3 / 8
3
しおりを挟む
なーんて意気込んでいた時期が懐かしい。
結局・・・予定通りにいかず、王都に居る父様の親族に伯爵様がいらっしゃって、預けられました。
学園卒業まで。はぁ。
こうなったらトコトン回避よ、回避。
王子を筆頭に高位貴族は滅多に会わない。
会わないったら、会わない。
友達は欲しいけど、もれなく他の貴族がついてくるし、そこから高位貴族・・・ect.
はぁ。ストレスでハゲそう。ハゲないけど。
月日が流れるのって・・・早いわ。
もう学園入学式なんだから。
今日まで確定攻略対象者との接点がなかったのが救いね。
このまま目立たず、問題起こさず、悪役令嬢に突っ掛からず、確定攻略対象者達は完全回避で‼︎
よし。隠密でGO‼︎
入学式の真っ最中です。
学園長の話は長い。眠いかも。
終わった後は新入生代表の言葉ね・・・王太子じゃない。
目線逸らしとかないと。
うっかり合っちゃったらシャレにならないもの。
当たり障りのない季節の挨拶、勉学を頑張る、ハメを外さない学生でいる・・・当たり前の話を永遠に続ける。
定型文なのかな?原稿要らないよね。
外、お天気良いから、暖かくて気持ちよさそう~。
余所見をしていたら、隣から突かれた。
何?と振り向くと、何故か周り全員からの視線が突き刺さっていた。
「え?」
『私の挨拶は退屈かな?』
マイクからの声が聞こえて来たと言う事は・・・。
お、王太子がニコリと笑みを浮かべてこっちを見ているではないですかっ。
「す、すみません」
謝罪は正義‼︎即座に謝る‼︎
ペコリと頭を下げて、謝罪の言葉を出せばこれ以上の追求はしなくなった。
はぁ、よかった。
教室に入ると辺りを見回す。
確定攻略対象者達はいない。よし。
皆幼い頃からの知り合いだからなのか、既にグループが出来ていて、席が微妙な空き方。
こういう時、ゲーム補正でいい場所が空いているのよね。
あ、ほら。窓側の一番後ろが空いてる。
誰かに座られる前に座っちゃお。
椅子に座り鞄から筆記具を出す。
まだ授業はないから。
キョロっと周囲を見ると、さすが貴族。
持ち物すら高そう。
壊したりしたら弁償できないから、触らない様にしないと。
担任の教師が来るまで、私は馬鹿な気を使いまくっていた。
結局・・・予定通りにいかず、王都に居る父様の親族に伯爵様がいらっしゃって、預けられました。
学園卒業まで。はぁ。
こうなったらトコトン回避よ、回避。
王子を筆頭に高位貴族は滅多に会わない。
会わないったら、会わない。
友達は欲しいけど、もれなく他の貴族がついてくるし、そこから高位貴族・・・ect.
はぁ。ストレスでハゲそう。ハゲないけど。
月日が流れるのって・・・早いわ。
もう学園入学式なんだから。
今日まで確定攻略対象者との接点がなかったのが救いね。
このまま目立たず、問題起こさず、悪役令嬢に突っ掛からず、確定攻略対象者達は完全回避で‼︎
よし。隠密でGO‼︎
入学式の真っ最中です。
学園長の話は長い。眠いかも。
終わった後は新入生代表の言葉ね・・・王太子じゃない。
目線逸らしとかないと。
うっかり合っちゃったらシャレにならないもの。
当たり障りのない季節の挨拶、勉学を頑張る、ハメを外さない学生でいる・・・当たり前の話を永遠に続ける。
定型文なのかな?原稿要らないよね。
外、お天気良いから、暖かくて気持ちよさそう~。
余所見をしていたら、隣から突かれた。
何?と振り向くと、何故か周り全員からの視線が突き刺さっていた。
「え?」
『私の挨拶は退屈かな?』
マイクからの声が聞こえて来たと言う事は・・・。
お、王太子がニコリと笑みを浮かべてこっちを見ているではないですかっ。
「す、すみません」
謝罪は正義‼︎即座に謝る‼︎
ペコリと頭を下げて、謝罪の言葉を出せばこれ以上の追求はしなくなった。
はぁ、よかった。
教室に入ると辺りを見回す。
確定攻略対象者達はいない。よし。
皆幼い頃からの知り合いだからなのか、既にグループが出来ていて、席が微妙な空き方。
こういう時、ゲーム補正でいい場所が空いているのよね。
あ、ほら。窓側の一番後ろが空いてる。
誰かに座られる前に座っちゃお。
椅子に座り鞄から筆記具を出す。
まだ授業はないから。
キョロっと周囲を見ると、さすが貴族。
持ち物すら高そう。
壊したりしたら弁償できないから、触らない様にしないと。
担任の教師が来るまで、私は馬鹿な気を使いまくっていた。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。
転生した平凡顔な捨て子が公爵家の姫君?平民のままがいいので逃げてもいいですか
青波明来
恋愛
覚えているのは乱立するビルと車の波そして沢山の人
これってなんだろう前世の記憶・・・・・?
気が付くと赤ん坊になっていたあたし
いったいどうなったんだろ?
っていうか・・・・・あたしを抱いて息も絶え絶えに走っているこの女性は誰?
お母さんなのかな?でも今なんて言った?
「お嬢様、申し訳ありません!!もうすぐですよ」
誰かから逃れるかのように走ることを辞めない彼女は一軒の孤児院に赤ん坊を置いた
・・・・・えっ?!どうしたの?待って!!
雨も降ってるし寒いんだけど?!
こんなところに置いてかれたら赤ん坊のあたしなんて下手すると死んじゃうし!!
奇跡的に孤児院のシスターに拾われたあたし
高熱が出て一時は大変だったみたいだけどなんとか持ち直した
そんなあたしが公爵家の娘?
なんかの間違いです!!あたしはみなしごの平凡な女の子なんです
自由気ままな平民がいいのに周りが許してくれません
なので・・・・・・逃げます!!
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
冤罪から逃れるために全てを捨てた。
四折 柊
恋愛
王太子の婚約者だったオリビアは冤罪をかけられ捕縛されそうになり全てを捨てて家族と逃げた。そして以前留学していた国の恩師を頼り、新しい名前と身分を手に入れ幸せに過ごす。1年が過ぎ今が幸せだからこそ思い出してしまう。捨ててきた国や自分を陥れた人達が今どうしているのかを。(視点が何度も変わります)
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる