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135 【完結】
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私が次に目覚めたのはある夜明けの森
周りから鳥のさえずりが絶え間なく聞こえていて地上の豊かさと偉大さを象徴としている
ダンジョンの中では魔物の唸り声と自分の足音しか聞こえていなかったから、これだけで私の涙腺が静かに崩壊してしまった
久しぶりの外で眩しくて一瞬目を閉じたけど、まだ完全に太陽が昇る前だったおかげでそこまで目がく眩むことはなかった
徐々に目覚め始めている草たちはひんやりとしてきらめく朝露を着飾っている
もしこれを見ていたのが過去の私なら世界の美しさに圧倒されてどれだけ苦しいクエストでも元気をもらえていたでしょうね
少し周りを見るための歩き回ってみたら、森の中にい小さな村が一つ自然と共存した形で生き生きと朝を迎えていた
国ほど発展はしているわけでは無さそうで、いかにも農村として存在していますと言わんばかりの量の畑
があったり、家もレンガよりも土が中心でとても暖かくて 懐かしい
私が遠めに村のほうを見ていると、不意に見覚えのある姿が二つ、たくさんの人に囲まれているのが目に映った
僧侶と彼女だ
不思議と懐かしさを感じていたのは、この村が僧侶の故郷だったからだったの
今はあんまり覚えていないけど、出会った初めの頃に故郷を見てみたいって無茶振りして連れて行ってもらったっけ
でも、あのときは戦士たちと仲良くなるいいきっかけにはなったと思うから、今ではいい思い出だったのかな
そんなずっと涙を流していて、そのまま僧侶の家に皆と一緒に消えていった
その時、私も僧侶の家に駆けこんで、脱出と再会を喜べたらどれだけ良いだろうと考えながらしばらく誰もいない静かな村を眺めていた
そう、私にはそれをする勇気も覚悟もなかったの
僧侶と別れてからまだ1度もあってないから、きっと僧侶にとって私はただの愛人殺し
リナーシタのことは知らないでしょうけ、少なくとも狩人が居なくなっていたら私が疑われてそのまま殺したのがバレてしまう
そんなことになれば、私はきっと村の人に『人殺し』と罵られ蔑まれ、最終的に追い出されるだけ
日記を書いている今でも、行こうと思えば引き返せる、だけど私にはそんなことできない
目覚めた時に聞こえた鳥の声も、本当は私のことを目の敵にして威嚇しているんじゃないかってビクビクしていたの
地上にしかいない鳥が地下で私がしたことなんて知りもしないし、知っていてもどうでもいいことなのもわかってる
そこまで分かっていて、それでも不安だったの
これはきっと、私自身が私を憎んでいるからなんでしょうね
私は今更になってようやく「人が死のうとする」時を真に理解できた気がする
リナーシタにいた頃の私は分かっていたようで、何も分かってはいなかったみたい
世界のすべてを拒絶して、ありえないってわかっている杞憂すらも疑っうことを止められない
それでそんな情けない自分にどんどん絶望して軽蔑して更に周りが恐ろしく見える
その内、今までもがきながらでも進んでいた一歩も進むことが出来なくなる
簡単や難しいというわけではなクテ、ほんとうの意味で不可能なの
それが今の私ね
わかっていても直せないから死にたくなるの
どうせ村に行った所で迫害されて、されなくても自分が許せなるとは思えない
ういえば、私は最後に記録を書き始めたころにどうしてリナーシタでの記憶を失っていたのか思い出したの
記憶を失っていたのは私は人生をやり直そうとして自分でも気づけない奥底に隠していたからだったんでしょう
私が生きるのを本当の意味であきらめたから
隠す理由もないと脳の守りも壊れてしまうのは当たり前
因みに、主が居なくなってリナーシタがなくなったことで、リナーシタに住んでいた人達は本来オスマンとがあった場所で目を覚ましたの
その時、勿論何でこんなことになったのかという話になった
私は正直に私がやったと言ってしまったの
事情は覚えていてないけど、隠していても意味がないと思っていたきがする、実際は逆効果だったみたいだけど
正直に言ってみた結果、主のことを知っていた少数の人に因縁をつけられて、結局迫害されて挙句の果てに国外通報されたという感じ
全く自業自得だよね
