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偽りの運命 ~運命ならばと願わずにいられない~
運命ならばと願わずにいられない 6
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ヘイミッシュとスコットのハワード夫妻と理人との間柄は、里親と里子に当たる。イギリスでは理人は育児放棄の幼児虐待を受けていたので、両親から引き離す措置と共に、ヘイミッシュとスコットが正式な申し入れをして里子にした。
運命の相手だと息子のラクランが言ったから、いずれ結婚して義息子になるだろうという考えからで、ラクランの方も理人が16歳で自立できる年まで保護されれば良いと考えていたから、それに口出しはしなかった。
しかしながら、日本の法律では、親子の分離を厭うたり、肉親重視の性質があって、理人の情報が祖父母の元に行ったりしていたので警戒はしていた。警察一家なので、誘拐事件にも詳しいヘイミッシュとスコットは、実の親が子どもを取り戻そうと誘拐するケースが多いことを知っていたのだ。
15歳になった理人は、背丈もすらりと伸びて幼い頃の愛らしさに、男らしい青年らしさが混じって成長している。虐待をしていた両親はもう12年も理人に無関心で、コンタクトを取ろうとする様子もないので、スコットもヘイミッシュも安心しきっていた。
寄宿舎付きの学校に入れられることもイギリスでは普通のことなのだが、ヘイミッシュとスコットは出来る限り子どもたちを手元に置いておきたがるので、通学の送り迎えをしたりして、学校に通わせている。16歳になったエルドレッドは大学進学を考えて統一の試験を受けて大学を選んで、18歳になれば家を出るつもりで、理人も3年経てばラクランと一緒の大学に来るはずだった。
新学期の始まる理人が15歳、ラクランが25歳の秋口に、急に連絡が入ってラクランは実家に車を走らせた。
『理人が帰って来ないのよ。スコットが地元警察官に呼びかけて探してもらっているけれど、連絡がなくて、携帯も切られてるみたいでGPSでも探せないの』
恐れていた事態が起きてしまったかもしれない。
ヘイミッシュの言葉に、ラクランは青ざめた。どくどくと嫌な感じに心臓の鼓動が早くなる。
初めて出会ったときに、理人は傷だらけで、ぬるま湯で体を洗ったら「いちゃい」と泣いた。傷に沁みたのだろうと、下半身は排泄物まみれで、裸足だったために傷だらけの足と、暴力を振るわれて痣や傷の目立つ体を優しく手で洗った。あのときの理人は小さくて、大人から加えられる暴力に抵抗ができるはずがない。そんな幼い子どもでも容赦なく殴る蹴るをしたような両親である、抵抗ができるようになった15歳の理人に暴力がエスカレートしないと限らない。
ハワードの名前を知っているものならば、理人が警察の一家に引き取られていることを知っているはずだ。その上でヘイミッシュとスコットは厳重に理人を守って育てていた。実子同然に大事にされている理人に、無謀にも手を出そうとするのは可能性としては両親が一番高いというのが、ラクランもだがヘイミッシュとスコットの見解だった。
「理人さん無事でいて……」
子どもを自分の所有物のように考えていて、取り上げられたら取り返そうとする親はたくさんいる。暴力を振るうことに意義を覚えて、そのために子どもを取り返そうとする親も。そんな親が、子どもに反抗されたときにどうなるか、想像するだけで指先から冷えていくような感覚に、ラクランは震えた。
ひたすらに理人の無事を願うことしかできない。
実家に戻ると、両親はおらず、エルドレッドが留守番をしていた。
「兄さん、理人の携帯の電源が入ったって」
「本当に? リヒトさんは無事なの?」
「今、スコットとヘイミッシュが警察官と保護に向かってる」
もたらされた朗報に、まだ安堵はできなかったが、希望は見えて、ラクランはエルドレッドを連れて警察署まで車で行った。保護された理人が連れて来られるとしたらここだと思っていたが、待っている間、気が気ではなかった。もしも怪我をしていたら、取り返しのつかないことになっていたら。
「リヒトは大丈夫……スコットとヘイミッシュが助けてくれる」
「そうね……信じましょう」
