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八章 奏歌くんとの八年目
26.奏歌くんの可愛い嫉妬
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茉優ちゃんの卒業祝いと入学祝を兼ねて、デパートに定期入れを買いに行った。定期入れの並ぶスペースで茉優ちゃんはかなり迷っていたようだが、最終的に淡いピンク色の革の定期入れを選んでいた。
「安彦さんに薄ピンクのお財布を買ってもらったから、これと合うかなと思ったんです」
バッグの中からお財布を出して見せてくれる茉優ちゃん。綺麗な薄ピンクの革に白い糸で縫い目があって可愛いお財布だった。
「やっちゃんに可愛いの買ってもらえてよかったね」
「大事に使わないと。革だから時々磨くと良いって言われて、クリームも買ってもらったんです。海瑠さんに買ってもらった定期入れも磨きますね」
にこにこしている茉優ちゃんはとても可愛い。奏歌くんと二人並んで話していると尚可愛い気がするから眼福だ。周囲からも「可愛いカップル」という声が上がっているが、奏歌くんの運命のひとは私で、茉優ちゃんじゃないと言いたくなってしまうのを堪えた。
茉優ちゃんに喜んでもらえたので良かったとホッとして茉優ちゃんを篠田家に送り届けると、美歌さんがその日は家にいた。
「海瑠さん、コーヒー飲んで行かない?」
「奏歌くんも飲む?」
「僕もカフェオレにしようかな。茉優ちゃんは」
「私も飲む」
美歌さんと奏歌くんと茉優ちゃんと一緒にコーヒーを飲んで寛ぐことになった。もしかするといるかもしれないと思っておやつを多めに買ってきてよかった。
美歌さんが淹れてくれたコーヒーにたっぷりのミルクを入れて、おやつのチーズケーキをみんなで食べる。やっちゃんは今日は仕事のようだ。
「まだ正確な行き先は決まってないんですけど、高校を卒業したら、安彦さんと二人で海外に行く約束をしました」
報告する茉優ちゃんに美歌さんと奏歌くんから拍手が上がる。
「やっちゃんもやっと心を決めたんだね」
「茉優ちゃん……寂しくなるけど嬉しいわ」
「美歌お母さん、まだ三年も先よ」
苦笑している茉優ちゃんに、もう美歌さんは茉優ちゃんが行ってしまうかのような雰囲気だった。コーヒーのいい香りがリビングに漂っている。幸せな報告を聞きながら飲むカフェオレは今までで一番美味しい気がした。
「海瑠さんも、将来行きたい国がある?」
奏歌くんの問いかけに私は考える。
「大英博物館にもルーブル美術館にも行きたいし、サグラダファミリアに、モンサンミッシェルに……」
「いっぱいあるんだね。僕と一緒に暮らしたいところは?」
奏歌くんと一緒に暮らしたい場所。
奏歌くんが18歳になる頃には私も劇団を退団しているだろう。その頃には外見と実年齢との差に悩んでいるかもしれない。私の外見年齢は奏歌くんと出会った頃と全く変わっていない。奏歌くんだけが育って行っている。
吸血鬼の奏歌くんも成長が止まってしまえば、二人の年齢差は気にならなくなるのだろうがと思ったところで、湯浅さんが頭を過った。
「真尋さん……」
「え? 真尋兄さんが何か?」
「老化が遅かったら私たちを見て何か思わないかな?」
老けて見えるメイクを普段はしているが、美歌さんも奏歌くんの母親とは思えない若い容貌をしているし、やっちゃんもヨレヨレの服とか無精髭で誤魔化しているが外見はとても若い。
私たちに違和感を覚えた真尋さんが、私たちが人間ではないことに気付かないかが私は心配だった。
「最近の芸能人は40代、50代でも若く見えるし、あまり気にしなくて良いんじゃないかしら」
「そうですかね」
「それより、奏歌が拗ねてますよ」
「え?」
私が奏歌くんの方を見ると、奏歌くんが眉間に皺を寄せている気がした。こんな風に拗ねられたことがないので驚いていると、奏歌くんがぽつりと呟く。
「僕と海瑠さんの将来の話をしてたのに、なんで真尋兄さんが入って来るんだよ」
「あ、ごめんなさい。奏歌くんも成長が止まるんだなって思ったら、真尋さんもすごく若く見えるから、つい」
「真尋兄さんはまだ23歳でしょう。若いんだと思うよ」
「そ、そっか。奏歌くん怒ってる?」
恐る恐る聞いてみると奏歌くんに大きなため息をつかれてしまった。
「真尋兄さんは僕と似てるからちょっと心配なんだ」
「え? 何が心配?」
「海瑠さんを取られちゃわないか」
ぽつりと呟く奏歌くんに私は顔が熱くなってくる。
自分の兄である真尋さんに嫉妬するくらい奏歌くんは私に夢中なのだと思うと、不謹慎だが嬉しくなってしまう。
「真尋さんは恋愛的な意味では私を好きじゃないし、私は奏歌くんしか好きじゃないよ」
「分かってるけど、僕よりも10歳も年上だから……」
真尋さんは大人で、奏歌くんはまだ中学二年生になったばかりだから、気になるのも仕方がないのだろう。私にとっては真尋さんは奏歌くんに似ているから気になるだけなのだが、奏歌くんが私の世界の中心だということを分かってもらえていないのかもしれない。
「奏歌くん以上のいい男なんて、私にはいないの。奏歌くんだけが私の運命のひと。奏歌くんにとっても私が運命のひとでしょう? 私、奏歌くん以外と結婚しようなんて思わないよ」
手を取ってはっきり告げると奏歌くんの白い頬が赤くなる。
納得してもらえたと安心したところで、美歌さんが笑い出した。
「奏歌、結構嫉妬深いから、海瑠さんは覚悟した方がいいですよ」
「母さん!?」
「海瑠さんと安彦が仲良くしてると、こっそり後で安彦に嫌味言ってますからね」
「言わないで! 海瑠さん、聞いちゃダメ!」
奏歌くんはやっちゃんにまでやきもちを妬いていた。妬かれていたのだと分かるとなんとなく嬉しくなる。やっちゃんとは何度か噂になったことがあるけれど、そのたびに奏歌くんはやきもきしていたのかもしれない。
「海瑠さんの前だと大人ぶって見せないんだろうけど、安彦に八つ当たりが酷いから」
「えーもっと早く知りたかったです」
「もう! 母さん、黙って!」
顔を真っ赤にして美歌さんを止めている奏歌くんが可愛くて仕方がない。
私の前では大人ぶって何があっても大丈夫という顔をしていても、奏歌くんは色んなことに不安になったり嫉妬していたりしたようだ。
「今度から私にもそれ、見せて。私にも教えて」
「子どもっぽいから嫌だよ。海瑠さんの前では大人ぶっていたい」
唇を尖らせている奏歌くんの表情も初めて見る気がする。美歌さんの前ではこんな風に子どもっぽい表情もするのか。奏歌くんの新しい面が見られて私は嬉しい限りだった。
春公演は千秋楽まで問題なく終わった。
最後の舞台の幕が下りると、私たちは達成感と共に心地よい疲労感を覚えていた。
「次は兄貴のお誕生日のディナーショーとお茶会っすね!」
「おいらたちもお祝いしたいっす!」
役が抜けていない美鳥さんと真月さんに言われて、今年の私のお誕生日のディナーショーとお茶会はどうなるのだろうと考える。バレンタインデーのお茶会とディナーショーのように無茶苦茶な演目だと困るのだが。
春公演が終わると私のお誕生日のディナーショーとお茶会のための脚本が渡される。毎年のことだが、渡される瞬間は緊張する。
「次の秋公演は、皇妃の物語を考えてるから」
「え? そうなの?」
「ガラコンサートで盛り上がったって噂になってるし、今がチャンスなんじゃないかと思ってね」
