27 / 64
偽りの運命 ~運命ならばと願わずにいられない~
運命ならばと願わずにいられない 5
しおりを挟む
楽しい夏期休暇はあっという間に過ぎていった。理人のピアノを聞き、エルドレッドとの連弾を聞き、ジェイムズは拍手をして二人を絶賛した。
「二人とも音楽的才能まであるんだね」
「僕は普通に弾ける程度だよ。リヒトは自分で作曲もしてるくらいだけど」
「エルも上手やないか」
仲良く話す三人をラクランは穏やかに見守る。気の良いジェイムズをスコットやヘイミッシュは気に入るだろうと予測していたが、理人やエルドレッドまで懐いてしまったのは嬉しい誤算だった。
「冬にも来る?」
「お許しがあれば喜んで来たいな」
特にエルドレッドの懐きぶりは、ラクランには予想外のことだった。ジェイムズの方もすっかりとハワード家を気に入って、また来たいと言ってスコットとヘイミッシュに許可を取っていた。
「アタシは最近まで運命なんて信じてなかったけど、アナタは運命を信じる?」
真っ直ぐに理人がラクランを好きと言い続けてくれて、幼さのままに真摯に愛し続けてくれるから、ラクランは運命を信じたくなる。この世界には、その相手でしか決して満足できない魂の繋がりのような「運命」があると古くから言われているが、それを信じるものと信じないものの温度差は激しい。
当のラクランも大学に入る頃までは信じない派だったし、弟のエルドレッドも信じないと言っていた。それならばジェイムズはどうなのだろうと、夏期休暇が終わって大学で会ったときに話を振ってみれば、少し答えに躊躇っているようだった。
「そういう非科学的なものは信じない、と以前なら即答したけど、今は迷ってるかな」
「その理由がなんとなく分かるわ」
「……そんなに僕は分かりやすい?」
茶色の目を丸くするジェイムズに、ラクランはくすくすと笑って、「自覚がないのね」と呟く。けれど運命とは、最初はそんなものなのかもしれない。
両親のように鮮烈に初見から分かる方が稀で、じわじわと理解していくものなのかもしれない。
「聞きたいことがあるのだけれど、良いかしら?」
「僕で役に立てるなら」
ふと声を潜めたラクランに、ジェイムズが人の良い笑顔を浮かべる。初めてできた友人で、ラクランもそれなりの年頃である。性的なことに関しては、同級生の事件や教師の事件があって避けていたが、興味がないわけではない。特に理人の性の目覚めを知ってから、その興味は高まっていた。
「ジェイムズさんは、シたこと、ある?」
単刀直入に問いかければ、なるほどとジェイムズが顎を撫でる。
「女性とならね。君がそういうことに興味を持つとは思わなかった」
「だって、今までそういう話ができる相手はいなかったのよ」
「理人くんとのことなら、参考にならなくて悪いね」
男性同士と男女の行為は使う場所が違うので、参考にならないのは確かだった。ただし、まだ13歳の理人と将来的にそういうことを考えているということを、ジェイムズが馬鹿にせずに、穏やかに聞いてくれるのが有難い。
「未経験者同士だと、大変なのかしら……」
どこまで話せばいいのか迷っている間も、ジェイムズは静かに待っていてくれた。理人の結婚できる年には、ラクランは26歳になっている。それまで経験がないというのは、珍しいことなのかもしれない。
「どうだろうね。運命の相手との行為は、凄くイイって噂だけど」
くすりと悪戯っぽく笑われて、ラクランは16歳になった理人を思い浮かべて、赤くなってしまった。ジェイムズと仲良くなったきっかけも、理人を思わせるそのふわふわの髪だったかもしれない。
「秀才で貴族のラクラン・ハワード、どんな嫌な奴かと思ってみたら、普通の恋する男だったなんて、知ってるのは僕だけかな」
友人の優越感だね、なんて笑うジェイムズに、ラクランも微笑んだ。
