305 / 394
十一章 奏歌くんとの十一年目
1.茉優ちゃんのお願い
しおりを挟む
奏歌くんの高校一年生の夏休みが始まった。
夏休みの補講というのが入っていて、夏休みでも高校に投稿しなければいけないというのは若干腑に落ちないが、奏歌くんが高校を卒業して大人になるためなのだから仕方がない。
やっちゃんが茉優ちゃんに血を分けたという話を聞いてから、私は茉優ちゃんとよく話すようになっていた。補講で奏歌くんはいないけれど、稽古がお休みの日には私の方が篠田家にいて奏歌くんを待つ。真夏の暑さと制服姿でマンションに来たくないために、奏歌くんは一度家に戻ってシャワーを浴びてから私のマンションに来るのだ。
それならば私は篠田家で待っていた方が早く奏歌くんに会える。
「茉優ちゃんは夏休みの補講はないの?」
「三年生の補講は、受験する子だけが受けるの。就職する子や、受験しない子は受けなくていいことになっているわ」
高校を卒業したらイギリスに行く茉優ちゃんは就職コースでも受験コースでもない。一応クラスは就職クラスに入れられたのだが、先生には事情を話しているので、夏休みの間は英語の勉強に時間を費やせている。
「海瑠さんの英語のCDを使わせてもらっているのよ。聞き取りやすくてとても勉強になるわ」
「私のCDが役に立ってるんだ」
茉優ちゃんにも私の朗読した英文のCDが役に立っていると聞くと嬉しくなる。これまで舞台に立つことでしか自分の価値を実感できなかった私に、奏歌くんは朗読という世界での活躍の場を与えてくれた。
「奏歌くんは血を分けたら奏歌くんのオーラを纏うから身を守れるって言ってたんだけど、茉優ちゃんは何か変わった?」
私の問いかけに茉優ちゃんが茶色っぽい目を大きく見開く。
「そんなことがあるのね」
「そうみたい。茉優ちゃんもやっちゃんに守られてるんだと思う」
説明すると、茉優ちゃんは「それで」と思い当たることがあったようだ。
「高校に行くときに同じ時間に同じ電車に乗って来る男のひとがいたのよ。すごく気持ち悪くて時間をずらしたりしたけど、私のことを待ってたみたいで……。でも、血を分けてもらってから、そのひとのことは見てないわ、そういえば」
やはり茉優ちゃんにもやっちゃんの庇護のオーラが纏わりついていて、しっかりと守られているようだった。私は何か変わったのだろうか。自分では分からないが、奏歌くんに守られているのだとすればとても心強い。
茉優ちゃんと話していると奏歌くんが帰って来た。
「ただいま! 海瑠さん、来てたんだね」
「うん、奏歌くんのこと待ってたのよ」
「ちょっと待ってね。僕、今、汗臭いから、シャワー浴びて着替えてくる」
灰色のスラックスに白い半袖シャツ姿の奏歌くんは荷物を部屋に置いて、着替えを持ってバスルームに飛び込んでいった。少しして出てきた奏歌くんはバスタオルで髪を拭きながら、ラフなポロシャツとジーンズ姿でリビングにやってきた。
「アイスティーが入ってるよ」
「茉優ちゃんが出してくれていただいたわ」
「よかった。茉優ちゃん、ありがとう」
一時期はあまり茉優ちゃんや美歌さんと話したり、一緒に行動したりするのを恥ずかしがっていた奏歌くんだが、高校に入ってから心境は多少変わったようである。ソファに座っている私の隣りに座って、茉優ちゃんがタブレット端末から流している私のCDの音を聞いている。
「BGMも付いてて、すごく豪華だよね」
「聞き取りやすいし、覚えやすいし、勉強になるわ」
「海瑠さんはやっぱりすごい」
奏歌くんと茉優ちゃんの二人に褒められると、表情が緩んでしまう。
「海瑠さん、次の公演は『細川ガラシャ』だってやっちゃんに聞いたけど」
「やっちゃんから聞いてたのね。そうなのよ」
次の公演は明智光秀の娘、細川ガラシャの生涯を描く歴史の演目だった。
細川忠興に嫁いだガラシャは、気性の激しい忠興に深く愛され、父親の明智光秀が謀反を起こして打ち取られた後も、幽閉されるだけで離縁は申し出られなかった。その後、羽柴秀吉の取りなしで幽閉を解かれ、キリスト教カトリック信者となり、忠興の出陣中に城に攻め入られて側近に命を断たれるまで信仰に身を捧げながら過ごす。
劇団では男役が主役となる話が多いのだが、今回は長年女役トップスターを務めている百合を主役として抜擢するという異例の行動に出た。百合の方もこれまでの苦労が報われた形でとてもよかったと私は思っているのだが、劇団の方針を変えるということについてファンの皆様がどう思うかはとても重要なことだった。
私は細川忠興役で、主役の細川ガラシャを深く愛しながらも、謀反人の娘として幽閉しなければいけなかったり、バテレン追放令が発令されていたことからキリスト教カトリック信者となったガラシャの信仰をやめさせようとしなければいけなかったりする場面があって、かなり二人の間で愛と苦悩が入り乱れる。
最終的にはガラシャは石田三成軍に人質に取られることを拒んで、忠興の命じたとおりに側近に介錯してもらうのだが、それもまた悲劇ということで、今までの劇団の劇とは少しテイストの違う仕上がりになる予定だった。
「一応、細川忠興とガラシャのダブル主人公なんだけど、今回はガラシャに視点を向けた形になってるわね」
「百合さんが大活躍するんだね」
「百合も女役トップスターになって十年経つから、その記念公演でもあるみたいよ」
百合にとっては次の秋公演が女役トップスターになって十年目の記念公演なのだ。これまで女役トップスターをそんなに長く続けられた役者はいないし、百合が退団すれば今後もそんなに長く女役トップスターを続けられる役者は出て来ないだろう。
奇跡の女役トップスター、伝説の女役トップスターとして、百合は劇団で初めて女役トップスターがメインとなる演目を組んでもらったのだ。
「見に行くのが楽しみだな」
期待している奏歌くんに茉優ちゃんが私の方を見た。
「お祖母ちゃんと行ける最後の公演になると思うから、私とお祖母ちゃんの分もチケットを取ってもらえないですか?」
茉優ちゃんのお祖母様の莉緒さんは私と百合のファンクラブに入ってくださっているくらい劇団のファンでいてくれる。来年の春には日本を離れる茉優ちゃんが莉緒さんとの思い出作りをしたいと考えているのならば、私は当然協力するつもりだった。
「チケット取れるか、津島さんに相談してみるね」
「お願いします」
頭を下げる茉優ちゃんに、私はどうしても莉緒さんと一緒に秋公演を見て欲しかった。
劇団の稽古場に行くと、百合は着物の着付けをしていた。本番用の着物ではないが、立ち稽古からできるだけ本番に近い衣装を用意するのが私たちの役目だ。私も男性用の着物を用意して着ていた。
「久しぶりの和物だから緊張するわ」
「派手な殺陣もあるから、しっかりやらなきゃ」
細川忠興として出陣していく私には殺陣があって、帰りを待つ百合には歌と日舞風の踊りがある。和服で踊るのは慣れていないと裾の翻りが気になるので、しっかりと稽古しておかなければいけない。
午前中の稽古が終わって休憩に入ると、私はマネージャーの津島さんに相談に行っていた。
「今回の秋公演、チケットを三枚確保して欲しいんですが」
「今回は一枚じゃないんですね。分かりました、日付はいつにしますか?」
津島さんに聞かれてから、私は奏歌くんのスケジュールしか聞いていなかったことを思い出す。急いで茉優ちゃんに携帯電話で連絡を入れると、奏歌くんにチケットを確保している日で大丈夫だと返事が来た。
「その日で大丈夫です」
「海瑠ちゃんがスケジュール管理をするようになったなんて、成長しましたね」
奏歌くんが小学生だった頃は何も考えずに私の都合でチケットを確保していた。奏歌くんの方が私の都合に合わせてくれていたのだ。中学生になって奏歌くんにもスケジュールがあることにやっと気付かされた。
気付くのが遅かったかもしれないが、私は奏歌くんと茉優ちゃんのスケジュールを気にすることができるように今はなっている。
これも成長なのかもしれないと、私は自分が少しだけ誇らしかった。
夏休みの補講というのが入っていて、夏休みでも高校に投稿しなければいけないというのは若干腑に落ちないが、奏歌くんが高校を卒業して大人になるためなのだから仕方がない。
やっちゃんが茉優ちゃんに血を分けたという話を聞いてから、私は茉優ちゃんとよく話すようになっていた。補講で奏歌くんはいないけれど、稽古がお休みの日には私の方が篠田家にいて奏歌くんを待つ。真夏の暑さと制服姿でマンションに来たくないために、奏歌くんは一度家に戻ってシャワーを浴びてから私のマンションに来るのだ。
それならば私は篠田家で待っていた方が早く奏歌くんに会える。
「茉優ちゃんは夏休みの補講はないの?」
「三年生の補講は、受験する子だけが受けるの。就職する子や、受験しない子は受けなくていいことになっているわ」
高校を卒業したらイギリスに行く茉優ちゃんは就職コースでも受験コースでもない。一応クラスは就職クラスに入れられたのだが、先生には事情を話しているので、夏休みの間は英語の勉強に時間を費やせている。
「海瑠さんの英語のCDを使わせてもらっているのよ。聞き取りやすくてとても勉強になるわ」
「私のCDが役に立ってるんだ」
茉優ちゃんにも私の朗読した英文のCDが役に立っていると聞くと嬉しくなる。これまで舞台に立つことでしか自分の価値を実感できなかった私に、奏歌くんは朗読という世界での活躍の場を与えてくれた。
「奏歌くんは血を分けたら奏歌くんのオーラを纏うから身を守れるって言ってたんだけど、茉優ちゃんは何か変わった?」
私の問いかけに茉優ちゃんが茶色っぽい目を大きく見開く。
「そんなことがあるのね」
「そうみたい。茉優ちゃんもやっちゃんに守られてるんだと思う」
説明すると、茉優ちゃんは「それで」と思い当たることがあったようだ。
「高校に行くときに同じ時間に同じ電車に乗って来る男のひとがいたのよ。すごく気持ち悪くて時間をずらしたりしたけど、私のことを待ってたみたいで……。でも、血を分けてもらってから、そのひとのことは見てないわ、そういえば」
やはり茉優ちゃんにもやっちゃんの庇護のオーラが纏わりついていて、しっかりと守られているようだった。私は何か変わったのだろうか。自分では分からないが、奏歌くんに守られているのだとすればとても心強い。
茉優ちゃんと話していると奏歌くんが帰って来た。
「ただいま! 海瑠さん、来てたんだね」
「うん、奏歌くんのこと待ってたのよ」
「ちょっと待ってね。僕、今、汗臭いから、シャワー浴びて着替えてくる」
灰色のスラックスに白い半袖シャツ姿の奏歌くんは荷物を部屋に置いて、着替えを持ってバスルームに飛び込んでいった。少しして出てきた奏歌くんはバスタオルで髪を拭きながら、ラフなポロシャツとジーンズ姿でリビングにやってきた。
「アイスティーが入ってるよ」
「茉優ちゃんが出してくれていただいたわ」
「よかった。茉優ちゃん、ありがとう」
一時期はあまり茉優ちゃんや美歌さんと話したり、一緒に行動したりするのを恥ずかしがっていた奏歌くんだが、高校に入ってから心境は多少変わったようである。ソファに座っている私の隣りに座って、茉優ちゃんがタブレット端末から流している私のCDの音を聞いている。
「BGMも付いてて、すごく豪華だよね」
「聞き取りやすいし、覚えやすいし、勉強になるわ」
「海瑠さんはやっぱりすごい」
奏歌くんと茉優ちゃんの二人に褒められると、表情が緩んでしまう。
「海瑠さん、次の公演は『細川ガラシャ』だってやっちゃんに聞いたけど」
「やっちゃんから聞いてたのね。そうなのよ」
次の公演は明智光秀の娘、細川ガラシャの生涯を描く歴史の演目だった。
細川忠興に嫁いだガラシャは、気性の激しい忠興に深く愛され、父親の明智光秀が謀反を起こして打ち取られた後も、幽閉されるだけで離縁は申し出られなかった。その後、羽柴秀吉の取りなしで幽閉を解かれ、キリスト教カトリック信者となり、忠興の出陣中に城に攻め入られて側近に命を断たれるまで信仰に身を捧げながら過ごす。
