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大好きな幼なじみに牙をむき始める姉妹。がおがお☆

九話目 ほのか、おっきくなったんだよ! ~お兄ちゃんもおっきくなったぁ?~

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 もう一度言おう。

 どうして、こうなった。

 というか……僕、どうなっちゃうのかな。
 この溢れそうなパトス問題も控えてる。

 聞いてみよう。
 わたくしめをどうなさるおつもりでござるか、おひい様。

「ねえ、ほのか。何で僕は拘束されてるのかな?」
「さっきの続きだよ?」
「あのさ、嫌な思いをさせたからお願いを聞いたけど……だからって、ほのかをそういう目で見たくないっていうのは変わらないからな?」

 首を必死で傾けて、釘を刺す。

「だいじょぶだいじょぶ~♪サークル女子を想像するより、幼なじみのほのかのぉ!おっきいおっぱいとグッズでぴゅるぴゅるさせてあげたいだけだですからっ!」
「全然大丈夫じゃない!それに投げた球は受け止めようか!」
「きゃあ☆お兄ちゃんのえっち!もちろん、ほのかがいっぱいいっぱい受け止めるに決まってるでしょ?」

 ダメだ。

 都合のいい所だけ聞いて言いたい事を言ってるだけだ。

 ん?んん?
 あれれ?

 『大きいおっぱい』?

 これ、フォローしておいた方がいいかな?

 ほのか、安心してくれ。
 お兄ちゃんはどんなほのかでも可愛い妹なんだから。

「ほのかも葛も勘違いしてるようだけど、世の中の男子が全員巨乳好きって訳じゃないぞ?小振りの方がいいって男子も多いし、気にする必要なんてない!」

 これだけ可愛くて、巨乳だったらヤバすぎるわ!

「ほ?あれ?……あ!最近は家でしか外してないからわかんないのか!……むふふー。いっか!ねえねえ、お兄ちゃん!ほのか、おっきくなったんだよ!」
「うんうん!そうだな!大きいな!」
「むー?!その言い方!びっくりする程信じてない!……ならばならば、かくなる上はっ!」

 いや、ブラのサイズなんてよくわからないけど、大きいって程ではないよね。むしろ控えめだったような……。

 一昨年、プールにみんなで行った時は目立ってなかった。

 だが、安心してくれ。
 大切な妹分に変わりは……っていうか、何してるんだ?

 シャツの中に手を入れて、ゴソゴソし始めた。
 横を向いて、床に座ってよいしょ、よいしょ、と頑張っているんだが……何をするつもりだ?
 
 な、何か体育前の女子の着替えのような……ま、まさか!

「ほのか!見せようとしてないよな?それだけ可愛いんだし、ほのかはそのままでいいじゃないか!おっぱいが大きくなくたって、人間は大きくなれるんだ!それに、僕に見せたって大きくならないからな?!」

 ほのか!
 無理して虚勢を張らなくてもいいんだぞ?!
 
 何気に明言を吐いてしまった。
 またいつか、使ってみたいものだ。
 
「可愛いって言われちゃった!嬉しい!……でも、でも、ですね?お兄ちゃんにまともに裸見られるの久しぶりだから、ドキドキしてきたかもー。お兄ちゃんのおっぱいを隠す為に!おっきく見えないブラあああ!でした!」
「何それ」

 僕から身体を横に向けて、ちらりちらりとこちらを見ていたほのかが、シャツのすそに手を掛けた。

「ほ、ほのか!待て!ストップ!」

 それでも。

 先ほどの涙を思い出すと、目を逸らせない、止めれない。

 可愛らしいほのかから、目が離せない。
 
 ほのかがシャツの裾を一気に肩までめくり上げた。
 見た目通りの華奢な肩と薄い腰。
 そして。


 ぶるぶるっぽよん。


「きゃー!!や、やっぱりまだ、見ちゃだめえ!!」
「………………」

 初めて見た、ほのかの生の巨乳は。

 ラノベで見る様な、ぼいんぼいーん!ではなく。
 アニメの様に、たゆんたゆん、などと動くこともなく。

 弾力に満ちあふれていそうなそこは、一瞬だけ可憐に揺れた。

 その質量の三分の一も隠せていない腕と手のひらに覆われて、ぎゅぎゅう!とへしゃげるばかりだ。

 え?ええええええええ?!
 
「お!お前!どこでそんな大きいおっぱいを拾ってきたんだよ!早く返してきなさい!」
「ほのかのだもーん!お兄ちゃんもおっきくなったぁ?いろいろと!にししー☆」

 相変わらず僕の視線から横を向き、前屈みをしている。
 白く薄い背中を通る、背筋が美しい。

 必死で胸を隠し始めたほのかの、赤い顔が愛しい。

 そして。

 押せば押す程跳ね返ってきそうな、ハリのある胸。

 一瞬だけ見えた、お椀のような形をした胸に。
 空に向かっておはようしていた肌色ぽっち二つ。

「ほのかぁ!一生のお願いだ!帰ってくれ!お兄ちゃんに、お慈悲をくれぇ!もう、何をされてもされなくても無理だ持たない!!ぶっちゃける!一人で出させてくれ!」
「山を超えて谷を超えて、先っちょからシワのとこまで何往復もっ!はむはむちゅくちゅくしてあげる!ほのかに任せてっ!」
「ピンポイントすぎませんか?!」

 ほのかの可愛い瞳が、キラリと光った。

 僕の傍まで近寄り、先っちょのみを指で隠したおっぱいを、むに!ぽよん、むにむに!ぽよ、と見せつける。

 さっきはもしかして僕、この胸を舐め回したのか?!
 弾力たっぷりの胸で!

 いやいや、あの時はからかっていた、というのも否めない。
 でも、今や見てるだけで……痛たたぁ!!

「後生だ!だったらズボンを履かせてくれ!上は裸でいいから!ほ、ほのかあ!」

「むむむ!昔より更におっき、あっ……?!おっ、こほんこほんっ。おっきな私のおまめさん~♪よしっ!」
「よし、じゃないから!昔って言っちゃってるじゃんか!語るに落ちてんだよ!それに、おまめとか言うな!」
「だって今、すっごく大きくなってるんだもん……」
「ぐはっ……!」
 
 ほのかの追撃に、これ以上にないくらいに腫れ上がる。

 幼なじみのおっぱいで。
 僕がカチカチに大きくなりました、ってオチだったのかよ!

「いっぱいオシオキしちゃうんだから!お兄ちゃんはほのかのどこに、ぴゅるぴゅるしてみたい?二番は?三番は?いっそ、お兄ちゃんがM字開脚とかしてみちゃう?」
「妹の前でエロいポーズなんて、するかー!!」
「じゃ、お兄ちゃんの身体に聞いちゃおっーと!さあ、アツい心を吐き出すのでーす。私、パンツ脱いでおまめさんのこりこり実況中継してあげよっか?」
「あほかああああ!!」

 も、もう聞いてるだけで無理……。

 ほのかに嫌われる、叩かれる、避けられる……。
 挟まれる、舐められる、含まれる……違うわー!!


 
 
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