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第8章 収束への道のり
305. スタンピードが始まる前
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僕は兄様に妖精たちから聞いた話とスタンピードが起こるだろうという事を急いで送った。お祖父様の仮説を含めた詳細はテオがしたためて、父様たちとニールデン卿にお祖父様の名前で送った。
それから眠りの樹を用意した。僕は日に二度も枝に向けての『お祈り』をした事はない。出来るのかも分からない。でも、やるしかない。だから枝ではなくもう少し大きい苗木を使ってみる事にした。だって、封じなければならないのはきっと南だけではない。王宮神殿と繋がっているという王様の森の守塚も見つけてそこも封印をしなければならないんだ。
急がなければと思う気持ちと出来るのだろうかという気持ちが僕の中で行ったり来たりしていた。でもやらなければならないのだ。
「どうか、力を貸して下さい」
眠りの樹に向かって僕は祈った。持っていく苗木たちがお祖父様の思うように育って、『首』を捕らえて、眠らせてくれます様に。
ルシルも今戦っている。
父様も、父様のお友達も、そして……
「!」
再び、兄様から書簡が届いた。今度は声の書簡だった。
『エディ、情報をありがとう。お祖父様にも感謝を。王城裏の森の奥に大きく隆起している場所が確認されたそうだ。おそらくはエディとお祖父様が知らせてくれた通りにスタンピードが始まるだろう。とりあえず隆起をしている所に魔導士達が結界をかけて溢れ出すのを少しでも遅らせている。私は王城の魔導騎士と近衛騎士達と一緒にスタンピードの討伐に参加をする事になったよ。必ず王都を守る。エディもまた封じ込めのお祈りをすると聞いたよ。日に何度もなんて初めてだから心配している。どうか無理はしないで。また、フィンレーで会おう』
「…………アル兄様」
涙が零れた。こんな時でも兄様は僕の心配をしている。
起きるスタンピードがどのくらいの規模のものなのかは全く分からない。モーリスのダンジョンと繋がったというそれが、どの層と繋がっているのか、どんな魔物が湧き出すのかも分からない。そして解け始めているのだろう王様の森の『首』がどれほどの魔物を喚び出すのかも謎だ。
どうして兄様がスタンピードの討伐に出る事になったのかは分からないけれど、どうか、どうか無事でいてほしい。だって……
「乗馬も、お返事も、していないですよ……」
苗木を持って僕はお祖父様の元へと急いだ。トーマス君たちも一緒に持ってくれた。
「着いて、準備が整ったら連絡を入れる。ポーションを準備して無理であればすぐに知らせなさい」
「分かりました、ご武運を」
「うむ」
お祖父様は苗木を持って南の守塚に転移をした。聖神殿の神官様達はユードルフ侯爵家の魔導騎士隊が送り届ける事になったらしい。
「エディ、魔力回復のポーションを用意しよう。お祈りの間に魔力が枯渇したりしないようにちゃんと飲ませるからね。それから僕たちはエディがお祈りをしている間にポーションを作る。沢山作るよ。怪我が治るポーションも、体力回復のポーションも、魔力回復のポーションも沢山作る。エディとカルロス様に教えてもらったからちゃんと作れるよ」
「エディに無茶をさせない見張り番なら任せて! 僕がきちんとポーションを飲ませるから」
「ありがとう。トーマス、ミッチェル」
そして僕は再び眠りの樹に向かった。
-*-*-*-*-
ハワードは正直頭を抱えたくなっていた。次々に届く想定外の知らせ。
墓廟に魔素が多く湧き始めた時から嫌な予感はしていたのだ。だが、封印部屋はやはり見つからない。
2つに分裂をして北と南に封じたというのが正解だったのだろうか。ここにどうしても拘りたくなってしまったのは間違いだったのだろうか。
