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一章「ラビリンスゲーム」
『彼』
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『なんで僕なんだろう』と思ってもいいかもしれない。たかが18歳、高校も途中でやめた。やめた理由は僕が好きになった人がそのせいで顔に大火傷を負ってしまったのだ。「それだけで?」と思われるかもしれないが、僕にとってはとても深刻なことだったのだ、自分が好いたせいで、火傷を負った。それにその子は女性だ……火傷なんてそうそう治らないのに…僕の軽率な行動が彼女に不幸をもたらしてしまった。その子に謝ろうとしたが、彼女は「別にアンタのせいじゃなわよ」といってくれた。彼女に火傷をさせたと思われる三人の女子は、なぜか腕やら手やらの骨が複雑骨折して登校できない状態になったらしい。そういえば……同じ日に退学した人もいたが……なんといったか……
その日から数日経って、彼女は行方不明がになってしまった……『あの火傷のせいではないか?』そう思ってしまうと、学校に行く所の話じゃなかった……それから僕は学校をやめた。
ところで『なんで僕なんだろう』と思ったのは、色々と僕の周りで急展開が起きたからだ。
僕は高校をやめた後、あの有名な大企業『灰城グループ』にバイトとして雇われた。なんで灰城なのか?それはやっぱり「大企業で働きたい」っていう憧れがあったからね。まぁ、『灰城グループ』っていっても、『本社』じゃなくて、『支部』みたいなところだったけど。
そこの支部での仕事はまぁ、簡単にいえば雑用だったけど、高校をやめた僕は暇を持て余していたから、夜間警備とか、会議に使う資料の運搬とか、別の支部への出張も進んでやってたよ。
……で、それから少し経った頃に、僕は支部長に呼び出された。仕事でミスをした覚えはないが、なんの用事だろうって緊張してたかな。支部長室に入ると、支部長は一通の手紙を僕に手渡した。その手紙は灰城本社からの手紙だった。あまりにも心当たりがないので戸惑っていると、支部長はいつもよりも笑顔で僕にこういった。
「おめでとう、銅元君。君は本社に採用になったよ。いやはや、私の支部から『本社採用』が出るなんて……嬉しい限りだねぇ」
「は……い……?え!?なんで僕みたいな、たかがバイトが本社に!!?」
唐突な大出世に困惑していると、支部長は丁寧にことの成り行きを説明してくれた。
「君は進んで出張やらをしてくれていただろう?そして仕事ぶりも優秀だった。偶然にもそこに居合わせた灰城社長が、君の裏方での働きぶりを高く評価されてね。「バイトにしておくにはもったいない」ということで、滅多に出ない『特別採用』の枠で君を採用されたというわけだ」
「それを見てごらん」と支部長が指さした本社からの手紙を開けてみると、そこにはやはり信じられないような文章が書かれていた。
『銅元 孝之介(ドウモト コウノスケ)、君を特別採用で本社に採用する』
差出人には現灰城社長の名前、「灰城 炭仁(ハイジョウ スミヒト)」の名前が書かれていた。
……そんなこんなで僕は今、灰城本社の前に立っている……
「信じられないなぁ……」
『チリも積もれば山となる』という言葉があるが、僕の場合「富士山」レベルの山を築いていたらしい……
恐る恐る中に入ると、立派な外見に劣ることなく、内装も素晴らしいぐらいの装飾を施されており、非の打ち所がないぐらいだった。
手紙に書かれた通り、社長室を目指す……が、とんでもなく広い上に、初めてきたので、そりゃ迷子にならない訳がなかった。オドオドとそこらじゅうを彷徨っていると、1人の綺麗な女性が近づいてきた。
……まずい、不審者に思われただろうか?ええっと…ええっと……
マゴマゴしているうちにその人はもう目の前まで来ていた。
「あ、あの、決して怪しいものでは……」
「銅元 孝之介様ですか?」
「あ、はい」
「社長室までご案内いたします。どうぞついてきて下さいませ」
それだけ言うと、その人はスタスタ歩いていってしまった。遅れないように急いでついていく。
かなり歩いた後、一台の巨大なエレベーターに辿り着いた。
「こちらになります」と言うと、またもスタスタ歩いていってしまった。
エレベーターに乗ると、エレベーターは音も振動も限りなくゼロに近い状態で上へ上へと登っていった。
チーンと小気味良い音がなると、ガシャンと大きなドアが開く。目の前には、全面ガラス貼りされた部屋があった。
「どうぞ」と言われ、ものすごく感触の良いカーペットを歩き、社長の座っている椅子までたどりつく。椅子に座った男はゆっくりとこちらに振り返った。
「ふむ、ようこそ。我が灰城本社へ!唐突ですまなかったね。君のような人材はすぐにでも手元におきたい性格なんだ私は」
男は堂々と話す、目の前には憧れの灰城グループの社長、灰城 炭仁その人が座っていた。
「あの…こ、この度は私のようなものを…」
「いいや、かしこまらなくて良いさ。私が君のような人材を欲したのだから」
にこやかに笑いながら、話す。凄い人って言うのは笑うだけでもこんなに凄みがあるのかぁ……
「さて、君には『処理課』に所属してもらおう。処理課の人間はペアを組むことになっている。そこの彼女が君のペアだ」
社長がそこだ、指を指した方向にはいつの間にか女性が立っていた。
男用のスーツを着たその女性は、立ち姿からもう品があることがわかる人だった。
「緑川 伊織(ミドリカワ イオリ)だ。今日から君のペアになる。宜しくな」
「あ、えと、……僕の名前は銅も…」
「知っている。わざわざ言わなくていい。行くぞ、社長はご多忙だ。お前に割く時間があると思うなよ」
……厳しい。大丈夫かなぁ、この人とやって行けるだろうか……
その様子を苦笑いで見ていた社長は一言言う。
「さぁ、行きたまえ。君のサクセスストーリーは今日この瞬間から始まる」
その一言を聞いて背筋が伸びた。そうだ僕は灰城本社の社員として堂々していなくては!
「はい!恩に報いるよう励みます!」
そう言って自分を律したが…
「もういいか、行くぞ。処理課はこっちだ。場所は一回で覚えろよ。2回も言うのは面倒だ」
「は、はい…」
随分ハッキリ言う人だなぁ……
そのまま彼女と一緒に長い長いエレベーターに入る。
銅元のいなくなった社長室では社長と女性の秘書がいた。
「社長、なぜあのようなバイトを本社に?」
そういうと社長は満足したような顔で微笑みながら答える。
「『彼』は我が社に憧れを持っていた。それが人一倍強いのが彼だ。そして彼は自覚してないだろうが優秀だ。だから処理課に入れたのさ」
「ははぁ…社長の意図はわかりましたが、あの者は処理課でやって行けるでしょうか?」
「まぁ大丈夫さ。それは彼女が何とかするだろう」
ハハハッと勝者のような笑いをこぼすと、「さて、仕事か」と灰城は再び机に向かった。
……エレベーターで沈黙が続くのはよくあることだろう。ただこれから一緒に仕事をする人と2人きりで、長い長いエレベーターの中にいるのは大分苦痛だ……沈黙に耐えかねて「兄弟とかいますか?」って話しかけたが無視されてもう12分ぐらい経つ……いやキツイ……
エレベーターの動く「ゴウンゴウン」って音があればまだマシだったのだろうが、そこは流石灰城企業のエレベーター。全くそういう音がしないのである。
「………一人だけ、妹がいた」
唐突にポツンと放たれた一言は凛とした響きがあった。そしてあまりにも唐突なのですぐに反応出来なかった。
「あ……えと、そうだったんですね!」
「………」
僕は阿呆か、もっと他にも言えることはあっただろう。
「専門学校を中退してフリーターになってから、どこにいるかも分からん。全く親不孝な妹だ」
「……え、それって行方ふめ……」
言いかけた所で、チーンとエレベーターの音がなった。
「この階だ。行くぞ、特別採用だろうが、元バイトだろうが甘くはしないからな」
伊織さんはそうやって一言言い放つと、カツカツと音を鳴らして歩いて行った。
「……だ、大丈夫かなぁ…」
不安で仕方ないが、本社に採用されたからには精一杯やろう。
そんな気持ちを胸に、僕は『処理課』と書かれた扉を開けた。
その日から数日経って、彼女は行方不明がになってしまった……『あの火傷のせいではないか?』そう思ってしまうと、学校に行く所の話じゃなかった……それから僕は学校をやめた。
ところで『なんで僕なんだろう』と思ったのは、色々と僕の周りで急展開が起きたからだ。
僕は高校をやめた後、あの有名な大企業『灰城グループ』にバイトとして雇われた。なんで灰城なのか?それはやっぱり「大企業で働きたい」っていう憧れがあったからね。まぁ、『灰城グループ』っていっても、『本社』じゃなくて、『支部』みたいなところだったけど。
そこの支部での仕事はまぁ、簡単にいえば雑用だったけど、高校をやめた僕は暇を持て余していたから、夜間警備とか、会議に使う資料の運搬とか、別の支部への出張も進んでやってたよ。
……で、それから少し経った頃に、僕は支部長に呼び出された。仕事でミスをした覚えはないが、なんの用事だろうって緊張してたかな。支部長室に入ると、支部長は一通の手紙を僕に手渡した。その手紙は灰城本社からの手紙だった。あまりにも心当たりがないので戸惑っていると、支部長はいつもよりも笑顔で僕にこういった。
「おめでとう、銅元君。君は本社に採用になったよ。いやはや、私の支部から『本社採用』が出るなんて……嬉しい限りだねぇ」
「は……い……?え!?なんで僕みたいな、たかがバイトが本社に!!?」
唐突な大出世に困惑していると、支部長は丁寧にことの成り行きを説明してくれた。
「君は進んで出張やらをしてくれていただろう?そして仕事ぶりも優秀だった。偶然にもそこに居合わせた灰城社長が、君の裏方での働きぶりを高く評価されてね。「バイトにしておくにはもったいない」ということで、滅多に出ない『特別採用』の枠で君を採用されたというわけだ」
「それを見てごらん」と支部長が指さした本社からの手紙を開けてみると、そこにはやはり信じられないような文章が書かれていた。
『銅元 孝之介(ドウモト コウノスケ)、君を特別採用で本社に採用する』
差出人には現灰城社長の名前、「灰城 炭仁(ハイジョウ スミヒト)」の名前が書かれていた。
……そんなこんなで僕は今、灰城本社の前に立っている……
「信じられないなぁ……」
『チリも積もれば山となる』という言葉があるが、僕の場合「富士山」レベルの山を築いていたらしい……
恐る恐る中に入ると、立派な外見に劣ることなく、内装も素晴らしいぐらいの装飾を施されており、非の打ち所がないぐらいだった。
手紙に書かれた通り、社長室を目指す……が、とんでもなく広い上に、初めてきたので、そりゃ迷子にならない訳がなかった。オドオドとそこらじゅうを彷徨っていると、1人の綺麗な女性が近づいてきた。
……まずい、不審者に思われただろうか?ええっと…ええっと……
マゴマゴしているうちにその人はもう目の前まで来ていた。
「あ、あの、決して怪しいものでは……」
「銅元 孝之介様ですか?」
「あ、はい」
「社長室までご案内いたします。どうぞついてきて下さいませ」
それだけ言うと、その人はスタスタ歩いていってしまった。遅れないように急いでついていく。
かなり歩いた後、一台の巨大なエレベーターに辿り着いた。
「こちらになります」と言うと、またもスタスタ歩いていってしまった。
エレベーターに乗ると、エレベーターは音も振動も限りなくゼロに近い状態で上へ上へと登っていった。
チーンと小気味良い音がなると、ガシャンと大きなドアが開く。目の前には、全面ガラス貼りされた部屋があった。
「どうぞ」と言われ、ものすごく感触の良いカーペットを歩き、社長の座っている椅子までたどりつく。椅子に座った男はゆっくりとこちらに振り返った。
「ふむ、ようこそ。我が灰城本社へ!唐突ですまなかったね。君のような人材はすぐにでも手元におきたい性格なんだ私は」
男は堂々と話す、目の前には憧れの灰城グループの社長、灰城 炭仁その人が座っていた。
「あの…こ、この度は私のようなものを…」
「いいや、かしこまらなくて良いさ。私が君のような人材を欲したのだから」
にこやかに笑いながら、話す。凄い人って言うのは笑うだけでもこんなに凄みがあるのかぁ……
「さて、君には『処理課』に所属してもらおう。処理課の人間はペアを組むことになっている。そこの彼女が君のペアだ」
社長がそこだ、指を指した方向にはいつの間にか女性が立っていた。
男用のスーツを着たその女性は、立ち姿からもう品があることがわかる人だった。
「緑川 伊織(ミドリカワ イオリ)だ。今日から君のペアになる。宜しくな」
「あ、えと、……僕の名前は銅も…」
「知っている。わざわざ言わなくていい。行くぞ、社長はご多忙だ。お前に割く時間があると思うなよ」
……厳しい。大丈夫かなぁ、この人とやって行けるだろうか……
その様子を苦笑いで見ていた社長は一言言う。
「さぁ、行きたまえ。君のサクセスストーリーは今日この瞬間から始まる」
その一言を聞いて背筋が伸びた。そうだ僕は灰城本社の社員として堂々していなくては!
「はい!恩に報いるよう励みます!」
そう言って自分を律したが…
「もういいか、行くぞ。処理課はこっちだ。場所は一回で覚えろよ。2回も言うのは面倒だ」
「は、はい…」
随分ハッキリ言う人だなぁ……
そのまま彼女と一緒に長い長いエレベーターに入る。
銅元のいなくなった社長室では社長と女性の秘書がいた。
「社長、なぜあのようなバイトを本社に?」
そういうと社長は満足したような顔で微笑みながら答える。
「『彼』は我が社に憧れを持っていた。それが人一倍強いのが彼だ。そして彼は自覚してないだろうが優秀だ。だから処理課に入れたのさ」
「ははぁ…社長の意図はわかりましたが、あの者は処理課でやって行けるでしょうか?」
「まぁ大丈夫さ。それは彼女が何とかするだろう」
ハハハッと勝者のような笑いをこぼすと、「さて、仕事か」と灰城は再び机に向かった。
……エレベーターで沈黙が続くのはよくあることだろう。ただこれから一緒に仕事をする人と2人きりで、長い長いエレベーターの中にいるのは大分苦痛だ……沈黙に耐えかねて「兄弟とかいますか?」って話しかけたが無視されてもう12分ぐらい経つ……いやキツイ……
エレベーターの動く「ゴウンゴウン」って音があればまだマシだったのだろうが、そこは流石灰城企業のエレベーター。全くそういう音がしないのである。
「………一人だけ、妹がいた」
唐突にポツンと放たれた一言は凛とした響きがあった。そしてあまりにも唐突なのですぐに反応出来なかった。
「あ……えと、そうだったんですね!」
「………」
僕は阿呆か、もっと他にも言えることはあっただろう。
「専門学校を中退してフリーターになってから、どこにいるかも分からん。全く親不孝な妹だ」
「……え、それって行方ふめ……」
言いかけた所で、チーンとエレベーターの音がなった。
「この階だ。行くぞ、特別採用だろうが、元バイトだろうが甘くはしないからな」
伊織さんはそうやって一言言い放つと、カツカツと音を鳴らして歩いて行った。
「……だ、大丈夫かなぁ…」
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