366 / 394
最終章 奏歌くんとの結婚
2.新説壬生浪士伝
しおりを挟む
秋公演のために『新説壬生浪士伝』という題名の脚本が配られた。脚本を読んだときの私と百合の感想は酷いものだった。
「これはないわ」
「なんで沖田総司が女なの?」
「これ、私の最後の秋公演なんだけど、海香は何を考えているの!?」
劇団に所属している間の最後の秋公演となる今回の公演で、海香はまさかの沖田総司が実は女性だったという脚本を出して来た。これに関しては私も相当文句があった。
男役トップスターとして最後の秋公演となる今回の公演が、男装して壬生浪士組に入った沖田総司役で、鬼副長の土方歳三役の美鳥さんとのロマンスがあって、百合は男装して私が通う遊郭の遊女役で沖田総司が秘密を守るのを助けているという話になっている。
本当は沖田総司の妹である主人公は、沖田総司が壬生浪士組に入る直前に結核で亡くなってしまったために、兄の意思を継ぐために壬生浪士組へと入って剣術を磨く。
一番隊長となった沖田総司が女性であるということを知ってしまった土方歳三は、苦悩の挙句、沖田総司は結核を患っていることにして壬生浪士組から外してくれる。
療養しているという名目の沖田総司の妹と、土方歳三の恋。それを見守り、沖田総司の妹を看病するという名目で一緒に暮らす遊女。
「三角関係なの!?」
「百合が恋人じゃないじゃない!」
「私にとってもこれが最後の秋公演なんだけど!」
百合と二人で私はこの脚本に不満を募らせていた。それでも劇団の経営陣がこの脚本を認めたのであればどうしようもない。
私は劇団に所属する最後の秋公演を、男装の美女役で演じることになってしまった。
「海瑠さんと恋人同士なんて幸せです」
「美鳥さんはそれでいいの!?」
「美鳥さんが羨ましいです」
「真月さん!?」
「美鳥さん、いいですよねー。私も海瑠さんと恋人同士になりたい」
「蘭ちゃんまで!?」
不満に思っているのは私と百合だけで、美鳥さんは嬉しくてにこにこしているし、真月さんと蘭ちゃんは美鳥さんを羨ましがっている始末である。脚本自体は文句が言えないほど、男装して壬生浪士組に入る沖田総司の妹の苦悩や切なさ、土方歳三に恋をしても敵わないつらさなどが美しく書かれているので、それで美鳥さんも真月さんも蘭ちゃんも何も思わないのかもしれない。
「私、土方歳三の妻の役なんですよね。海瑠さんのライバルなんて、光栄だわ」
「雪乃ちゃんまでそんなことを言うの!?」
ショックを受けていると、雪乃ちゃんが真面目な表情になる。
「男装の美女を演じられるのは海瑠さんだけです。男役トップスターとしてもその演技力と男性とも女性ともつかない魅力を最大限に引き出す演目だと思っています。私はこの『新説壬生浪士伝』は素敵だと思いますよ」
雪乃ちゃんの目には海香の脚本がそう映っているようだ。私と百合に取っては、また恋人同士を演じられないのに、最後はデュエットダンスを二人で踊るような微妙な演目になってしまうのだが、その辺も脚本家の先生にはこだわりがあった。
「女性同士の恋愛も美しいと思うんですよ」
「え?」
「日本では古来から衆道といって男性同士の恋愛ばかり取り上げられてきましたが、女性同士の恋愛もあったと思うんです」
「いや、それで?」
「最後は沖田総司の妹とそれを支え続けた遊女の友情を超えた愛を表現するんです」
ますますわけが分からなくなってきた。
沖田総司の妹は土方歳三に惚れていたが、土方歳三は結婚していてその想いを遂げることはできなかった。お互いに想い合っているのに結ばれることのなかった沖田総司の妹を、遊女はずっと生活面で支え続けた。
沖田総司は結核で死んだことになって女性として生きられるようになった沖田総司の妹と遊女は共に友情を育んで暮らす。その間に土方歳三は戦乱の中に出て命を落とす。
沖田総司の妹と遊女との間にはいつしか友情を超えた愛が生まれていた。
そういう流れでデュエットダンスに入るために、私のタキシードはレースが付いていてどこか女性的でもある。百合のドレスは和風の布で作ってあって、遊女の雰囲気を醸し出す。
「ずっと男性同士の同性愛ばかり押し出してきたと思ったら、今度は女性同士の同性愛なの!?」