次期賢者と呼ばれ、実際にその称号を受け、その称号を穢さぬように、というよりはより一層色々な知識を求めるようになった。そうできる事も有難かった。でもこの三の『首』に関しては本当に分からなかったのだ。最後まで迷って結局捨てきれなかった第三の場所。
そこに魔素が湧いて、アンデッドが現れ、予感は確信に変わった。
必ずこのどこかにもう一つの『首』は存在をするのだ。
魔素が湧いたと言うとフィンレーから支援が来た。
そしてアンデッドが湧いたと言うと王宮から光魔法が使える者たちが来てくれた。
これで万が一にでも魔人が現れても何とか捕縛ができるだろうとハワードは安堵した。
正直に言えばレイモンド家の者であれば魔力の鎖から檻を展開してその中に封じ込めることは可能だ。そしてダニエルが居れば以前魔人を捕縛している魔道具を使いこなせただろう。だが、ここには彼らはいない。
メイソン子爵領の自衛団はそれほど数が多くなく、他領のように騎士と魔導騎士を分ける事はしていない。団員は30名ほどで後はそれぞれの町に自警団をおいて見回りなどをさせている。それで賄えていたのだ。だから今回のような時に自領の騎士達を派遣する事は到底できなかったのである。
その後、魔人が南の守塚に現れてケネス達が捕縛をして聖神殿へ運んだという知らせを聞いた時はホッとした。だが、それもつかの間、封印強化が終了したばかりの北の森には黒竜が現れ、次にはこの森の中に王宮神殿に繋がる、『首』の封印場所があるのではないかという書簡が届いた。しかもスタンピードが起こる可能性があるというおまけ付だ。しかも魔人を捕縛した南の守塚はその魔人が封印の一部を壊した事により魔物が湧き始めているという。
とりあえず、デイヴィットが派遣をしてきた魔導騎士団の半数10名と、スタンリーの騎士団を20名。合計30名を連れてハワードは森の中へと繰り出した。神殿の中も、墓廟の中もこれほど探してもそれらしい場所は見つからない。けれどカルロスからはこの森の中、王宮神殿に繋がる所に封印の部屋はあるという仮説が知らされた。
だとすれば何としてでも探し出さなければならない。
マクスウェードとその子息、そして残りのスタンリー隊とフィンレー隊、そして光魔法が使える者たちは墓廟と王宮神殿の両方を監視するような形になった。アンデッドは数体出たがどれも聖水を使って切り捨てて以来ハワードがそこを出るまでにはそれ以上は出なかった。ふと、その中に行方不明になったままの者達がいたのかもしれないと思ったが、ハワードにそれを確かめる術はなかった。
王宮からの知らせの通り、森の中は動物たちが逃げ惑って明らかに様子がおかしくなっていた。
王城からもそれを調べるべく調査隊がやってきていていた。それらと情報を共有して、ハワードはさらに森の奥へと進む。北の森と南の森が王都の中では一番大きな森だと思っていたが、この王城裏の森もそれなりに深いのだなと思った。
この森の中で大きな魔力が動き始めている所はどこか。魔力を探らせながら、変化を見逃さないようにして一歩一歩足を進める。
焦る気持ちはあるけれど、焦って何かを見逃してはいけない。それでも一刻も早く『首』の封印場所の確定をしなければならないと言う気持ちが立つ。モーリスから『道』を通って運ばれてきたという『首』の分裂した残り、もしくは本体を封じた場所。それが完全に目を覚まし、封印が解ける前に。そして魔人になったオルドリッジが開けてしまったと言う扉を通ってモーリスからやってきてしまう魔物たちをなんとしても食い止めなければならないのだ。
「メイソン卿! 奥に奇妙に隆起をした場所があります!」
報告を受けて行ってみると確かに地形が明らかにいびつに膨れ上がっている場所があり、異様な気配を感じた。
おそらくここだろう。
「この地中の状態を探れる者はいますか?」
「魔力の流れと、建物や道などの人の手が入った建造物は察知できます」
「十分です。この地下からどこかに伸びている道、もしくはこの地下に何かの部屋などがないか調べて下さい」
賢者であるハワードの言葉に進み出た魔導騎士はそのまま地中に向けて何かを呟いた。そして。
「この隆起の先、そうですね、あの辺りでしょうか。その地下に何か異様な魔力のようなものを感じる……部屋? のような場所があります。そしてその部屋の方から王宮神殿の方へ向かって長い道が作られています。それとは別に隆起の裏、あちらの方に、空間の捻じれというか、よく分からないものも感じます」
魔導騎士は指差しをしながらハワードに説明をした。
「ありがとう。よく分かりました。あちらがモーリスのダンジョンに繋がる可能性のある扉があった場所でしょう。そして第三の『首』の三つ目の封印場所です。大至急王城へ知らせて下さい。この場所に結界を張ってスタンピードが起きるのを少しでも食い止めます。結界が張れる者を寄越すように指示してください。その間にスタンピードに備えるよう。また、ここに封じられている『首』の封印が解け始めればダンジョンとは別に『首』が魔物を喚び始めるでしょう。大至急、この地下の部屋の扉にも結界と強化が出来る者を。封印が可能になるまで、持ちこたえさせなければなりません」
その場の監視と、王城への要請、そしてマクスウェード達に伝えて、王宮神殿と繋がっている所を探し出してそちらへ魔物が行かないように神官たちとも相談をして……。やる事は山のようにあった。
「時間がありません。まずは簡易でも結構。結界が出来る者、こちらにとりあえず結界を張って下さい。応急処置です!」
森の中に落ちる白っぽい午後の光。
北のドラゴンはどうなっているだろう。
南に湧き始めた魔物たちはどうんな状況だろうか。
そして封印の為に動いていると言うカルロス様は、もう南の守塚に到着されただろうか。
幾つもの事を思いながらハワードはスタンリー親子の元へと簡易の魔法陣を使って飛んだ。
------------
ハワードの話が、307話に重複していましたが、そちらの方が修正をした文章だったので入れ替えました。
それから眠りの樹を用意した。僕は日に二度も枝に向けての『お祈り』をした事はない。出来るのかも分からない。でも、やるしかない。だから枝ではなくもう少し大きい苗木を使ってみる事にした。だって、封じなければならないのはきっと南だけではない。王宮神殿と繋がっているという王様の森の守塚も見つけてそこも封印をしなければならないんだ。
急がなければと思う気持ちと出来るのだろうかという気持ちが僕の中で行ったり来たりしていた。でもやらなければならないのだ。
「どうか、力を貸して下さい」
眠りの樹に向かって僕は祈った。持っていく苗木たちがお祖父様の思うように育って、『首』を捕らえて、眠らせてくれます様に。
ルシルも今戦っている。
父様も、父様のお友達も、そして……
「!」
再び、兄様から書簡が届いた。今度は声の書簡だった。
『エディ、情報をありがとう。お祖父様にも感謝を。王城裏の森の奥に大きく隆起している場所が確認されたそうだ。おそらくはエディとお祖父様が知らせてくれた通りにスタンピードが始まるだろう。とりあえず隆起をしている所に魔導士達が結界をかけて溢れ出すのを少しでも遅らせている。私は王城の魔導騎士と近衛騎士達と一緒にスタンピードの討伐に参加をする事になったよ。必ず王都を守る。エディもまた封じ込めのお祈りをすると聞いたよ。日に何度もなんて初めてだから心配している。どうか無理はしないで。また、フィンレーで会おう』
「…………アル兄様」
涙が零れた。こんな時でも兄様は僕の心配をしている。
起きるスタンピードがどのくらいの規模のものなのかは全く分からない。モーリスのダンジョンと繋がったというそれが、どの層と繋がっているのか、どんな魔物が湧き出すのかも分からない。そして解け始めているのだろう王様の森の『首』がどれほどの魔物を喚び出すのかも謎だ。
どうして兄様がスタンピードの討伐に出る事になったのかは分からないけれど、どうか、どうか無事でいてほしい。だって……
「乗馬も、お返事も、していないですよ……」
苗木を持って僕はお祖父様の元へと急いだ。トーマス君たちも一緒に持ってくれた。
「着いて、準備が整ったら連絡を入れる。ポーションを準備して無理であればすぐに知らせなさい」
「分かりました、ご武運を」
「うむ」
お祖父様は苗木を持って南の守塚に転移をした。聖神殿の神官様達はユードルフ侯爵家の魔導騎士隊が送り届ける事になったらしい。
「エディ、魔力回復のポーションを用意しよう。お祈りの間に魔力が枯渇したりしないようにちゃんと飲ませるからね。それから僕たちはエディがお祈りをしている間にポーションを作る。沢山作るよ。怪我が治るポーションも、体力回復のポーションも、魔力回復のポーションも沢山作る。エディとカルロス様に教えてもらったからちゃんと作れるよ」
「エディに無茶をさせない見張り番なら任せて! 僕がきちんとポーションを飲ませるから」
「ありがとう。トーマス、ミッチェル」
そして僕は再び眠りの樹に向かった。
-*-*-*-*-
ハワードは正直頭を抱えたくなっていた。次々に届く想定外の知らせ。
墓廟に魔素が多く湧き始めた時から嫌な予感はしていたのだ。だが、封印部屋はやはり見つからない。
2つに分裂をして北と南に封じたというのが正解だったのだろうか。ここにどうしても拘りたくなってしまったのは間違いだったのだろうか。
次期賢者と呼ばれ、実際にその称号を受け、その称号を穢さぬように、というよりはより一層色々な知識を求めるようになった。そうできる事も有難かった。でもこの三の『首』に関しては本当に分からなかったのだ。最後まで迷って結局捨てきれなかった第三の場所。
そこに魔素が湧いて、アンデッドが現れ、予感は確信に変わった。
必ずこのどこかにもう一つの『首』は存在をするのだ。
魔素が湧いたと言うとフィンレーから支援が来た。
そしてアンデッドが湧いたと言うと王宮から光魔法が使える者たちが来てくれた。
これで万が一にでも魔人が現れても何とか捕縛ができるだろうとハワードは安堵した。
正直に言えばレイモンド家の者であれば魔力の鎖から檻を展開してその中に封じ込めることは可能だ。そしてダニエルが居れば以前魔人を捕縛している魔道具を使いこなせただろう。だが、ここには彼らはいない。
メイソン子爵領の自衛団はそれほど数が多くなく、他領のように騎士と魔導騎士を分ける事はしていない。団員は30名ほどで後はそれぞれの町に自警団をおいて見回りなどをさせている。それで賄えていたのだ。だから今回のような時に自領の騎士達を派遣する事は到底できなかったのである。
その後、魔人が南の守塚に現れてケネス達が捕縛をして聖神殿へ運んだという知らせを聞いた時はホッとした。だが、それもつかの間、封印強化が終了したばかりの北の森には黒竜が現れ、次にはこの森の中に王宮神殿に繋がる、『首』の封印場所があるのではないかという書簡が届いた。しかもスタンピードが起こる可能性があるというおまけ付だ。しかも魔人を捕縛した南の守塚はその魔人が封印の一部を壊した事により魔物が湧き始めているという。
とりあえず、デイヴィットが派遣をしてきた魔導騎士団の半数10名と、スタンリーの騎士団を20名。合計30名を連れてハワードは森の中へと繰り出した。神殿の中も、墓廟の中もこれほど探してもそれらしい場所は見つからない。けれどカルロスからはこの森の中、王宮神殿に繋がる所に封印の部屋はあるという仮説が知らされた。
だとすれば何としてでも探し出さなければならない。
