懴悔(さんげ)
嵐のような晩だった。
銀次は押し込み強盗「おかめ盗賊」の一味だった。「金は盗っても命は取らぬ」と誓っていたのに、仲間が失態をおかし、人殺し盗賊に成り下がってしまう。銀次は何の因果かその家の一人娘を連れ去ることに。
そして、おかめ強盗に命を散らされた女中、鈴の兄源助は、妹の敵を討つために一人、旅に出るのだった。
追われ、追いかけ、過去を悔い、そんな人生の長い旅路を過ごす者達の物語。
※ 地名などは全て架空のものです。
※ 詳しい下調べはおこなっておりません。作者のつたない記憶の中から絞り出しましたので、歴史の中の史実と違うこともあるかと思います。その辺をご理解のほど、よろしくお願いいたします。
銀次は押し込み強盗「おかめ盗賊」の一味だった。「金は盗っても命は取らぬ」と誓っていたのに、仲間が失態をおかし、人殺し盗賊に成り下がってしまう。銀次は何の因果かその家の一人娘を連れ去ることに。
そして、おかめ強盗に命を散らされた女中、鈴の兄源助は、妹の敵を討つために一人、旅に出るのだった。
追われ、追いかけ、過去を悔い、そんな人生の長い旅路を過ごす者達の物語。
※ 地名などは全て架空のものです。
※ 詳しい下調べはおこなっておりません。作者のつたない記憶の中から絞り出しましたので、歴史の中の史実と違うこともあるかと思います。その辺をご理解のほど、よろしくお願いいたします。
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
転娘忍法帖
あきらつかさ
歴史・時代
時は江戸、四代将軍家綱の頃。
小国に仕える忍の息子・巽丸(たつみまる)はある時、侵入した曲者を追った先で、老忍者に謎の秘術を受ける。
どうにか生還したものの、目覚めた時には女の体になっていた。
国に渦巻く陰謀と、師となった忍に預けられた書を狙う者との戦いに翻弄される、ひとりの若忍者の運命は――――
漱石先生たると考
神笠 京樹
歴史・時代
かつての松山藩の藩都、そして今も愛媛県の県庁所在地である城下町・松山に、『たると』と呼ばれる菓子が伝わっている。この『たると』は、洋菓子のタルトにはまったく似ておらず、「カステラのような生地で、小豆餡を巻き込んだもの」なのだが、伝承によれば江戸時代のかなり初期、すなわち1647年頃に当時の松山藩主松平定行によって考案されたものだという。なぜ、松山にたるとという菓子は生まれたのか?定行は実際にはどのような役割を果たしていたのか?本作品は、松山に英語教師として赴任してきた若き日の夏目漱石が、そのような『たると』発祥の謎を追い求める物語である。
大江戸・淫ら鬼喰らい師 -さね吸い祓い奇譚-
中七七三
歴史・時代
浪人で無垢(童貞)の不栗万之介は、絵師、戯作家を目指す若者だった。
故あって、故郷の久留里藩を出て江戸で暮らし2年。
しかし、その生活は日雇い仕事と、貸本屋からの「春画」「黄表紙」を読ん自分を慰める毎日だった。
そんな彼も、北斎に弟子入りを願う。
そこで、出会った美麗の女。その外見はまるで童女のようだった。
しかし、彼女こそ「鬼を喰らう」存在。
鬼に憑かれた者から鬼を祓い、その鬼を喰らう「鬼喰らい師」だった。
そして、鬼狂の仕事を手伝うことになる万之介。
それは、怪異と幻想の世界へ足をふみいれることであった。
■参考文献
邪教・立川流(著)真鍋俊照
江戸の社会構造 (著)南和男
江戸春画 性愛枕絵研究 (著)吉崎淳二
江戸の枕絵師 (著)林美一
江戸時代のすべてがわかる本 (著)大石学
エロティック日本史 (著)下川 耿史
江戸の性生活 (著)歴史の謎を探る会
江戸の大誤解 (著)水戸計
性タブーのない日本 (著)橋本治
読みだしたら止まらない裏日本史 (著)日本裏日本史研究会
江戸の二四時間 歴史と人物増刊
葛飾北斎・春画の世界 (著)浅野秀剛
国芳の春画 (著)浅野秀剛
春画に見る江戸老人の色事 (著)白倉敬彦
江戸の春画 (著)白倉敬彦
新選組の漢達
宵月葵
歴史・時代
オトコマエな新選組の漢たちでお魅せしましょう。
新選組好きさんに贈る、一話完結の短篇集。
別途連載中のジャンル混合型長編小説『碧恋の詠―貴方さえ護れるのなら、許されなくても浅はかに。』から、
歴史小説の要素のみを幾つか抽出したスピンオフ的短篇小説です。もちろん、本編をお読みいただいている必要はありません。
恋愛等の他要素は無くていいから新選組の歴史小説が読みたい、そんな方向けに書き直した短篇集です。
(ちなみに、一話完結ですが流れは作ってあります)
楽しんでいただけますように。
★ 本小説では…のかわりに・を好んで使用しております ―もその場に応じ個数を変えて並べてます
姫様と猫と勧進能
尾方佐羽
歴史・時代
紀州徳川家の姫様が寺社参詣の道すがら、たいへんなことを知ってしまいます。自分に何ができるか、思案の末に姫様がとった驚くべき行動とは。
(タイトルイラスト 「ぽぽるぽん」さん)
夢幻の飛鳥2~うつし世の結びつき~
藍原 由麗
歴史・時代
稚沙と椋毘登の2人は、彼女の提案で歌垣に参加するため海石榴市を訪れる。
そしてその歌垣の後、2人で歩いていた時である。
椋毘登が稚沙に、彼が以前から時々見ていた不思議な夢の話をする。
その夢の中では、毎回見知らぬ一人の青年が現れ、自身に何かを訴えかけてくるとのこと。
だが椋毘登は稚沙に、このことは気にするなと言ってくる。
そして椋毘登が稚沙にそんな話をしている時である。2人の前に突然、蘇我のもう一人の実力者である境部臣摩理勢が現れた。
蘇我一族内での権力闘争や、仏教建立の行方。そして椋毘登が見た夢の真相とは?
大王に仕える女官の少女と、蘇我一族の青年のその後の物語……
「夢幻の飛鳥~いにしえの記憶」の続編になる、日本和風ファンタジー!
※また前作同様に、話をスムーズに進める為、もう少し先の年代に近い生活感や、物を使用しております。
※ 法興寺→飛鳥寺の名前に変更しました。両方とも同じ寺の名前です。
アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
完成おめでとうごさいます!この一ヶ月弱、人情ものに浸らせて頂きました。
安直な言い方ですが与市の最期が誇り高い。どんな道を辿ろうと自分を制して真っ当に生きていれば人はここまで高潔になるものか。
犯罪を是とはしないけど恵まれなかった孤児達の命は彼が引き取らなければ失っていたのは間違いなし。啖呵を切られた見物人達がおし黙ったのが何よりの証拠。
鈴は実の両親と対面したものの一緒に暮らす事は望まず。彼女に何ら過失はないにも関わらず双方にとってやはり十年という時間は大き過ぎた様。
最後のシーンはボカして書いてあるのがニクいですが色々と想像を膨らませられますww
前にも言いましたが太一達の凶行がなければ与市の犠牲や権八達の安全に3人の生活は無かったと見るべき。一つ一つの出来事が不思議に繋がっています。
ご執筆お疲れ様でした。是非この機会に英気を・・・すでに養われていましたね?ww
次回作にも期待しております。
naimed様
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
賛否両論あるとおもいます。
今の時代、どんなことがあろうとも犯罪者を主人公にすることを容認出来ない流れもあるかな?と。
ただ、影を認めてこその光なので、こういうお話もあるって知ってもらうだけでもいいかなとおもいます。
終わりかたは、これはもう、わたしの好みの問題ですね。
ハッキリさせない、フェイドアウトするような感じが好きなんで。
イライラする方もいられると思いますが、そこはゴメンなさいです(笑)
次回、またお目に止まったら読んでもらえると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。
ありがとうございました。
naimed様
ありがとうございます。
後少しです。
構成がグダグダで、書き直したいぐらいですが、それも素人と思っていただければありがたいです。
もう少しお付き合いください。
ありがとうございました。
2回更新ありがとうございます。
太一、鈴の事を知っていたか。そういえば「おかめ」を抜ける時に銀次が預かっていたのをギリギリ知っていたからなぁ。彼女の誘拐が奇しくも銀次と源助を協力させる事になるとは何とも皮肉。
PS.前回の源助への考察
否定的な意見を述べたつもりではありませんが、気に障っていたら申し訳ないです。
naimed様
感想ありがとうございます。
全然そんなことないです。否定的だとは思ってないです。
いやぁ、言葉って難しいですね、だからこそ面白いんですが。
これからもよろしくお願いします。
この作品は構成が上手くないと思ってます。やっぱり書きながらの投稿は思うようにいかないものですね。もう、絶対やらないです。
完結してからアップするようにします。
更新お疲れ様です。承認は結構です。
恐れながら誤字報告致します。
>ん? ああ、そうでしたね、兄妹だ。でも、地は繋がってないでしょう?
→でも、血は
岡っ引き源助の辛辣な言葉が銀次の心を撃つ!
しかし源助のおかめ一味に制裁を加えたいという気持ちは理解できるものの、銀次の妹鈴に実妹をあまりにも重ね過ぎているというか。読み手からみれば彼も決して清廉潔白な人間ではあり得ないのが伝わってきます。
このお話もいよいよ終りが見えてきました。後2日とは寂しいかぎりですがどんな結末を迎えるか期待しています!
naimed様
誤字報告ありがとうございます。ほんと、ヘッポコで申し訳ないです。
これからもよろしくお願いします。
やっと、書き上げました。賛否両論あると思いますが、なんとかまとめた感じです。
源助は根は良いやつなんでしょうが、昔は悪いこともしてた人なんで、清廉潔白な人間ではないです。
なんでしょう、銀次とともに家族というものに飢えていたというか?
唯一の家族が妹だったみたいな感じのつもりで書いたんですが、まだ続くのでシツコイかもしれません。
なるほど、そこは反省点ですね。次に生かします。
いつもありがとございます。
更新お疲れ様です。
盗賊ながら親分ゆえに人情を持つ与一と、金儲けのためなら仲間すら売る太一。見事な対比が出来上がっております。
破門しつつも一度拾い上げた太一に手を掛けず放逐。与一らしいけどこの処置が新たな惨劇を引き起こす事になるとはあまりにも皮肉。
naimed様
感想ありがとうございます。
なんとか終わり見えてきました。
いとも応援、ありがとうございます。
更新お疲れ様です。
お話を読んでいてとどうしても疑問だった箇所が今話にて解決。彼女は文字通り生まれ変わったと言うべきか。
腰を落ち着けてようやく何気に幸せを掴みつつある兄妹。最後の文が何気に不安を醸し出してます。
naimed様
感想ありがとうございます。
やっと、やっと、クライマックスに取り掛かりました。
もう少しです。もう少しで書き終わります。
やっぱり、見切り発車での投稿は気が気じゃなくて、心理的によくないです。
もう少しお付き合いください。よろしくお願いします。
更新お疲れ様です。
もしやと思ったら無自覚なニアミス!読者視点では気付かないままスルーしてしまうのが何とももどかしいww
この出会いは結末にどんな影響を与えるのやら??
naimed様
大きな山場もないままにお付き合いいただき、ありがとうございます。
まだまだ続くんですが、最後にばばーんていきたいと思ってます。
思うだけになるかもしれませんが、、、。
お読みいただき、ありがとうございました。
更新お疲れ様です。今日は日中忙しかったのでまとめ読み。
火葬の番をする無口な男、同心の高木の持つ親のごとき情の厚さ、源助兄妹を見守る町内の人々、もはや都市部では見られない光景。じんわりさせる人情ものはまだまだ続く・・・
naimed様
感想ありがとうございます。
まだ続きますので、ゆっくりでも読んでもらえたらありがたいです。
私の悪い癖で、脇キャラ、モブキャラを主役に話のネタが膨らんでいきます。
火葬番の男で、一つ話が出来そうです。本編に集中しないとなんですけどね~。
いつもありがとうございます。
更新お疲れ様です。銀次の過去回、しんみりしました。
「盗人になるくらいなら〇を選ぶ!」という言葉がありますが、それは腹が満たされ衣食住に不便の無い人間の言う事。クロのように己の食べるものすらありつけない境遇では抜き差しならぬ問題。泥棒集団に盗人が補充されていくのを見ると貧富の差を生み出す社会にも原因があると思われ。
こうした人情ものを書き出すのはお見事!
naimed様
感想ありがとうございます。
人情物でいいですよね?
タグに人情ってつけたんですが、大丈夫かなって心配で。
あらすじ書きとタグ付けが苦手で、勉強しないとですね。
ありがとうございました。
naimed様
感想ありがとうございます。
さっそくですが、申し訳ありません。
あらすじを書き直してきました。
あれではまるで銀次が、、、ゴニョゴニョ。
まだ、まだ大丈夫ですよね?まだ話し、そこまで進んでないんで。
ホントにごめんなさい。
今回は回想を所々挟んでくるので、話の進みが全体に遅いです。
飽きられないようにしたい所ではありますが、構成力のない作者ですので、どこまでがんばれるかわかりません。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。