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番外編 触手と狼 2
触手と狼の結婚
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この大陸を治めていた大国を分裂させた魔王、ルヴィニに召喚された触手はエリャという名前だった。普通の触手に名前があるのかは分からないが、エリャはリコスが育つまでの間、オメガで大人で熟れたルヴィニの身体を慰めるために呼び出されたはずなのに、リコスに手を出そうとするルヴィニを止めたり、アツァリには紳士だったりして、あまりにも触手という魔物の定義から外れ過ぎていた。
そういうところを愛したのだが、問題は、エリャと抱き合うと、エリャが吸い取った魔力や精力がルヴィニに渡ってしまって、翌日明らかに肌艶の良いルヴィニを見て、みんな何が起きたかを察してしまう点だった。
「エリャのことは好きなんだが……」
言い訳をするような口調になってしまうアツァリに、エリャは「気にすることはありません」とばかりに肩を抱く。ぐねぐねとした触手の塊なので、目も鼻も口もなく、お茶を飲むときには触手の一本をカップに浸けて味わうような形になってしまうエリャ。キスをするのすら、アツァリとエリャでは難しい。
触手という種族でありながら、まだ成長していないリコスに手を出そうとするルヴィニを守ろうとするところや、アツァリが姉を凌辱した大魔術師を殺そうとするのを止めたり、発情期が来たときには薬を持ってきてくれたり、紳士的なエリャに、外見などは問題ではない、種族も問題ではない、大事なのは心なのだと教えられたアツァリ。
抱き合いたい気持ちもあるが、ルヴィニに知られることを恥ずかしがるアツァリを、エリャは尊重してくれている。普通ならばいやらしいことをするために召喚される触手とは、主人の制御を離れるくらいに酷く欲望に溢れているのに、エリャは「タコの獣人です」とばかりに纏まって、いつも紳士的でいてくれる。
どうすれば彼の真摯な愛情に報いることができるのか。
考えているときに、12歳になって、ルヴィニから魔術を習っているリコスが部屋にやってきて、エリャとルヴィニと四人でお茶をすることになった。
姉はこの屋敷の使用人もしているので、給仕をしてくれている。
「アツァリ叔父さん、エリャさんのことが、好きなんでしょ?」
「まぁ、そうだな」
「ルヴィニ様は反対してないよ。結婚したらいいと思う」
初めての発情期で身体を交わして、ルヴィニに魔力と精力が流れ込んでしまうと気付いてから、二年近く、気持ちは確かめ合っているのに、エリャとアツァリは発情期でも身体を交わしていない。薬の開発が進んでいるので、発情期が軽く抑えられているというのもあるのだが、やはり、ルヴィニに知られた挙句、その肌艶の良さで周囲に知れ渡るというのは、羞恥心が勝る。
「結婚……?」
「私が反対しているせいで結婚できないと思われたら困る。アツァリは私の友人だし、触手は私の所有物だが、その所有を、アツァリに渡してもいいと言っているのだ」
所有を渡すということは、召喚時の契約がアツァリに移るということで、エリャと身体を交わしても、ルヴィニに知られることはなくなるということだった。
「い、いいのか?」
「触手は嬉しそうだぞ」
もにもにと二本の触手を合わせてこね回しているエリャは、アツァリの返答を待っているようだった。
結婚など、姉が酷い目に遭ってから、考えたこともなかった。誰かに身体を許すことも、誰かを愛することも。頑なな心を溶かしてくれたのは、触手のエリャの真摯な愛情に違いない。
「結婚、してくれるか?」
問いかけるとエリャの触手が巻き付いて、抱き締められた。粘液を出していやらしいことをするとき以外は、エリャの触手は、弾力があって柔らかく、暖かく、心地よい。ぶつぶつの突起があるのは、そういう生き物だから仕方がないのだろう。
「やっとあなたも幸せになれるのね」