脚本を渡した海香が説明してくれる。
その前触れとして、美鳥さんと真月さんと歌う死の象徴の曲があったのだが、それに私は海香を凝視してしまった。
「美鳥さんが皇帝は分かるんだけど、真月さんが皇太子って、無理がありすぎない?」
「お誕生日のディナーショーとお茶会ではそれで歌ってもらうから!」
「そんなぁ」
孤独な皇太子は少年役のはずだ。私よりも身長の高い真月さんがやるのは少し無理がある。その上、美鳥さんは皇帝兼皇妃となっている。意味が分からない。
「美鳥さんにまた女装させるつもりなの!?」
「美鳥さんは女性なので女装とは言いません」
「出た! 屁理屈! 美鳥さんは男役よ!」
「あんただって女役やるじゃない!」
姉妹喧嘩になりかけたところを演出家さんが止めてくれた。
例年のように誕生日のお茶会には奏歌くんのチケットも取ってもらうつもりだが、演目がカオスになりそうな気がして私は頭痛がしてきていた。
「安彦さんに薄ピンクのお財布を買ってもらったから、これと合うかなと思ったんです」
バッグの中からお財布を出して見せてくれる茉優ちゃん。綺麗な薄ピンクの革に白い糸で縫い目があって可愛いお財布だった。
「やっちゃんに可愛いの買ってもらえてよかったね」
「大事に使わないと。革だから時々磨くと良いって言われて、クリームも買ってもらったんです。海瑠さんに買ってもらった定期入れも磨きますね」
にこにこしている茉優ちゃんはとても可愛い。奏歌くんと二人並んで話していると尚可愛い気がするから眼福だ。周囲からも「可愛いカップル」という声が上がっているが、奏歌くんの運命のひとは私で、茉優ちゃんじゃないと言いたくなってしまうのを堪えた。
茉優ちゃんに喜んでもらえたので良かったとホッとして茉優ちゃんを篠田家に送り届けると、美歌さんがその日は家にいた。
「海瑠さん、コーヒー飲んで行かない?」
「奏歌くんも飲む?」
「僕もカフェオレにしようかな。茉優ちゃんは」
「私も飲む」
美歌さんと奏歌くんと茉優ちゃんと一緒にコーヒーを飲んで寛ぐことになった。もしかするといるかもしれないと思っておやつを多めに買ってきてよかった。
美歌さんが淹れてくれたコーヒーにたっぷりのミルクを入れて、おやつのチーズケーキをみんなで食べる。やっちゃんは今日は仕事のようだ。
「まだ正確な行き先は決まってないんですけど、高校を卒業したら、安彦さんと二人で海外に行く約束をしました」
報告する茉優ちゃんに美歌さんと奏歌くんから拍手が上がる。
「やっちゃんもやっと心を決めたんだね」
「茉優ちゃん……寂しくなるけど嬉しいわ」
「美歌お母さん、まだ三年も先よ」
苦笑している茉優ちゃんに、もう美歌さんは茉優ちゃんが行ってしまうかのような雰囲気だった。コーヒーのいい香りがリビングに漂っている。幸せな報告を聞きながら飲むカフェオレは今までで一番美味しい気がした。
「海瑠さんも、将来行きたい国がある?」
奏歌くんの問いかけに私は考える。
「大英博物館にもルーブル美術館にも行きたいし、サグラダファミリアに、モンサンミッシェルに……」
「いっぱいあるんだね。僕と一緒に暮らしたいところは?」
奏歌くんと一緒に暮らしたい場所。
奏歌くんが18歳になる頃には私も劇団を退団しているだろう。その頃には外見と実年齢との差に悩んでいるかもしれない。私の外見年齢は奏歌くんと出会った頃と全く変わっていない。奏歌くんだけが育って行っている。
吸血鬼の奏歌くんも成長が止まってしまえば、二人の年齢差は気にならなくなるのだろうがと思ったところで、湯浅さんが頭を過った。
「真尋さん……」
「え? 真尋兄さんが何か?」
「老化が遅かったら私たちを見て何か思わないかな?」