「まぁ、海瑠とカップルになれるんだったらいいか」
「百合はそれでいいのー!?」
最終的に百合までがデュエットダンスのコンセプトに賛成してしまった。疑問を抱いているのは私だけで、稽古は順調に進んでいた。
奏歌くんの免許の合宿が始まる日に、私も大きなキャリーケースを持って稽古に行って、稽古が終わってから百合に送ってもらってホテルにチェックインした。ホテルの予約も全部奏歌くんがしてくれていたが、チェックインは自分でしなければいけないので緊張していた。奏歌くんの渡してくれた封筒の中から書類を出すと、それを確認するだけであっさりとチェックインが終わって、私はホテルの部屋に通される。
いわゆるスイートルームという部屋なのだろう。寝室の他にソファのある部屋があった。奏歌くんに部屋番号をメッセージで送って待っていると、奏歌くんがリュックサックを背負って私の部屋にやってきた。
「奏歌くん、合宿はどうだった?」
「初めて敷地内で車に乗ったけど、教習所の先生に筋がいいって言われたよ」
「それならよかった」
あまり時間はないのでルームサービスで夕食を注文して、ソファに座って二人で食べる。簡単なコース料理を食べてお腹がいっぱいになったところで、奏歌くんとお風呂に入ることになった。
覗いてみたジャグジーは私の家のバスタブよりもずっと広くて、子ども用のプールくらいの大きさはあった。先に私が脱衣所で着替えて入って、奏歌くんが私が入ったのを確認して脱衣所で着替えて入ってくる。
水着でお風呂というのも慣れないが、ハーフパンツタイプの水着をはいた奏歌くんの上半身に目が行ってしまうのも仕方がない。私は上半身はタンクトップ型で、下半身は太ももまでのショートパンツ型の水着を着ていた。
シャワーブースで髪と体を洗って私が先にジャグジーに入る。奏歌くんも髪と体を洗って入ってきた。
「結構広いね」
「小さなプールくらいの大きさはあるわよね」
「泡が気持ちいい」
合宿所のシャワールームについて聞いてみると、奏歌くんの表情が苦いものになる。
「ひとが一人立ってるのがやっとのスペースで、シャワーも設置式で取り外せなくて、お湯と水の蛇口をひねって温度調節しなきゃいけない、最悪のやつだった」
「奏歌くん、リラックスできないでしょう? 毎日ここでお風呂に入って帰ればいいわ」
「うん、そうさせてもらおうかな」
上半身裸の奏歌くんが間近にいることに胸が騒がしくなるが、奏歌くんの方は手足を伸ばしてリラックスしている。
「勉強室があって、そこで練習問題を解くんだけど、私語厳禁で椅子も座りにくくて、お尻と肩が痛くなっちゃった」
お湯の中で気泡を浴びながらストレッチをする奏歌くんは、本当に気持ちよさそうだ。食事も奏歌くんと食べると美味しかったし、お風呂も奏歌くんと一緒に入れるし、私は本当にこのホテルでよかったと感じていた。
「奏歌くんを追い駆けて合宿所に行こうと考えてたけど、それは本当に私の浅慮だったわ。長期間劇団を休むことになるし、狭いシャワールームでは寛げなかっただろうし、勉強室で勉強とか絶対に無理だった」
「海瑠さんが分かってくれたなら嬉しいよ」
「奏歌くんも早くそんな場所から出て来て欲しい」
「最短で一週間だから、それで出られるように努力する」
声の響くバスルームで二人、話しながらゆっくりとお風呂を楽しんだ。
出るときには奏歌くんが先に脱衣所を使って着替えて、奏歌くんがいなくなったのを確認して私が脱衣所を使って着替える。タオルドライで髪にバスタオルを巻き付けて部屋に出ると、奏歌くんは帰る準備をしていた。
「海瑠さん、また明日」
「うん、明日もまた来てね」
「僕が出た後には、必ず鍵を確かめてね。オートロックだけど、更にチェーンもかけておくんだよ」
私のことを細々と心配してくれる奏歌くんにはお礼を言って、名残惜しくホテルから送り出した。
髪を乾かしてベッドに入ると、奏歌くんの水着姿が目に浮かぶ。男の子らしい尖った鎖骨に鋭角的な肩のライン、薄いけれどしっかりとした平たい胸、うっすらと割れている腹筋。
思い出すと胸がドキドキして、目を瞑っても眠ることができない。