それで、人間に対してトラウマが出来て、狩人と出会うまでに記憶がなくなってしまったってわけ
少しどころじゃないほど長くなっちゃったけど、これで私の記録は終わり、今から私はみんなのあと追う
もう手遅れでしょうけど、最後に神様にお祈りしてみる
生きとし生けるもの、そして天寿を全うしたもの、永遠なる栄光のもとに幸せのあらんことを
◇◁◆▷◇ ◇◁◆▷◇
ここから先のページには何も書かれていない、きっと日記はここで終わっているのでしょう
私ー僧侶は静かに本を閉じてそばに横たわっている女性の焼死体に視線を移す
この森は特別乾燥しているわけではないから自然発火で燃えてしまったわけでは無さそう
わざわざ一番苦しむ方法で自殺するなんて、よっぽど自分が憎かったのかしら
そんな彼女の名前は魔法使い
私の冴えない日々にとても鮮やかい色を塗ってくれたかつての親友の一人
まだダンジョンから出た当初、もう一度魔法使いと狩人に会えるんじゃないかって少し期待して森の中を探していた
魔法使いも戻ってきてるはずだから昔の秘密基地にテントでも貼っているんじゃないかとか理想を彼女に行っていた気がする
確かに魔法使いは私の大好きだった戦士を殺した
でも、あの時の私は正気ではなかったのはあるけれど
どうして殺してしまったのかも書かれていなかったのにどれだけ考えなしの我儘だったのかとの日記を読んで気付いた
1番楽そうで笑っていた魔法使いは、本当は誰よりも誰よりも苦労して、だれよりも傷ついていたのを私は気付いてあげられなかった
それを理解もせず私は
私は最後まで迷惑をかけた相手に謝罪もできないまま親友と別れを告げるなんて、私はどれほど罪深いのでしょう
私は、親友失格です
さっきまで静かだった森の中で少し強い風が木々を揺らしはじめた
そういえば、今日外に出るときにお母さんが居は嵐になるから早めに帰ってきなさいと言われた気がする
日記を読んでいるうちに嵐が近づいてしまっていたのでしょう
早く戻らなくては
せめてもの贖罪として、魔法使いの弔いをしたかったけれどこの嵐じゃできそうにない
とりあえず太めの木の裏側にもって行って明日彼女もつれてもう一度ここに来よう
その時、ひそかに近くの木の影が私に向かって伸びていた
嵐による強い風で木が折れてしまったのだ
私が気付いたころ既に視界を覆うほどの大きな木が眼の前まできていた
いくら私が冒険者でも、これは避けられないでしょうと一目瞭然でわかってしまう
もしこれが戦士だったなら、盾でも構えてガードしていたのでしょうか
もしこれが狩人だったなら、持ち前の反射神経ですぐに足が動いていたのでしょうか
もしこれが魔法使いだったなら、自慢の魔法でこの木も焼き尽くせたのでしょうか
だけど、端からお荷物だった私にそんなことはできない
私が居なければ皆は死ぬことはなかったかもしれない
今更気づいても遅いよね
これが神が私に与えた天罰っていうところかしら
罪を擦り付けてしまった魔法使いに、天国でもう一度会うことが叶うなら、すぐにでも探して謝りたい
もうすぐそこまで木は来ている
一瞬周りの音がなにも聞こえなくなる
吹き荒れる風の音も地面をたたく雨音も
人が死ぬ瞬間に見る景色がゆっくりになるという話は本当だったのね
もう木は目と鼻の先
もう当たる
”ごめんね”
不意にどこからか声が聞こえた
誰の声かはわからない
どこかとても悲しそうで、だけど温かい懐かしい響きだった
瞬間木が私にめり込んで私を宙に飛ばす
即死だったのか痛みは感じなかった
死んだ先は地獄か天国がどちらかに行くと思ってた
だけど、どちらも違った、親友たちは、ずっと私を見ていたんだ
最後まで生きた私を労ってくれる
ごれは幻覚なんかじゃない
死ぬ前の世界とか、死んだ後何をしていたかとか、私の荘王もつかないような話をたくさんしてくれた
やっと謝れた、死んだ魂はみんなオスマントに行くらしい
日記に書いてあることと違っていたから不思議に思ったけど、さすがに書くのはタブーだと思ったらしい
迫害されて通報されたのは事実らしいけど、神様がだれも知りえない功績を認めてくださってもう一度人生を歩むことを許してくれたらしい
オスマントに行けばまた四人で一緒に冒険ができる
私たちはどれだけ離れてもココロはいつだって同じ場所にいる
彼女は私たちの墓を作ってくれるでしょうか
私たちがダメだった分、どうか地上を楽しんで
さようなら
◇◁◆▷◇ 完 ◇◁◆▷◇
私が次に目覚めたのはある夜明けの森
周りから鳥のさえずりが絶え間なく聞こえていて地上の豊かさと偉大さを象徴としている
ダンジョンの中では魔物の唸り声と自分の足音しか聞こえていなかったから、これだけで私の涙腺が静かに崩壊してしまった
久しぶりの外で眩しくて一瞬目を閉じたけど、まだ完全に太陽が昇る前だったおかげでそこまで目がく眩むことはなかった
徐々に目覚め始めている草たちはひんやりとしてきらめく朝露を着飾っている
もしこれを見ていたのが過去の私なら世界の美しさに圧倒されてどれだけ苦しいクエストでも元気をもらえていたでしょうね
少し周りを見るための歩き回ってみたら、森の中にい小さな村が一つ自然と共存した形で生き生きと朝を迎えていた
国ほど発展はしているわけでは無さそうで、いかにも農村として存在していますと言わんばかりの量の畑
があったり、家もレンガよりも土が中心でとても暖かくて 懐かしい
私が遠めに村のほうを見ていると、不意に見覚えのある姿が二つ、たくさんの人に囲まれているのが目に映った
僧侶と彼女だ
不思議と懐かしさを感じていたのは、この村が僧侶の故郷だったからだったの
今はあんまり覚えていないけど、出会った初めの頃に故郷を見てみたいって無茶振りして連れて行ってもらったっけ
でも、あのときは戦士たちと仲良くなるいいきっかけにはなったと思うから、今ではいい思い出だったのかな
そんなずっと涙を流していて、そのまま僧侶の家に皆と一緒に消えていった
その時、私も僧侶の家に駆けこんで、脱出と再会を喜べたらどれだけ良いだろうと考えながらしばらく誰もいない静かな村を眺めていた
そう、私にはそれをする勇気も覚悟もなかったの
僧侶と別れてからまだ1度もあってないから、きっと僧侶にとって私はただの愛人殺し
リナーシタのことは知らないでしょうけ、少なくとも狩人が居なくなっていたら私が疑われてそのまま殺したのがバレてしまう
そんなことになれば、私はきっと村の人に『人殺し』と罵られ蔑まれ、最終的に追い出されるだけ
日記を書いている今でも、行こうと思えば引き返せる、だけど私にはそんなことできない
目覚めた時に聞こえた鳥の声も、本当は私のことを目の敵にして威嚇しているんじゃないかってビクビクしていたの
地上にしかいない鳥が地下で私がしたことなんて知りもしないし、知っていてもどうでもいいことなのもわかってる
そこまで分かっていて、それでも不安だったの
これはきっと、私自身が私を憎んでいるからなんでしょうね
私は今更になってようやく「人が死のうとする」時を真に理解できた気がする
リナーシタにいた頃の私は分かっていたようで、何も分かってはいなかったみたい
世界のすべてを拒絶して、ありえないってわかっている杞憂すらも疑っうことを止められない
それでそんな情けない自分にどんどん絶望して軽蔑して更に周りが恐ろしく見える
その内、今までもがきながらでも進んでいた一歩も進むことが出来なくなる
簡単や難しいというわけではなクテ、ほんとうの意味で不可能なの
それが今の私ね
わかっていても直せないから死にたくなるの
どうせ村に行った所で迫害されて、されなくても自分が許せなるとは思えない
ういえば、私は最後に記録を書き始めたころにどうしてリナーシタでの記憶を失っていたのか思い出したの
記憶を失っていたのは私は人生をやり直そうとして自分でも気づけない奥底に隠していたからだったんでしょう
私が生きるのを本当の意味であきらめたから
隠す理由もないと脳の守りも壊れてしまうのは当たり前
因みに、主が居なくなってリナーシタがなくなったことで、リナーシタに住んでいた人達は本来オスマンとがあった場所で目を覚ましたの
その時、勿論何でこんなことになったのかという話になった
私は正直に私がやったと言ってしまったの
事情は覚えていてないけど、隠していても意味がないと思っていたきがする、実際は逆効果だったみたいだけど
正直に言ってみた結果、主のことを知っていた少数の人に因縁をつけられて、結局迫害されて挙句の果てに国外通報されたという感じ
全く自業自得だよね
それで、人間に対してトラウマが出来て、狩人と出会うまでに記憶がなくなってしまったってわけ
少しどころじゃないほど長くなっちゃったけど、これで私の記録は終わり、今から私はみんなのあと追う