老けて見えるメイクを普段はしているが、美歌さんも奏歌くんの母親とは思えない若い容貌をしているし、やっちゃんもヨレヨレの服とか無精髭で誤魔化しているが外見はとても若い。
私たちに違和感を覚えた真尋さんが、私たちが人間ではないことに気付かないかが私は心配だった。
「最近の芸能人は40代、50代でも若く見えるし、あまり気にしなくて良いんじゃないかしら」
「そうですかね」
「それより、奏歌が拗ねてますよ」
「え?」
私が奏歌くんの方を見ると、奏歌くんが眉間に皺を寄せている気がした。こんな風に拗ねられたことがないので驚いていると、奏歌くんがぽつりと呟く。
「僕と海瑠さんの将来の話をしてたのに、なんで真尋兄さんが入って来るんだよ」
「あ、ごめんなさい。奏歌くんも成長が止まるんだなって思ったら、真尋さんもすごく若く見えるから、つい」
「真尋兄さんはまだ23歳でしょう。若いんだと思うよ」
「そ、そっか。奏歌くん怒ってる?」
恐る恐る聞いてみると奏歌くんに大きなため息をつかれてしまった。
「真尋兄さんは僕と似てるからちょっと心配なんだ」
「え? 何が心配?」
「海瑠さんを取られちゃわないか」
ぽつりと呟く奏歌くんに私は顔が熱くなってくる。
自分の兄である真尋さんに嫉妬するくらい奏歌くんは私に夢中なのだと思うと、不謹慎だが嬉しくなってしまう。
「真尋さんは恋愛的な意味では私を好きじゃないし、私は奏歌くんしか好きじゃないよ」
「分かってるけど、僕よりも10歳も年上だから……」
真尋さんは大人で、奏歌くんはまだ中学二年生になったばかりだから、気になるのも仕方がないのだろう。私にとっては真尋さんは奏歌くんに似ているから気になるだけなのだが、奏歌くんが私の世界の中心だということを分かってもらえていないのかもしれない。
「奏歌くん以上のいい男なんて、私にはいないの。奏歌くんだけが私の運命のひと。奏歌くんにとっても私が運命のひとでしょう? 私、奏歌くん以外と結婚しようなんて思わないよ」
手を取ってはっきり告げると奏歌くんの白い頬が赤くなる。
納得してもらえたと安心したところで、美歌さんが笑い出した。
「奏歌、結構嫉妬深いから、海瑠さんは覚悟した方がいいですよ」
「母さん!?」
「海瑠さんと安彦が仲良くしてると、こっそり後で安彦に嫌味言ってますからね」
「言わないで! 海瑠さん、聞いちゃダメ!」
奏歌くんはやっちゃんにまでやきもちを妬いていた。妬かれていたのだと分かるとなんとなく嬉しくなる。やっちゃんとは何度か噂になったことがあるけれど、そのたびに奏歌くんはやきもきしていたのかもしれない。
「海瑠さんの前だと大人ぶって見せないんだろうけど、安彦に八つ当たりが酷いから」
「えーもっと早く知りたかったです」
「もう! 母さん、黙って!」
顔を真っ赤にして美歌さんを止めている奏歌くんが可愛くて仕方がない。
私の前では大人ぶって何があっても大丈夫という顔をしていても、奏歌くんは色んなことに不安になったり嫉妬していたりしたようだ。
「今度から私にもそれ、見せて。私にも教えて」
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「そんなぁ」
孤独な皇太子は少年役のはずだ。私よりも身長の高い真月さんがやるのは少し無理がある。その上、美鳥さんは皇帝兼皇妃となっている。意味が分からない。
「美鳥さんにまた女装させるつもりなの!?」
「美鳥さんは女性なので女装とは言いません」
「出た! 屁理屈! 美鳥さんは男役よ!」
「あんただって女役やるじゃない!」
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