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プロローグ
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しおりを挟む―眩しい光が煌めく
まるで天界であるかの如く―
―輝かしい音が響く
ここは天界であるかの如く―
偉大なる神の子が生まれた。
―祝福されし子ー
~母親と娘の周りを天使達が唄い精霊達が躍る~
たゆたうしく舞う金の髪に穢れなき真っ青な瞳を持つ、美しき娘には偉大なる神の栄光にちなんだ”ウール”という名が授けられた。
遂に黄金の時代が到来したと人々は歓喜した。
それは、天国の門が開き、愛と平等に満ち溢れた素晴らしき世界だ!!
皆、葡萄酒を片手に大いに歌い語らい祈りを捧げた。
飢えや貧困のないこの世界はまさに輝いていた。
何故なら、人々は絶えず笑みに溢れていたからだ。
ーまさにこの時は黄金の時代であったのかもしれない…………
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