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10.四十にして惑ってばかり
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ゴムなしで交わったのは初めてだった。
ジェルマンはオメガの専門病院で受けた検査結果に唖然としていた。
妊娠している。
互いに交わってばかりの濃い数日間だったが、まさかニコラとの初めての行為で妊娠するとは想定外だった。発情期のオメガが妊娠しやすいことは分かっていたがニコラはまだ15歳で精子の量も少ないと勝手に思い込んでいた。
精液の量も多く体格に似合わぬ立派なブツを持っているニコラ。これまで交わったアルファなど全部忘れてしまうくらい素晴らしい快楽でジェルマンを堕とした彼は、そういう意味でも間違いなくアルファだったらしい。
赤ん坊ができたとなったらニコラにもニコラの両親にも報告をしなければいけない。15歳のニコラ相手に子どもができてしまったことを申し訳なく思って大きな肩を縮めているジェルマンにニコラの両親の反応は完全に想像していたものと違った。
「なんて素晴らしい。ニコラが子どもを持てるなんて思わなかった」
「猫のジェルマン以外愛せないと思っていたのに、本当にありがとう」
両手を取られて歓迎されて戸惑いを隠せないジェルマンに、ニコラが不満げに両親の手を払ってジェルマンの手をしっかりと握ってしまった。
「触らせてもくれないくらい大事にしているんだね」
「赤ん坊が産まれるまで身体を大切に。日常生活のことを手伝うハウスキーパーを入れようね」
ニコラとジェルマンの寝室を作ってそこにシャワールームやミルクを作る簡易キッチンも据えて家の改築までしてニコラの両親はジェルマンをニコラの嫁として迎え入れるつもりだった。
15歳の息子をかどわかしたとか、フェロモンで誘惑して無理やりものにしたのだとか言われなかったことに、ジェルマンは安堵もしていた。過去のことを考えればそう言われても仕方のない性生活をしていた。フェロモンでアルファを傅かせて弄んで捨てていた過去を忘れたいくらいにニコラとの日々はジェルマンを変えた。
美しく愛らしいニコラはフェロモンで誘惑したからではなく、ジェルマンという個人を愛してくれている。逃がさないと言われたことがジェルマンにとっては逆に涙が出るほど嬉しかった。
指輪を買いに連れて行かれたジェルマンはニコラの肩に顔を埋めて少しだけ泣いてしまった。
オメガという性を貶められず、ジェルマンという個を重視される今がどれだけ幸せか。反対されれば逃げて赤ん坊だけでも無事に産む決意はあったのだが、できればニコラの両親にも認められて祝福されたかった。
「ニコラは小さな頃から誰にも懐かなくて、猫のジェルマンだけが触れられる相手だったんだ」
そうでなければ嫌がって体を反らし、大暴れして逃げ出すニコラを誰もが持て余した。愛猫のジェルマンだけがニコラの傍に辛抱強くいてくれた。その愛猫を失くしてからは食べない、眠らないで、死んだように生きていたニコラがジェルマンが来て生気を取り戻した。
「本当に感謝している。たった一人の息子を失わずに済んだ」
指輪をニコラが真剣に選んでいる間にも礼を言われてジェルマンは涙ぐんでしまった。
シンプルなプラチナの平型の捩じれの入ったリングを選んでニコラはジェルマンの指にはめた。小さなダイヤモンドが埋め込まれているそれをジェルマンも一目で気に入った。
「愛してる、ジェルマン。僕が18歳になったら結婚して欲しい」
「はい、喜んで」
年齢差があるとかそんなことはもうどうでも良かった。
ジェルマンは幸福の中でニコラのプロポーズを受け入れていた。
赤ん坊を産んだときジェルマンは40歳の誕生日を迎えていて、ニコラはまだ15歳だった。
産み落とした男の子は蜂蜜色の髪に菫色の目でニコラにそっくりで愛らしかったが、小さなその子を抱っこしてジェルマンはしばし考えてしまった。
「この子が20歳になる頃には私は60歳……」
「60歳のジェルマンも可愛いと思うよ」
「か、可愛い!?」
ただでさえ身長が高くて体格も立派なジェルマンを可愛いと言えてしまうニコラは懐が深いとしか言いようがない。首の据わっていない赤ん坊を注意しながら抱っこしてニコラは小さな額にキスをした。
「ジル……名前は、ジル。どうかな?」
「ジル! 良いですね」
顔を見るまでは名前を決めないというニコラが赤ん坊の顔を見て名前を決めてくれた。そのことに喜んでいるとニコラがはっきりとジルに宣言する。
「ジル、君はミルクで育てるからね。ジェルマンにはもう一人赤ちゃんを産んでもらわないといけないから」
「ふぇ!?」
オメガ男性は母乳が出る場合もあってジェルマンも出るようなのでできれば母乳で育てたかったが、ニコラはそうは思っていないようだった。
「僕は一人っ子だったでしょ? ジェルマンも一人っ子でしょ? ジルには兄弟がいて欲しいんだけど、だめかな?」
可愛く首を傾げてお願いされるとダメとは言えなくなってしまう。
確かにジェルマンも兄弟がいたら良かったと思わないこともなかった。ニコラもニコラなりに兄弟が欲しかったのかもしれない。ジェルマンももう40歳なのだから産めるうちに産んでおくとなると母乳を上げておいて卒乳させることを考えるよりも、最初からミルクで慣らして育てた方が効率的なのは分かっていた。
それでも少し寂しく感じてしまうのはジェルマンがジルを産んだ母親だからかもしれない。
「初乳だけでも……」
「本当にそれだけだよ?」
初めの一回だけは授乳を許されてジルの口に乳首を含ませるが新生児で飲むのが上手ではなくてすぐに力尽きてしまうジルと、まだお乳が充分に出ないジェルマンとで結局授乳は上手くいかなかった。
産後の入院を終えて家に戻ると庭はジルのためにテラスができていて、改築の終わった二人の部屋も過ごしやすく整えてあった。ベビーベッドにジルを寝かせるとジェルマンの身体にニコラの細い体が抱き付いてくる。
「お疲れ様。本当にジルを産んでくれてありがとう」
「無事に産めて良かったです」
「産後は無理をせずにゆっくり過ごしてね」
キッチンには料理人がいるし、家のことはハウスキーパーがなんでもしてくれる。ベビーシッターも雇われていて疲れてジルの面倒を見られないときにはいつでも預けられる体勢になっていた。
さすが大会社の御曹司と言うべきなのだろうが、ジェルマンも家が借金まみれになって売られてしまうまではこんな生活をしていたのだと遠い過去のように思い出す。
「私はオメガだから会社は継げないし、適当なアルファと結婚させられそうになって、その腹いせにアルファを弄んで捨てていました」
始まりはジェルマンと会社の後継者目当てで見合いをしようとしたアルファだったことを今になって思い出す。
「この体格ですからオメガとして可愛がられることがないと分かってはいたのですが、フェロモンがなければ抱く気にもならないと馬鹿にされて、それならめちゃくちゃにしてやろうと」
フェロモンで誘惑して動けないように拘束して上に乗って避妊具付きで散々弄んだ挙句に拘束されて蕩け切ったその顔を写真に撮ってデータをばら撒いてやった。
それ以来アルファという生き物が大嫌いで、嫌いだからこそフェロモンで傅かせて求めさせてむちゃくちゃに弄んでは捨てていた。
あれが本当に気持ちよかったのか今となっては分からない。アルファを屈服させたという満足感だけでジェルマンは動いていたのかもしれない。
「ニコラに出会って、こんなアルファもいるんだと思いました」
幼いながらに必死にジェルマンを慕ってくれて、ジェルマンを心配して攫われたときには両手両膝擦り剝いても走って来てくれた。動物園ではジェルマンの見たいものを優先させてくれて、シャワーがかかってびしょ濡れになっても着替えを持ってきてくれたが覗いたりせずに紳士的に振舞ってくれた。
ジェルマンにとってはたった一人の相手。
「そういえば、ニコラと出会ってからフェロモンが匂わないと言われた覚えがあります」
「運命だったからじゃないかな」
「私とニコラが?」
そうであればいいとジェルマンは思ってしまってから、年に似合わずに乙女のようなことを考えている自分に恥じ入った。
「ジェルマンが僕のものになれば良いってずっと思ってた。幸せ。愛してる」
抱き付いたままでニコラがジェルマンに囁く。
「きっとジェルマンが死んだら僕も生きていけない……一緒に長生きしようね」
自分の方が24歳も年上なのだから当然先に死ぬはずなのに、死んだら生きていけないなどと言う告白をされてジェルマンは喜んでいる自分に気付いて狼狽えた。
