不思議な巡り合わせ2

返事なく

ひとみは郵便局に電話して、特定記録にしておいたので、彼に手紙はすぐ翌日届いたことがわかった。

(やっぱり、、)
思ったとおりだ。金曜日に届き、土日をはさみ、いま月曜、いくら多忙な彼でも考える時間はあったはずだ。
しかし返事や連絡はない。
ひとみはその間にいろんなことをしていた。
まず占い動画をみないことはできなかったので、変わらずみていた。
こういうのはいいことも言ってくれるから、中毒性があるのかもしれない。

本当かどうかわからないが、占いによると一途にしていると重くのしかかるように、感じるらしい。
それに万が一ふられたときを考えて一応念のため、特効薬をさがしまくった。
婚活サイトをみたり、結婚相談所を回ってみる。
でも高すぎて、結婚相談所は無理だ、営業電話が即かかってきたが、着拒してしまった。
何回かかかってきたし、断るのが苦手なのだ。

いろんな人に相談したりして、大事にされてないというわけではないのでは？連絡が苦手なのかもなどと言われ、ひとみは決めつけだったかもしれないと思ったりする。

それにしても物凄くゆっくりと時間がすぎていくように感じた。
相談をいろんな人にしていて、ほぼ全員がいってくるのは、
「家にいっていい」
ということだった。

連絡をしてから家にいくと逃げられるので、次の恋にむかうにしても、納得いくまでせめて話したかった。

このまま返事が来なかったら、連絡せず家にいって何時間でも待とうとひとみは決めた。

やはり会わないとなにもわからない、そういうタイプの人だと思った。