もう手遅れでしょうけど、最後に神様にお祈りしてみる
生きとし生けるもの、そして天寿を全うしたもの、永遠なる栄光のもとに幸せのあらんことを
◇◁◆▷◇ ◇◁◆▷◇
ここから先のページには何も書かれていない、きっと日記はここで終わっているのでしょう
私ー僧侶は静かに本を閉じてそばに横たわっている女性の焼死体に視線を移す
この森は特別乾燥しているわけではないから自然発火で燃えてしまったわけでは無さそう
わざわざ一番苦しむ方法で自殺するなんて、よっぽど自分が憎かったのかしら
そんな彼女の名前は魔法使い
私の冴えない日々にとても鮮やかい色を塗ってくれたかつての親友の一人
まだダンジョンから出た当初、もう一度魔法使いと狩人に会えるんじゃないかって少し期待して森の中を探していた
魔法使いも戻ってきてるはずだから昔の秘密基地にテントでも貼っているんじゃないかとか理想を彼女に行っていた気がする
確かに魔法使いは私の大好きだった戦士を殺した
でも、あの時の私は正気ではなかったのはあるけれど
どうして殺してしまったのかも書かれていなかったのにどれだけ考えなしの我儘だったのかとの日記を読んで気付いた
1番楽そうで笑っていた魔法使いは、本当は誰よりも誰よりも苦労して、だれよりも傷ついていたのを私は気付いてあげられなかった
それを理解もせず私は
私は最後まで迷惑をかけた相手に謝罪もできないまま親友と別れを告げるなんて、私はどれほど罪深いのでしょう
私は、親友失格です
さっきまで静かだった森の中で少し強い風が木々を揺らしはじめた
そういえば、今日外に出るときにお母さんが居は嵐になるから早めに帰ってきなさいと言われた気がする
日記を読んでいるうちに嵐が近づいてしまっていたのでしょう
早く戻らなくては
せめてもの贖罪として、魔法使いの弔いをしたかったけれどこの嵐じゃできそうにない
とりあえず太めの木の裏側にもって行って明日彼女もつれてもう一度ここに来よう
その時、ひそかに近くの木の影が私に向かって伸びていた
嵐による強い風で木が折れてしまったのだ
私が気付いたころ既に視界を覆うほどの大きな木が眼の前まできていた
いくら私が冒険者でも、これは避けられないでしょうと一目瞭然でわかってしまう
もしこれが戦士だったなら、盾でも構えてガードしていたのでしょうか
もしこれが狩人だったなら、持ち前の反射神経ですぐに足が動いていたのでしょうか
もしこれが魔法使いだったなら、自慢の魔法でこの木も焼き尽くせたのでしょうか
だけど、端からお荷物だった私にそんなことはできない
私が居なければ皆は死ぬことはなかったかもしれない
今更気づいても遅いよね
これが神が私に与えた天罰っていうところかしら
罪を擦り付けてしまった魔法使いに、天国でもう一度会うことが叶うなら、すぐにでも探して謝りたい
もうすぐそこまで木は来ている
一瞬周りの音がなにも聞こえなくなる
吹き荒れる風の音も地面をたたく雨音も
人が死ぬ瞬間に見る景色がゆっくりになるという話は本当だったのね
もう木は目と鼻の先
もう当たる
”ごめんね”
不意にどこからか声が聞こえた
誰の声かはわからない
どこかとても悲しそうで、だけど温かい懐かしい響きだった
瞬間木が私にめり込んで私を宙に飛ばす
即死だったのか痛みは感じなかった
死んだ先は地獄か天国がどちらかに行くと思ってた
だけど、どちらも違った、親友たちは、ずっと私を見ていたんだ
最後まで生きた私を労ってくれる
ごれは幻覚なんかじゃない
死ぬ前の世界とか、死んだ後何をしていたかとか、私の荘王もつかないような話をたくさんしてくれた
やっと謝れた、死んだ魂はみんなオスマントに行くらしい
日記に書いてあることと違っていたから不思議に思ったけど、さすがに書くのはタブーだと思ったらしい
迫害されて通報されたのは事実らしいけど、神様がだれも知りえない功績を認めてくださってもう一度人生を歩むことを許してくれたらしい
オスマントに行けばまた四人で一緒に冒険ができる
私たちはどれだけ離れてもココロはいつだって同じ場所にいる
彼女は私たちの墓を作ってくれるでしょうか
私たちがダメだった分、どうか地上を楽しんで
さようなら
◇◁◆▷◇ 完 ◇◁◆▷◇
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