きっとこれからも年下のニコラに振り回され続ける。それが一生続くのならばそれもまた幸せなのではないかとジェルマンは思っていた。
ジェルマンはオメガの専門病院で受けた検査結果に唖然としていた。
妊娠している。
互いに交わってばかりの濃い数日間だったが、まさかニコラとの初めての行為で妊娠するとは想定外だった。発情期のオメガが妊娠しやすいことは分かっていたがニコラはまだ15歳で精子の量も少ないと勝手に思い込んでいた。
精液の量も多く体格に似合わぬ立派なブツを持っているニコラ。これまで交わったアルファなど全部忘れてしまうくらい素晴らしい快楽でジェルマンを堕とした彼は、そういう意味でも間違いなくアルファだったらしい。
赤ん坊ができたとなったらニコラにもニコラの両親にも報告をしなければいけない。15歳のニコラ相手に子どもができてしまったことを申し訳なく思って大きな肩を縮めているジェルマンにニコラの両親の反応は完全に想像していたものと違った。
「なんて素晴らしい。ニコラが子どもを持てるなんて思わなかった」
「猫のジェルマン以外愛せないと思っていたのに、本当にありがとう」
両手を取られて歓迎されて戸惑いを隠せないジェルマンに、ニコラが不満げに両親の手を払ってジェルマンの手をしっかりと握ってしまった。
「触らせてもくれないくらい大事にしているんだね」
「赤ん坊が産まれるまで身体を大切に。日常生活のことを手伝うハウスキーパーを入れようね」
ニコラとジェルマンの寝室を作ってそこにシャワールームやミルクを作る簡易キッチンも据えて家の改築までしてニコラの両親はジェルマンをニコラの嫁として迎え入れるつもりだった。
15歳の息子をかどわかしたとか、フェロモンで誘惑して無理やりものにしたのだとか言われなかったことに、ジェルマンは安堵もしていた。過去のことを考えればそう言われても仕方のない性生活をしていた。フェロモンでアルファを傅かせて弄んで捨てていた過去を忘れたいくらいにニコラとの日々はジェルマンを変えた。
美しく愛らしいニコラはフェロモンで誘惑したからではなく、ジェルマンという個人を愛してくれている。逃がさないと言われたことがジェルマンにとっては逆に涙が出るほど嬉しかった。
指輪を買いに連れて行かれたジェルマンはニコラの肩に顔を埋めて少しだけ泣いてしまった。
オメガという性を貶められず、ジェルマンという個を重視される今がどれだけ幸せか。反対されれば逃げて赤ん坊だけでも無事に産む決意はあったのだが、できればニコラの両親にも認められて祝福されたかった。
「ニコラは小さな頃から誰にも懐かなくて、猫のジェルマンだけが触れられる相手だったんだ」
そうでなければ嫌がって体を反らし、大暴れして逃げ出すニコラを誰もが持て余した。愛猫のジェルマンだけがニコラの傍に辛抱強くいてくれた。その愛猫を失くしてからは食べない、眠らないで、死んだように生きていたニコラがジェルマンが来て生気を取り戻した。
「本当に感謝している。たった一人の息子を失わずに済んだ」
指輪をニコラが真剣に選んでいる間にも礼を言われてジェルマンは涙ぐんでしまった。
シンプルなプラチナの平型の捩じれの入ったリングを選んでニコラはジェルマンの指にはめた。小さなダイヤモンドが埋め込まれているそれをジェルマンも一目で気に入った。
「愛してる、ジェルマン。僕が18歳になったら結婚して欲しい」
「はい、喜んで」
年齢差があるとかそんなことはもうどうでも良かった。
ジェルマンは幸福の中でニコラのプロポーズを受け入れていた。
赤ん坊を産んだときジェルマンは40歳の誕生日を迎えていて、ニコラはまだ15歳だった。
産み落とした男の子は蜂蜜色の髪に菫色の目でニコラにそっくりで愛らしかったが、小さなその子を抱っこしてジェルマンはしばし考えてしまった。
「この子が20歳になる頃には私は60歳……」
「60歳のジェルマンも可愛いと思うよ」
「か、可愛い!?」
ただでさえ身長が高くて体格も立派なジェルマンを可愛いと言えてしまうニコラは懐が深いとしか言いようがない。首の据わっていない赤ん坊を注意しながら抱っこしてニコラは小さな額にキスをした。
「ジル……名前は、ジル。どうかな?」
「ジル! 良いですね」
顔を見るまでは名前を決めないというニコラが赤ん坊の顔を見て名前を決めてくれた。そのことに喜んでいるとニコラがはっきりとジルに宣言する。
