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しろ子の日常
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いい天気だ。初夏はとてもラクだ。コロ◯のおかげでマスクが暑いけど。
のんびり歩いていたしろ子は最寄駅でちょっと、いろいろ買い物していたのだが、駅付近を歩いているとおもしろい子たちをみつけた。
小学校の帰り道なのか、制服を着ている女の子と男の子がいっしょに歩いている。
同じ年くらいにみえるし、幼馴染だろうか。
女の子は楽しそうに男の子の頭にずーっと、風船をポンポンたたきつけている。
しろ子はちょっとビックリしたが、男の子はなにもいわないで女の子の先を淡々といっしょに歩いている。
呆然と見ていると、近くを通ったやさしげな老婦人が、
「かわいいねぇ」
と言っている。
(あ、いいのか)としろ子はなんだか、なごんだ。
しかしあんまりビックリしたから、携帯にメモしなくても、家に帰ってきても、とり頭のしろ子だがおぼえていた。
暇つぶしにしろ子は図書館にきていた。大好きなオレンジページを読んでいると、しろ子にとっては絶対無理なからくて食べられないネギソースレシピが載っていた。
しかも料理研究家らしき人がニコニコして、「おいしいよ!」といわんばかりに紹介している。
独身の頃は仕事が大変すぎて一人暮らしだし、そこそこしかやらなかったが、さすがに最近は毎日、料理を作っている。旦那は夜中まで帰ってこない激務で、いるようないないような人なのだが、だから料理にそんなにこだわらなくてもいいのだが、帰ってきた旦那に少しでも栄養のあるものをと考えたのに加えて、旦那は料理ができる。しかも家事全般できる。
しかもしろ子は働いてもらっている身。
だからしろ子も料理、洗濯物くらいはさすがにしているわけだ。
食器洗いは食洗機だが。
だから、つまり料理をたくさん毎日作るようになったので、自然とレシピをみただけでこれはおいしそう、口にあう、あわないがわかるようになったというわけだ。
まあ今日は先日のカレーの材料が余っているから、適当に肉じゃがでいいかとあまり考えないで決まった。
いまどきの節約主婦しろ子は、冷蔵庫になにか残さないことを第一に考えている。
まあ、これがしろ子の日常だ。
のんびり歩いていたしろ子は最寄駅でちょっと、いろいろ買い物していたのだが、駅付近を歩いているとおもしろい子たちをみつけた。
小学校の帰り道なのか、制服を着ている女の子と男の子がいっしょに歩いている。
同じ年くらいにみえるし、幼馴染だろうか。
女の子は楽しそうに男の子の頭にずーっと、風船をポンポンたたきつけている。
しろ子はちょっとビックリしたが、男の子はなにもいわないで女の子の先を淡々といっしょに歩いている。
呆然と見ていると、近くを通ったやさしげな老婦人が、
「かわいいねぇ」
と言っている。
(あ、いいのか)としろ子はなんだか、なごんだ。
しかしあんまりビックリしたから、携帯にメモしなくても、家に帰ってきても、とり頭のしろ子だがおぼえていた。
暇つぶしにしろ子は図書館にきていた。大好きなオレンジページを読んでいると、しろ子にとっては絶対無理なからくて食べられないネギソースレシピが載っていた。
しかも料理研究家らしき人がニコニコして、「おいしいよ!」といわんばかりに紹介している。
独身の頃は仕事が大変すぎて一人暮らしだし、そこそこしかやらなかったが、さすがに最近は毎日、料理を作っている。旦那は夜中まで帰ってこない激務で、いるようないないような人なのだが、だから料理にそんなにこだわらなくてもいいのだが、帰ってきた旦那に少しでも栄養のあるものをと考えたのに加えて、旦那は料理ができる。しかも家事全般できる。
しかもしろ子は働いてもらっている身。
だからしろ子も料理、洗濯物くらいはさすがにしているわけだ。
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だから、つまり料理をたくさん毎日作るようになったので、自然とレシピをみただけでこれはおいしそう、口にあう、あわないがわかるようになったというわけだ。
まあ今日は先日のカレーの材料が余っているから、適当に肉じゃがでいいかとあまり考えないで決まった。
いまどきの節約主婦しろ子は、冷蔵庫になにか残さないことを第一に考えている。
まあ、これがしろ子の日常だ。
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