やきもきしていた姉から言われて、アツァリはこの二年を思い返す。
リコスに変な知識を植え付けようとするルヴィニを諫めたり、リコスとあわよくば風呂に入ったり、濃厚な接触をしようとしたりするルヴィニを諫めたり、大変な二年ではあったが、獣人として差別されることもなく、学校の教師としても認められて、順風満帆だった。
結婚してエリャを養っていくこともできるだろうし、エリャの契約がアツァリとのものに変わるのだったら、ルヴィニを気にせずに身体を交わすことができる。
結婚に向けて、アツァリは準備を始めた。
結婚式はルヴィニの屋敷の庭で、大々的にしてくれるという。
国の形になってから三年も経たない街だが、仕立て屋もないわけではなかった。エリャと一緒に来店しても、エリャがこの国の王のルヴィニの使い魔だと分かっているので、店員は特に驚くことがない。
「結婚式をするんだ。衣装をお願いできるか」
「アツァリさんの分はできますけど……そちらの方はどうしましょうかね?」
問われて、アツァリはエリャを見た。
どこからどう見ても、触手の塊である。これにどう衣装を着せれば良いのか、アツァリにも分からない。
店員とアツァリが困惑していると、エリャはトルソーに着せてある燕尾服から、蝶ネクタイを取って頭に当たる部分の下にくっ付けて、頭に当たる部分の上には、シルクハットを被る。
「いかがでしょう?」とばかりに一礼したエリャに、アツァリの表情が明るくなった。
「いいな。それで行こう」
「では、そちらの方はそれで、アツァリさんは採寸をしましょう」
貸衣装で構わないと言おうとしたが、アツァリは背が高くて体付きが逞しい。分厚い胸が入るサイズがないかもしれないということで、超特急で作ってもらうことになった。
タンポポが屋敷の庭に咲く春、アツァリの衣装は出来上がって、エリャと共に、結婚式の会場に立った。
灰色の毛皮に合わせたチャコールグレイのタキシードのアツァリと、黒いシルクハットに蝶ネクタイのエリャ。
お祝いには学校の卒業生や生徒たちも集まってくれた。
「先生おめでとう!」
「不思議なひとだけど、先生が幸せになれたらいいね」
触手の塊を子どもに見せるのに抵抗がなかったわけではないが、この触手はいやらしいわけではないと、アツァリは胸を張って紹介することができた。
ルヴィニとリコスもお祝いに花束を渡してくれる。
「触手の契約を、アツァリに」
編まれた術式が、ルヴィニからアツァリに移って行くのが分かる。これで正真正銘、エリャはアツァリの所有する触手となった。
「契約はあるが、俺とあんたは対等だ。結婚ってそういうものだろう?」
契約を受け取ってからエリャに話しかけると、頭の中に言葉が浮かんでくる。
『もちろん、アツァリさんと私は対等です。愛しています』
「あんた、喋れるのか!?」
『契約が移ったので、アツァリさんにだけは思考を伝えることができます』
丁寧な物言いと、穏やかな口調。
触手とはこんなものだっただろうか。
疑問はわいたが、アツァリが愛したのは触手だからではなく、エリャだからなのだ。
「あんたはエリャと話せてたのか?」
「私は触手と意思疎通をする趣味はない」
どうやらルヴィニとは話していなかったが、アツァリには話しかけてくれるエリャ。
『どれだけ、あなたへの愛を告げたかったか分かりません。思い詰めた顔のあなたが、少しずつ私に心開いてくれるのが嬉しかった。愛しています、アツァリ』
熱っぽく語られて、アツァリは頭がパンクしそうになっていた。触手が喋って意思疎通ができるなんて、考えたこともない。
「あ、愛してるのは変わらないが、ちょっと、抑えてくれ」
『どうしてですか? ようやくあなたと意思疎通ができるようになったのに。話したかったことがたくさんあるのです』
「ちょっとずつ! ちょっとずつにしてくれ!」
一度に物事が起こりすぎて、アツァリは受け入れられなくても、エリャは辛抱強く待ってくれる。
結婚式の後には、初夜が待っている。
