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ループ、34 *
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カイル様に与えられた唾液を飲み込む。
気持ちが良い。
「う・・・ん・・・っ」
初めての本気のキスは追いかけるのがやっとで、舌の動きに翻弄される。
「あぅ・・・んんっ」
激しくなるにつれ、揺らぐ体がベッドに横たえられた。
体を擦る指が服のボタンを外す。
一つ。
二つ。
丁寧な動きと相反してキスは深くなる。
「リオン、腰を上げて」
腰を上げ、既に緩められていたベルトとトラウザーズと共に下着をスルリと脱がされる。
気付けば、短時間で全ての衣服が剥かれた。
「手際、いいですね」
「まぁ・・・な。これでも一応既婚者だったからな」
そうでした。
王子二人居ましたね。
一人戦力外通告受けましたけど。
「妬けるか?」
「王妃様がおられたからこそ、今のカイル様がおられるのではないのですか?」
真面目に答えると、何故だかクスリと笑われた。
「そうだな。だが、これからはリオンがいる」
「はい」
短い返事を返すと再びキスが始まり、直に触れられる感触でゾクゾクする。
柔らかく頬、首、脇、腰、腿を撫でる。
「んっ・・・」
「感じやすいな」
「カイル様の触り方が・・・ひぁっ⁉︎」
内腿に手のひらがスルリと通り過ぎ、既に硬くなった中心を柔りと握られた。
「・・・はぅ・・・」
緩やかに擦られる。
微かに当たる手のひらが気持ち良く、透明な蜜を溢す。
それを潤滑油代わりに馴染ませた手を次第に強く握って擦り出した。
強すぎる快感は思考を停止させて快楽を拾い出す。
的確にイイトコロを責め立て射精を促され、出し切った白濁はよく見るとカイル様の手や服にまで飛んでいた。
「あ・・・汚し・・・」
「気にするな。脱げばいいだけだ」
躊躇いなく着ていた物を脱ぎ出し、意外にも逞しい肉体が現れた。
「鍛えてますね」
「リオンを護る為に鍛え直した」
「有難う御座います?」
「触っていいぞ。リオンの私だからな」
凄い殺し文句言われました。
カイル様が私のモノ・・・嬉し過ぎ。
綺麗に筋肉がついた胸に手を当てる。
あれ?かなり心臓の動きが速くないですか?
「心臓が・・・」
「緊張するに決まっているだろ。夢に見たリオンをこの手で抱けるのだから。ほら、もういいだろ」
撫くる手を取られ、キスを交わす。
角度を変え、深く深く合わせるとクチュクチュ唾液が交換され、飲み込めない分は端から溢れた。
サイドテーブルに置かれていた小瓶を手に取り中身を中心に垂らされる。
少しの冷たさにビクリと体が震えたが、直ぐに触れられる手の温度で気にならなくなった。
小瓶をそのまま枕元に放置したかと思えば、その手で片足を引き上げられた。
「やぁっ・・・」
「よく解さないと。傷になる」
「恥ずか・・・しいです・・・」
「大丈夫。回を重ねたら気にならなくなる」
ガッツリ見られているんですよ?
自分でも見た事ないのにっ‼︎(見たい訳ではない)
「力を抜いて」
秘孔に指が充がわれ、力が抜けた一瞬で中に入れられた。
気持ちが良い。
「う・・・ん・・・っ」
初めての本気のキスは追いかけるのがやっとで、舌の動きに翻弄される。
「あぅ・・・んんっ」
激しくなるにつれ、揺らぐ体がベッドに横たえられた。
体を擦る指が服のボタンを外す。
一つ。
二つ。
丁寧な動きと相反してキスは深くなる。
「リオン、腰を上げて」
腰を上げ、既に緩められていたベルトとトラウザーズと共に下着をスルリと脱がされる。
気付けば、短時間で全ての衣服が剥かれた。
「手際、いいですね」
「まぁ・・・な。これでも一応既婚者だったからな」
そうでした。
王子二人居ましたね。
一人戦力外通告受けましたけど。
「妬けるか?」
「王妃様がおられたからこそ、今のカイル様がおられるのではないのですか?」
真面目に答えると、何故だかクスリと笑われた。
「そうだな。だが、これからはリオンがいる」
「はい」
短い返事を返すと再びキスが始まり、直に触れられる感触でゾクゾクする。
柔らかく頬、首、脇、腰、腿を撫でる。
「んっ・・・」
「感じやすいな」
「カイル様の触り方が・・・ひぁっ⁉︎」
内腿に手のひらがスルリと通り過ぎ、既に硬くなった中心を柔りと握られた。
「・・・はぅ・・・」
緩やかに擦られる。
微かに当たる手のひらが気持ち良く、透明な蜜を溢す。
それを潤滑油代わりに馴染ませた手を次第に強く握って擦り出した。
強すぎる快感は思考を停止させて快楽を拾い出す。
的確にイイトコロを責め立て射精を促され、出し切った白濁はよく見るとカイル様の手や服にまで飛んでいた。
「あ・・・汚し・・・」
「気にするな。脱げばいいだけだ」
躊躇いなく着ていた物を脱ぎ出し、意外にも逞しい肉体が現れた。
「鍛えてますね」
「リオンを護る為に鍛え直した」
「有難う御座います?」
「触っていいぞ。リオンの私だからな」
凄い殺し文句言われました。
カイル様が私のモノ・・・嬉し過ぎ。
綺麗に筋肉がついた胸に手を当てる。
あれ?かなり心臓の動きが速くないですか?
「心臓が・・・」
「緊張するに決まっているだろ。夢に見たリオンをこの手で抱けるのだから。ほら、もういいだろ」
撫くる手を取られ、キスを交わす。
角度を変え、深く深く合わせるとクチュクチュ唾液が交換され、飲み込めない分は端から溢れた。
サイドテーブルに置かれていた小瓶を手に取り中身を中心に垂らされる。
少しの冷たさにビクリと体が震えたが、直ぐに触れられる手の温度で気にならなくなった。
小瓶をそのまま枕元に放置したかと思えば、その手で片足を引き上げられた。
「やぁっ・・・」
「よく解さないと。傷になる」
「恥ずか・・・しいです・・・」
「大丈夫。回を重ねたら気にならなくなる」
ガッツリ見られているんですよ?
自分でも見た事ないのにっ‼︎(見たい訳ではない)
「力を抜いて」
秘孔に指が充がわれ、力が抜けた一瞬で中に入れられた。
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