共同で書いた論文は、高い評価を得た。ラクランもジェイムズも、24歳の頃にはその界隈では名の知れた学者になっていた。長期の休みには必ず数日はハワード家に来るジェイムズは、15歳になったエルドレッドと良い雰囲気になっていた。
「エルとジェイムズさん、婚約せんのやろか?」
「年の差があるから、急に結婚は無理だろうけど、婚約はしても良いわよね」
ひとの心配ができるくらいに余裕が出てきたラクランは、寝る前にベッドに座って理人とひっそりとそんなことを話していた。14歳の理人はいとけなさが薄らいで、丸かった頬もやや鋭角的になってきて、青年に近付いている。体つきは細いが背は伸びて、170センチを越していた。
最近は遠いところが見えにくいというので、眼科に行ったら近視と診断されて、眼鏡をかけるように言われたらしい。丸いレンズの華奢な銀縁の眼鏡を持っているが、ラクランの前ではあまりかけたがらなかった。
「とても可愛くて似合ってるわよ」
「ランさんがそう言うてくれるのは嬉しいけど、あんま好きやないねん」
学校では勉強のためにかけているが、普段は外している理人が、よく見えなくて目を細めているので、糸目のようになっているのがラクランは気になっていた。
「コンタクトにしてみる?」
「やぁや! 眼球の表面に異物を貼り付けるやなんて、怖いー!」
泣きそうになる理人にとっては、コンタクトレンズは恐怖なのだろう。
「理人さんの可愛いお目目が、瞑ったみたいで見えないのは悲しいわ」
「……メガネかけてたら、殴られたときに、大怪我するやろ」
メガネのレンズはプラスチックだが、割れることもあるし、フレームが曲がって刺さることもある。幼い頃に暴力を日常的に受けていた理人からすれば、常にそれをつけているというのは、怖いものなのかもしれない。
手を取って、ラクランは理人を胸に抱きしめた。
「アナタを傷付けるひとは、アタシが許さない。アタシだけじゃなくて、ヘイミッシュもスコットもエルドレッドもよ」
ここが安全な場所だと伝えると、理人が頬を染めてラクランを見上げた。
「守られるんやなくて、俺はランさんを守りたい。殴られても平気な男になりたいねん」
「殴られないようにしてちょうだい。アタシのことが好きなら、尚更よ」
理人に痛い思いをして欲しくない。恐怖の中に再び戻したくはない。ラクランの願いを告げると、こくりと素直に理人が頷いた。
ベッドの上で自然と抱き合っている形になっていることに気付いて、自然に体を離そうとしたら、意外に力強く理人にしがみ付かれる。頬に添えられた手の熱さに、くらくらと眩暈がした。
口付けられると分かっていたが、抵抗することができない。触れ合った唇は熱く、角度を変えて何度も口付けられるうちに、鼓動が激しくなって、息苦しくて開けた唇に、理人の舌が入り込んでくる。
「んっ……だめ……んぁっ」
「ランさん、好きや……ランさん」
いけないと分かっていながら、求められるままに口付けに応えてしまう。頬に添えられた手は強引ではないのに、反対の手で胸を弄られて、甘い疼きに体が震える。
まだ理人は14歳なのに、24歳の若い触れられたことのない体は、貪欲に快感を受け入れてしまう。大人として拒むべきだと分かっているのに、頭の芯が痺れるような甘美な快感に流されかけたラクランを引き戻したのは、エルドレッドの声だった。
「兄さん、聞いてよ!」
「ぴゃー!?」
突然開かれる扉に、理人が飛び上がってラクランの膝から落下した。床の上に転がる理人を気にせずに、エルドレッドはラクランの胸に飛び込んだ。
「ジェイムズとは、もう、会わない!」
「どうしたの、エルドレッド?」
「どう考えても、彼が抱かれるべきなのに、彼、僕が成人したら抱きたいって言ったんだよ! なんで僕の方が抱かれるって思ってるんだか」
「あら……」
床の上でのたうっている理人は心配だったが、泣き出しそうなエルドレッドも心配でラクランは二人の間を視線を往復させる。
