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苦手な物
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楓が説明をしている。
『この指輪が、武器の取り出し口になってるみたいです。ECOな時代ですね。』ど冗談交じりに言っている。
楓によれば、指輪に『出ろ!』と言ったり念じたら武器が飛び出す仕組みのようだ。ECOだ。
楓には、白魔導師らしい純白のロッド。
まこには、片手で扱いやすい軽量型の長剣。
軽く剣を振ってみる。刀身が光り輝いて重さも余り感じない。
『かっちょいいー!』と目を輝かせていると楓が呼ぶ。
『まこサン、もう1度地図を確認しましょう。』2人は地図を広げて見る。
『現在地の赤い印、建物、木々、山、川の絵が書いてありますね。あと其々に星のマークがありますね。個数が違いますけど、なんでしょうか?』
まこが言う。
『さー、ゲームとかでは難易度とかで使われたりしてたけど同じなのかな?簡単とか難しいとかかな。後は神様ポイントとかにも関係有りかもね。』
『なるほど~、いい考えかも知れないですね。まこサン冴えてますね!』
照れる、まこ。『でへへ、ゲーマーだったからね。』と思った。
『じゃ、この近くの星1つの建物に行きましょうか?』と楓が提案する。
『そうだね、ここでじっとしてても仕方ないもんね。この先を進めば良さそうだね。』
イノシシ親子にサヨナラし、森を抜ける2人。目の前には草原が広がっていた。空には大中小の鳥が飛んでいる。地平線には遠くではあるが、建物の様な場所が確認できる。
『まこさん!!』楓が叫ぶ。
空から鳥でもない物がきた。虫が舞い降り砂が舞った。サイズは軽自動車並だ。
『ブシュー。カカカッ‥‥‥カッ!』と緑色の液体を吐き出した。
聴いたことの無い鳴き声がする。
鋭い歯を向け、睨んでくる。
『楓さん!逃げましょう!』まこが言い放った。
『‥‥‥楓さん?』静かになる楓。まこが振り返る。
泡を吹いて目をグルグル回して気絶している楓。虫が大の苦手なのだった。
『楓さーん!!』と叫ぶ。
『この指輪が、武器の取り出し口になってるみたいです。ECOな時代ですね。』ど冗談交じりに言っている。
楓によれば、指輪に『出ろ!』と言ったり念じたら武器が飛び出す仕組みのようだ。ECOだ。
楓には、白魔導師らしい純白のロッド。
まこには、片手で扱いやすい軽量型の長剣。
軽く剣を振ってみる。刀身が光り輝いて重さも余り感じない。
『かっちょいいー!』と目を輝かせていると楓が呼ぶ。
『まこサン、もう1度地図を確認しましょう。』2人は地図を広げて見る。
『現在地の赤い印、建物、木々、山、川の絵が書いてありますね。あと其々に星のマークがありますね。個数が違いますけど、なんでしょうか?』
まこが言う。
『さー、ゲームとかでは難易度とかで使われたりしてたけど同じなのかな?簡単とか難しいとかかな。後は神様ポイントとかにも関係有りかもね。』
『なるほど~、いい考えかも知れないですね。まこサン冴えてますね!』
照れる、まこ。『でへへ、ゲーマーだったからね。』と思った。
『じゃ、この近くの星1つの建物に行きましょうか?』と楓が提案する。
『そうだね、ここでじっとしてても仕方ないもんね。この先を進めば良さそうだね。』
イノシシ親子にサヨナラし、森を抜ける2人。目の前には草原が広がっていた。空には大中小の鳥が飛んでいる。地平線には遠くではあるが、建物の様な場所が確認できる。
『まこさん!!』楓が叫ぶ。
空から鳥でもない物がきた。虫が舞い降り砂が舞った。サイズは軽自動車並だ。
『ブシュー。カカカッ‥‥‥カッ!』と緑色の液体を吐き出した。
聴いたことの無い鳴き声がする。
鋭い歯を向け、睨んでくる。
『楓さん!逃げましょう!』まこが言い放った。
『‥‥‥楓さん?』静かになる楓。まこが振り返る。
泡を吹いて目をグルグル回して気絶している楓。虫が大の苦手なのだった。
『楓さーん!!』と叫ぶ。
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