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はじまり
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初夏の涼しい風が教室に流れる中
一声の怒号が響いた。
「香坂ー!香坂ー!
いい加減に起きろ!?
お前はいつから寝ているんだ!
学生が寝ていいなら俺も寝て給料を
もらいたいわ!!」
「起きる。起きるから。
寝てたのは申し訳ないですけど
そんなに怒鳴んなくてもよくない?」
「あのなぁー。」
若干の呆れもありながら国語科担当の
黒田楽は私の席から離れた。
私の名前は香坂慈雨。高校2年のJKだ。
そもそも、私が寝ていたのは初夏の程よい
気候のせいなのに。と、心の中で少しだけ
ぼやいてしまう。
国語科担当の黒田先生は真面目だけど
生徒と歳も近いからか結構友達感覚の
教師である。だから、校内での人気が高い
昼休みとか、男子と遊んでたりするタイプ
「おーい。起きたのはいいがノート
開いてるか?」
因みに、面倒見もいいがたまに鬱陶しい。
隣からクスクスと小さい笑い声がした。
クリクリのアーモンド目に前下がりボブの
可愛い子。九条奏。私の友達だ。
「慈雨ー。おはよ。
起こそうと何回か思ったけど
気持ち良さそうに寝てから…。」
申し訳なさそうに、でも少しふにゃと
笑った彼女の頭を軽くぽん。として、
授業に取り組むため私は軽く伸びをした。
一声の怒号が響いた。
「香坂ー!香坂ー!
いい加減に起きろ!?
お前はいつから寝ているんだ!
学生が寝ていいなら俺も寝て給料を
もらいたいわ!!」
「起きる。起きるから。
寝てたのは申し訳ないですけど
そんなに怒鳴んなくてもよくない?」
「あのなぁー。」
若干の呆れもありながら国語科担当の
黒田楽は私の席から離れた。
私の名前は香坂慈雨。高校2年のJKだ。
そもそも、私が寝ていたのは初夏の程よい
気候のせいなのに。と、心の中で少しだけ
ぼやいてしまう。
国語科担当の黒田先生は真面目だけど
生徒と歳も近いからか結構友達感覚の
教師である。だから、校内での人気が高い
昼休みとか、男子と遊んでたりするタイプ
「おーい。起きたのはいいがノート
開いてるか?」
因みに、面倒見もいいがたまに鬱陶しい。
隣からクスクスと小さい笑い声がした。
クリクリのアーモンド目に前下がりボブの
可愛い子。九条奏。私の友達だ。
「慈雨ー。おはよ。
起こそうと何回か思ったけど
気持ち良さそうに寝てから…。」
申し訳なさそうに、でも少しふにゃと
笑った彼女の頭を軽くぽん。として、
授業に取り組むため私は軽く伸びをした。
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