まさか意思疎通ができるようになるとは思っていなかったアツァリにとっては、初夜が多少不安でもあった。
可愛いとか、愛してるとか囁かれたら、逃げ出してしまいそうな気がする。
『さぁ、アツァリ』
「うわっ!?」
触手で姫抱きにされてアツァリが部屋に連れて行かれるのを、花弁を撒きながら、みんなが見送ってくれていた。
そういうところを愛したのだが、問題は、エリャと抱き合うと、エリャが吸い取った魔力や精力がルヴィニに渡ってしまって、翌日明らかに肌艶の良いルヴィニを見て、みんな何が起きたかを察してしまう点だった。
「エリャのことは好きなんだが……」
言い訳をするような口調になってしまうアツァリに、エリャは「気にすることはありません」とばかりに肩を抱く。ぐねぐねとした触手の塊なので、目も鼻も口もなく、お茶を飲むときには触手の一本をカップに浸けて味わうような形になってしまうエリャ。キスをするのすら、アツァリとエリャでは難しい。
触手という種族でありながら、まだ成長していないリコスに手を出そうとするルヴィニを守ろうとするところや、アツァリが姉を凌辱した大魔術師を殺そうとするのを止めたり、発情期が来たときには薬を持ってきてくれたり、紳士的なエリャに、外見などは問題ではない、種族も問題ではない、大事なのは心なのだと教えられたアツァリ。
抱き合いたい気持ちもあるが、ルヴィニに知られることを恥ずかしがるアツァリを、エリャは尊重してくれている。普通ならばいやらしいことをするために召喚される触手とは、主人の制御を離れるくらいに酷く欲望に溢れているのに、エリャは「タコの獣人です」とばかりに纏まって、いつも紳士的でいてくれる。
どうすれば彼の真摯な愛情に報いることができるのか。
考えているときに、12歳になって、ルヴィニから魔術を習っているリコスが部屋にやってきて、エリャとルヴィニと四人でお茶をすることになった。
姉はこの屋敷の使用人もしているので、給仕をしてくれている。
「アツァリ叔父さん、エリャさんのことが、好きなんでしょ?」
「まぁ、そうだな」
「ルヴィニ様は反対してないよ。結婚したらいいと思う」
初めての発情期で身体を交わして、ルヴィニに魔力と精力が流れ込んでしまうと気付いてから、二年近く、気持ちは確かめ合っているのに、エリャとアツァリは発情期でも身体を交わしていない。薬の開発が進んでいるので、発情期が軽く抑えられているというのもあるのだが、やはり、ルヴィニに知られた挙句、その肌艶の良さで周囲に知れ渡るというのは、羞恥心が勝る。
「結婚……?」
「私が反対しているせいで結婚できないと思われたら困る。アツァリは私の友人だし、触手は私の所有物だが、その所有を、アツァリに渡してもいいと言っているのだ」
所有を渡すということは、召喚時の契約がアツァリに移るということで、エリャと身体を交わしても、ルヴィニに知られることはなくなるということだった。
「い、いいのか?」
「触手は嬉しそうだぞ」
もにもにと二本の触手を合わせてこね回しているエリャは、アツァリの返答を待っているようだった。
結婚など、姉が酷い目に遭ってから、考えたこともなかった。誰かに身体を許すことも、誰かを愛することも。頑なな心を溶かしてくれたのは、触手のエリャの真摯な愛情に違いない。
「結婚、してくれるか?」
問いかけるとエリャの触手が巻き付いて、抱き締められた。粘液を出していやらしいことをするとき以外は、エリャの触手は、弾力があって柔らかく、暖かく、心地よい。ぶつぶつの突起があるのは、そういう生き物だから仕方がないのだろう。
「やっとあなたも幸せになれるのね」
やきもきしていた姉から言われて、アツァリはこの二年を思い返す。
リコスに変な知識を植え付けようとするルヴィニを諫めたり、リコスとあわよくば風呂に入ったり、濃厚な接触をしようとしたりするルヴィニを諫めたり、大変な二年ではあったが、獣人として差別されることもなく、学校の教師としても認められて、順風満帆だった。
結婚してエリャを養っていくこともできるだろうし、エリャの契約がアツァリとのものに変わるのだったら、ルヴィニを気にせずに身体を交わすことができる。
結婚に向けて、アツァリは準備を始めた。
結婚式はルヴィニの屋敷の庭で、大々的にしてくれるという。
国の形になってから三年も経たない街だが、仕立て屋もないわけではなかった。エリャと一緒に来店しても、エリャがこの国の王のルヴィニの使い魔だと分かっているので、店員は特に驚くことがない。
「結婚式をするんだ。衣装をお願いできるか」
「アツァリさんの分はできますけど……そちらの方はどうしましょうかね?」
問われて、アツァリはエリャを見た。
どこからどう見ても、触手の塊である。これにどう衣装を着せれば良いのか、アツァリにも分からない。
店員とアツァリが困惑していると、エリャはトルソーに着せてある燕尾服から、蝶ネクタイを取って頭に当たる部分の下にくっ付けて、頭に当たる部分の上には、シルクハットを被る。
「いかがでしょう?」とばかりに一礼したエリャに、アツァリの表情が明るくなった。
「いいな。それで行こう」
「では、そちらの方はそれで、アツァリさんは採寸をしましょう」
貸衣装で構わないと言おうとしたが、アツァリは背が高くて体付きが逞しい。分厚い胸が入るサイズがないかもしれないということで、超特急で作ってもらうことになった。
タンポポが屋敷の庭に咲く春、アツァリの衣装は出来上がって、エリャと共に、結婚式の会場に立った。
灰色の毛皮に合わせたチャコールグレイのタキシードのアツァリと、黒いシルクハットに蝶ネクタイのエリャ。
お祝いには学校の卒業生や生徒たちも集まってくれた。
「先生おめでとう!」
「不思議なひとだけど、先生が幸せになれたらいいね」
触手の塊を子どもに見せるのに抵抗がなかったわけではないが、この触手はいやらしいわけではないと、アツァリは胸を張って紹介することができた。
ルヴィニとリコスもお祝いに花束を渡してくれる。
「触手の契約を、アツァリに」
編まれた術式が、ルヴィニからアツァリに移って行くのが分かる。これで正真正銘、エリャはアツァリの所有する触手となった。
「契約はあるが、俺とあんたは対等だ。結婚ってそういうものだろう?」
契約を受け取ってからエリャに話しかけると、頭の中に言葉が浮かんでくる。
『もちろん、アツァリさんと私は対等です。愛しています』
「あんた、喋れるのか!?」
『契約が移ったので、アツァリさんにだけは思考を伝えることができます』
丁寧な物言いと、穏やかな口調。
触手とはこんなものだっただろうか。
疑問はわいたが、アツァリが愛したのは触手だからではなく、エリャだからなのだ。
「あんたはエリャと話せてたのか?」
「私は触手と意思疎通をする趣味はない」
どうやらルヴィニとは話していなかったが、アツァリには話しかけてくれるエリャ。
『どれだけ、あなたへの愛を告げたかったか分かりません。思い詰めた顔のあなたが、少しずつ私に心開いてくれるのが嬉しかった。愛しています、アツァリ』
熱っぽく語られて、アツァリは頭がパンクしそうになっていた。触手が喋って意思疎通ができるなんて、考えたこともない。
「あ、愛してるのは変わらないが、ちょっと、抑えてくれ」
『どうしてですか? ようやくあなたと意思疎通ができるようになったのに。話したかったことがたくさんあるのです』
「ちょっとずつ! ちょっとずつにしてくれ!」
一度に物事が起こりすぎて、アツァリは受け入れられなくても、エリャは辛抱強く待ってくれる。
結婚式の後には、初夜が待っている。
まさか意思疎通ができるようになるとは思っていなかったアツァリにとっては、初夜が多少不安でもあった。
可愛いとか、愛してるとか囁かれたら、逃げ出してしまいそうな気がする。
『さぁ、アツァリ』
「うわっ!?」
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