エリザベート・ディッペルは悪役令嬢になれない
エリザベートは六歳の公爵家の娘。
国一番のフェアレディと呼ばれた母に厳しく礼儀作法を教え込まれて育てられている。
母の厳しさとプレッシャーに耐えきれず庭に逃げ出した時に、護衛の騎士エクムントが迎えに来てくれる。
エクムントは侯爵家の三男で、エリザベートが赤ん坊の頃からの知り合いで初恋の相手だ。
エクムントに連れられて戻ると母は優しく迎えてくれた。
その夜、エリザベートは前世を思い出す。
エリザベートは、前世で読んだロマンス小説『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』で主人公クリスタをいじめる悪役令嬢だったのだ。
その日からエリザベートはクリスタと関わらないようにしようと心に誓うのだが、お茶会で出会ったクリスタは継母に虐待されていた。クリスタを放っておけずに、エリザベートはクリスタを公爵家に引き取ってもらう。
前世で読んだ小説の主人公をフェアレディに育てていたら、懐かれて慕われて、悪役令嬢になれなかったエリザベートの物語。
小説家になろう様、ノベルアップ+様にも投稿しています。
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一章 クリスタ嬢との出会い
二章 ノメンゼン子爵の断罪
三章 バーデン家の企みを暴く
四章 婚約式
五章 妹の誕生と辺境伯領
六章 ハインリヒ殿下たちとの交流
七章 辺境伯領の特産品を
八章 エリザベートの学園入学
九章 クリスタちゃんの婚約と学園入学
十章 ふーちゃんとまーちゃんの婚約
十一章 ネイルアートとフィンガーブレスレット
十二章 両親の事故とわたくしが主役の物語
十三章 わたくしの結婚
最終章 わたくしの結婚一年目とクリスタの結婚
番外編
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