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歴史的偉業を成し遂げた聖女召喚から1日が経った次の日、グーハは聖女達の様子を見に部屋へ向かった。
そしてそこで信じられない光景を目にして、あんぐりと口を開けて呆けてしまった。
「な……え? な、な、な、」
グーハの目の前には昨日召喚した聖女達がいた。それはまだいい。
「「おはようございます」」
「ふ、服は? 召喚された時に身につけていた道具達はどうしたのですか⁉︎」
そう、昨夜グーハは聖女達が入浴を拒んだと聞いていた。その為、今日入浴してもらおうと説得しにきたのだ。ついでに、聖女達の身につけていた物を回収しようと思っていた。なのにーー
目の前の聖女達は既にこの世界の服に着替えていた。慌てて周りをみても、聖女達が身につけていた物は無く、質素なベッドと机が置いてあるだけ。
慌てて聖女達を見やれば、茶髪の聖女の方が泣き出しそうな顔になっていた。いや、実際泣き出していた。
「う、ふぇ! ご、ごめんなさい! 私たちにもよく分からなくて……服が消えていたんです! 後、バックとかも! 多分誰かに盗られたのかも……ごめんなさい」
ポロポロと涙を溢しながら謝るその姿は嘘をついているようには感じられない。
「ああ、そうでしたか。それは申し訳ありません」
ふるふると震える細い肩に宥めるように、手を優しく置く。
こうしてみると以前よりますます頼りなく見える。ああ、めちゃくちゃにしてしまいたい。優しそうな笑みを浮かべながら心の中でグーハは、その笑みとは正反対の下衆な事を考えていたのであった。
しかし、一方で聖女達の身につけていた物が盗まれたという無視できない情報に危機感を覚えていた。
(聖女達が自分たちの持ち物が国宝級の物だとは知るわけがない。となれば、誰かが持ち去ったか……)
チラリと黒髪の聖女の方を向けは俯いたまま肩を震わせていた。やはり、故郷を思い出せる物が無くなるのは辛いのだろう。
……今日鑑定するのはやめておこう。そう判断したグーハは伝達魔法で聖女達の身につけた物が盗まれたと王宮に連絡し、聖女達のいる部屋を後にしたのだった。
○○○
グーハが去った後、先程まで泣き崩れていた百合はサッと涙を拭った後、未だに笑いを堪えている私に枕を投げつけてきた。
「ぶは⁉︎ いきなりなにするのさ」
「何じゃないわよ。バレでもしたらどうするつもりだったの」
キッと眦を吊り上げて怒る百合は不機嫌だ。
ま、そりゃそうだろう。なんせ自分に卑猥な妄想を抱いている相手に肩を撫でられたのだから。
『めちゃくちゃにしてしまいたい』
盗聴器から聞こえたグーハの心の声に必死で笑いを押し殺すのは大変だった。
何故なら演技途中の百合の顔が一瞬無表情になったから。すぐに元通りに戻ってたけど、百合の中でグーハの株が一気に暴落した瞬間だった。
未だに不機嫌を隠そうともしない百合にごめんと謝りながら加護の素晴らしさを改めて実感する。
今回使用したのは百合の"万能ポケット"と"演技"。
「百合、服って今出せるの?」
「ええ、出せるわ」
この世界の服に付いていたポケットから百合が無造作に私の服を取り出す。
そう、"万能ポケット"は身につけている衣服にポケットさえあれば無制限に色んな物を入れる事が出来たのだ。勿論、ポケットに入るならサイズだって関係なし。
それを利用して私達はここに来た時に身につけていた物を全て百合の"万能ポケット"に収納した。
そして"演技"だが、これはもう感嘆の一言に尽きた。今までも百合の演技には圧倒されていたのだが、それでもまだ演技だと分かっている側には凄い演技だなぁと思うぐらいの物だった。
しかし、この加護を使用すると演技だと知っている私でも本当だと思い込まされてしまうのだ。
例えるならば、百合がお花屋さんの店員を演じたとしよう。すると百合の周りにはお花が沢山並べてあり、本当に百合が花屋でお花を売っていると思い込んでしまうのだ。
全く恐ろしい加護である。
この出来事の後グーハはやって来ず、私達は別の神官さんに魔法を教わって部屋に帰された。
「魔法があるなんて本当に異世界に来たのね」
「ねー」
今日習ったばかりの照明魔法で発現させた光の球を出したり消したりして遊ぶ百合。対する私は今日渡された魔法について書かれた本に釘付けだった。
「あった! 百合、見つけたよ! "隠密"と"隠蔽"‼︎ 」
「……本当にあったのね」
バッと本を百合に見せる。そこにはきちんと隠密魔法と隠蔽魔法が載っていた。
異世界の人ってちょっとバカなのかしら? そう言って百合が本を覗き込む。そこまで言わなくても……と一瞬思った私だが、たしかにこんな物騒な魔法が記された本をポイっと私たちに渡すのはバカしかいない、と思い直した。
日本にもしこんな魔法が存在すれば、即禁止令が出ている事だろう。
この時私達は魔法は皆んな使える物だと思い込んでいた。初見で魔法を使えるのは常識外だなんて事は知らなかったのである。だから神官達も容易に魔導書を柚木達に渡したのだがーー
「使えるの?」
「うん、使えると思う。今から隠密魔法使うから百合は私がどこにいるか当てて」
訝しげに見てきた百合に自信満々に答える。目をつぶって10秒数えてもらい私は隠密魔法を使用して百合の目の前にある壁に立った。
「10。……いないわね」
キョロキョロと辺りを見回す百合。私は目の前にいるよ~なんてブンブン手を振ってみたけど百合は気づかなかった。急いで隠密魔法を解いてみる。
「うわ! びっくりしたじゃないの!」
百合の目にはいきなり私が目の前に現れたと映ったらしい。その様子をみて、ほくそ笑む。どうやら大成功のようだ。
「ね、使えるって言ったでしょ?」
自慢げに話す私を適当にあしらう百合。
「はいはい。そうね、これなら多分バレないわ。後は魔法を使用したのがバレるかどうかなんだけど……」
「確かに重要。でもこの本には載っていなかったようなーー」
一通り明日必要な魔法が使えるのを確認した私達は、明日の鑑定に向けて計画を練り始めたのだった。
そしてそこで信じられない光景を目にして、あんぐりと口を開けて呆けてしまった。
「な……え? な、な、な、」
グーハの目の前には昨日召喚した聖女達がいた。それはまだいい。
「「おはようございます」」
「ふ、服は? 召喚された時に身につけていた道具達はどうしたのですか⁉︎」
そう、昨夜グーハは聖女達が入浴を拒んだと聞いていた。その為、今日入浴してもらおうと説得しにきたのだ。ついでに、聖女達の身につけていた物を回収しようと思っていた。なのにーー
目の前の聖女達は既にこの世界の服に着替えていた。慌てて周りをみても、聖女達が身につけていた物は無く、質素なベッドと机が置いてあるだけ。
慌てて聖女達を見やれば、茶髪の聖女の方が泣き出しそうな顔になっていた。いや、実際泣き出していた。
「う、ふぇ! ご、ごめんなさい! 私たちにもよく分からなくて……服が消えていたんです! 後、バックとかも! 多分誰かに盗られたのかも……ごめんなさい」
ポロポロと涙を溢しながら謝るその姿は嘘をついているようには感じられない。
「ああ、そうでしたか。それは申し訳ありません」
ふるふると震える細い肩に宥めるように、手を優しく置く。
こうしてみると以前よりますます頼りなく見える。ああ、めちゃくちゃにしてしまいたい。優しそうな笑みを浮かべながら心の中でグーハは、その笑みとは正反対の下衆な事を考えていたのであった。
しかし、一方で聖女達の身につけていた物が盗まれたという無視できない情報に危機感を覚えていた。
(聖女達が自分たちの持ち物が国宝級の物だとは知るわけがない。となれば、誰かが持ち去ったか……)
チラリと黒髪の聖女の方を向けは俯いたまま肩を震わせていた。やはり、故郷を思い出せる物が無くなるのは辛いのだろう。
……今日鑑定するのはやめておこう。そう判断したグーハは伝達魔法で聖女達の身につけた物が盗まれたと王宮に連絡し、聖女達のいる部屋を後にしたのだった。