エルドレッドと手を握り合って祈っていると、理人が保護されて警察署に連れて来られた。犯人はやはり、両親のようだった。出迎えたラクランの胸に、理人が飛び込んでくる。しっかりと抱き締めてから、体を離して、怪我がないかじっくりと見ると、メガネが割れて歪んでいて、頬に切り傷ができていた。
「痛かったでしょう。帰ってきてくれて良かったわ」
「こんなん平気や。ランさん、両親と話をしたいから、一緒に来てくれるか?」
頬の傷を手の平で擦って笑う理人の手を取って、ラクランはハンカチで滲んだ血を拭き取った。
話がしたいと捕らえられた両親と、ラクランと理人が警察官の見守りの元対峙すると、赤毛の女性と黒髪の男性……赤毛の方はどことなく理人に似ていて、黒髪の方は日本にいる理人の異母兄に似ている雰囲気の二人が、忌々しそうに理人を睨んでいた。二人の瞳に、理人を守るように寄り添うラクランの姿が映ると、媚びへつらうように笑顔を作る。
「貴族様のお家で何不自由なく裕福に暮らしていたのでしょう?」
「うちの息子を嫁にもらうんだろう? その話をしていただけだよ。話が終わったら、家に送り届けるつもりだった」
二人の態度で、ラクランは彼らが何のために理人を誘拐したかが理解できた。
貴族の家系で、ハワード家には広大な庭と屋敷があって、いわゆる代々受け継いできた財産というものがある。それらを使わなくてもヘイミッシュもスコットも働いているので、家族は不自由なく暮らせたが、周囲から見れば、その財産は魅惑的なものなのだろう。
婚約者にするといって3歳の理人を引き取ったハワード家から、親戚になるのだからと理人の両親は理人を人質に金をゆすり取ろうとしたのである。
「理人さんを殴ったのね」
「それは……大人しく車に乗らなかったから仕方なかったんだよ」
「ハワード家に連絡をして、お金を貰うから電話を貸してくれと言われて、渡したら、こんなことになって……私たちは本当に理人を傷付けるつもりはなかったのよ。だって、親ですもの」
「どの口がそれを言うか!」
カッと脳髄が焼けるような感覚に、ラクランは思い切り目の前にあるテーブルを殴っていた。みしりと音を立てて、テーブルの表面にヒビが入る。
元来穏やかな性格で、ラクランは激怒したことなどないに等しい。体が大きい自分が怒り狂えば、周囲が無事ではないことを幼い頃から気が付いていた。それだけに、自制心だけは並外れていると自負していた。
まだ3歳の幼い理人を虐待して放置した両親。それが当然のように自分が理人の親だと主張するのが許せなかった。
「あんさんは親やない。産んで俺を捨てただけのひとや。俺の親はスコットさんとヘイミッシュさんで、俺を拾ってくれたんは、ランさんや。二度と俺の前に顔を見せなや。俺も、あんさんらのことは忘れる」
きっぱりと言い切った理人が、もう行こうとラクランの腰を抱く。部屋を出ると、ホッとしてラクランは泣き出しそうになっていた。
「心配かけてごめんな。俺の両親がランさんに迷惑かけるのが許せんで、車に乗せられてしもた」
ヘイミッシュがエルドレッドを迎えに行っている少しの隙に、理人の両親は理人を殴って車に押し込んだという。逃げようとしたが、「逃げたら婚約者が小児性愛者で、幼いあなたを性的対象にするために攫ったと訴える」と脅された。虐待親の話が信じられるとは思わなかったが、裁判になるとラクランに迷惑がかかる。それで、全部言うことを聞くふりをして、お金を用意してもらう算段をするからと取り上げられた携帯電話を返してもらって、警察に連絡したのだ。
電話も警察の応答に対して、ヘイミッシュと話しているように聞こえるように「俺や、理人やで。ちょっと困ったことになってしまってん。お金が必要なんや」と誤魔化して話して、『理人』という名前から誘拐された子どもからの連絡だと気付いてくれたオペレーターと不自然ではないように会話をして、情報を伝えて、警察に来てもらったという。
「……めっちゃ嫌やったけど、あのひとらを『お父さん』『お母さん』て呼んで、媚び売ったんや」
「それで理人さんが酷い目に遭わされなかったんでしょう。アナタが賢くて、本当に良かった」
しっかりと抱き締めると、安堵で力が抜けて、目の奥がじんと熱くなって、涙が滲んでくる。どれだけ心配したか分からない。ラクランにとって、それだけ理人は大事な相手だった。
「ランさん、手から血が出てるで。治療しよ?」
「理人さんも、病院に行きましょう」
ヘイミッシュとスコットも合流して、エルドレッドと全員で病院に行った。物を殴れば手の方が傷むのだと、ラクランは初めて知った。理人に指摘されるまで、血が出ていることも気付かないくらいに、神経は高ぶり切っていたのだが。
理人の両親は逮捕されて、接近禁止命令が出て、理人の安全は確保される。
事件の処理などで秋は慌ただしく過ぎていった。
運命の相手だと息子のラクランが言ったから、いずれ結婚して義息子になるだろうという考えからで、ラクランの方も理人が16歳で自立できる年まで保護されれば良いと考えていたから、それに口出しはしなかった。
しかしながら、日本の法律では、親子の分離を厭うたり、肉親重視の性質があって、理人の情報が祖父母の元に行ったりしていたので警戒はしていた。警察一家なので、誘拐事件にも詳しいヘイミッシュとスコットは、実の親が子どもを取り戻そうと誘拐するケースが多いことを知っていたのだ。
15歳になった理人は、背丈もすらりと伸びて幼い頃の愛らしさに、男らしい青年らしさが混じって成長している。虐待をしていた両親はもう12年も理人に無関心で、コンタクトを取ろうとする様子もないので、スコットもヘイミッシュも安心しきっていた。
寄宿舎付きの学校に入れられることもイギリスでは普通のことなのだが、ヘイミッシュとスコットは出来る限り子どもたちを手元に置いておきたがるので、通学の送り迎えをしたりして、学校に通わせている。16歳になったエルドレッドは大学進学を考えて統一の試験を受けて大学を選んで、18歳になれば家を出るつもりで、理人も3年経てばラクランと一緒の大学に来るはずだった。
新学期の始まる理人が15歳、ラクランが25歳の秋口に、急に連絡が入ってラクランは実家に車を走らせた。
『理人が帰って来ないのよ。スコットが地元警察官に呼びかけて探してもらっているけれど、連絡がなくて、携帯も切られてるみたいでGPSでも探せないの』
恐れていた事態が起きてしまったかもしれない。
ヘイミッシュの言葉に、ラクランは青ざめた。どくどくと嫌な感じに心臓の鼓動が早くなる。
初めて出会ったときに、理人は傷だらけで、ぬるま湯で体を洗ったら「いちゃい」と泣いた。傷に沁みたのだろうと、下半身は排泄物まみれで、裸足だったために傷だらけの足と、暴力を振るわれて痣や傷の目立つ体を優しく手で洗った。あのときの理人は小さくて、大人から加えられる暴力に抵抗ができるはずがない。そんな幼い子どもでも容赦なく殴る蹴るをしたような両親である、抵抗ができるようになった15歳の理人に暴力がエスカレートしないと限らない。
ハワードの名前を知っているものならば、理人が警察の一家に引き取られていることを知っているはずだ。その上でヘイミッシュとスコットは厳重に理人を守って育てていた。実子同然に大事にされている理人に、無謀にも手を出そうとするのは可能性としては両親が一番高いというのが、ラクランもだがヘイミッシュとスコットの見解だった。
「理人さん無事でいて……」
子どもを自分の所有物のように考えていて、取り上げられたら取り返そうとする親はたくさんいる。暴力を振るうことに意義を覚えて、そのために子どもを取り返そうとする親も。そんな親が、子どもに反抗されたときにどうなるか、想像するだけで指先から冷えていくような感覚に、ラクランは震えた。
ひたすらに理人の無事を願うことしかできない。
実家に戻ると、両親はおらず、エルドレッドが留守番をしていた。
「兄さん、理人の携帯の電源が入ったって」
「本当に? リヒトさんは無事なの?」
「今、スコットとヘイミッシュが警察官と保護に向かってる」
もたらされた朗報に、まだ安堵はできなかったが、希望は見えて、ラクランはエルドレッドを連れて警察署まで車で行った。保護された理人が連れて来られるとしたらここだと思っていたが、待っている間、気が気ではなかった。もしも怪我をしていたら、取り返しのつかないことになっていたら。
「リヒトは大丈夫……スコットとヘイミッシュが助けてくれる」
「そうね……信じましょう」
エルドレッドと手を握り合って祈っていると、理人が保護されて警察署に連れて来られた。犯人はやはり、両親のようだった。出迎えたラクランの胸に、理人が飛び込んでくる。しっかりと抱き締めてから、体を離して、怪我がないかじっくりと見ると、メガネが割れて歪んでいて、頬に切り傷ができていた。
「痛かったでしょう。帰ってきてくれて良かったわ」
「こんなん平気や。ランさん、両親と話をしたいから、一緒に来てくれるか?」
頬の傷を手の平で擦って笑う理人の手を取って、ラクランはハンカチで滲んだ血を拭き取った。
話がしたいと捕らえられた両親と、ラクランと理人が警察官の見守りの元対峙すると、赤毛の女性と黒髪の男性……赤毛の方はどことなく理人に似ていて、黒髪の方は日本にいる理人の異母兄に似ている雰囲気の二人が、忌々しそうに理人を睨んでいた。二人の瞳に、理人を守るように寄り添うラクランの姿が映ると、媚びへつらうように笑顔を作る。
「貴族様のお家で何不自由なく裕福に暮らしていたのでしょう?」
「うちの息子を嫁にもらうんだろう? その話をしていただけだよ。話が終わったら、家に送り届けるつもりだった」
二人の態度で、ラクランは彼らが何のために理人を誘拐したかが理解できた。
貴族の家系で、ハワード家には広大な庭と屋敷があって、いわゆる代々受け継いできた財産というものがある。それらを使わなくてもヘイミッシュもスコットも働いているので、家族は不自由なく暮らせたが、周囲から見れば、その財産は魅惑的なものなのだろう。
婚約者にするといって3歳の理人を引き取ったハワード家から、親戚になるのだからと理人の両親は理人を人質に金をゆすり取ろうとしたのである。
「理人さんを殴ったのね」
「それは……大人しく車に乗らなかったから仕方なかったんだよ」
「ハワード家に連絡をして、お金を貰うから電話を貸してくれと言われて、渡したら、こんなことになって……私たちは本当に理人を傷付けるつもりはなかったのよ。だって、親ですもの」
「どの口がそれを言うか!」
カッと脳髄が焼けるような感覚に、ラクランは思い切り目の前にあるテーブルを殴っていた。みしりと音を立てて、テーブルの表面にヒビが入る。
元来穏やかな性格で、ラクランは激怒したことなどないに等しい。体が大きい自分が怒り狂えば、周囲が無事ではないことを幼い頃から気が付いていた。それだけに、自制心だけは並外れていると自負していた。
まだ3歳の幼い理人を虐待して放置した両親。それが当然のように自分が理人の親だと主張するのが許せなかった。
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きっぱりと言い切った理人が、もう行こうとラクランの腰を抱く。部屋を出ると、ホッとしてラクランは泣き出しそうになっていた。
「心配かけてごめんな。俺の両親がランさんに迷惑かけるのが許せんで、車に乗せられてしもた」
ヘイミッシュがエルドレッドを迎えに行っている少しの隙に、理人の両親は理人を殴って車に押し込んだという。逃げようとしたが、「逃げたら婚約者が小児性愛者で、幼いあなたを性的対象にするために攫ったと訴える」と脅された。虐待親の話が信じられるとは思わなかったが、裁判になるとラクランに迷惑がかかる。それで、全部言うことを聞くふりをして、お金を用意してもらう算段をするからと取り上げられた携帯電話を返してもらって、警察に連絡したのだ。
電話も警察の応答に対して、ヘイミッシュと話しているように聞こえるように「俺や、理人やで。ちょっと困ったことになってしまってん。お金が必要なんや」と誤魔化して話して、『理人』という名前から誘拐された子どもからの連絡だと気付いてくれたオペレーターと不自然ではないように会話をして、情報を伝えて、警察に来てもらったという。
「……めっちゃ嫌やったけど、あのひとらを『お父さん』『お母さん』て呼んで、媚び売ったんや」
「それで理人さんが酷い目に遭わされなかったんでしょう。アナタが賢くて、本当に良かった」
しっかりと抱き締めると、安堵で力が抜けて、目の奥がじんと熱くなって、涙が滲んでくる。どれだけ心配したか分からない。ラクランにとって、それだけ理人は大事な相手だった。
「ランさん、手から血が出てるで。治療しよ?」
「理人さんも、病院に行きましょう」
ヘイミッシュとスコットも合流して、エルドレッドと全員で病院に行った。物を殴れば手の方が傷むのだと、ラクランは初めて知った。理人に指摘されるまで、血が出ていることも気付かないくらいに、神経は高ぶり切っていたのだが。
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