婚約の話を持ち出されて、エルドレッドとジェイムズはお互いの性指向について話し合った。その結果が、お互いがお互いを抱きたいと思っていたということだった。
「運命を信じても良いと思ったのに……」
ジェイムズとエルドレッドは一筋縄ではいかないようだ。とりあえず、よく考えて話し合うように諭して落ち着かせてエルドレッドを部屋から出すと、床の上で悶絶している理人を抱き起こす。赤茶色の目からは涙が溢れていた。
「魔がさしたんや……ランさんがめちゃくちゃ色っぽいから、つい……こんな強引にするつもりなかったんや。お願いや、嫌わんで」
「怒ってないし、嫌じゃなかったわよ?」
「ダメって言われたのに、止まれんかった……」
口付けを後悔している理人に、ラクランは頬を染めてそっと唇に触れるだけのキスをした。
「16歳になったら、続きをしましょう」
「ええの?」
くしゃくしゃの泣き顔で笑う理人が可愛くて、愛しくて。
それと同時に、一瞬垣間見えた可愛いだけではない「男」の顔に、ラクランは胸の高鳴りが止まらなかった。
「二人とも音楽的才能まであるんだね」
「僕は普通に弾ける程度だよ。リヒトは自分で作曲もしてるくらいだけど」
「エルも上手やないか」
仲良く話す三人をラクランは穏やかに見守る。気の良いジェイムズをスコットやヘイミッシュは気に入るだろうと予測していたが、理人やエルドレッドまで懐いてしまったのは嬉しい誤算だった。
「冬にも来る?」
「お許しがあれば喜んで来たいな」
特にエルドレッドの懐きぶりは、ラクランには予想外のことだった。ジェイムズの方もすっかりとハワード家を気に入って、また来たいと言ってスコットとヘイミッシュに許可を取っていた。
「アタシは最近まで運命なんて信じてなかったけど、アナタは運命を信じる?」
真っ直ぐに理人がラクランを好きと言い続けてくれて、幼さのままに真摯に愛し続けてくれるから、ラクランは運命を信じたくなる。この世界には、その相手でしか決して満足できない魂の繋がりのような「運命」があると古くから言われているが、それを信じるものと信じないものの温度差は激しい。
当のラクランも大学に入る頃までは信じない派だったし、弟のエルドレッドも信じないと言っていた。それならばジェイムズはどうなのだろうと、夏期休暇が終わって大学で会ったときに話を振ってみれば、少し答えに躊躇っているようだった。
「そういう非科学的なものは信じない、と以前なら即答したけど、今は迷ってるかな」
「その理由がなんとなく分かるわ」
「……そんなに僕は分かりやすい?」
茶色の目を丸くするジェイムズに、ラクランはくすくすと笑って、「自覚がないのね」と呟く。けれど運命とは、最初はそんなものなのかもしれない。
両親のように鮮烈に初見から分かる方が稀で、じわじわと理解していくものなのかもしれない。
「聞きたいことがあるのだけれど、良いかしら?」
「僕で役に立てるなら」
ふと声を潜めたラクランに、ジェイムズが人の良い笑顔を浮かべる。初めてできた友人で、ラクランもそれなりの年頃である。性的なことに関しては、同級生の事件や教師の事件があって避けていたが、興味がないわけではない。特に理人の性の目覚めを知ってから、その興味は高まっていた。
「ジェイムズさんは、シたこと、ある?」
単刀直入に問いかければ、なるほどとジェイムズが顎を撫でる。
「女性とならね。君がそういうことに興味を持つとは思わなかった」
「だって、今までそういう話ができる相手はいなかったのよ」
「理人くんとのことなら、参考にならなくて悪いね」
男性同士と男女の行為は使う場所が違うので、参考にならないのは確かだった。ただし、まだ13歳の理人と将来的にそういうことを考えているということを、ジェイムズが馬鹿にせずに、穏やかに聞いてくれるのが有難い。
「未経験者同士だと、大変なのかしら……」
