100 / 335
第7章 厄災
216. さぁ、話をしよう
しおりを挟む
夕食が終わってから僕たちはそのまま兄様の部屋に行った。
小さな応接室の方でとも思ったけれど、兄様が部屋でいいよと言ったのでそうなった。
久しぶりに訪れた兄様の部屋は、以前よりももっとさっぱりとしていた。収納をほとんどマジックボックスにしてしまったらしく、机と、飾り棚と、小さめの本棚、それにクローゼットとベッドというとても簡素な印象だ。
ただ、以前あった小さめのテーブルセットではなく、部屋の中には四・五人が座る事が出来るソファとテーブルのセットが置かれていた。
そこに向かい合わせで腰かけて、僕はゆっくりと口を開いた。
「今日はありがとうございます。一緒に夕食まで食べられて嬉しかったです」
僕がそう言うと兄様は「せめて週に二度くらいはそうしたいよね」と言った。それに小さく笑って「お願いします」と言ってから、僕はキュッと口を結んで……再び開いた。
「今日はルシルを含む僕の友人たちに西の国で120年ほど前に起きた事を話しました。父様にもお願いをした時に話したのですが、本の話とあの話はやはり切り離して考えるものではないと感じていたからです。話をして、やはり良かったと思いました。僕が感じた事以外にも色々な意見が出たからです。自分が気づかない視点に気付けるというのは有難いなと思いました」
そう言って僕はスティーブ君とユージーン君がまとめてくれた話の内容を書き留めたものを広げて見せた。
兄様はそれを手にとって、目で追い始める。
言葉のない空間は少し重く感じるけれど、それでも真剣に僕たちが話をした内容を見つめる兄様を見るのは何だか嬉しかった。
「やっぱり始まりのきっかけが気になるね。でもこのどちらも封印を解いてしまった事が原因という考え方は面白いな。まったく考えられないわけではない。五つ首の名前がないかというのは確かに気にはなっていたよ。それと、覇権争いから始まるというのは在り得る話だな。五種族か、確かにね。後はそうだな、先々王の行いについてはやはりルフェリットでは受け入れられないほどのものだね。死して彷徨うという点をアンデッド騒ぎと結び付けたりもしていたみたいだね。砂漠化についての謎も確かにルフェリットとは異なるような気もするよね。うん。それでエディはこの出てきた意見をどうしたいのかな?」
兄様は話し合いをまとめた紙をテーブルの上に置いて、僕を見た。
「とりあえずは参考に。次に出てきた事実との比較材料にと思っています。勿論それぞれが今調べている事の参考としてもいいし、乱暴な言い方をすれば仮説にしてもいいと思っています。ただ本の内容だけで色々と探るのは限界があると思ったので、話したかったんです。情報を共有すれば今回のように新たな視点が見えてくる事がありますから」
「わかった。ではそのように父上に伝えておこう。私もエディたちの話し合いを情報の一つとして扱っていくね」
「はい、ありがとうございます」
良かった。自分の意見がきちんと話せて。そしてみんなの意見が参考というか、情報の一つになってこれからの事に重ねられていく。
こうして少しずつ本当の事が判って、判っただけでなく、その解決方法も見つけていけたらいいと思う。
「アル兄様」
「なんだい?」
「まだ数日しか経っていませんが、その後何か変化はありましたか?」
「特にはないね。ゼフの方からもまだ有益な報告は上がってこない」
「モーリスの方もですか?」
「うん。魔物が溢れ出したというような情報はないね。その辺りは王国内のギルドと情報を共有しているから下手に領主を通して王国へ知らせが入ってという事よりも早いと思うし、前線に立つ冒険者たちから直接情報が入るからね。半面冒険者を装ったような人物に操作をされやすいという点もあるから、ある程度の確認は必要になって来るとは思うけどね」
「……なるほど」
僕はコクリと頷いた。
「何とかもう少し西の国の情報が入ってくればいいんだけれど、こればかりは私たちが行って直接集めるような事は出来ないからね。叔父上がどこまで手を伸ばして下さるか。もしも西の国のあの混乱が、本当に『首』の封印が解かれた事よるものだったとしたら。そして先ほどエディたちが話していたように王国内に「呪い」と「絶望」と「死」という名前の首が封印されていて、そのどれかが、あるいは全ての封印が解けているかまたは解けかけているのだとしたら、ルフェリットはこれから先々王が引き起こしたような「厄災」に見舞われる事になる。始まりが似ている事が前兆だとしたら、バランスの崩壊というのは厄災と呼ばれた化け物の首が解き放たれたという事になるからね」