マクスウェードとその子息、そして残りのスタンリー隊とフィンレー隊、そして光魔法が使える者たちは墓廟と王宮神殿の両方を監視するような形になった。アンデッドは数体出たがどれも聖水を使って切り捨てて以来ハワードがそこを出るまでにはそれ以上は出なかった。ふと、その中に行方不明になったままの者達がいたのかもしれないと思ったが、ハワードにそれを確かめる術はなかった。
王宮からの知らせの通り、森の中は動物たちが逃げ惑って明らかに様子がおかしくなっていた。
王城からもそれを調べるべく調査隊がやってきていていた。それらと情報を共有して、ハワードはさらに森の奥へと進む。北の森と南の森が王都の中では一番大きな森だと思っていたが、この王城裏の森もそれなりに深いのだなと思った。
この森の中で大きな魔力が動き始めている所はどこか。魔力を探らせながら、変化を見逃さないようにして一歩一歩足を進める。
焦る気持ちはあるけれど、焦って何かを見逃してはいけない。それでも一刻も早く『首』の封印場所の確定をしなければならないと言う気持ちが立つ。モーリスから『道』を通って運ばれてきたという『首』の分裂した残り、もしくは本体を封じた場所。それが完全に目を覚まし、封印が解ける前に。そして魔人になったオルドリッジが開けてしまったと言う扉を通ってモーリスからやってきてしまう魔物たちをなんとしても食い止めなければならないのだ。
「メイソン卿! 奥に奇妙に隆起をした場所があります!」
報告を受けて行ってみると確かに地形が明らかにいびつに膨れ上がっている場所があり、異様な気配を感じた。
おそらくここだろう。
「この地中の状態を探れる者はいますか?」
「魔力の流れと、建物や道などの人の手が入った建造物は察知できます」
「十分です。この地下からどこかに伸びている道、もしくはこの地下に何かの部屋などがないか調べて下さい」
賢者であるハワードの言葉に進み出た魔導騎士はそのまま地中に向けて何かを呟いた。そして。
「この隆起の先、そうですね、あの辺りでしょうか。その地下に何か異様な魔力のようなものを感じる……部屋? のような場所があります。そしてその部屋の方から王宮神殿の方へ向かって長い道が作られています。それとは別に隆起の裏、あちらの方に、空間の捻じれというか、よく分からないものも感じます」
魔導騎士は指差しをしながらハワードに説明をした。
「ありがとう。よく分かりました。あちらがモーリスのダンジョンに繋がる可能性のある扉があった場所でしょう。そして第三の『首』の三つ目の封印場所です。大至急王城へ知らせて下さい。この場所に結界を張ってスタンピードが起きるのを少しでも食い止めます。結界が張れる者を寄越すように指示してください。その間にスタンピードに備えるよう。また、ここに封じられている『首』の封印が解け始めればダンジョンとは別に『首』が魔物を喚び始めるでしょう。大至急、この地下の部屋の扉にも結界と強化が出来る者を。封印が可能になるまで、持ちこたえさせなければなりません」
その場の監視と、王城への要請、そしてマクスウェード達に伝えて、王宮神殿と繋がっている所を探し出してそちらへ魔物が行かないように神官たちとも相談をして……。やる事は山のようにあった。
「時間がありません。まずは簡易でも結構。結界が出来る者、こちらにとりあえず結界を張って下さい。応急処置です!」
森の中に落ちる白っぽい午後の光。
北のドラゴンはどうなっているだろう。
南に湧き始めた魔物たちはどうんな状況だろうか。
そして封印の為に動いていると言うカルロス様は、もう南の守塚に到着されただろうか。
幾つもの事を思いながらハワードはスタンリー親子の元へと簡易の魔法陣を使って飛んだ。
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ハワードの話が、307話に重複していましたが、そちらの方が修正をした文章だったので入れ替えました。
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