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誕生日③

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そうして過ごしているうちに昼食の時間になった。私たちは連れだって中庭へと移動した。すると今までなかった花のアーチが入り口に作られ周りが花壇で囲まれたテーブルが準備してあった。テーブルには豪勢な料理が所狭しと並んでいて、横の小さなテーブルにはケーキスタンドにたくさんのデザートが並べてあった。
「ドラガル様、凄いですねぇ、今日は何かの祝い事があるのでしょうか」
と聞いてみた。するとドラガル様は静かに微笑んだ。その瞬間、みんなが横から花びらを撒きながら登場し
「エリーゼ様、お誕生日おめでとうございます」
と言ったのだ。私は驚きと嬉しさから声が出せず、思わず涙してしまった。するとドラガル様が私にハンカチを差し出した。私はハンカチを受け取り涙を拭うと
「みなさん、ありがとうございます。こんな誕生日を迎えられると思っていなかったので凄く嬉しいです」
と泣きながら言った。すると案の定みんなもハンカチを取り出し涙を流しだした。ドラガル様は横で私の頭を撫でながら微笑んでいた。それから席に着くとみんなで料理をいただいた。デザートは、誕生日ケーキでロンさんの手で運ばれてきた。私は年の分ローソクを立ててもらい吹き消した後、みんなで切り分けていただいた。
「今日は、ありがとうございました。タイガさん肉料理がおいしいです。ありがとうございます。庭のお花とても綺麗で感動しました。エドガーさんスカーレットさんありがとうございます。それに寝室の準備もありがとうございました。エマさんケイトさんいい思い出になりました。誕生日ケーキありがとうございました。ロンさん。そして、色々準備していただいたマルクさんありがとうございました。みなさんに誕生日を祝っていただけて私は幸せ者です」
私はとびっきりの笑顔でみんなにお礼を言った。みんなはまた涙を流していた。ドラガル様は終始笑顔で見守っていた。昼食後私とドラガル様は散歩に出た。湖まで歩き木陰で休んでいると急に風が吹き、下ろしていた髪の毛が風にあおられ酷いことになってしまった。私が手で整え横に垂らしてまとめているとドラガル様が私の後ろに回り横の髪を掬いあげると後ろで束ねて留めてくれた。
「ありがとうございます。あれっ、何で留めたんですか」
私がそう言いながら髪に触れると髪に髪留めが付いていた。
「えっ」
私がそれに触れながらドラガル様の顔を見ると
「たいしたものではないが、一応誕生日プレゼント」
と遠くを見ながら言った。私はドラガル様からプレゼントをもらえるとは思っていなかったため嬉しく思わず抱き付いてしまった。
「ありがとうございます。この間指輪を誕生日プレゼントに貰ったのにまたもらってもいいんですか」
「あぁ、やっぱり誕生日プレゼントはサプライズじゃないと面白くないだろう」
ドラガル様は抱き付いている私に視線を移しながらそう言った。
「嬉しいです。ありがとうございます」
「エリーゼ、いいのか。こんなところで抱き付いて」
ドラガル様は笑いながら言った。
「大丈夫です。今日は別に誰に見られてもいいんです」
と言うとさらに強くドラガル様に引っ付いた。
 夕方になり少し肌寒くなったため屋敷へ戻った。屋敷に戻ると夕食が準備されていたのでいただくと部屋に戻り湯あみをした。湯あみをする前、私は髪留めを外し手に取って見てみた。それは日々草があしらわれた銀細工の髪留めだった。花びらの所が薄ピンクの石で作られていたため綺麗な中にも可愛さがあった。私は部屋のテーブルにハンカチに乗せ大事に置いておいた。私が湯あみを終えソファーにもたれながらドラガル様に貰った髪留めを見ているとドラガル様と続きになっているドアがノックされた。
「はい、どうぞ」
私が返事をするとドラガル様が何かを持って入って来た。
「これ、さっきの髪留めの箱なんだが・・さっきは髪留めだけで渡してしまったから」
ドラガル様はそう言うとピンクのベルベットケースを私に差し出した。
「ありがとうございます」
私はケースを受け取ると早速今手に持っていた髪留めをケースに入れ、また眺めていた。
「気に入ってくれたか」
「はい、気に入りました。ありがとうございます」
「やはりプレゼントを選ぶのは難しいなぁ。これを選ぶのもかなり苦労した」
「誰かにたずねたりしたんですか」
「まぁ、アワードにいい店がないか聞いて、後は店の人に相談しながら選んだ。かなり時間を要したが・・」
とドラガル様は苦笑いしながら言った。
「日々草の花言葉は・・たしか楽しい思い出でしたよねぇ。私の誕生日の花です」
私が髪留めを見ながらそう言うと
「花言葉を知っているのか・・店員は凄いなぁ」
「店員の方に何て言われたんですか」
「女性はだいたい自分に関係する花の花言葉は知っているって言われたんだ」
「そうですねぇ。花言葉は気になりますねぇ。花を送っている人がいたらどうしてもその花の花言葉を調べてしまいますねぇ。隠された思いがあるのではないかと・・だからドラガル様が花言葉を知っていて私の誕生日の花の髪留めを選んでくれたことが嬉しいです」
私は笑顔でそう言った。ドラガル様は私の話を静かに聞きながら髪留めを見ている私を見ていた。
「エリーゼ、そろそろ休まないか」
ドラガル様が声を掛けてきた。
「そうですね。髪留めを見ていると時間が経つのを忘れてしまいます」
私はそう言うと髪留めが入ったケースの蓋を閉じテーブルに置いた。するとドラガル様が私の手を引いて寝台へと連れて行った。寝台に横になると
「エリーゼ、今日も抱いてもいいだろうか」
と尋ねてきた。私は笑顔で
「よろしくお願いします。私もドラガル様に抱いてもらいたいです」
と言った。

「・・・ドラガル様、申し訳ありません。もう限界の様です」
私はドラガル様に声を掛けた。
「エリーゼ、すまない。これで最後にする」
今日のドラガル様は昨日と違い、かなり私を求めてきた。もう四回目である。三・四回と聞いていたが流石にへとへとである。しかし、ドラガル様はまだまだ大丈夫そうで流石騎士だと実感した。私は四回目の行為の途中で意識を飛ばしてしまった。
今、目を覚ますと何故か私は部屋着を身につけドラガル様に後ろから抱かれている状態だった。もしかして、ドラガル様が私の体を拭いて部屋着を着せてくれた。私は恥ずかしくなったが今更どうしようもない。私は振り返りドラガル様の顔を見た。ドラガル様はなんだか嬉しそうな表情で寝息を立てていた。私は寝顔を見ていると急に愛おしさが込上げ、そっとドラガル様に口づけ、胸に抱き付きながら再度眠りについた。
 私が再度目を覚ますと横にドラガル様の姿はなかった。私が起き上がりドラガル様の姿を探しているとドラガル様が寝室へと入って来た。
「エリーゼ、すまない。ちょっと早くに目が覚めたから剣の稽古をしていた。ちょっと湯あみをしてくる。エリーゼも一緒に入るか?」
「はい」
私はそう言うとドラガル様へと両手を伸ばした。
「エリーゼ、俺は汗をかいてきたから・・」
ドラガル様は気まずそうにそう言った。
「大丈夫ですよ、昨日一緒に汗を流したじゃないですか。それにあんなに激しくした後だと私は歩けないと思うので・・ドラガル様お願いします」
私は笑顔でそう言った。ドラガル様は笑顔になると私を抱え上げると湯あみに連れて行ってくれた。私を洗い場に座らせるとドラガル様は服を脱ぐと私の横に座った。私が自分で体を洗っていると
「エリーゼ、体はつらくないか」
と尋ねてきた。私は特に何も思わなかったので
「大丈夫ですよ」
と笑顔で返答した。
「ドラガル様は元気ですねぇ。朝から剣の稽古なんって・・どれぐらいしていたんですか」
「一時間ぐらいかなぁ。エリーゼが起きるまで横に静かにしている自信がなかったから・・」
ドラガル様は言葉を濁した。
「ドラガル様、もしかして朝も私を抱きたかったってことですか」
私がドラガル様の顔を覗き込みながらそう声を掛けるとドラガル様は
「あぁ」
とだけ返答した。
「私はドラガル様の好きにしてもらったらいいって思っていますよ」
と笑顔で言った。するとドラガル様は少し困ったように
「いやぁ、昨日の夜は激しくし過ぎて途中でエリーゼは意識を飛ばしてしまったから、これ以上は体に負担になると・・」
ドラガル様は言いにくそうにそう言った。
「そうですねぇ。私は途中から記憶がありません。でも嫌ではなかったです。どちらかと言うと意識を飛ばしてしまってドラガル様に迷惑をかけてしまったのではないかとちょっと不安でした。それに体も綺麗にしてもらったみたいですし・・お手を煩わしてしまって・・」
私がそう言うと
「エリーゼは何も不安になることもないし体を綺麗にしたことは俺にとっては役得みたいなものだ。だから気にすることはない」
「じゃあ、ドラガル様も我慢はしないでください。私を抱きたくなったら遠慮せずに言ってもらった方が嬉しいです。私も難しいときはちゃんと言うようにします。だから・・私もドラガル様に今抱いてもらいたいです」
私は顔に熱が溜まるのを感じながら勇気を振り絞り言った。すると今度はドラガル様が私の顔を覗き込みながら
「じゃあ、抱いてもいいだろうか」
と私に尋ねてきた。私は静かに頷いた。すると私を洗い場で抱き締めながら口づけてきた。そうして私を椅子に座らせたまま自分は膝を床につくと口づけながら両手で私の乳房に触れてきた。
「ドラガル様、ベッドには行かないのですか」
「エリーゼ、ここで抱いては駄目だろうか」
私はその言葉を聞いて驚いたが
「いいですよ」
と返答した。するとドラガル様は顔を私の胸元に移すと左右の乳頭を口淫し始めた。そうして一度私の耳元に顔を上げると
「エリーゼ、足を開いて」
と言ってきた。私はまだ恥ずかしかったが少しずつ膝を開いた。するとドラガル様は私に笑顔を見せながら蜜壺へと指を挿入してきた。
「あぁー・・」
私がその指に反応するさまをドラガル様は下から見上げながら乳頭への口淫を続けた。私の秘所からくちゅくちゅと音が鳴りだすと浴槽内にその厭らしい音が響き寝室以上にドラガル様との行為を意識した。ドラガル様は私の反応を見ながら奥の一カ所を強く刺激し始めた。
「ドラガル様ー・・あぁっあぁっーいっちゃうー」
私はドラガル様の指の刺激でいった。全身の力が抜けドラガル様にもたれかかった。
「エリーゼ、大丈夫か」
ドラガル様から声が掛かり、ドラガル様を見るとドラガル様は膝立ちの状態で私を支えていた。洗い場の硬い石の上で・・私は慌てて声を掛けた。
「ドラガル様こそ大丈夫なんですか。すみません、すっかり体重を預けてしまっていました。膝は痛くないですか」
「あぁ、大丈夫だが・・それよりエリーゼの中に入りたいのだがいいだろうか」
「はい」
私も早く中でドラガル様を感じたかったためすぐに返事をした。すると
「エリーゼ、そこの浴槽の縁に手をついてこちらにお尻を向けてもらってもいいだろうか」
と尋ねてきた。私は言われるまま体勢をとった。するとドラガル様は後ろから私を抱き締め耳元で
「エリーゼ、後ろから抱いてもいいだろうか」
と尋ねてきた。私は後ろからでも抱けるかが分からなかったため
「ドラガル様の好きなようにしてもらったら・・」
と返答した。するとドラガル様は私のお尻に手を這わしだした。私が驚きピクリと反応すると耳元で
「エリーゼ、愛してる」
と囁きながらお尻から秘所へと指を這わしだした。そうして蜜壺に到達するとゆっくりと中へと指を入れ軽く中を刺激してきた。
「あぁ・・」
私の反応を見ながら今度は両手で後ろから乳房に触れてきた。私の左右の乳房と乳頭を手と指で撫でまわしながら体をさらに密着させた。すると私のお尻にドラガル様の高ぶりが当たるのを感じた。
「エリーゼ、そろそろ入れてもいいだろうか」
と尋ねてきた。私は
「ドラガル様、早く入れてください」
と振り向きながら言った。するとドラガル様は陰茎を片手で握りもう片方の手を私の腰を掴んだ。そうして少しずつ私の中へと入ってきた。ドラガル様は途中から陰茎から手を離すと今度は両手で私の腰を掴んだ。そして一気に私の中へと入ってきた。
「あっあぁ・・・奥まで入ってくる・・・あぁー・・」
「エリーゼ・・気持ちいい・・」
ドラガル様はそう言いながら腰を前後に動かし始めた。
「あっあっ・・」
私は自然にドラガル様の腰の動きに合わせて声を漏らしていた。するとドラガル様は私の体を後ろへと引き上げ両手で私の乳房に再び触れてきた。私がもたらされる刺激に耐えていると
「エリーゼの顔が見たい」
とドラガル様は耳元で言うと一度自身を私の中から引き抜くと私の向きをかえながら私を浴室の壁へともたれさせ左足の太もも下に右腕を入れると足を開かせながら左足を持ち上げたのだ。私が驚いているとドラガル様は私の蜜壺の位置を左手で確認するとそこへと自身の高ぶりを挿入してきた。
「あぁあぁーー・・」
私が喘ぎながらその刺激に耐えているとドラガル様は首筋に口づけながら腰を動かし始めた。
「ドラガル様だめー・・もういっちゃう・・あぁぁあぁぁーー・・」
私がいくと同時にドラガル様も一層強く腰を打ち付けた後自身を引き抜くと子種を飛ばした。ドラガル様は崩れ落ちそうになっている私を支えながら私を息を荒くした状態で抱き締めていた。そうしてしばらくお互いに息が整うのを待った後ドラガル様が私と自分にお湯をかけた後私を抱き上げ浴槽へと浸かった。
「あぁ・」
ドラガル様は私を前に抱えながら気持ちよさそう浴槽の縁に頭をもたれさせていた。
「ドラガル様、気持ちよかったですか」
私が尋ねるとドラガル様は私に視線を移すと
「あぁ、気持ちよかった。本当に癖になりそうだ。それよりエリーゼは大丈夫だったか・・途中から俺も自分を抑えられなくなってしまったから・・」
ドラガル様は申し訳なさそうにそう言った。
「大丈夫ですよ。私はそんなやわじゃないですから」
と笑顔で言った。するとドラガル様は何も言わず私を強く抱き締めた。
「でも、今朝は一回だけですよ。今日は王宮に戻らないといけないので・・」
「あぁ、そうだったなぁ。あぁまたエリーゼを離れて過ごすのか・・寂しいなぁ」
ドラガル様は再び浴槽の縁に頭をもたれさせると天井を見つめながらそう言った。
「私も寂しいです。早くずっと一緒に居たいです」
私はドラガル様の胸に頭をもたれさせながらそう言った。その後自室に戻ると帰る準備をした。
玄関でみんなの見送りを受けながら
「みなさん、ありがとうございました。とてもいい思い出が出来ました」
と笑顔で言うとドラガル様とドラゴに跨り生家を後にした。
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