奏歌くんのことを思い出しながら、私はしばらくベッドの上でごろごろと悶えていた。
「これはないわ」
「なんで沖田総司が女なの?」
「これ、私の最後の秋公演なんだけど、海香は何を考えているの!?」
劇団に所属している間の最後の秋公演となる今回の公演で、海香はまさかの沖田総司が実は女性だったという脚本を出して来た。これに関しては私も相当文句があった。
男役トップスターとして最後の秋公演となる今回の公演が、男装して壬生浪士組に入った沖田総司役で、鬼副長の土方歳三役の美鳥さんとのロマンスがあって、百合は男装して私が通う遊郭の遊女役で沖田総司が秘密を守るのを助けているという話になっている。
本当は沖田総司の妹である主人公は、沖田総司が壬生浪士組に入る直前に結核で亡くなってしまったために、兄の意思を継ぐために壬生浪士組へと入って剣術を磨く。
一番隊長となった沖田総司が女性であるということを知ってしまった土方歳三は、苦悩の挙句、沖田総司は結核を患っていることにして壬生浪士組から外してくれる。
療養しているという名目の沖田総司の妹と、土方歳三の恋。それを見守り、沖田総司の妹を看病するという名目で一緒に暮らす遊女。
「三角関係なの!?」
「百合が恋人じゃないじゃない!」
「私にとってもこれが最後の秋公演なんだけど!」
百合と二人で私はこの脚本に不満を募らせていた。それでも劇団の経営陣がこの脚本を認めたのであればどうしようもない。
私は劇団に所属する最後の秋公演を、男装の美女役で演じることになってしまった。
「海瑠さんと恋人同士なんて幸せです」
「美鳥さんはそれでいいの!?」
「美鳥さんが羨ましいです」
「真月さん!?」
「美鳥さん、いいですよねー。私も海瑠さんと恋人同士になりたい」
「蘭ちゃんまで!?」
不満に思っているのは私と百合だけで、美鳥さんは嬉しくてにこにこしているし、真月さんと蘭ちゃんは美鳥さんを羨ましがっている始末である。脚本自体は文句が言えないほど、男装して壬生浪士組に入る沖田総司の妹の苦悩や切なさ、土方歳三に恋をしても敵わないつらさなどが美しく書かれているので、それで美鳥さんも真月さんも蘭ちゃんも何も思わないのかもしれない。
「私、土方歳三の妻の役なんですよね。海瑠さんのライバルなんて、光栄だわ」
「雪乃ちゃんまでそんなことを言うの!?」
ショックを受けていると、雪乃ちゃんが真面目な表情になる。
「男装の美女を演じられるのは海瑠さんだけです。男役トップスターとしてもその演技力と男性とも女性ともつかない魅力を最大限に引き出す演目だと思っています。私はこの『新説壬生浪士伝』は素敵だと思いますよ」
雪乃ちゃんの目には海香の脚本がそう映っているようだ。私と百合に取っては、また恋人同士を演じられないのに、最後はデュエットダンスを二人で踊るような微妙な演目になってしまうのだが、その辺も脚本家の先生にはこだわりがあった。
「女性同士の恋愛も美しいと思うんですよ」
「え?」
「日本では古来から衆道といって男性同士の恋愛ばかり取り上げられてきましたが、女性同士の恋愛もあったと思うんです」
「いや、それで?」
「最後は沖田総司の妹とそれを支え続けた遊女の友情を超えた愛を表現するんです」
ますますわけが分からなくなってきた。
沖田総司の妹は土方歳三に惚れていたが、土方歳三は結婚していてその想いを遂げることはできなかった。お互いに想い合っているのに結ばれることのなかった沖田総司の妹を、遊女はずっと生活面で支え続けた。
沖田総司は結核で死んだことになって女性として生きられるようになった沖田総司の妹と遊女は共に友情を育んで暮らす。その間に土方歳三は戦乱の中に出て命を落とす。
沖田総司の妹と遊女との間にはいつしか友情を超えた愛が生まれていた。
そういう流れでデュエットダンスに入るために、私のタキシードはレースが付いていてどこか女性的でもある。百合のドレスは和風の布で作ってあって、遊女の雰囲気を醸し出す。
「ずっと男性同士の同性愛ばかり押し出してきたと思ったら、今度は女性同士の同性愛なの!?」
「まぁ、海瑠とカップルになれるんだったらいいか」
「百合はそれでいいのー!?」
最終的に百合までがデュエットダンスのコンセプトに賛成してしまった。疑問を抱いているのは私だけで、稽古は順調に進んでいた。
奏歌くんの免許の合宿が始まる日に、私も大きなキャリーケースを持って稽古に行って、稽古が終わってから百合に送ってもらってホテルにチェックインした。ホテルの予約も全部奏歌くんがしてくれていたが、チェックインは自分でしなければいけないので緊張していた。奏歌くんの渡してくれた封筒の中から書類を出すと、それを確認するだけであっさりとチェックインが終わって、私はホテルの部屋に通される。
いわゆるスイートルームという部屋なのだろう。寝室の他にソファのある部屋があった。奏歌くんに部屋番号をメッセージで送って待っていると、奏歌くんがリュックサックを背負って私の部屋にやってきた。
「奏歌くん、合宿はどうだった?」
「初めて敷地内で車に乗ったけど、教習所の先生に筋がいいって言われたよ」
「それならよかった」
あまり時間はないのでルームサービスで夕食を注文して、ソファに座って二人で食べる。簡単なコース料理を食べてお腹がいっぱいになったところで、奏歌くんとお風呂に入ることになった。
覗いてみたジャグジーは私の家のバスタブよりもずっと広くて、子ども用のプールくらいの大きさはあった。先に私が脱衣所で着替えて入って、奏歌くんが私が入ったのを確認して脱衣所で着替えて入ってくる。
水着でお風呂というのも慣れないが、ハーフパンツタイプの水着をはいた奏歌くんの上半身に目が行ってしまうのも仕方がない。私は上半身はタンクトップ型で、下半身は太ももまでのショートパンツ型の水着を着ていた。
シャワーブースで髪と体を洗って私が先にジャグジーに入る。奏歌くんも髪と体を洗って入ってきた。
「結構広いね」
「小さなプールくらいの大きさはあるわよね」
「泡が気持ちいい」
合宿所のシャワールームについて聞いてみると、奏歌くんの表情が苦いものになる。
「ひとが一人立ってるのがやっとのスペースで、シャワーも設置式で取り外せなくて、お湯と水の蛇口をひねって温度調節しなきゃいけない、最悪のやつだった」
「奏歌くん、リラックスできないでしょう? 毎日ここでお風呂に入って帰ればいいわ」
「うん、そうさせてもらおうかな」
上半身裸の奏歌くんが間近にいることに胸が騒がしくなるが、奏歌くんの方は手足を伸ばしてリラックスしている。
「勉強室があって、そこで練習問題を解くんだけど、私語厳禁で椅子も座りにくくて、お尻と肩が痛くなっちゃった」
お湯の中で気泡を浴びながらストレッチをする奏歌くんは、本当に気持ちよさそうだ。食事も奏歌くんと食べると美味しかったし、お風呂も奏歌くんと一緒に入れるし、私は本当にこのホテルでよかったと感じていた。
「奏歌くんを追い駆けて合宿所に行こうと考えてたけど、それは本当に私の浅慮だったわ。長期間劇団を休むことになるし、狭いシャワールームでは寛げなかっただろうし、勉強室で勉強とか絶対に無理だった」
「海瑠さんが分かってくれたなら嬉しいよ」
「奏歌くんも早くそんな場所から出て来て欲しい」
「最短で一週間だから、それで出られるように努力する」
声の響くバスルームで二人、話しながらゆっくりとお風呂を楽しんだ。
出るときには奏歌くんが先に脱衣所を使って着替えて、奏歌くんがいなくなったのを確認して私が脱衣所を使って着替える。タオルドライで髪にバスタオルを巻き付けて部屋に出ると、奏歌くんは帰る準備をしていた。
「海瑠さん、また明日」
「うん、明日もまた来てね」
「僕が出た後には、必ず鍵を確かめてね。オートロックだけど、更にチェーンもかけておくんだよ」
私のことを細々と心配してくれる奏歌くんにはお礼を言って、名残惜しくホテルから送り出した。
髪を乾かしてベッドに入ると、奏歌くんの水着姿が目に浮かぶ。男の子らしい尖った鎖骨に鋭角的な肩のライン、薄いけれどしっかりとした平たい胸、うっすらと割れている腹筋。
思い出すと胸がドキドキして、目を瞑っても眠ることができない。
奏歌くんのことを思い出しながら、私はしばらくベッドの上でごろごろと悶えていた。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる