転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ？

入学前

移動手段

「これは…なんですか？」
　そう尋ねると


「はい、これはエルフの里までの簡易的な地図なのですが…

　本来は護衛を雇いつつ、行く予定でしたが
　エルフの里にはエルフ族以外入れませんし、シャル様、そしてクリスさん達の同意を得れればにはなるのですが


　スイ様にはカバンに入って頂き、私とユースでシャル様とミレイ様を運ばせていただく形で、一気に進もうかと思いまして…

　ゆっくりいくことを考慮して早めに出て…と言う話だったのですが、実はエルフの里の現長老様がですね、精神的なダメージでかなり衰弱しておりまして…

　今すぐにでもシャル様にあって頂きたいのです。」
　と真剣な表情でそう言った。


「それ大丈夫なんですか⁉︎
　え⁉︎でも…それ私帰って何か変わりますか？

　あ…元気なうちに挨拶的な感じですかね？」
　そうだよね、帰るなら長老様にはそりゃ挨拶しないとなわけで、そりゃ少しでも早く帰ったほうがいいよね。



「………そうです！
　挨拶も大切ですからっ
　(と言うか…我々の予想でしかないですが…体調面もかなり変わる…かと。)」

　なんだか間があったようには思いつつ、そう言われたので、とりあえずケーキ等の事は帰ってきてから考えよ！


　と言うことで、少しでも早く帰るために早速帰って皆んなに話してみることにした。




　家に帰ると、クリスさんもエマさんも今日は丁度そこまで忙しくないようで

　“あの、少し話したくて夕飯早めとか…良いですか？”
　と帰ってすぐに聞いてみると

　2人とも
　“もちろん”
　と答えてくれて、クリスさんが近くにいたメイドさんに夕ご飯の時間を早めるように頼んでくれていた


　一緒にいくミレイとスイには先に簡単に説明しておき、いざ夕ご飯！の後。


「それで、今日はどうしたんだい？」
　とクリスさんが聞いてくれた。