転生少女は片腕をなくした薬屋の片腕になる

「今日はどうしてここに来たんだ?」

「おじさんに会いたくて」

「あれ? ここ来るの初めてだろ?」

「うん。でも昔会ったことあるの」

「昔って何年前だ?」

「10年前」

「10年って嬢ちゃん今いくつ?」

「7歳」

「じゃぁ、無理じゃないかな」

「10年前、配達屋してた」

「え?」

同じ異世界に転生をした少女は、前世の記憶を思い出していた。
記憶を頼りに、前世の私の思い人に思いを伝えに行く。
そしてそこから、また私の思い出を重ねていく。
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