○○○
グーハが去った後、先程まで泣き崩れていた百合はサッと涙を拭った後、未だに笑いを堪えている私に枕を投げつけてきた。
「ぶは⁉︎ いきなりなにするのさ」
「何じゃないわよ。バレでもしたらどうするつもりだったの」
キッと眦を吊り上げて怒る百合は不機嫌だ。
ま、そりゃそうだろう。なんせ自分に卑猥な妄想を抱いている相手に肩を撫でられたのだから。
『めちゃくちゃにしてしまいたい』
盗聴器から聞こえたグーハの心の声に必死で笑いを押し殺すのは大変だった。
何故なら演技途中の百合の顔が一瞬無表情になったから。すぐに元通りに戻ってたけど、百合の中でグーハの株が一気に暴落した瞬間だった。
未だに不機嫌を隠そうともしない百合にごめんと謝りながら加護の素晴らしさを改めて実感する。
今回使用したのは百合の"万能ポケット"と"演技"。
「百合、服って今出せるの?」
「ええ、出せるわ」
この世界の服に付いていたポケットから百合が無造作に私の服を取り出す。
そう、"万能ポケット"は身につけている衣服にポケットさえあれば無制限に色んな物を入れる事が出来たのだ。勿論、ポケットに入るならサイズだって関係なし。
それを利用して私達はここに来た時に身につけていた物を全て百合の"万能ポケット"に収納した。
そして"演技"だが、これはもう感嘆の一言に尽きた。今までも百合の演技には圧倒されていたのだが、それでもまだ演技だと分かっている側には凄い演技だなぁと思うぐらいの物だった。
しかし、この加護を使用すると演技だと知っている私でも本当だと思い込まされてしまうのだ。
例えるならば、百合がお花屋さんの店員を演じたとしよう。すると百合の周りにはお花が沢山並べてあり、本当に百合が花屋でお花を売っていると思い込んでしまうのだ。
全く恐ろしい加護である。
この出来事の後グーハはやって来ず、私達は別の神官さんに魔法を教わって部屋に帰された。
「魔法があるなんて本当に異世界に来たのね」
「ねー」
今日習ったばかりの照明魔法で発現させた光の球を出したり消したりして遊ぶ百合。対する私は今日渡された魔法について書かれた本に釘付けだった。
「あった! 百合、見つけたよ! "隠密"と"隠蔽"‼︎ 」
「……本当にあったのね」
バッと本を百合に見せる。そこにはきちんと隠密魔法と隠蔽魔法が載っていた。
異世界の人ってちょっとバカなのかしら? そう言って百合が本を覗き込む。そこまで言わなくても……と一瞬思った私だが、たしかにこんな物騒な魔法が記された本をポイっと私たちに渡すのはバカしかいない、と思い直した。
日本にもしこんな魔法が存在すれば、即禁止令が出ている事だろう。
この時私達は魔法は皆んな使える物だと思い込んでいた。初見で魔法を使えるのは常識外だなんて事は知らなかったのである。だから神官達も容易に魔導書を柚木達に渡したのだがーー
「使えるの?」
「うん、使えると思う。今から隠密魔法使うから百合は私がどこにいるか当てて」
訝しげに見てきた百合に自信満々に答える。目をつぶって10秒数えてもらい私は隠密魔法を使用して百合の目の前にある壁に立った。
「10。……いないわね」
キョロキョロと辺りを見回す百合。私は目の前にいるよ~なんてブンブン手を振ってみたけど百合は気づかなかった。急いで隠密魔法を解いてみる。
「うわ! びっくりしたじゃないの!」
百合の目にはいきなり私が目の前に現れたと映ったらしい。その様子をみて、ほくそ笑む。どうやら大成功のようだ。
「ね、使えるって言ったでしょ?」
自慢げに話す私を適当にあしらう百合。
「はいはい。そうね、これなら多分バレないわ。後は魔法を使用したのがバレるかどうかなんだけど……」
「確かに重要。でもこの本には載っていなかったようなーー」
一通り明日必要な魔法が使えるのを確認した私達は、明日の鑑定に向けて計画を練り始めたのだった。
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