『はいったらいけないのにやくそくやぶったー』
ふと、妖精の声が甦った。そう、皆に言えなかったのは妖精の話だ。
これはハロルドの加護に関わるので言う事が出来なかった。
でも妖精は確かに「はいったらいけないところ」といっていたし、「くずれそう」だと、「くずれてどこかとつながる」と、「なおすちからをはうまくつかわないとなおせなくなる」と言っていた。
それは本当にこの封印の事なのではないかと時間が経つほど思えてくるんだ。
「アル兄様、妖精が言っていた入ったらいけない所というのは、やっぱり封印した場所なのでしょうか」
「そうだと決める事はできないね」
「彼らが言っていたなおすちからというのは何でしょうか」
「分からないな。でも西の国は先王が自身も呪いを受けながらも崩壊を食い止めているのは確かな事だ」
「加護持ちだったかもしれない先王ですね。では……」
僕は一度息を吸って吐いた。
「この国ではルシルか、僕か、ハロルドでしょうか」
「エディ」
「すみません。まだ何も判っていないのに……でも、考え出すとつい」
「うん。気持ちは判るよ。でも決めつけては駄目だ。それにね、加護だけを考えるのであれば、この王国内には沢山の加護持ちが居る。愛し子と呼ばれるような加護が三人の他に存在しているのかどうかは分からないけれど、仮にもしもそうだとしても、私はエディたちに先王のように呪いを受けさせてまで崩壊を食い止めてくれとは言わないよ。父上たちも言っている。一人の力のある加護者に背負わせるものではないとね。私たちが選ぶのはそういう道だ。西の国とは違う」
真っ直ぐに見つめてくるブルーの瞳。
ああ、やっぱり僕はこの瞳が好きだなって思った。
初めて会った時から、ずっと、ずっとこの瞳が……
「エディ?」
この声が好きだなと思った。
「……はい。兄様。約束します。そんな風には考えません。僕も、ルシルも、そしてハリーもそんな風にならないような『なおすちから」を考えます」
「うん。そうしよう。西の国には西の国の、ルフェリットにはルフェリットのやり方がある。エディたちが今日考えたように、皆で考えれば、おのずと答えは見つかる筈だ。だから一人で抱え込むような事はやめてほしい。間違っても犠牲になるような事は考えないでほしい。エディに何かあったら、私はそんな選択をさせた自分が許せなくなるよ」
「アル兄様?」
「……とりあえず、今日の話はここまでにしよう。先ほど言ったように父上への報告は私からしておくから。とにかくまずは魔人の事に気を付けるようにして。何かあったらすぐに知らせを」
「分かりました。ありがとうございました」
僕はそう言ってゆっくりと立ち上がった。そしてぺこりとお辞儀をしてドアへと向かおうとした途端。
兄様はもう一度口を開いた。
「今日はもう何か考えたらダメだよ? エディは目を離すと勝手に色々考えて、ふいと私の手が届かない所に行ってしまいそうで時々不安になる」
目の前に立った兄様は少しだけ悲しそうだった。そんな顔をさせてしまったのが自分なのだと思って僕もまた少しだけ悲しくなる。
「そ、そんな事はしませんよ」
「本当に?」
「本当です。ちゃんと約束を守ります。直す力の事も、一番に知らせる約束も」
僕がそう言うと、兄様はブルーの瞳をそっと閉じて……開いた。
「……うん。判った。じゃあ、おやすみ。エディ」
「おやすみなさい。アル兄様」
兄様は小さく笑って、それからもう一度「おやすみ」と言ってドアを開けた。
部屋を出て自分の部屋に向かいながら、ふと今日はギュッとしてもらえなかったなと思って、少しだけ顔が赤くなった。なぜか分からないけれど、夕食前にキスをされた頭のてっぺんが熱くなったような気がした。
小さな応接室の方でとも思ったけれど、兄様が部屋でいいよと言ったのでそうなった。
久しぶりに訪れた兄様の部屋は、以前よりももっとさっぱりとしていた。収納をほとんどマジックボックスにしてしまったらしく、机と、飾り棚と、小さめの本棚、それにクローゼットとベッドというとても簡素な印象だ。
ただ、以前あった小さめのテーブルセットではなく、部屋の中には四・五人が座る事が出来るソファとテーブルのセットが置かれていた。
そこに向かい合わせで腰かけて、僕はゆっくりと口を開いた。
「今日はありがとうございます。一緒に夕食まで食べられて嬉しかったです」
僕がそう言うと兄様は「せめて週に二度くらいはそうしたいよね」と言った。それに小さく笑って「お願いします」と言ってから、僕はキュッと口を結んで……再び開いた。
「今日はルシルを含む僕の友人たちに西の国で120年ほど前に起きた事を話しました。父様にもお願いをした時に話したのですが、本の話とあの話はやはり切り離して考えるものではないと感じていたからです。話をして、やはり良かったと思いました。僕が感じた事以外にも色々な意見が出たからです。自分が気づかない視点に気付けるというのは有難いなと思いました」
そう言って僕はスティーブ君とユージーン君がまとめてくれた話の内容を書き留めたものを広げて見せた。
兄様はそれを手にとって、目で追い始める。
言葉のない空間は少し重く感じるけれど、それでも真剣に僕たちが話をした内容を見つめる兄様を見るのは何だか嬉しかった。
「やっぱり始まりのきっかけが気になるね。でもこのどちらも封印を解いてしまった事が原因という考え方は面白いな。まったく考えられないわけではない。五つ首の名前がないかというのは確かに気にはなっていたよ。それと、覇権争いから始まるというのは在り得る話だな。五種族か、確かにね。後はそうだな、先々王の行いについてはやはりルフェリットでは受け入れられないほどのものだね。死して彷徨うという点をアンデッド騒ぎと結び付けたりもしていたみたいだね。砂漠化についての謎も確かにルフェリットとは異なるような気もするよね。うん。それでエディはこの出てきた意見をどうしたいのかな?」
兄様は話し合いをまとめた紙をテーブルの上に置いて、僕を見た。
「とりあえずは参考に。次に出てきた事実との比較材料にと思っています。勿論それぞれが今調べている事の参考としてもいいし、乱暴な言い方をすれば仮説にしてもいいと思っています。ただ本の内容だけで色々と探るのは限界があると思ったので、話したかったんです。情報を共有すれば今回のように新たな視点が見えてくる事がありますから」
「わかった。ではそのように父上に伝えておこう。私もエディたちの話し合いを情報の一つとして扱っていくね」
「はい、ありがとうございます」
良かった。自分の意見がきちんと話せて。そしてみんなの意見が参考というか、情報の一つになってこれからの事に重ねられていく。
こうして少しずつ本当の事が判って、判っただけでなく、その解決方法も見つけていけたらいいと思う。
「アル兄様」
「なんだい?」
「まだ数日しか経っていませんが、その後何か変化はありましたか?」
「特にはないね。ゼフの方からもまだ有益な報告は上がってこない」
「モーリスの方もですか?」
「うん。魔物が溢れ出したというような情報はないね。その辺りは王国内のギルドと情報を共有しているから下手に領主を通して王国へ知らせが入ってという事よりも早いと思うし、前線に立つ冒険者たちから直接情報が入るからね。半面冒険者を装ったような人物に操作をされやすいという点もあるから、ある程度の確認は必要になって来るとは思うけどね」
「……なるほど」
僕はコクリと頷いた。
「何とかもう少し西の国の情報が入ってくればいいんだけれど、こればかりは私たちが行って直接集めるような事は出来ないからね。叔父上がどこまで手を伸ばして下さるか。もしも西の国のあの混乱が、本当に『首』の封印が解かれた事よるものだったとしたら。そして先ほどエディたちが話していたように王国内に「呪い」と「絶望」と「死」という名前の首が封印されていて、そのどれかが、あるいは全ての封印が解けているかまたは解けかけているのだとしたら、ルフェリットはこれから先々王が引き起こしたような「厄災」に見舞われる事になる。始まりが似ている事が前兆だとしたら、バランスの崩壊というのは厄災と呼ばれた化け物の首が解き放たれたという事になるからね」
『はいったらいけないのにやくそくやぶったー』
ふと、妖精の声が甦った。そう、皆に言えなかったのは妖精の話だ。
これはハロルドの加護に関わるので言う事が出来なかった。
でも妖精は確かに「はいったらいけないところ」といっていたし、「くずれそう」だと、「くずれてどこかとつながる」と、「なおすちからをはうまくつかわないとなおせなくなる」と言っていた。
それは本当にこの封印の事なのではないかと時間が経つほど思えてくるんだ。
「アル兄様、妖精が言っていた入ったらいけない所というのは、やっぱり封印した場所なのでしょうか」
「そうだと決める事はできないね」
「彼らが言っていたなおすちからというのは何でしょうか」
「分からないな。でも西の国は先王が自身も呪いを受けながらも崩壊を食い止めているのは確かな事だ」
「加護持ちだったかもしれない先王ですね。では……」
僕は一度息を吸って吐いた。
「この国ではルシルか、僕か、ハロルドでしょうか」
「エディ」
「すみません。まだ何も判っていないのに……でも、考え出すとつい」
「うん。気持ちは判るよ。でも決めつけては駄目だ。それにね、加護だけを考えるのであれば、この王国内には沢山の加護持ちが居る。愛し子と呼ばれるような加護が三人の他に存在しているのかどうかは分からないけれど、仮にもしもそうだとしても、私はエディたちに先王のように呪いを受けさせてまで崩壊を食い止めてくれとは言わないよ。父上たちも言っている。一人の力のある加護者に背負わせるものではないとね。私たちが選ぶのはそういう道だ。西の国とは違う」
真っ直ぐに見つめてくるブルーの瞳。
ああ、やっぱり僕はこの瞳が好きだなって思った。
初めて会った時から、ずっと、ずっとこの瞳が……
「エディ?」
この声が好きだなと思った。
「……はい。兄様。約束します。そんな風には考えません。僕も、ルシルも、そしてハリーもそんな風にならないような『なおすちから」を考えます」
「うん。そうしよう。西の国には西の国の、ルフェリットにはルフェリットのやり方がある。エディたちが今日考えたように、皆で考えれば、おのずと答えは見つかる筈だ。だから一人で抱え込むような事はやめてほしい。間違っても犠牲になるような事は考えないでほしい。エディに何かあったら、私はそんな選択をさせた自分が許せなくなるよ」
「アル兄様?」
「……とりあえず、今日の話はここまでにしよう。先ほど言ったように父上への報告は私からしておくから。とにかくまずは魔人の事に気を付けるようにして。何かあったらすぐに知らせを」
「分かりました。ありがとうございました」
僕はそう言ってゆっくりと立ち上がった。そしてぺこりとお辞儀をしてドアへと向かおうとした途端。
兄様はもう一度口を開いた。
「今日はもう何か考えたらダメだよ? エディは目を離すと勝手に色々考えて、ふいと私の手が届かない所に行ってしまいそうで時々不安になる」
目の前に立った兄様は少しだけ悲しそうだった。そんな顔をさせてしまったのが自分なのだと思って僕もまた少しだけ悲しくなる。
「そ、そんな事はしませんよ」
「本当に?」
「本当です。ちゃんと約束を守ります。直す力の事も、一番に知らせる約束も」
僕がそう言うと、兄様はブルーの瞳をそっと閉じて……開いた。
「……うん。判った。じゃあ、おやすみ。エディ」
「おやすみなさい。アル兄様」
兄様は小さく笑って、それからもう一度「おやすみ」と言ってドアを開けた。
部屋を出て自分の部屋に向かいながら、ふと今日はギュッとしてもらえなかったなと思って、少しだけ顔が赤くなった。なぜか分からないけれど、夕食前にキスをされた頭のてっぺんが熱くなったような気がした。
304
お気に入りに追加
10,680
あなたにおすすめの小説
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
卒業パーティーで魅了されている連中がいたから、助けてやった。えっ、どうやって?帝国真拳奥義を使ってな
しげむろ ゆうき
恋愛
卒業パーティーに呼ばれた俺はピンク頭に魅了された連中に気づく
しかも、魅了された連中は令嬢に向かって婚約破棄をするだの色々と暴言を吐いたのだ
おそらく本意ではないのだろうと思った俺はそいつらを助けることにしたのだ
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。