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九章 奏歌くんとの九年目
13.真尋さんの公演に百合と行く
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クリスマスの特別公演の稽古の間に、真尋さんの劇団で公演が行われることになっていた。百合も行きたがっていた公演の内容は、探偵ものだった。
イギリスの有名な警察の探偵の若い頃を描いた物語で、真尋さんが主演で真尋さんと絡む女性がガラコンサートのときに皇妃役で私と歌った女優さんだった。他にも上司の警部役など様々な役が演じられる。
「探偵って言ったらシャーロック・ホームズだと思ってた」
「イギリスだもんね」
「エンデバー・モースってイギリスでは有名なんだってね」
題名は「エンデバー、若き日の事件簿」で、モースという若い刑事が警部にその才能を見出されて電話番だったのを連れ回されて、次々と難事件を解決していくというものだった。イギリスでは人気の探偵小説の主人公の若い時代を描いたものらしい。
劇団のサイトを見て奏歌くんと二人で予習をしておいた。
劇の当日は百合が車で迎えに来てくれた。お昼は劇場近くのお店で食べることにして、百合の車に乗り込む。
「前の公園のときには電車で行ったんだけど、痴漢が出て怖かった」
「海瑠さんに触るなんて許せなかったよ!」
「奏歌くんが証拠動画を撮っていてくれて、無事に捕まったのよね」
すごく怖かったけれど、奏歌くんは冷静にボールペンを取り出して、私に触る手に丸を書いてその全てを動画におさめていた。そのために駆け付けた警察に痴漢は連行されて行った。
「海瑠、電車なんて使えるの?」
「百合、電車に乗ったことない?」
「ないわよ。学生時代はあったけど、女役のトップスターになってからは移動は全部自分の車でやってるわ」
百合はほとんど電車に乗ったことがなかった。
ICカードのことも知らないのだろうか。
「カードにお金をチャージして、改札でタッチしたら自動でお金が計算されるのよ」
「切符を買わなくていいの!?」
「そうなのよ。私も奏歌くんに教えてもらうまで知らなかったんだけどね」
私も世間知らずだという自覚はあるが、百合も変わりはないようだ。百合の方が若干常識的な気もするが、やはり百合も私と同じだった。
「百合さんは普段のご飯はどうしてるのかな?」
「ほとんど外食か買って帰るかな。冷蔵庫の中は空っぽよ」
自炊をしていた時期もあったけれど、一人だけの分を作るのは味気なくて結局買うようになってしまったという百合に、私はその気持ちが分かるような気がした。
奏歌くんと出会う前の一人きりの私は自分の食事などどうでもいいと思っていた。何を食べても味がよく分からないし、食べたものを覚えていられない。外食にも百合に連れて行かれたのだろうが、何を食べたか全く覚えていなかった。
奏歌くんのお弁当を切実に欲しがる百合も寂しいのだろうか。百合にもお弁当を作ってくれるひとができれば良いと考えるが、それは諸刃の剣でもある。劇団の規則では恋愛は禁止だった。お弁当を作ってくれるくらい百合のことを思う相手とは、百合は恋愛関係になってしまうだろうし、周囲からもそう思われるだろう。
寂しさが分かるだけに百合にもお弁当をという気持ちと、奏歌くんの負担を増やせないという気持ちとの間で私は揺れ動いていた。
百合が連れて来てくれたのは、美味しいと有名のイタリア料理店だった。休日だが早い時間なので並んでいるひともいないし、百合は予約していたのでスムーズに店内に入ることができた。
「海瑠さん、窯焼きピッツァだって! 食べてみない?」
メニューを広げた奏歌くんが目を輝かせている。窯焼きのピッツァとそれ以外のピッツァの違いがよく分からないのだが、奏歌くんが美味しそうだと思うのならばきっと美味しいのだろう。
「このお店は手打ち麺も美味しいのよ」
「迷っちゃうね。僕がピッツァを頼むから、海瑠さん、パスタにする?」
「えー、私もピッツァ食べたいな」
メニューを見て私と奏歌くんと百合で悩むのも楽しい。
「それじゃ、ピッツァ一枚を三人で分けて、それぞれパスタも頼んじゃおうか?」
「お腹いっぱいになりそう」
「それくらい余裕よ」
私はお腹がいっぱいになってしまいそうな予感がしていたが、百合は全く不安など感じていないようだった。
「ピッツァは8枚切りにしてもらって、海瑠さんが少なめに食べればいいよ。僕もたくさん食べるようになってきたからね」
てきぱきと注文して、ピザの切る枚数まで指定する奏歌くんにときめきが止まらない。注文したアイスカフェオレは喉が乾いているのを察して、奏歌くんが先に持って来てくれるように頼んでいた。
最初にアイスカフェオレが運ばれてきて、喉を潤す。ミルクと香ばしいコーヒーがよく合う。アイスカフェオレを楽しんでいると、薄い生地のぱりぱりのピッツァが運ばれてきた。
「四種類のチーズのピッツァだよ。海瑠さん、好きだったら多めに食べても良いからね」
「チーズ、大好き! 美味しそう」
私がチーズが好きだから奏歌くんは四種類のチーズのピッツァを頼んでくれていた。奏歌くんがお皿に取り分けてくれてピッツァを食べる。
「蜂蜜が付いてるわね」
「蜂蜜をかけると美味しいんだって」
蜂蜜の小瓶を見て首を傾げる百合に奏歌くんが説明していた。
続いてパスタが運ばれて来る。お皿は大きいが真ん中に少ししか乗っていないのでこれは私でも全部食べられそうだった。ほうれん草の練り込まれた生地にベーコンと玉ねぎのクリームソースが百合、トマトクリームソースが私、ひき肉と茄子のボロネーゼが奏歌くんの注文したパスタだった。
トマトクリームソースのパスタはもちもちとして麺が美味しくてするすると食べてしまう。食べ終わると残ったピッツァも食べて、私は満腹になっていた。
「美味しかった。意外とピッツァも食べられたわ」
「生地が薄かったからね」
「海瑠、食べられないかもしれないとか言いつつ、結構食べたんじゃない?」
言われて私は数えてみる。ピッツァを二枚とパスタを一皿食べているから、私にしては相当食べた方だろう。残った二枚のピッツァは奏歌くんと百合が一枚ずつ食べていた。
「デザートは……」
「もう、流石に入らないわよ」
「ジェラートくらい食べられない?」
「お腹いっぱい」
デザートに未練のある百合に言い聞かせて、お会計を済ませて私と奏歌くんと百合は店から出た。劇場の駐車場に車を停めてチケットを出して劇場に入る。
私の劇団の劇場よりは狭かったが、そこそこに広い劇場で、前の方の席に真尋さんはチケットを取っていてくれた。
「刑事の探偵のお話でしょう?」
「イギリスの探偵って言えば、シャーロック・ホームズしか知らなかったよ」
「ダーリンも? 海瑠はシャーロック・ホームズも知らなかったんじゃない?」
「知らなかったわけじゃないわよ、読んだことはないけど」
小声で話していると、開演のブザーが鳴る。真尋さんの声で場内アナウンスが流れた。
「本日は当劇団の公演にお越しいただき誠にありがとうございます。開場に先立ちましてお客様に諸注意を申し上げさせていただきます」
携帯電話は電源を切ることとか、撮影は禁止だとか、諸注意が述べられていくのを真尋さんの声で聞くのは不思議だった。普段ならば私は舞台で諸注意を伝える方の役目で、劇場で観客席に座っているのは前の真尋さんの公演に続いて二度目だった。二回とも奏歌くんの隣りに座って私は真尋さんの公演を見ている。
幕が上がると真尋さんが警察署の奥で電話を受けている場面から始まった。電話番をさせられている真尋さん演じる若い刑事に、警部が話しかける。
「この事件なんだが……」
「そいつはただの電話番ですよ。意見を聞いたって無駄です」
大きな町からやって来たエリート刑事に遮られて、さえない雰囲気の若い刑事役の真尋さんがぽつりと呟く。
「二つの事件には繋がりがあるんじゃないでしょうか?」
馬鹿にされて、笑われながらも、現場に出て行くことを許された若い刑事。死体を見ては吐いてしまい、散々同僚も上司にも馬鹿にされるのだが、警部だけは若い刑事を信じてその言葉通りに捜査をしていく。
捜査の途中に出会う美しい人妻との触れ合い。
辿り着いた大どんでん返しのラスト。
最後まで私は息を飲んで舞台に見入っていた。
私があの若い刑事役だったらどんな風に演じるだろう。あの人妻は百合が演じるだろうか。警部を演じるのは美鳥さんか。
幕が下りたことにも気付かずに考え込んでいた私は、拍手をする奏歌くんの姿に我に返った。自分が演じることを考えさせられるなんて、ものすごい舞台だった。
「面白かったね」
奏歌くんの笑顔に、私はひたすらこくこくと頷くのだった。
イギリスの有名な警察の探偵の若い頃を描いた物語で、真尋さんが主演で真尋さんと絡む女性がガラコンサートのときに皇妃役で私と歌った女優さんだった。他にも上司の警部役など様々な役が演じられる。
「探偵って言ったらシャーロック・ホームズだと思ってた」
「イギリスだもんね」
「エンデバー・モースってイギリスでは有名なんだってね」
題名は「エンデバー、若き日の事件簿」で、モースという若い刑事が警部にその才能を見出されて電話番だったのを連れ回されて、次々と難事件を解決していくというものだった。イギリスでは人気の探偵小説の主人公の若い時代を描いたものらしい。
劇団のサイトを見て奏歌くんと二人で予習をしておいた。
劇の当日は百合が車で迎えに来てくれた。お昼は劇場近くのお店で食べることにして、百合の車に乗り込む。
「前の公園のときには電車で行ったんだけど、痴漢が出て怖かった」
「海瑠さんに触るなんて許せなかったよ!」
「奏歌くんが証拠動画を撮っていてくれて、無事に捕まったのよね」
すごく怖かったけれど、奏歌くんは冷静にボールペンを取り出して、私に触る手に丸を書いてその全てを動画におさめていた。そのために駆け付けた警察に痴漢は連行されて行った。
「海瑠、電車なんて使えるの?」
「百合、電車に乗ったことない?」
「ないわよ。学生時代はあったけど、女役のトップスターになってからは移動は全部自分の車でやってるわ」
百合はほとんど電車に乗ったことがなかった。
ICカードのことも知らないのだろうか。
「カードにお金をチャージして、改札でタッチしたら自動でお金が計算されるのよ」
「切符を買わなくていいの!?」
「そうなのよ。私も奏歌くんに教えてもらうまで知らなかったんだけどね」
私も世間知らずだという自覚はあるが、百合も変わりはないようだ。百合の方が若干常識的な気もするが、やはり百合も私と同じだった。
「百合さんは普段のご飯はどうしてるのかな?」
「ほとんど外食か買って帰るかな。冷蔵庫の中は空っぽよ」
自炊をしていた時期もあったけれど、一人だけの分を作るのは味気なくて結局買うようになってしまったという百合に、私はその気持ちが分かるような気がした。
奏歌くんと出会う前の一人きりの私は自分の食事などどうでもいいと思っていた。何を食べても味がよく分からないし、食べたものを覚えていられない。外食にも百合に連れて行かれたのだろうが、何を食べたか全く覚えていなかった。
奏歌くんのお弁当を切実に欲しがる百合も寂しいのだろうか。百合にもお弁当を作ってくれるひとができれば良いと考えるが、それは諸刃の剣でもある。劇団の規則では恋愛は禁止だった。お弁当を作ってくれるくらい百合のことを思う相手とは、百合は恋愛関係になってしまうだろうし、周囲からもそう思われるだろう。
寂しさが分かるだけに百合にもお弁当をという気持ちと、奏歌くんの負担を増やせないという気持ちとの間で私は揺れ動いていた。
百合が連れて来てくれたのは、美味しいと有名のイタリア料理店だった。休日だが早い時間なので並んでいるひともいないし、百合は予約していたのでスムーズに店内に入ることができた。
「海瑠さん、窯焼きピッツァだって! 食べてみない?」
メニューを広げた奏歌くんが目を輝かせている。窯焼きのピッツァとそれ以外のピッツァの違いがよく分からないのだが、奏歌くんが美味しそうだと思うのならばきっと美味しいのだろう。
「このお店は手打ち麺も美味しいのよ」
「迷っちゃうね。僕がピッツァを頼むから、海瑠さん、パスタにする?」
「えー、私もピッツァ食べたいな」
メニューを見て私と奏歌くんと百合で悩むのも楽しい。
「それじゃ、ピッツァ一枚を三人で分けて、それぞれパスタも頼んじゃおうか?」
「お腹いっぱいになりそう」
「それくらい余裕よ」
私はお腹がいっぱいになってしまいそうな予感がしていたが、百合は全く不安など感じていないようだった。
「ピッツァは8枚切りにしてもらって、海瑠さんが少なめに食べればいいよ。僕もたくさん食べるようになってきたからね」
てきぱきと注文して、ピザの切る枚数まで指定する奏歌くんにときめきが止まらない。注文したアイスカフェオレは喉が乾いているのを察して、奏歌くんが先に持って来てくれるように頼んでいた。
最初にアイスカフェオレが運ばれてきて、喉を潤す。ミルクと香ばしいコーヒーがよく合う。アイスカフェオレを楽しんでいると、薄い生地のぱりぱりのピッツァが運ばれてきた。
「四種類のチーズのピッツァだよ。海瑠さん、好きだったら多めに食べても良いからね」
「チーズ、大好き! 美味しそう」
私がチーズが好きだから奏歌くんは四種類のチーズのピッツァを頼んでくれていた。奏歌くんがお皿に取り分けてくれてピッツァを食べる。
「蜂蜜が付いてるわね」
「蜂蜜をかけると美味しいんだって」
蜂蜜の小瓶を見て首を傾げる百合に奏歌くんが説明していた。
続いてパスタが運ばれて来る。お皿は大きいが真ん中に少ししか乗っていないのでこれは私でも全部食べられそうだった。ほうれん草の練り込まれた生地にベーコンと玉ねぎのクリームソースが百合、トマトクリームソースが私、ひき肉と茄子のボロネーゼが奏歌くんの注文したパスタだった。
トマトクリームソースのパスタはもちもちとして麺が美味しくてするすると食べてしまう。食べ終わると残ったピッツァも食べて、私は満腹になっていた。
「美味しかった。意外とピッツァも食べられたわ」
「生地が薄かったからね」
「海瑠、食べられないかもしれないとか言いつつ、結構食べたんじゃない?」
言われて私は数えてみる。ピッツァを二枚とパスタを一皿食べているから、私にしては相当食べた方だろう。残った二枚のピッツァは奏歌くんと百合が一枚ずつ食べていた。
「デザートは……」
「もう、流石に入らないわよ」
「ジェラートくらい食べられない?」
「お腹いっぱい」
デザートに未練のある百合に言い聞かせて、お会計を済ませて私と奏歌くんと百合は店から出た。劇場の駐車場に車を停めてチケットを出して劇場に入る。
私の劇団の劇場よりは狭かったが、そこそこに広い劇場で、前の方の席に真尋さんはチケットを取っていてくれた。
「刑事の探偵のお話でしょう?」
「イギリスの探偵って言えば、シャーロック・ホームズしか知らなかったよ」
「ダーリンも? 海瑠はシャーロック・ホームズも知らなかったんじゃない?」
「知らなかったわけじゃないわよ、読んだことはないけど」
小声で話していると、開演のブザーが鳴る。真尋さんの声で場内アナウンスが流れた。
「本日は当劇団の公演にお越しいただき誠にありがとうございます。開場に先立ちましてお客様に諸注意を申し上げさせていただきます」
携帯電話は電源を切ることとか、撮影は禁止だとか、諸注意が述べられていくのを真尋さんの声で聞くのは不思議だった。普段ならば私は舞台で諸注意を伝える方の役目で、劇場で観客席に座っているのは前の真尋さんの公演に続いて二度目だった。二回とも奏歌くんの隣りに座って私は真尋さんの公演を見ている。
幕が上がると真尋さんが警察署の奥で電話を受けている場面から始まった。電話番をさせられている真尋さん演じる若い刑事に、警部が話しかける。
「この事件なんだが……」
「そいつはただの電話番ですよ。意見を聞いたって無駄です」
大きな町からやって来たエリート刑事に遮られて、さえない雰囲気の若い刑事役の真尋さんがぽつりと呟く。
「二つの事件には繋がりがあるんじゃないでしょうか?」
馬鹿にされて、笑われながらも、現場に出て行くことを許された若い刑事。死体を見ては吐いてしまい、散々同僚も上司にも馬鹿にされるのだが、警部だけは若い刑事を信じてその言葉通りに捜査をしていく。
捜査の途中に出会う美しい人妻との触れ合い。
辿り着いた大どんでん返しのラスト。
最後まで私は息を飲んで舞台に見入っていた。
私があの若い刑事役だったらどんな風に演じるだろう。あの人妻は百合が演じるだろうか。警部を演じるのは美鳥さんか。
幕が下りたことにも気付かずに考え込んでいた私は、拍手をする奏歌くんの姿に我に返った。自分が演じることを考えさせられるなんて、ものすごい舞台だった。
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