劇団では男役が主役となる話が多いのだが、今回は長年女役トップスターを務めている百合を主役として抜擢するという異例の行動に出た。百合の方もこれまでの苦労が報われた形でとてもよかったと私は思っているのだが、劇団の方針を変えるということについてファンの皆様がどう思うかはとても重要なことだった。
私は細川忠興役で、主役の細川ガラシャを深く愛しながらも、謀反人の娘として幽閉しなければいけなかったり、バテレン追放令が発令されていたことからキリスト教カトリック信者となったガラシャの信仰をやめさせようとしなければいけなかったりする場面があって、かなり二人の間で愛と苦悩が入り乱れる。
最終的にはガラシャは石田三成軍に人質に取られることを拒んで、忠興の命じたとおりに側近に介錯してもらうのだが、それもまた悲劇ということで、今までの劇団の劇とは少しテイストの違う仕上がりになる予定だった。
「一応、細川忠興とガラシャのダブル主人公なんだけど、今回はガラシャに視点を向けた形になってるわね」
「百合さんが大活躍するんだね」
「百合も女役トップスターになって十年経つから、その記念公演でもあるみたいよ」
百合にとっては次の秋公演が女役トップスターになって十年目の記念公演なのだ。これまで女役トップスターをそんなに長く続けられた役者はいないし、百合が退団すれば今後もそんなに長く女役トップスターを続けられる役者は出て来ないだろう。
奇跡の女役トップスター、伝説の女役トップスターとして、百合は劇団で初めて女役トップスターがメインとなる演目を組んでもらったのだ。
「見に行くのが楽しみだな」
期待している奏歌くんに茉優ちゃんが私の方を見た。
「お祖母ちゃんと行ける最後の公演になると思うから、私とお祖母ちゃんの分もチケットを取ってもらえないですか?」
茉優ちゃんのお祖母様の莉緒さんは私と百合のファンクラブに入ってくださっているくらい劇団のファンでいてくれる。来年の春には日本を離れる茉優ちゃんが莉緒さんとの思い出作りをしたいと考えているのならば、私は当然協力するつもりだった。
「チケット取れるか、津島さんに相談してみるね」
「お願いします」
頭を下げる茉優ちゃんに、私はどうしても莉緒さんと一緒に秋公演を見て欲しかった。
劇団の稽古場に行くと、百合は着物の着付けをしていた。本番用の着物ではないが、立ち稽古からできるだけ本番に近い衣装を用意するのが私たちの役目だ。私も男性用の着物を用意して着ていた。
「久しぶりの和物だから緊張するわ」
「派手な殺陣もあるから、しっかりやらなきゃ」
細川忠興として出陣していく私には殺陣があって、帰りを待つ百合には歌と日舞風の踊りがある。和服で踊るのは慣れていないと裾の翻りが気になるので、しっかりと稽古しておかなければいけない。
午前中の稽古が終わって休憩に入ると、私はマネージャーの津島さんに相談に行っていた。
「今回の秋公演、チケットを三枚確保して欲しいんですが」
「今回は一枚じゃないんですね。分かりました、日付はいつにしますか?」
津島さんに聞かれてから、私は奏歌くんのスケジュールしか聞いていなかったことを思い出す。急いで茉優ちゃんに携帯電話で連絡を入れると、奏歌くんにチケットを確保している日で大丈夫だと返事が来た。
「その日で大丈夫です」
「海瑠ちゃんがスケジュール管理をするようになったなんて、成長しましたね」
奏歌くんが小学生だった頃は何も考えずに私の都合でチケットを確保していた。奏歌くんの方が私の都合に合わせてくれていたのだ。中学生になって奏歌くんにもスケジュールがあることにやっと気付かされた。
気付くのが遅かったかもしれないが、私は奏歌くんと茉優ちゃんのスケジュールを気にすることができるように今はなっている。
これも成長なのかもしれないと、私は自分が少しだけ誇らしかった。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる