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最終章 王子と令嬢の結婚
5.僕と爺やの関係性
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僕が悩んでいると、ロヴィーサ嬢はすぐに気付いてくれる。
ハーヤネン家でのヘンリッキのお誕生日会から戻った僕に、ロヴィーサ嬢がお茶を淹れながら問いかけた。
「エド殿下は何か悩み事があるのですか?」
「分かりますか? 僕はロヴィーサ嬢にアイスクリームを出されてしまいますか?」
ロヴィーサ嬢は僕が悩んでいるとアイスクリームを出してくる。食いしん坊の僕はアイスクリームが溶けていくのを見ていられないので、アイスクリームを食べてしまって、食べ終わる頃には悩みを打ち明けるくらいには落ち着いている。
アイスクリームの話を出すとロヴィーサ嬢が笑う。
「そういう風に言えるのならば、今回はいらないようですね」
「僕は爺やについて考えていたのです」
爺やは僕が生まれたときからずっとそばにいてくれる。本当に赤ん坊のときから僕にミルクを飲ませ、オムツを替えて着替えさせ、熱を出せば看病してきたのが乳母代わりの爺やである。
本来ならば爺やの奥さんが僕の乳母になるはずだったのだが、爺やの奥さんは普通の人間だった。爺やは僕には魔力のこもったミルクや離乳食が必要だと理解していて、それを普通の人間の奥さんに扱わせることは危険だと判断して、自分が乳母代わりになったのだ。
おかげで僕は病気がちだったが育って生きることができたし、ロヴィーサ嬢と出会うまで命を繋ぐことができた。
「爺やにはとても感謝しているけれど、いつまでも爺やを縛るようなことをしてはいけないと思うのです」
「爺やさんはエド殿下に縛られていると感じているのですか?」
「分からないけれど、この年になってまで、高等学校以外で出かけるときに全部爺やがついて来てくれているというのは、おかしいのではないかと思っています」
僕の言葉に、ロヴィーサ嬢は爺やの方を見た。カップに紅茶を注いでいた爺やは、カップとポットを置いてから僕に向き直る。
「エドヴァルド殿下、私は縛られているなどと感じていません」
「でも、ずっと僕のそばにいないといけないじゃないか。奥さんと子どもに会えていないんじゃない?」
「私はこれを私が人生を懸けてすべき仕事だと思っています」
「仕事?」
目を丸くする僕に、爺やは深く頷く。
「誰でも働かねば生きていけません。私はエドヴァルド殿下のお傍に仕えて、お世話をして、護衛や細々とした雑事をすることが仕事だと心得ています。仕事が終われば妻と子どもの元に帰って寛ぎます。毎晩、私は妻と子どもの元に帰らせていただいているのですよ」
その件に関しては、前にも話したことがある。
夜に僕の用事がなくなったら、爺やはミエト家の使用人の住む家に帰って奥さんと子どもと過ごしていいことになっていた。そのために僕は早めに爺やを開放してあげて、帰れるようにしていたのだ。
「子どもさんは寂しがっていない?」
「一番下の子どもがエドヴァルド殿下と同じ年ですから、そういう年齢ではありません」
「僕は爺やの負担じゃない?」
思い切って聞いてみると、爺やは僕に微笑みかける。
「エドヴァルド殿下は私がお育てしたのです。性格もよく、優しいお方に育ちました。エドヴァルド殿下の成長を見守り、将来はエドヴァルド殿下の子どもや孫の世話までできたら、私はそれほど嬉しいことはありません」
「僕の子どもや孫の世話もしてくれるの!?」
「許されるのならば」
爺やを縛っているのではないかと僕は心配していたが、爺やの方はこんなにも深い愛で僕のことを思っていてくれた。
僕が魔族で伴侶であるロヴィーサ嬢と生きる時間が違うように、爺やも伴侶である奥さんとは生きる時間が違う。子どもたちも全員人間だと言っていたので、魔族の血を引いているから寿命が多少は長いかもしれないが、爺やとは生きる時間が違う。
「僕は孤独ではなかった……。僕には爺やがいてくれた」
初めて僕はそのことに気付いていた。
ロヴィーサ嬢よりも長く生きることをずっと気にして悩んでいたが、僕は一人で生きていくわけではないと実感できた。
魔族の国にはお祖父様もお祖母様もダミアーン伯父上もいるし、身近には爺やという大事な乳母のような存在がいた。
「爺や、僕にずっと仕えてくれる?」
「もちろんでございます、エドヴァルド殿下」
爺やの返事に僕は心から安心していた。
話を全部聞いていたロヴィーサ嬢は、僕のために桃のシャーベットを作って出してくれた。何も言わなくても聞いていたので分かっているのだろう。
シャーベットは瑞々しく、舌の上で甘く蕩けた。
月に二回の王城に行く日、僕はロヴィーサ嬢と爺やと一緒に行ったのだが、エロランド兄上に羨ましがられてしまった。
「私はどこに行くにも護衛を連れて行かなければいけないのに、エドはロヴィーサ嬢がいて、爺やもいるから身軽でいいな」
「エルランド兄上は護衛を連れているのですか?」
「もちろんだよ。魔族の国のお祖父様とお祖母様に魔法石を作ってもらったけれど、結局、護衛を連れてしかどこにもいけない」
「護衛は何人くらいなのですか?」
「最低でも五人は必要かな」
護衛が常に五人も周囲にいたら、僕はきっと落ち着かないだろう。
そんな状況をエルランド兄上は耐えている。
「護衛はいつも同じひとたちなのですか?」
「基本的に私の護衛は同じメンバーだな。時々、休みがあるので、そのときは別のメンバーが入るが」
基本的には同じメンバーだが、時々違うメンバーも入ることがある。そんな状況では僕は落ち着いて生活できないだろう。
王城にいるときは護衛と離れていても構わないが、移動するときや外を歩くときにはぞろぞろと護衛を連れていなければいけない生活を考えると、ぞっとしてしまう。
「私は国王だからもっと多いよ」
「私も先帝だから護衛はたくさんついているな」
「そうなのですか、エリアス兄上、父上!?」
エルランド兄上の護衛は五人だが、エリアス兄上と父上の護衛はもっと人数がいるという。それだけのひとに囲まれないと生活できないとなると、僕は窮屈で苦しくなってしまう。
「私は国王で、ユリウスは王配だから仕方がないと思っているが、日常生活にも護衛が常について来ているから、息を抜けるのはこの王家のものだけが使える私室くらいだね」
「私室の外には警備兵が控えているけれどね」
エリアス兄上とユリウス義兄上の新婚生活は楽なものではないらしい。
公爵家と王家ではこれほどまでに違うのか。
「僕は王家の中でも甘やかされていたのですね」
「エドには爺やがいたし、今はロヴィーサ嬢もいるからな」
「ロヴィーサ嬢はこの国でも屈指の冒険者。倒せるものはいないだろう」
「お屋敷には警備がついているだろうし、ロヴィーサ嬢と爺やがいればエドは安心だよ」
エリアス兄上もエルランド兄上も、僕に言ってくれる。
僕は自分が本当に恵まれていたのだと今更ながらに知ることになった。
「セシーリア嬢は護衛をつけずにミエト家にやって来ていますが、それは問題ないのですか?」
「ミエト家に直接魔法石で飛んでいるし、お忍びで来ている。それにセシーリア嬢は身を守れる魔法を使えると聞いている」
「本当は護衛をつけて欲しいのだけれどね」
「セシーリア嬢がこの国で怪我をすれば国際問題になりかねないからね」
説明してくれるエルランド兄上に、エリアス兄上は困ったような顔をしている。セシーリア嬢にも護衛は必要だが、お忍びで来ているのと、セシーリア嬢自身が強い氷の魔法を使えるので大目に見られているようだ。
それでもエリアス兄上もエルランド兄上もセシーリア嬢に護衛をつけて欲しそうだった。
「セシーリア様のことはわたくしが責任をもってお守りいたします」
「ロヴィーサ嬢がそう言ってくれると心強いです」
「セシーリア嬢も言って聞く相手ではないですからね」
「エルランドはもう尻に敷かれているのか?」
「私はセシーリア嬢にお願いされると弱いのです!」
ロヴィーサ嬢にエルランド兄上とエリアス兄上が言う。尻に敷かれているという父上の言葉に、エルランド兄上が顔を真っ赤にしている。
エルランド兄上は本当にセシーリア嬢のことが好きでたまらないのだ。好きな相手ならば、その意向に合うようにしてやりたいと思うのは当然のことだ。
王族には王族の悩みがあるのだと僕は改めて実感した。
ハーヤネン家でのヘンリッキのお誕生日会から戻った僕に、ロヴィーサ嬢がお茶を淹れながら問いかけた。
「エド殿下は何か悩み事があるのですか?」
「分かりますか? 僕はロヴィーサ嬢にアイスクリームを出されてしまいますか?」
ロヴィーサ嬢は僕が悩んでいるとアイスクリームを出してくる。食いしん坊の僕はアイスクリームが溶けていくのを見ていられないので、アイスクリームを食べてしまって、食べ終わる頃には悩みを打ち明けるくらいには落ち着いている。
アイスクリームの話を出すとロヴィーサ嬢が笑う。
「そういう風に言えるのならば、今回はいらないようですね」
「僕は爺やについて考えていたのです」
爺やは僕が生まれたときからずっとそばにいてくれる。本当に赤ん坊のときから僕にミルクを飲ませ、オムツを替えて着替えさせ、熱を出せば看病してきたのが乳母代わりの爺やである。
本来ならば爺やの奥さんが僕の乳母になるはずだったのだが、爺やの奥さんは普通の人間だった。爺やは僕には魔力のこもったミルクや離乳食が必要だと理解していて、それを普通の人間の奥さんに扱わせることは危険だと判断して、自分が乳母代わりになったのだ。
おかげで僕は病気がちだったが育って生きることができたし、ロヴィーサ嬢と出会うまで命を繋ぐことができた。
「爺やにはとても感謝しているけれど、いつまでも爺やを縛るようなことをしてはいけないと思うのです」
「爺やさんはエド殿下に縛られていると感じているのですか?」
「分からないけれど、この年になってまで、高等学校以外で出かけるときに全部爺やがついて来てくれているというのは、おかしいのではないかと思っています」
僕の言葉に、ロヴィーサ嬢は爺やの方を見た。カップに紅茶を注いでいた爺やは、カップとポットを置いてから僕に向き直る。
「エドヴァルド殿下、私は縛られているなどと感じていません」
「でも、ずっと僕のそばにいないといけないじゃないか。奥さんと子どもに会えていないんじゃない?」
「私はこれを私が人生を懸けてすべき仕事だと思っています」
「仕事?」
目を丸くする僕に、爺やは深く頷く。
「誰でも働かねば生きていけません。私はエドヴァルド殿下のお傍に仕えて、お世話をして、護衛や細々とした雑事をすることが仕事だと心得ています。仕事が終われば妻と子どもの元に帰って寛ぎます。毎晩、私は妻と子どもの元に帰らせていただいているのですよ」
その件に関しては、前にも話したことがある。
夜に僕の用事がなくなったら、爺やはミエト家の使用人の住む家に帰って奥さんと子どもと過ごしていいことになっていた。そのために僕は早めに爺やを開放してあげて、帰れるようにしていたのだ。
「子どもさんは寂しがっていない?」
「一番下の子どもがエドヴァルド殿下と同じ年ですから、そういう年齢ではありません」
「僕は爺やの負担じゃない?」
思い切って聞いてみると、爺やは僕に微笑みかける。
「エドヴァルド殿下は私がお育てしたのです。性格もよく、優しいお方に育ちました。エドヴァルド殿下の成長を見守り、将来はエドヴァルド殿下の子どもや孫の世話までできたら、私はそれほど嬉しいことはありません」
「僕の子どもや孫の世話もしてくれるの!?」
「許されるのならば」
爺やを縛っているのではないかと僕は心配していたが、爺やの方はこんなにも深い愛で僕のことを思っていてくれた。
僕が魔族で伴侶であるロヴィーサ嬢と生きる時間が違うように、爺やも伴侶である奥さんとは生きる時間が違う。子どもたちも全員人間だと言っていたので、魔族の血を引いているから寿命が多少は長いかもしれないが、爺やとは生きる時間が違う。
「僕は孤独ではなかった……。僕には爺やがいてくれた」
初めて僕はそのことに気付いていた。
ロヴィーサ嬢よりも長く生きることをずっと気にして悩んでいたが、僕は一人で生きていくわけではないと実感できた。
魔族の国にはお祖父様もお祖母様もダミアーン伯父上もいるし、身近には爺やという大事な乳母のような存在がいた。
「爺や、僕にずっと仕えてくれる?」
「もちろんでございます、エドヴァルド殿下」
爺やの返事に僕は心から安心していた。
話を全部聞いていたロヴィーサ嬢は、僕のために桃のシャーベットを作って出してくれた。何も言わなくても聞いていたので分かっているのだろう。
シャーベットは瑞々しく、舌の上で甘く蕩けた。
月に二回の王城に行く日、僕はロヴィーサ嬢と爺やと一緒に行ったのだが、エロランド兄上に羨ましがられてしまった。
「私はどこに行くにも護衛を連れて行かなければいけないのに、エドはロヴィーサ嬢がいて、爺やもいるから身軽でいいな」
「エルランド兄上は護衛を連れているのですか?」
「もちろんだよ。魔族の国のお祖父様とお祖母様に魔法石を作ってもらったけれど、結局、護衛を連れてしかどこにもいけない」
「護衛は何人くらいなのですか?」
「最低でも五人は必要かな」
護衛が常に五人も周囲にいたら、僕はきっと落ち着かないだろう。
そんな状況をエルランド兄上は耐えている。
「護衛はいつも同じひとたちなのですか?」
「基本的に私の護衛は同じメンバーだな。時々、休みがあるので、そのときは別のメンバーが入るが」
基本的には同じメンバーだが、時々違うメンバーも入ることがある。そんな状況では僕は落ち着いて生活できないだろう。
王城にいるときは護衛と離れていても構わないが、移動するときや外を歩くときにはぞろぞろと護衛を連れていなければいけない生活を考えると、ぞっとしてしまう。
「私は国王だからもっと多いよ」
「私も先帝だから護衛はたくさんついているな」
「そうなのですか、エリアス兄上、父上!?」
エルランド兄上の護衛は五人だが、エリアス兄上と父上の護衛はもっと人数がいるという。それだけのひとに囲まれないと生活できないとなると、僕は窮屈で苦しくなってしまう。
「私は国王で、ユリウスは王配だから仕方がないと思っているが、日常生活にも護衛が常について来ているから、息を抜けるのはこの王家のものだけが使える私室くらいだね」
「私室の外には警備兵が控えているけれどね」
エリアス兄上とユリウス義兄上の新婚生活は楽なものではないらしい。
公爵家と王家ではこれほどまでに違うのか。
「僕は王家の中でも甘やかされていたのですね」
「エドには爺やがいたし、今はロヴィーサ嬢もいるからな」
「ロヴィーサ嬢はこの国でも屈指の冒険者。倒せるものはいないだろう」
「お屋敷には警備がついているだろうし、ロヴィーサ嬢と爺やがいればエドは安心だよ」
エリアス兄上もエルランド兄上も、僕に言ってくれる。
僕は自分が本当に恵まれていたのだと今更ながらに知ることになった。
「セシーリア嬢は護衛をつけずにミエト家にやって来ていますが、それは問題ないのですか?」
「ミエト家に直接魔法石で飛んでいるし、お忍びで来ている。それにセシーリア嬢は身を守れる魔法を使えると聞いている」
「本当は護衛をつけて欲しいのだけれどね」
「セシーリア嬢がこの国で怪我をすれば国際問題になりかねないからね」
説明してくれるエルランド兄上に、エリアス兄上は困ったような顔をしている。セシーリア嬢にも護衛は必要だが、お忍びで来ているのと、セシーリア嬢自身が強い氷の魔法を使えるので大目に見られているようだ。
それでもエリアス兄上もエルランド兄上もセシーリア嬢に護衛をつけて欲しそうだった。
「セシーリア様のことはわたくしが責任をもってお守りいたします」
「ロヴィーサ嬢がそう言ってくれると心強いです」
「セシーリア嬢も言って聞く相手ではないですからね」
「エルランドはもう尻に敷かれているのか?」
「私はセシーリア嬢にお願いされると弱いのです!」
ロヴィーサ嬢にエルランド兄上とエリアス兄上が言う。尻に敷かれているという父上の言葉に、エルランド兄上が顔を真っ赤にしている。
エルランド兄上は本当にセシーリア嬢のことが好きでたまらないのだ。好きな相手ならば、その意向に合うようにしてやりたいと思うのは当然のことだ。
王族には王族の悩みがあるのだと僕は改めて実感した。
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