思ってたんと違う

冬生羚那

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待ってました!

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 母親の産んだ子は、また男の子でした。
 女の子じゃなくて、ちょっとガッカリした空気が一瞬流れたけれど、この世界では女の子を産むのはなかなかなことなのだ。
 生まれた子が、五体満足、元気に育ってくれればいい、と父親は笑っていた。
 そして侯爵家で、家族十人での生活が続いている。
 僕ももう十歳を超えた。

 そうして弟であるヘルトクロフトは、もぞもぞと寝返りを始める頃になった。

「はー、かわいいなー」
「だうー」
「ふふ、アシュはヘルトが好きねぇ」
「だって可愛いですもん!」

 母親とも最近はヘルトのおかげでほんわかとした間柄になれた。
 二人で可愛いねぇと笑い合うのだ。
 いやほんと、うちの弟可愛いからね?
 母もアシュと呼ぶようになり、向こうの三人も僕を可愛がってくれる。
 うちの父達もにこにことしている。

 うん、いい家族だ。

「アシュ。本を読まないか?」
「アシュ、模擬戦しよう?」

 何故か兄二人は衝突するんですけどね。
 今も俺が僕がと言い合っている。

「アシュはモテモテねぇ」
「そうですか?」
「うふふ、ヒースもカルロもアシュが大好きじゃない」

 母親と言い争う兄二人へと視線を向けてみる。
 あの日、僕が二人を啼かせてから、うん、ね!

 ……ね、じゃわからないよね。

 なんか、二人に毎日迫られるようになりました。

 食事はどっちが隣だとかで喧嘩が始まり、競い合って勉強が剣がと迫ってきて、お風呂はどっちと入るかとにじり寄られ、夜はどっちと寝るか。
 喧嘩に始まり喧嘩で終わる……ことはないけれど、毎日そんな感じで僕を取り合うようになってしまったのだ。
 敢えて言おう。
 僕は美味しい。

 そしてよるは別に寝なくてもいいじゃないか、と兄たちには進言しました。
 だって僕の性欲は強かったんだ。
 お風呂で二人をぐったりさせて、ベッドでも二人を気絶させる程には強かった。
 たまーに、汗を拭う姿に催して、お外でとかあったりもした。

 本当に精通していないことが残念でなりません!
 兄たちにどっぷりぶっかけたいお年頃なんです。

 でも僕ももう十歳を超えて、そろそろこう、ぴゅーっと出せるんじゃないかと期待してたりして。

 まあそこは置いておこう。
 兄二人が僕にまとわりつくことは、親はいいことだと受け入れてしまった。
 そう、それがセックス含めてでも、だ。

 うちの父二人は肉奴隷いらないね、なんてのほほんと言ってたし。
 向こうの父も、兄弟切磋琢磨して大きく育てよ!なーんてカラカラ笑ってた。
 母親も、兄弟仲良く育ってくれて嬉しいわ、ってほんわか。

 そう、僕はヤりたい放題なのです。

 あ、僕はまだ処女だよ。
 兄二人はどっちも非ってつくね。

 拡張は続けているんだけど、兄二人を相手にすると、どうしても突っ込む方に思考が行くんだもん。
 二人もそれでいいみたいで、僕が押し倒されたところで乗っかられてギシアンです。

 美味しい!

 一番小さい……のはヘルトになっちゃったけど、それでも弟にパコパコされてあひあひ啼いちゃうお兄ちゃんとか美味しいと思いませんか!?
 ……こほん。

「さあ喧嘩は終わりよ。お風呂に入る時間でしょう?」

 母親が手を叩いて兄二人の注目を奪う。
 壁に掛けられた時計を見てみれば、確かにもうお風呂の時間だった。

「じゃあ明日は俺と本を」
「ダメ。僕と模擬戦」
「はいはい。明日のことはまた明日決めよう? お風呂入ろうよ」
「う、うん」
「そう、だな」

 毎日気絶する程パコパコと致してるはずなのに、兄二人はすぐ赤くなる。
 初々しくて超可愛いと思います、まる。

 二人の手を引いて風呂場へと向かい、すぽーんと服を脱ぐ。

 長兄の身体は更に逞しく、大人っぽくなり、大人を意識させる。
 次兄はまだ子供っぽさを残しているが、動くことが好きなおかげか、身体つきは長兄よりもがっしりしていた。
 僕はまだまだひょろっ子である。

 子供体型の僕に、大人っぽくなってきた兄たちは毎日パコパコされてるんだぜ。
 うひひ。

 素っ裸三人で洗い場へと向かい、お尻からお道具を抜いて全身を洗う。
 勿論ナカも洗うのだ。
 魔法でも綺麗にするけれどね。

 そうして全身を洗い終えると、三人で浴槽に身体を沈める。

 ちらりと長兄の下半身に目を向ける。
 何故かって?
 もうもじもじしてるからだよ。
 期待しているのだろう。
 息子さんもその大きさを増している。

 逆隣の次兄の下半身を見てみる。
 バッチリ起き上がってました。

 この兄弟、エッチ好きだなぁ。

 僕?
 勿論大好きだ!

 両手を左右に拡げて、兄たちの腰を撫でる。
 どっちもビクンと身体を跳ねさせる。
 いやぁ、反応が良くて愉しいねぇ。

 三人でヤるのが普通すぎて、お口でご奉仕も教えましたよ。
 兄上のどっちかが真ん中でね。
 上のお口も下のお口も素直でね。
 そうやって三人で猿のように毎日励んでます。
 可愛い兄たちだ。

 期待に潤んだ目で、左右から見つめられる僕。
 うふふん。

 ざばり、とお湯を割って立ち上がる。
 壁に背を預けて下を見下ろせば、僕のも期待にちょっと起き上がってきていた。
 すすす、と左右から二人が近づいてきて、僕の股間へと舌を伸ばしてくる。
 そうしてぬるぬると僕の息子に舌を這わせて、しゃぶりついてくる。
 気持ち良くて二人の頭を撫でてやれば、うっとりと僕を見上げてきて、ゾクゾクと背筋に快感が走る。
 あ、なんか、違う。

「はぁ……気持ちいいよ、兄上たち」

 ──ぺちゃ、ぴちゃ、くちゃ

 三人で息を荒くして、僕は兄たちの奉仕を受ける。
 全身を走る快感が腰に溜まり、ゆらゆらと前後に腰が揺れる。
 二人は僕の肉棒に夢中で顔を寄せていて、更に興奮してくる。

 そして今日は、なんだかいつもと違う。
 これはもしかすると、もしかするかも?

 そんな期待が込み上げてきて、笑みが深まる。

 ぺちゃぴちゃと濡れた音が響く中、僕は高まる快感のままに……二人に向かって白濁を噴き出した。
 白濁とはいっても、ちょっと黄色がかっているような気もする。
 それに、なんだか多くないかな?
 兄たちのより、うん。
 溜まってたのかな。
 ハジメテだしね!

 二人はビックリした顔を一瞬見せたけれど、すぐに嬉しそうに目を蕩けさせて、白濁を浴びた。
 そうしてその白濁を指で掬い、舐め取る。

「はぁ……でちゃった……」
「これでアシュも大人の仲間入りだな」
「ふぁ……おいし……」

 ぺちゃぺちゃと嬉しそうに僕の白濁を舐めあう兄たちは、お互いの顔を舐め始めた。
 僕の目の前で繰り広げられる乳繰り合いに、息子さんは萎える気配を見せません!

「ふふ、僕のザーメン美味しい?」
「はふ……おいひ……」
「んふ、アシュの、ザーメン……」

 僕の白濁をうっとりと舐める二人はエロ可愛いけれど、僕の方も構ってくれよ。

「じゃあ今日はどうする?」

 二人の顔の間に僕の肉棒を割り込ませる。
 そうすれば兄たちは僕の肉棒に舌を這わせて、もじもじと腰を揺らし始めた。

 僕の肉棒は、凄いよ。
 長さも太さもしっかりあるよ。
 いや、まだまだ子供サイズだけど。
 これは将来も期待出来る。

 兄たちはお互い目で会話をすると、長兄が立ち上がった。
 そうして壁に手をついて、お尻を突き出す。
 次兄はそんな長兄の前へと移動していた。

「アシュ……俺のまんこから使ってくれ」
「はい、ヒース兄上」

 長兄のお道具も多分洗い場に残されている。
 既にひくひくぱくぱくと口をひくつかせている長兄のソコに、肉棒の先端をつん、と当ててみる。
 きゅう、と窄まり早く早くと急かされているみたいだ。
 勿論急かされるまま、ぬるぅーっと肉棒を埋め込んでいく。

「は、ぁぁ……っ」

 長兄がうっとりとした声を上げる。
 毎日ヤってるのに、長兄も次兄も締まりが大変宜しい。
 僕のよりも太いお道具を突っ込んでいるはずなのに。

 肉棒に絡みつく肉襞をじっくり堪能していると、不意にキュンっと締め付けられた。
 漏れ聞こえる声からして、次兄が長兄の長兄に食らいついたかしたのだろう。

「あふ、ああ……っ……アシュ、うごい、てぇ……っ」

 イケメン兄貴が潤んだ目で僕を見つめてくる。
 しかも腰を揺らして、快感を強請ってくる。
 ここで頑張らずしていつ頑張る?
 今でしょ!

 ぬろー、っとゆっくり引き抜いて、一気に腰を打ち付ける。
 パァン、と肉がぶつかる音が響いて、長兄が甘い声を上げる。
 後は猿になるだけだ。

 ──パン! パン! パン!

 長兄のお尻に下っ腹を何度もぶつけ、肉襞が絡みつく快感を堪能する。
 長兄の股間からんぐ、んぉ、と若干苦しそうな声が聞こえるけれど、気にしない。

 実は次兄、ちょっとマゾっぽい。
 長兄の肉棒が喉まできて、嘔吐いても悦んで咥え続けるのだ。
 なので気にしない。

 大変なのは長兄である。
 僕にパコパコと犯されて、次兄に息子さんを扱きあげられているのだから。

「んぁあああっ! あー──っ!」

 僕をぎゅぎゅうっと締め付けて、長兄が膝を震わせた。
 だけども僕はまだ、だ。
 締め付けの増した長兄のナカを突き上げ続け、悲鳴のような声を上げる長兄を責め立てる。
 崩れ落ちそうな長兄の腰をしっかり掴んで、そのナカへと白濁を吐き出した。

 長兄のナカから肉棒を引き抜いたら、ごぽ、と白濁が溢れてきて、やっぱりその量が多いなと思う。
 まあいっか。
 おかげで白濁塗れな姿を堪能出来るのだから。
 くったりしている長兄を次兄とうんしょこ運んで、洗い場に寝かせる。
 長兄体力ないんじゃない?
 もっと鍛えないと。

「あ、アシュ……」

 ふぅ、と息を吐いていたら次兄が長兄の横で半分俯せで僕を見ていた。
 ここの洗い場、床がしっとりとした弾力性のある素材で作られているおかげで、膝をついても横になっても差程痛くならないのだ。
 そんな床に寝転がって期待に満ちた目で僕を見上げる次兄。
 するするとお尻を高く上げて、お尻の肉を自分で左右に割り開く。
 そうしてぱくつく秘部を僕に見せつけてくる。

「アシュ……僕のおまんこも……アシュのちんぽでほじくって……?」
「ふふ、カルロ兄上は淫乱だね。弟ちんぽ大好きなんだ?」
「う、うん……! 僕、弟ちんぽ大好きなの! 弟ちんぽでおまんこほじくられたいの……!」

 次兄のこのエロさよ。
 肉体派に育つであろうに、ほじくられたいとかもう。
 いただきます!!

「ふぁぁん……!」
「はー……きもち」

 求められるまま、求めるままに腰を打ち付けて快感に浸る。

 ──パン! パン! パン!

「はぁ……っ、兄上のおまんこサイコー……」
「あふぁっ! ああん! アシュのちんぽ、きもちぃよぉ……!」

 パコパコぐちょぬちょあんあんと浴室に色んな音を響かせて、次兄のナカに白濁をしっかりと注ぎ込む。
 あー、兄弟ハーレムさいこー。

 その後も、起きた長兄とふらふらな次兄を連れて寝室へ向かい、白濁塗れにしてあげました。
 めっちゃ幸せそうに落ちた兄二人を見て、僕も夢の世界へとダイブイン。
 精通もしたし、幸せだー。
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