241 / 394
八章 奏歌くんとの八年目
27.天ぷらでハッピーバースデー
しおりを挟む
美鳥さんは180センチ、真月さんは177センチ。二人に入るドレスと少年の服がない。
男役のトップスターになったので誕生日のディナーショーとお茶会は三日続けての公演となったが、そのためだけに美鳥さんに皇妃の黒いドレス、真月さんに少年時代の皇太子用の服が用意されるのだから、劇団の運営陣もこれをおかしいとは思っていないのだろうか。
誕生日の公演の最終日はお茶会だけなので奏歌くんにチケットを渡す。奏歌くんは中学二年生になっていたが、塾には行っていないので土日は休みだった。部活もしていないらしい。
「海瑠さんのお誕生日のお茶会、行きたかったんだ。嬉しい」
「一応、二枚準備したんだけど……」
「あ! 真尋兄さんを誘えってこと?」
少し前に奏歌くんは真尋さんを私が気にかけたら嫉妬していたから、どうかと思ったのだが、子どもっぽいことは言わずに了承してくれる。
「いいよ。でも、真尋兄さん、お母さんにチケット取られないかな?」
「そうだった。真尋さんのお母様もファンクラブ会員だったわ」
真尋さんに真尋さんのお母様に莉緒さんに、私の周囲はファンが多いようだ。有難いことだ。こんなにも愛されていることを実感できるのも、奏歌くんのおかげのような気がしている。
「当日は真尋兄さんと行くからね!」
「うん、待ってる」
無事にチケットを奏歌くんに渡すことができて私は安心していた。
それにしても、練習する演目が酷い。
私より長身の美鳥さんがドレスを着て歌うのに合わせてデュエットしたり、強引に引き寄せてダンスをしたりするのだが、どうしても美鳥さんの大きさは隠せない。
「このメンバーだと海瑠さんが小さく見えますね」
「私と海瑠さんは1センチしか変わらないんですよ」
「真月さん、巨大な皇太子じゃないですか」
美鳥さんと真月さんは楽しそうなのでいいのだが、長身の皇妃と皇太子に挟まれる私は死の象徴としての迫力が足りないように思えてしまう。
「もっと恐ろしく、魅惑的に……」
「海瑠さんは練習で悩んでいても、本番になると役に入り込んじゃうひとだから」
「大丈夫ですよ」
美鳥さんと真月さんはそう言ってくれるが、私は本気でやり遂げられるかを心配していた。これは秋公演の客寄せにもなるのだ。お客様には最高の演技を見て欲しい。
「お前を本当に手に入れるために、蘇らせよう」
「あなたのものになんてならないわ!」
「いつかはお前もこの手に堕ちて来る」
声を裏返して高く保つ美鳥さんと演技を合わせるのだが、どうしても美鳥さんの立派な肩幅やしっかりとした足が目に入ってしまう。
「海瑠さん? 集中してます?」
「集中してるつもりなんだけど……」
本番は百合がやる役なので安心だが、誕生日のディナーショーとお茶会はカオスになりそうな予感しかしていなかった。
私の予想は当たって、シリアスな場面なのに当日、会場内はさざ波のようにざわめきが広がり、笑いを堪えているお客様までいた。
規格外の皇妃と皇太子と雑誌に書かれてしまうのも仕方がない。
最終日のお茶会には奏歌くんと真尋さんが来てくれた。劇場に入るときから待っていてくれて、ファンクラブの一員として真面目に順番を守っている二人の姿に誇らしくなる。知り合いと言えどもファンクラブのルールを守ってくれる奏歌くんと真尋さんは、公演にお招きしてよかったと心から思った。
公演では前評判もあったせいか、最終日はそれほど笑われなかったけれど、それでも笑いを堪えているひとたちはいた。
公演が終わって楽屋に戻ると、楽屋の前で奏歌くんと真尋さんが待っていてくれた。
「海瑠さんの死の象徴、ものすごくよかったよ!」
「美鳥さんと真月さんは、ちょっと予想外でしたけど」
「海瑠さん、素敵だった」
真尋さんはちょっと笑っているようだったが、奏歌くんはハニーブラウンの目をキラキラと輝かせている。
奏歌くんにとって満足のいく演技ができたのならばよかったと胸を撫で下ろして、二人に聞く。
「どうやってここに入ったの?」
「やっちゃんにお願いしてたんだ」
「これ、海瑠さんのお誕生日お祝いです。奏歌くんと食べてください」
真尋さんから手渡されたのは有名店のチーズケーキだった。ふわふわのそれは、通販でも売れている人気商品だ。
「奏歌くんに何がいいって聞いたら、海瑠さんはチーズが好きと教えてくれました」
「とても嬉しいです。奏歌くんと食べますね。ありがとうございます」
本当はファンからはお手紙しか受け取ってはいけないのだけれど、真尋さんはファンではなく奏歌くんのお兄さんとして私にプレゼントしてくれたのだと、喜んで受け取らせてもらった。
真尋さんの車で送ってもらってマンションに帰ると、奏歌くんは晩ご飯の準備をしてくれていた。
「天ぷらだよ! 海瑠さん、目の前で天ぷらを揚げたのを食べたことある?」
「ない!」
答えてから私は目を丸くする。
奏歌くんはホットプレートのプレートがお鍋になっているものを用意してくれていて、そこに油をとぽとぽと注いでいた。トレイの上にはアスパラガス、ヤングコーン、大葉、サツマイモ、楊枝を刺した玉ねぎ、茄子などが乗っている。別のトレイに乗っているのは魚だろうか。
「これは何の魚?」
「鱚と太刀魚だよ」
鱚と太刀魚。
どちらも聞いたことがあるような気がするが、味の記憶は全くない。
「こっちには小柱と三つ葉も用意してるんだ」
「奏歌くん、揚げ物をしてもいいって言われたの?」
「うん。これまではやっちゃんとやってたけど、中学二年生になったから、そろそろ誰か大人がいるときにはやってもいいって言われたんだ」
一人ではいけないけれど、誰か大人がいるときには油を使ってもよくなった奏歌くん。ますます料理が上達している。
氷の入ったてんぷら粉を溶いた液を油の中に落として浮かんでくる時間で油の温度を見ているのもかっこいい。油の温度が上がると、てんぷら粉を潜らせて、次々とお野菜を上げていく。
「大根おろしとつゆで食べてね。お塩も美味しいよ」
「どっちにしようかな」
奏歌くんの揚げてくれた、揚げたての天ぷらを食べる。サツマイモはほっこりと揚がっていて、ヤングコーンもアスパラガスも食感が楽しく、茄子はとろりとして、玉ねぎは甘くて美味しい。
鱚の天ぷらが上がると、私は迷ったが大根おろしとつゆに浸けて食べた。口の中で蕩けるような美味しさと熱さに、はふはふと息が漏れる。
「すごく美味しい! あぁ、ご飯が欲しいわ」
「ちゃんと炊いてあるよ!」
「奏歌くん、完璧!」
完璧すぎる13歳の奏歌くんは、炊飯器でご飯まで炊いていてくれた。お茶碗に盛って鱚の天ぷらと一緒に食べるとご飯が進む。
「太刀魚は大葉と一緒に巻くんだ」
「へぇ、美味しそう」
「美味しいよ」
器用にくるくると太刀魚の身を大葉と一緒に巻いて奏歌くんが揚げてくれる。大根おろしとつゆに浸けて食べると、大葉がアクセントになってとても美味しい。
「最後はかき揚げだよ。バラバラにならないといいんだけど……」
「奏歌くん、頑張って!」
三つ葉と小柱のかき揚げは纏めてそっと奏歌くんが油の中に落としていく。バラバラにならずに綺麗に纏まる姿に、私は拍手を送っていた。
かき揚げは昆布塩で食べる。さっぱりとして箸が止まらず、お茶碗のご飯も全部なくなっていた。
食べ終わって奏歌くんと二人で後片付けをする。
食器類は軽く水で流して食洗器に入れて、トレイやボウルは手洗いする。
「最高のお誕生日だった」
「海瑠さん、まだだよ」
「え?」
奏歌くんに指摘されて、私は冷蔵庫の中に入れた真尋さんから貰ったチーズケーキを思い出した。
「ハッピーバースデーの歌は僕が歌ってあげる」
奏歌くんにハッピーバースデーの歌を歌ってもらって、私の32歳の誕生日は過ぎて行った。
男役のトップスターになったので誕生日のディナーショーとお茶会は三日続けての公演となったが、そのためだけに美鳥さんに皇妃の黒いドレス、真月さんに少年時代の皇太子用の服が用意されるのだから、劇団の運営陣もこれをおかしいとは思っていないのだろうか。
誕生日の公演の最終日はお茶会だけなので奏歌くんにチケットを渡す。奏歌くんは中学二年生になっていたが、塾には行っていないので土日は休みだった。部活もしていないらしい。
「海瑠さんのお誕生日のお茶会、行きたかったんだ。嬉しい」
「一応、二枚準備したんだけど……」
「あ! 真尋兄さんを誘えってこと?」
少し前に奏歌くんは真尋さんを私が気にかけたら嫉妬していたから、どうかと思ったのだが、子どもっぽいことは言わずに了承してくれる。
「いいよ。でも、真尋兄さん、お母さんにチケット取られないかな?」
「そうだった。真尋さんのお母様もファンクラブ会員だったわ」
真尋さんに真尋さんのお母様に莉緒さんに、私の周囲はファンが多いようだ。有難いことだ。こんなにも愛されていることを実感できるのも、奏歌くんのおかげのような気がしている。
「当日は真尋兄さんと行くからね!」
「うん、待ってる」
無事にチケットを奏歌くんに渡すことができて私は安心していた。
それにしても、練習する演目が酷い。
私より長身の美鳥さんがドレスを着て歌うのに合わせてデュエットしたり、強引に引き寄せてダンスをしたりするのだが、どうしても美鳥さんの大きさは隠せない。
「このメンバーだと海瑠さんが小さく見えますね」
「私と海瑠さんは1センチしか変わらないんですよ」
「真月さん、巨大な皇太子じゃないですか」
美鳥さんと真月さんは楽しそうなのでいいのだが、長身の皇妃と皇太子に挟まれる私は死の象徴としての迫力が足りないように思えてしまう。
「もっと恐ろしく、魅惑的に……」
「海瑠さんは練習で悩んでいても、本番になると役に入り込んじゃうひとだから」
「大丈夫ですよ」
美鳥さんと真月さんはそう言ってくれるが、私は本気でやり遂げられるかを心配していた。これは秋公演の客寄せにもなるのだ。お客様には最高の演技を見て欲しい。
「お前を本当に手に入れるために、蘇らせよう」
「あなたのものになんてならないわ!」
「いつかはお前もこの手に堕ちて来る」
声を裏返して高く保つ美鳥さんと演技を合わせるのだが、どうしても美鳥さんの立派な肩幅やしっかりとした足が目に入ってしまう。
「海瑠さん? 集中してます?」
「集中してるつもりなんだけど……」
本番は百合がやる役なので安心だが、誕生日のディナーショーとお茶会はカオスになりそうな予感しかしていなかった。
私の予想は当たって、シリアスな場面なのに当日、会場内はさざ波のようにざわめきが広がり、笑いを堪えているお客様までいた。
規格外の皇妃と皇太子と雑誌に書かれてしまうのも仕方がない。
最終日のお茶会には奏歌くんと真尋さんが来てくれた。劇場に入るときから待っていてくれて、ファンクラブの一員として真面目に順番を守っている二人の姿に誇らしくなる。知り合いと言えどもファンクラブのルールを守ってくれる奏歌くんと真尋さんは、公演にお招きしてよかったと心から思った。
公演では前評判もあったせいか、最終日はそれほど笑われなかったけれど、それでも笑いを堪えているひとたちはいた。
公演が終わって楽屋に戻ると、楽屋の前で奏歌くんと真尋さんが待っていてくれた。
「海瑠さんの死の象徴、ものすごくよかったよ!」
「美鳥さんと真月さんは、ちょっと予想外でしたけど」
「海瑠さん、素敵だった」
真尋さんはちょっと笑っているようだったが、奏歌くんはハニーブラウンの目をキラキラと輝かせている。
奏歌くんにとって満足のいく演技ができたのならばよかったと胸を撫で下ろして、二人に聞く。
「どうやってここに入ったの?」
「やっちゃんにお願いしてたんだ」
「これ、海瑠さんのお誕生日お祝いです。奏歌くんと食べてください」
真尋さんから手渡されたのは有名店のチーズケーキだった。ふわふわのそれは、通販でも売れている人気商品だ。
「奏歌くんに何がいいって聞いたら、海瑠さんはチーズが好きと教えてくれました」
「とても嬉しいです。奏歌くんと食べますね。ありがとうございます」
本当はファンからはお手紙しか受け取ってはいけないのだけれど、真尋さんはファンではなく奏歌くんのお兄さんとして私にプレゼントしてくれたのだと、喜んで受け取らせてもらった。
真尋さんの車で送ってもらってマンションに帰ると、奏歌くんは晩ご飯の準備をしてくれていた。
「天ぷらだよ! 海瑠さん、目の前で天ぷらを揚げたのを食べたことある?」
「ない!」
答えてから私は目を丸くする。
奏歌くんはホットプレートのプレートがお鍋になっているものを用意してくれていて、そこに油をとぽとぽと注いでいた。トレイの上にはアスパラガス、ヤングコーン、大葉、サツマイモ、楊枝を刺した玉ねぎ、茄子などが乗っている。別のトレイに乗っているのは魚だろうか。
「これは何の魚?」
「鱚と太刀魚だよ」
鱚と太刀魚。
どちらも聞いたことがあるような気がするが、味の記憶は全くない。
「こっちには小柱と三つ葉も用意してるんだ」
「奏歌くん、揚げ物をしてもいいって言われたの?」
「うん。これまではやっちゃんとやってたけど、中学二年生になったから、そろそろ誰か大人がいるときにはやってもいいって言われたんだ」
一人ではいけないけれど、誰か大人がいるときには油を使ってもよくなった奏歌くん。ますます料理が上達している。
氷の入ったてんぷら粉を溶いた液を油の中に落として浮かんでくる時間で油の温度を見ているのもかっこいい。油の温度が上がると、てんぷら粉を潜らせて、次々とお野菜を上げていく。
「大根おろしとつゆで食べてね。お塩も美味しいよ」
「どっちにしようかな」
奏歌くんの揚げてくれた、揚げたての天ぷらを食べる。サツマイモはほっこりと揚がっていて、ヤングコーンもアスパラガスも食感が楽しく、茄子はとろりとして、玉ねぎは甘くて美味しい。
鱚の天ぷらが上がると、私は迷ったが大根おろしとつゆに浸けて食べた。口の中で蕩けるような美味しさと熱さに、はふはふと息が漏れる。
「すごく美味しい! あぁ、ご飯が欲しいわ」
「ちゃんと炊いてあるよ!」
「奏歌くん、完璧!」
完璧すぎる13歳の奏歌くんは、炊飯器でご飯まで炊いていてくれた。お茶碗に盛って鱚の天ぷらと一緒に食べるとご飯が進む。
「太刀魚は大葉と一緒に巻くんだ」
「へぇ、美味しそう」
「美味しいよ」
器用にくるくると太刀魚の身を大葉と一緒に巻いて奏歌くんが揚げてくれる。大根おろしとつゆに浸けて食べると、大葉がアクセントになってとても美味しい。
「最後はかき揚げだよ。バラバラにならないといいんだけど……」
「奏歌くん、頑張って!」
三つ葉と小柱のかき揚げは纏めてそっと奏歌くんが油の中に落としていく。バラバラにならずに綺麗に纏まる姿に、私は拍手を送っていた。
かき揚げは昆布塩で食べる。さっぱりとして箸が止まらず、お茶碗のご飯も全部なくなっていた。
食べ終わって奏歌くんと二人で後片付けをする。
食器類は軽く水で流して食洗器に入れて、トレイやボウルは手洗いする。
「最高のお誕生日だった」
「海瑠さん、まだだよ」
「え?」
奏歌くんに指摘されて、私は冷蔵庫の中に入れた真尋さんから貰ったチーズケーキを思い出した。
「ハッピーバースデーの歌は僕が歌ってあげる」
奏歌くんにハッピーバースデーの歌を歌ってもらって、私の32歳の誕生日は過ぎて行った。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。
桜庭かなめ
恋愛
高校1年生の低田悠真のクラスには『高嶺の花』と呼ばれるほどの人気がある高嶺結衣という女子生徒がいる。容姿端麗、頭脳明晰、品行方正な高嶺さんは男女問わずに告白されているが全て振っていた。彼女には好きな人がいるらしい。
ゴールデンウィーク明け。放課後にハンカチを落としたことに気付いた悠真は教室に戻ると、自分のハンカチの匂いを嗅いで悶える高嶺さんを見つける。その場で、悠真は高嶺さんに好きだと告白されるが、付き合いたいと思うほど好きではないという理由で振る。
しかし、高嶺さんも諦めない。悠真に恋人も好きな人もいないと知り、
「絶対、私に惚れさせてみせるからね!」
と高らかに宣言したのだ。この告白をきっかけに、悠真は高嶺さんと友達になり、高校生活が変化し始めていく。
大好きなおかずを作ってきてくれたり、バイト先に来てくれたり、放課後デートをしたり、朝起きたら笑顔で見つめられていたり。高嶺の花の高嶺さんとの甘くてドキドキな青春学園ラブコメディ!
※2学期編3が完結しました!(2024.11.13)
※お気に入り登録や感想、いいねなどお待ちしております。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる