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■第2章: 名古屋弁とニヤ国弁?

【 第7話: 夫婦の契り? 】

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 結局、俺はまともな食べ物を食べることができず、空腹とも戦わなくてはならなかった……。

『グゥ~ッ……』
「(う~、腹減ったなぁ~……)」

 婚約の宴は、とりあえず、滞りなく無事に終了し、会場に来て頂いた人たちを見送ると、『ダガヤ王』が満足そうに笑顔で俺たちの元へとやってきた。

「タロー王子、今日はありがとう。来てくれた者たちも大変満足しておったぞ」
「そ、そうですか……。こちらこそ、ありがとうございます。ダガヤ王……」

「んっ? もう、ダガヤ王ではなく、お父さんと呼んでくれて良いのじゃぞ」
「あっ、お、お、お父様……。ありがとうございます」

「はっはっはっ、今日は長旅で疲れたであろう。ゆっくりと、ミャーと一緒に休まれるがよい」
「ミャ、ミャー姫と一緒に……? ですか……?」
「何を言っておる。当たり前じゃろう。お前たちは、もう婚約したのだから、今夜にでも夫婦の契りを結びなさい」

「へっ……? ふ、夫婦の契りをですか……?」
「そうじゃ。お前たちは、もう夫婦となるのじゃから」

 俺は、咄嗟にミャーの方を見た。
 ミャーは、顔を真っ赤にしている……。
 モジモジもしちゃってる……。

 こ、これは、本格的にまずい……。
 俺は、ダガヤ王に、こう念押ししてみた。

「で、でも……、ミャー姫はまだ15歳です……。それに、俺は、32歳のおっさんです……」
「歳の差なんか気にする必要はない。それに、ミャーはもう成人女性なのだから、今夜にでも結びなさい」

 俺はちょっと照れくさそうに、右手でぽりぽりと頭を掻きながら言う。

「そ、それは、さすがにちょっと……」
「タロー王子よ。この先、将来、お主がこの国の王を継ぐことになるのじゃぞ! そんなことで、怖気づいてどうする!」

「えっ……? お、俺がこの国の王を継ぐ……?」
「ああ、そうじゃ! そういう覚悟で、あの言葉『De Lau Myarデ ・  ラウ ・  ミャー』と言ったのであろう!」

「え、え、えぇーーーーっ!! (何でそうなるのぉーーーーっ!!)」

 俺は、あまりの衝撃で、頭を抱えたまま、あごが外れてしまった……。

『ガコッ!』
「い、痛てっ!!」


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