日本という社会で私は

romi

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光と闇

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家で引きこもっているからよくないんだとしろ子は考えた。

そして外に出て散歩がてら歩いていた。
そしたらいつも通る近所の消防署の前に、小さい男の子とそのお母さんが、楽しそうに消防車をみている。そして消防士さんがニコニコしながら、男の子をなでなでしていたので、通りかかったしろ子も和んだ。

やっぱり外出したほうがいい。
家にばかりいるのはよくないな。
暑さとUVケアと体力の兼ね合いをしなければいけないけども。
その日は、ほんわかした気分で帰ってこれた。

ある日、小さな駅の駅前で話しかけられた。
よくみると外国人。
手には袋いっぱいのお菓子。
500円で買ってください、貧乏なのでどうかお願いしますと書いてある。
日本語がしゃべれないらしい。
(またか、、)
しろ子は苦々しく思った。
この手の人に時々話しかけられるのだ。

ニコニコと対応するのだが、お金持ちなわけではないし、第一、気味がわるいので買おうとおもえない。
ごめんねと立ち去る。

こういう外国人って、なぜ国に帰らないんだろう?あるいはなぜ強制的に帰してあげないのか?

社会問題だよなあ。

消防署にいた子供とお母さんは、お金があるから子供をつくって育てられる。
消防士も大変だけど安定した職業だ。

しかしこちらはどういうところに住んでるかもわからない外国人。

都心の光と闇みたいにかんじた。
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