どこまで話せばいいのか迷っている間も、ジェイムズは静かに待っていてくれた。理人の結婚できる年には、ラクランは26歳になっている。それまで経験がないというのは、珍しいことなのかもしれない。
「どうだろうね。運命の相手との行為は、凄くイイって噂だけど」
くすりと悪戯っぽく笑われて、ラクランは16歳になった理人を思い浮かべて、赤くなってしまった。ジェイムズと仲良くなったきっかけも、理人を思わせるそのふわふわの髪だったかもしれない。
「秀才で貴族のラクラン・ハワード、どんな嫌な奴かと思ってみたら、普通の恋する男だったなんて、知ってるのは僕だけかな」
友人の優越感だね、なんて笑うジェイムズに、ラクランも微笑んだ。
共同で書いた論文は、高い評価を得た。ラクランもジェイムズも、24歳の頃にはその界隈では名の知れた学者になっていた。長期の休みには必ず数日はハワード家に来るジェイムズは、15歳になったエルドレッドと良い雰囲気になっていた。
「エルとジェイムズさん、婚約せんのやろか?」
「年の差があるから、急に結婚は無理だろうけど、婚約はしても良いわよね」
ひとの心配ができるくらいに余裕が出てきたラクランは、寝る前にベッドに座って理人とひっそりとそんなことを話していた。14歳の理人はいとけなさが薄らいで、丸かった頬もやや鋭角的になってきて、青年に近付いている。体つきは細いが背は伸びて、170センチを越していた。
最近は遠いところが見えにくいというので、眼科に行ったら近視と診断されて、眼鏡をかけるように言われたらしい。丸いレンズの華奢な銀縁の眼鏡を持っているが、ラクランの前ではあまりかけたがらなかった。
「とても可愛くて似合ってるわよ」
「ランさんがそう言うてくれるのは嬉しいけど、あんま好きやないねん」
学校では勉強のためにかけているが、普段は外している理人が、よく見えなくて目を細めているので、糸目のようになっているのがラクランは気になっていた。
「コンタクトにしてみる?」
「やぁや! 眼球の表面に異物を貼り付けるやなんて、怖いー!」
泣きそうになる理人にとっては、コンタクトレンズは恐怖なのだろう。
「理人さんの可愛いお目目が、瞑ったみたいで見えないのは悲しいわ」
「……メガネかけてたら、殴られたときに、大怪我するやろ」
メガネのレンズはプラスチックだが、割れることもあるし、フレームが曲がって刺さることもある。幼い頃に暴力を日常的に受けていた理人からすれば、常にそれをつけているというのは、怖いものなのかもしれない。
手を取って、ラクランは理人を胸に抱きしめた。
「アナタを傷付けるひとは、アタシが許さない。アタシだけじゃなくて、ヘイミッシュもスコットもエルドレッドもよ」
ここが安全な場所だと伝えると、理人が頬を染めてラクランを見上げた。
「守られるんやなくて、俺はランさんを守りたい。殴られても平気な男になりたいねん」
「殴られないようにしてちょうだい。アタシのことが好きなら、尚更よ」
理人に痛い思いをして欲しくない。恐怖の中に再び戻したくはない。ラクランの願いを告げると、こくりと素直に理人が頷いた。
ベッドの上で自然と抱き合っている形になっていることに気付いて、自然に体を離そうとしたら、意外に力強く理人にしがみ付かれる。頬に添えられた手の熱さに、くらくらと眩暈がした。
口付けられると分かっていたが、抵抗することができない。触れ合った唇は熱く、角度を変えて何度も口付けられるうちに、鼓動が激しくなって、息苦しくて開けた唇に、理人の舌が入り込んでくる。
「んっ……だめ……んぁっ」
「ランさん、好きや……ランさん」
いけないと分かっていながら、求められるままに口付けに応えてしまう。頬に添えられた手は強引ではないのに、反対の手で胸を弄られて、甘い疼きに体が震える。
まだ理人は14歳なのに、24歳の若い触れられたことのない体は、貪欲に快感を受け入れてしまう。大人として拒むべきだと分かっているのに、頭の芯が痺れるような甘美な快感に流されかけたラクランを引き戻したのは、エルドレッドの声だった。
「兄さん、聞いてよ!」
「ぴゃー!?」
突然開かれる扉に、理人が飛び上がってラクランの膝から落下した。床の上に転がる理人を気にせずに、エルドレッドはラクランの胸に飛び込んだ。
「ジェイムズとは、もう、会わない!」
「どうしたの、エルドレッド?」
「どう考えても、彼が抱かれるべきなのに、彼、僕が成人したら抱きたいって言ったんだよ! なんで僕の方が抱かれるって思ってるんだか」
「あら……」
床の上でのたうっている理人は心配だったが、泣き出しそうなエルドレッドも心配でラクランは二人の間を視線を往復させる。
婚約の話を持ち出されて、エルドレッドとジェイムズはお互いの性指向について話し合った。その結果が、お互いがお互いを抱きたいと思っていたということだった。
「運命を信じても良いと思ったのに……」
ジェイムズとエルドレッドは一筋縄ではいかないようだ。とりあえず、よく考えて話し合うように諭して落ち着かせてエルドレッドを部屋から出すと、床の上で悶絶している理人を抱き起こす。赤茶色の目からは涙が溢れていた。
「魔がさしたんや……ランさんがめちゃくちゃ色っぽいから、つい……こんな強引にするつもりなかったんや。お願いや、嫌わんで」
「怒ってないし、嫌じゃなかったわよ?」
「ダメって言われたのに、止まれんかった……」
口付けを後悔している理人に、ラクランは頬を染めてそっと唇に触れるだけのキスをした。
「16歳になったら、続きをしましょう」
「ええの?」
くしゃくしゃの泣き顔で笑う理人が可愛くて、愛しくて。
それと同時に、一瞬垣間見えた可愛いだけではない「男」の顔に、ラクランは胸の高鳴りが止まらなかった。
0
お気に入りに追加
84
あなたにおすすめの小説
「僕は病弱なので面倒な政務は全部やってね」と言う婚約者にビンタくらわした私が聖女です
リオール
恋愛
これは聖女が阿呆な婚約者(王太子)との婚約を解消して、惚れた大魔法使い(見た目若いイケメン…年齢は桁が違う)と結ばれるために奮闘する話。
でも周囲は認めてくれないし、婚約者はどこまでも阿呆だし、好きな人は塩対応だし、婚約者はやっぱり阿呆だし(二度言う)
はたして聖女は自身の望みを叶えられるのだろうか?
それとも聖女として辛い道を選ぶのか?
※筆者注※
基本、コメディな雰囲気なので、苦手な方はご注意ください。
(たまにシリアスが入ります)
勢いで書き始めて、駆け足で終わってます(汗
【完結】恋人ごっこから始まる俺たちの話
華抹茶
BL
アルテは自分と真逆の筋肉ムキムキな男が大好き。そんな男を組み敷くことを夢見ているが、周りからは組み敷かれることを望まれる。
本当の事を言っても、男からモテるアルテはそれを断り文句だと取られ誰も本気にしてくれない。
「いつかはあんな雄っぱい揉みしだきてぇ…」
そんなアルテに、超タイプの男が現れる。その男はとある求婚に頭を悩ませていた。その男の同僚から「アルテに恋人のふりしてもらったらいいじゃん」と言われ、恋人ごっこが始まった。
『華奢な体だけど筋肉ムキムキな男を抱きたい主人公』と『華奢で儚げな男に抱かれたいガチムチ男』の物語。
●R-18。エロの話に※印ついてます。
●1日1話更新。
嫌われていた彼が愛されるまでのお話。
R(アール)
BL
侯爵家の3男に生まれたユリは家族にも愛されず離れの部屋で過ごしていた。
婚約が決まり、婚約者とも穏やかに過ごしていたが婚約者が運命の番と出会い婚約破棄されてしまう。
落ち込んでいるなか、次の婚約が決まってしまう。
しかしその婚約者は敵を諸共葬るが、まるで熊のように恐ろしい男と有名な辺境伯だった…!
ハッピーエンド保証
今回はR18に挑戦したいと思います。
※印がR18シーンになります。
お気をつけください。
冴えないサラリーマンの僕が異世界トリップしたら王様に!?
浅葱
BL
【本編・続編・番外編共に完結済】fujossyより加筆して転載しています。あほエロハッピーエンドです。
ろくに仕事もできない、出世が見込めない、給料も安いから結婚も考えられない。
そんなないないずくしの冴えないサラリーマンの僕がある日異世界トリップして王様と呼ばれた。
「じゃあ、美女たちを連れてきて!」
「この世界に女はいません」
「は?」
召喚された異世界はなんと、男しかいないところだった。
せっかく異世界で王様になれたのに男だけしかいないなんてあんまりだ!
しかし30歳すぎても童貞だと知られたら「天使」と呼ばれ、何故か男たちに甘く抱かれまくるはめに。
ご都合主義のラブエロ異世界トリップ。というかもう本当にあほエロです。
(主人公にとって)ハッピーエンドです。
続編以降はアルファポリス限定です。
おっぱいが出ます。
6/11 天使さまの生態についてfujossyに設定を載せましたー。「天使さまの愛で方」https://fujossy.jp/books/17868
【完結】僕は、メタルスライムに転生しちゃった。
そば太郎
BL
僕は、平凡な男子高校生だったんだ。あの日までは、、、
気がついたら、森の中にいて、何故かメタルスライムになっていた、、、。
え?
※メタルスライムとは、攻撃が1しか入らず、しかもヒットの確率は限りなく低い。運良く倒すと。経験値が爆上がり!なスライム。
BL「いっぱい抱かれたい青年が抱かれる方法を考えたら」(ツイノベBL風味)
浅葱
BL
男という性しか存在しない世界「ナンシージエ」
青年は感じやすい身体を持て余していた。でも最初に付き合ったカレシも、その後にできたカレシも、一度は抱いてくれるもののその後はあまり抱いてくれなかった。
もうこうなったら”天使”になって、絶対に抱かれないといけない身体になった方がいいかも?
と思ってしまい……
元カレ四人×青年。
天使になってしまった青年を元カレたちは受け入れるのか?
らぶらぶハッピーエンドです。
「抱かれたい青年は抱いてもらう方法を考えた」の別バージョンです。
魔力ゼロの出来損ない貴族、四大精霊王に溺愛される
日之影ソラ
ファンタジー
魔法使いの名門マスタローグ家の次男として生をうけたアスク。兄のように優れた才能を期待されたアスクには何もなかった。魔法使いとしての才能はおろか、誰もが持って生まれる魔力すらない。加えて感情も欠落していた彼は、両親から拒絶され別宅で一人暮らす。
そんなある日、アスクは一冊の不思議な本を見つけた。本に誘われた世界で四大精霊王と邂逅し、自らの才能と可能性を知る。そして精霊王の契約者となったアスクは感情も取り戻し、これまで自分を馬鹿にしてきた周囲を見返していく。
HOTランキング&ファンタジーランキング1位達成!!
初恋と花蜜マゼンダ
麻田
BL
僕には、何よりも大切で、大好きな彼がいた。
お互いを運命の番だと、出会った時から思っていた。
それなのに、なんで、彼がこんなにも遠くにいるんだろう。
もう、彼の瞳は、僕を映さない。
彼の微笑みは、見ることができない。
それでも、僕は、卑しくも、まだ彼を求めていた。
結ばれない糸なのに、僕はずっと、その片方を握りしめたまま、動き出せずにいた。
あの、美しいつつじでの誓いを、忘れられずにいた。
甘い花蜜をつけた、誓いのキスを、忘れられずにいた。
◇◇◇
傍若無人の生粋のアルファである生徒会長と、「氷の花」と影で呼ばれている表情の乏しい未完全なオメガの話。
オメガバース独自解釈が入ります。固定攻め以外との絡みもあります。なんでも大丈夫な方、ぜひお楽しみいただければ幸いです。
九条 聖(くじょう・ひじり)
西園寺 咲弥(さいおんじ・さくや)
夢木 美久(ゆめぎ・みく)
北条 柊(ほうじょう・しゅう)
◇◇◇
ご感想やいいね、ブックマークなど、ありがとうございます。大変励みになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる