っているベールかな」
「うん。こうして顔を隠すようにして、誓いの時に伴侶が上げる習わしなんだって。迎えるっていう意味らしいよ。だからこれを上げられるのはジーンだけなんだ」
「ふふふ、素敵だね。ドキドキするけど、迎えてもらうっていうのはやっぱり嬉しいよね」
「うん。……だけど」
そう言ってベール越しでも分かるほど顔を赤くしたトーマスにエドワードは少しだけ心配そうな顔をした。
「トム?」
「あ、うん。えっと、誓いの言葉の後に、誓いの口づけがあるでしょう? ベールを上げてすぐに口づけだからちょっと心配」
「心配?」
「う……ん。ほら、エディの時にアルフレッド様が、その、歩けなくなったエディを抱っこしたでしょう? あれ、はっきりは言わないけど、ジーンてばやる気満々な気がするんだ」
「ふぁ! あ、あれ、あれか~~。あぁぁぁ、そ、それはその、う~ん。ちゃ、ちゃんと歩けそうだったら自分から歩き出しちゃうとか?」
「え! 花婿さん置いて?」
二人は顔を見合わせてぷっと吹き出して、笑った。メイドたちが「お化粧が!」ってちょっと慌てている。
「やっぱりに無理を言ってエディに来てもらって良かった」
「うふふ、そう? 緊張が少しでも和らいだなら良かった。トム、幸せになってね。今日この国で一番幸せな花嫁さんに。ううん。今日だけじゃないよ、これからもずっとずっと幸せでいてほしい」
「うん。ありがとう、エディ。えっとこれからもよろしくね」
「こちらこそ!」
そうしてタイミングよく告げられた「お時間です」という言葉を聞いてエドワードは控室を出て行き、トーマスはメイド達の最終確認後に聖堂の扉の前に移動した。
「トム」
扉の前にはこれから一緒に聖堂の中に入るユージーンが待っていた。柔らかな声で名前を呼ばれて、トーマスはふわりと微笑んだ。
「綺麗だね。ベールがあって良かった。なかったら皆の視線に嫉妬してしまうところだった」
ローズグレイの瞳を甘く蕩けさせてそう口にするユージーンにトーマスは顔を赤くして小さく口を開く。
結婚すると決まってからユージーンは自分に対してとても甘くなったとトーマスは思っていた。それに輪をかけたのが婚約式の前に不安になってエドワードの所に行った後からだ。エドワードがユージーンに何かを言ったとは思わなかったけれど、伴侶となる聡い男はもしかしたら何かを感じ取ってしまったのかもしれないとトーマスは思っていた。
「ジーンも……カッコいいよ」
「ありがとう。さぁ、行こうか」
「うん」
腕を組んで、一緒に一つ息をついて。
二人は開いた扉の向こうに一歩を踏み出した。
-------------
242
お気に入りに追加
10,706
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
洗脳され無理やり暗殺者にされ、無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました!
時々おまけのお話を更新しています。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
王家の影一族に転生した僕にはどうやら才能があるらしい。
薄明 喰
BL
アーバスノイヤー公爵家の次男として生誕した僕、ルナイス・アーバスノイヤーは日本という異世界で生きていた記憶を持って生まれてきた。
アーバスノイヤー公爵家は表向きは代々王家に仕える近衛騎士として名を挙げている一族であるが、実は陰で王家に牙を向ける者達の処分や面倒ごとを片付ける暗躍一族なのだ。
そんな公爵家に生まれた僕も将来は家業を熟さないといけないのだけど…前世でなんの才もなくぼんやりと生きてきた僕には無理ですよ!!
え?
僕には暗躍一族としての才能に恵まれている!?
※すべてフィクションであり実在する物、人、言語とは異なることをご了承ください。
色んな国の言葉をMIXさせています。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。