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大好きな幼なじみに牙をむき始める姉妹。がおがお☆

十話目 ほのかの大攻勢 ~いいよ?どこにでも!!~

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「えや!」

 ほのかのかけ声と共に、アイマスクを被せられる。
 その動きは、電光石火のよう。

 決して、片腕のみで辛うじて隠された下乳を見上げていたから見逃した、という訳ではない。
 ないったらないのだ。

 でも、もう。

 限界だ。
 痛いくらい膨れている。 
 生殺し、なんて可愛い方だ。






 ハニートラップのようなイベントが続いて。



『おっぱいパン』の柔らかい感触に、ほのかの甘い薫り。
 四つん這いになった葛が、猫のポーズで見せつけた下着、お尻、太もも。

 僕の邪魔をする為に演じたほのかの、絶頂間近のような声。
 まるで初めてのエッチをしているような葛の声。
 寝ている間に、全裸で僕にまたがっていたという葛。

 そして、さっきのほのか。

 透き通るように白い、美しい背中。

 一瞬だけ見えた、ツンと上を向いた先っぽ。
 華奢な腕が隠している、ハリのある胸。

 露わになった腰、スカートから覗く意外と肉付きのいい太もも。
 お兄ちゃん、と囁く甘い声。

 エロい言葉を発した、小さく可憐な唇。
 見えない何かを舐めあげる、長い紅い舌。

 僕を捉えて、離さない。
 イメージが果てない。
 止まらない。

 もう、このまま。
 ほのかの甘い熱い全てに、溺れてしまいたくなる程に。

 でも。

 でも、だ。

 理想のように可憐で、そして凛々しくても。
 どんな時にも頼ってくれる、妹達でも。
 大好きって言われても。
 
 ダメなんだよ、ほのか!

「ほのか……お兄ちゃんが恥ずかしい姿を晒す前に、やめてくれ!ほのかとイヤらしい事をしてしまったら……今までみたいに顔を見れなくなる……傍で見守れないよ!そんなの……やだよ」
「イヤらしい事って、こんな感じ?」

 ギシリ、とベッドが音を立てた。
 太ももの辺りに、重みがかかる。

 湿り気を帯びた温かさが、トランクスの中の裏側を上下する。
 気持ちよさに、腰が跳ねた。

「うう……!」

 ほのかは、身体を動し続けている。

「お兄ちゃんは……ほのかが嫌い?」
「そうじゃない!そういう事を言ってるんじゃなくて!」
「はあ、はあ、ん……ほのかを……を……好き?嫌い?」

 これでもか!と耳元で呟いてくるほのか。

「お兄ちゃんがほのか、を……ほんのちょっとでも、お嫁さんにしてもいーなら」

 僕の下着がゆっくりと下ろされた。

 ばね仕掛けのように、飛び出した僕の一部。
 腰を捻って叫んだ。
 
「ほのか!」
「気持ちがあるなら止めないで?お兄ちゃんが大好きなんだよ?」

 トランクスのあった場所に、ヒンヤリと空気が当たったのは一瞬だけだった。
 ほのかの重みが移動してくる。

 そして。

 僕のそこに、柔らかく温かく湿った、ほのかの何かが押し付けられた。
 裏側に沿って動く感触に、快感が突き抜ける。
 
「あ、あ……!ほ、ほのか!!待って!」
「大好きだから、お兄ちゃんはほのかでなっていいんだよ?」
「ううっ」

 その言葉、柔らかさに、快感に。
 声が出る。
 腰が浮き上がる。

「ほのかを嫌いな訳ないだろう!でも、や、やめ……ダメ……情けないお兄ちゃんに、なりたくない……!」
「いいよ?えっちになって。こんなおっきいおっぱいをした、お兄ちゃんでおまたがにゅるにゅるになるほど興奮してるほのかの好きなとこに、いつでもいいよ?いつでも出して?ほのかが、受け止めてあげる。手でも、お口でも、おっぱいでも。お尻でも、お腹でも」


 ほのかの大事な……とこでも。


 そう囁いて吹きかけられた、息。


 そして。


 唇に、首筋に、肩に。
 乳首に、二の腕に、手首に。

 脇腹に、腹筋に、おへそに。
 生暖かいものが、吸い付いて絡みついてくる。

「ほのかの中にお兄ちゃんが、お兄ちゃんが……パンツの上から、脇から、入っちゃいそう……!ほのかのえっちな音、恥ずかしいよう……やぁん!」

 どんどんと大きくなっていく、くぐもった水音と。
 ほのかの言葉が、僕の頭からつま先まで駆け巡る。
 擦れ合うお互いの腰が、温もりを貪欲に求めている。

 身体が、脳が、心が。
 蕩けていく。

 必死に叫んだ。

「もう……はっ!はあ……!ほ、ほのか!ほのかっ!これ以上は!」
「だ~め!……そだ!巻き巻き、忘れてたっ!つけなくてもだけど」

 ほのかが動きを止めた。
 何かが僕に、巻かれていく。

 おっかなびっくり、という感触に、びくびく、となる。
 ほのかの手指が、伸び切った僕のものとその根元に触れ、蠢く。

 先っぽから、ゆっくりと、くるくると。
 上から下に、巻かれていく。

「ほのか!こ!これって?」
「ホントにしちゃうみたいで、どきどきしちゃう?えへへ!楽しい!お兄ちゃんのここに、巻き巻き……え?あれ?根元まで届かない……やっぱ前よりおっきくなってる……」

 ごくり、と息を呑んだほのかが、また動き始めた。






 柔らかく、暖かく、温かく。
 ほのかと僕が、触れ合い続ける。

 甘い薫り。
 優しい感触。

 柔らかく触れる、どこか。
 顔に、体に触れる髪。


 そして、今はもうひたすらに。


 こすれる。
 滑る。
 温もりが絡み合う。


 もう……やばい。


 情けないお兄ちゃんのレッテルを張られても、この気持ちよさのまま。
 ほのかに弄られて、からかわれたまま。

 パトスを、ほのかに見られながら……出し……。

 だ、だめだあ!
 只の、近所のお兄ちゃんに格下げは、されたくねええええええ!

「ほのかぁ!だめだぁ!」

 歯を食いしばる。
 必死に、顔を背ける。

「僕は、恥ずかしいお兄ちゃんになりたくないんだぁ!!」
 


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