「ジル、君はミルクで育てるからね。ジェルマンにはもう一人赤ちゃんを産んでもらわないといけないから」
「ふぇ!?」
オメガ男性は母乳が出る場合もあってジェルマンも出るようなのでできれば母乳で育てたかったが、ニコラはそうは思っていないようだった。
「僕は一人っ子だったでしょ? ジェルマンも一人っ子でしょ? ジルには兄弟がいて欲しいんだけど、だめかな?」
可愛く首を傾げてお願いされるとダメとは言えなくなってしまう。
確かにジェルマンも兄弟がいたら良かったと思わないこともなかった。ニコラもニコラなりに兄弟が欲しかったのかもしれない。ジェルマンももう40歳なのだから産めるうちに産んでおくとなると母乳を上げておいて卒乳させることを考えるよりも、最初からミルクで慣らして育てた方が効率的なのは分かっていた。
それでも少し寂しく感じてしまうのはジェルマンがジルを産んだ母親だからかもしれない。
「初乳だけでも……」
「本当にそれだけだよ?」
初めの一回だけは授乳を許されてジルの口に乳首を含ませるが新生児で飲むのが上手ではなくてすぐに力尽きてしまうジルと、まだお乳が充分に出ないジェルマンとで結局授乳は上手くいかなかった。
産後の入院を終えて家に戻ると庭はジルのためにテラスができていて、改築の終わった二人の部屋も過ごしやすく整えてあった。ベビーベッドにジルを寝かせるとジェルマンの身体にニコラの細い体が抱き付いてくる。
「お疲れ様。本当にジルを産んでくれてありがとう」
「無事に産めて良かったです」
「産後は無理をせずにゆっくり過ごしてね」
キッチンには料理人がいるし、家のことはハウスキーパーがなんでもしてくれる。ベビーシッターも雇われていて疲れてジルの面倒を見られないときにはいつでも預けられる体勢になっていた。
さすが大会社の御曹司と言うべきなのだろうが、ジェルマンも家が借金まみれになって売られてしまうまではこんな生活をしていたのだと遠い過去のように思い出す。
「私はオメガだから会社は継げないし、適当なアルファと結婚させられそうになって、その腹いせにアルファを弄んで捨てていました」
始まりはジェルマンと会社の後継者目当てで見合いをしようとしたアルファだったことを今になって思い出す。
「この体格ですからオメガとして可愛がられることがないと分かってはいたのですが、フェロモンがなければ抱く気にもならないと馬鹿にされて、それならめちゃくちゃにしてやろうと」
フェロモンで誘惑して動けないように拘束して上に乗って避妊具付きで散々弄んだ挙句に拘束されて蕩け切ったその顔を写真に撮ってデータをばら撒いてやった。
それ以来アルファという生き物が大嫌いで、嫌いだからこそフェロモンで傅かせて求めさせてむちゃくちゃに弄んでは捨てていた。
あれが本当に気持ちよかったのか今となっては分からない。アルファを屈服させたという満足感だけでジェルマンは動いていたのかもしれない。
「ニコラに出会って、こんなアルファもいるんだと思いました」
幼いながらに必死にジェルマンを慕ってくれて、ジェルマンを心配して攫われたときには両手両膝擦り剝いても走って来てくれた。動物園ではジェルマンの見たいものを優先させてくれて、シャワーがかかってびしょ濡れになっても着替えを持ってきてくれたが覗いたりせずに紳士的に振舞ってくれた。
ジェルマンにとってはたった一人の相手。
「そういえば、ニコラと出会ってからフェロモンが匂わないと言われた覚えがあります」
「運命だったからじゃないかな」
「私とニコラが?」
そうであればいいとジェルマンは思ってしまってから、年に似合わずに乙女のようなことを考えている自分に恥じ入った。
「ジェルマンが僕のものになれば良いってずっと思ってた。幸せ。愛してる」
抱き付いたままでニコラがジェルマンに囁く。
「きっとジェルマンが死んだら僕も生きていけない……一緒に長生きしようね」
自分の方が24歳も年上なのだから当然先に死ぬはずなのに、死んだら生きていけないなどと言う告白をされてジェルマンは喜んでいる自分に気付いて狼狽えた。
きっとこれからも年下のニコラに振り回され続ける。それが一生続くのならばそれもまた幸せなのではないかとジェルマンは思っていた。
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