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八章 奏歌くんとの八年目
14.奏歌くんと茉優ちゃんのスマートフォン
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篠田家でクリスマスイブのご馳走を食べるのも私にとっては毎年の恒例行事になっていた。今年は牛頬肉のワイン煮込みだった。
「牛頬肉って初めて食べる」
「ほっぺたは咀嚼するときに使う部位だから良く筋肉が発達してて、赤身で美味しいんだ。蕩けるくらい柔らかく煮てあるよ」
「奏歌くんが作ったの?」
私の問いかけに奏歌くんは残念そうに首を振る。
「付け合わせのお野菜はコンソメで煮たけど、牛頬肉を煮たのはやっちゃんだよ」
お店で出てきそうな本格的なメニューに私はワクワクしていた。別にコンソメで煮ておいたじゃがいもと人参と玉ねぎ、それに茹でたブロッコリーも添えて、牛頬肉と赤ワインのソースをかけていただく。
「ワインだけど、奏歌くんや茉優ちゃんは大丈夫なの?」
「アルコールは煮ると全部飛んじゃうから平気だよ」
疑問には奏歌くんはなんでも答えてくれる。答えが分からないときには一緒に調べてくれる。奏歌くんの言葉があるから私は安心して料理を食べることができた。
「奏歌くん、スマートフォンを買おう!」
牛頬肉の赤ワイン煮込みを食べ終えて、ケーキを切ってお茶が配られると私は奏歌くんに提案していた。奏歌くんはまだキッズ携帯しか持っていない。
「スマートフォンは高校生になってからでいいんじゃないかな?」
「奏歌くんは私と一緒に調べようって言ってくれるでしょう? きっと使いこなせると思うんだ!」
フランス行きの飛行機の中で、奏歌くんはやっちゃんから借りたタブレット端末を使いこなしていた。私と一緒にいるときは私の携帯電話で動画を見ている。自分の端末があればもっと使いこなせるのではないだろうか。
「みっちゃん、かなくんにスマートフォン買うつもり?」
「いけない?」
やっちゃんに言われてつい警戒してしまった私に、やっちゃんは莉緒さんにコーヒーのカップを手渡しながら答える。
「茉優ちゃんの携帯もそろそろスマートフォンにしてあげたかったんだよな。俺と茉優ちゃんも一緒に行っていいか?」
「え? 安彦さん、いいの?」
「茉優ちゃんにもクリスマスプレゼントだ。画面保護フィルムと、イヤホンも買わないといけないな」
「やっちゃん、イヤホンも買ってくれるんだ!?」
茉優ちゃんと奏歌くんが俄かに喜びに包まれている。奏歌くんはスマートフォンには興味がなさそうだったが、イヤホンには興味があったのだろうか。
「スマートフォンなら、海瑠さんの歌のデータを入れて聞くことができるんだよ。僕、音楽を聞く媒体を持ってなくて、海瑠さんの部屋でばかり聞いていたから、家でも聞けるようになりたかったんだ」
「CDからデータを移せるの?」
「パソコンがあればできるはずだよ」
私の部屋には私の出た演劇のCDが大量にある。そのデータを奏歌くんのスマートフォンに入れれば、奏歌くんはいつでもどこでも私の歌を聞けるようになる。奏歌くんの生活に私の歌が入り込むのは嫌な気持ちではなかった。
DVDを目の前で見られるのは嫉妬してしまうけれど、私がいないときに奏歌くんが私のことを考えてくれるのは嬉しいのだから、私も現金なものだ。
珍しく奏歌くんはその日は私の部屋に泊まらずに、翌朝私は奏歌くんと茉優ちゃんとやっちゃんと合流するために篠田家へ再び来ていた。
スマートフォンにも色んな種類があるらしい。私の携帯電話は適当に津島さんに選んでもらったもので、かなり古いのだが困っていないので機種変更はしていなかった。機種変更してしまうと私が撮った奏歌くんの写真のデータなどもなくなってしまう可能性があったので、手を付けなかったのだ。
「みっちゃんのも古いな。機種変更したらどうだ?」
「奏歌くんの写真が消えちゃう」
「データ移行できるぞ?」
データ移行?
それはどういうことなのだろうか。
頭の上にクエスチョンマークを浮かばせた私にやっちゃんが説明してくれる。
「携帯のデータをパソコンに一度移して、そこから新しい機種に入れられるんだ。写真の画質もよくなるはずだよ。手振れ補正もつくし」
「え……やっちゃん、教えてくれる?」
「いいよ。どうせ、かなくんからCDのデータを取り込む方法も聞かれてるからな」
やっちゃんにデータ移行してもらえるとなって私も機種を選び始めた。奏歌くんも茉優ちゃんも最新の機種を選んでいるようだ。
「長く使うなら最新の機種を選んだほうがいい。何年も使うと古くなるからな」
やっちゃんのアドバイスを二人ともよく聞いていた。
奏歌くんは画面の少し大きなもの、茉優ちゃんはそれより小さめのものを選んでいる。
「色は赤にしよう。赤だと、色んな病気に寄付がされるんだって」
「そうなの!? それなら、私も赤にしよう」
奏歌くんと全く同じ機種を買って、液晶保護フィルムも張ってもらう。携帯電話のケースとイヤホンも買いに行った。
水色の手帳型のケースを奏歌くんが選んで、イヤホンは赤いものを選ぶ。茉優ちゃんはブラウンのケースに黒いイヤホンを選んでいた。私は薄紫の手帳型のケースに、紫色のイヤホンを選ぶ。
奏歌くんと私の支払いは私が、茉優ちゃんの支払いはやっちゃんがして、私の部屋にデータ移行に来てくれた。
パソコンを持って来ると、アプリをダウンロードしたりして準備をしてくれる。まずは私の携帯電話のデータ移行からだった。古い携帯電話からデータを取り出してくれる。時間がかかっている間に、奏歌くんが勝手知ったる様子で紅茶を淹れてくれた。
紅茶を飲みながら取り出したデータを新しい携帯電話に入れてもらう。無事にデータ移行ができて、私は新しい携帯電話で奏歌くんの過去の写真を見ることができた。
「画面が大きいしとても綺麗!」
「買い替えてよかったね」
「奏歌くんとお揃いね」
二人で喜んでいると、茉優ちゃんもやっちゃんにお願いしていた。
「私も海瑠さんの歌が聞けるようにしたい」
「茉優ちゃんはうちのパソコンでデータを入れよう。かなくんはみっちゃんのパソコンでいいだろう」
よく分からないがパソコンによって操作が色々と変わってくるようだ。
奏歌くんは私のパソコンでCDのデータをスマートフォンに入れる作業を教えてもらっていた。
「CDをパソコンに入れると、このアプリが立ち上がるから、それにデータを入れて、その後で携帯電話を繋いで、データを移すんだ」
「僕、やってみる!」
教えてもらって奏歌くんは一人で挑戦していた。
「海瑠さんのCD全部入れよう!」
「私、CD借りて行っていいですか?」
意気込む奏歌くんと、控えめに聞く茉優ちゃん。茉優ちゃんも私の歌を聞いてくれるのかと思うと嬉しくなる。
「みっちゃん、コンビニとかで売ってるカードで音楽が買えるけど、かなくんにあまり与え過ぎないようにな?」
注意されて私は素直に「はい」と答えた。そもそも私にはコンビニに売っているカードの使い方が分かっていない。私の携帯電話には私のキャッシュカードが紐付けされているようだが、それの利用方法もやはりよく分かっていなかった。
通販のサイトで何かを買うときにも私は振り込みを使っている。カード情報を登録するのが怖いのと、登録の仕方がよく分かっていないのだ。
「海瑠さんのCDがあれば、別に僕、欲張らないよ」
「かなくんが欲張りじゃないのは知ってるけど、みっちゃんの金銭感覚があまり信じられないんだよなぁ」
懐疑的な目で見られているが、私は奏歌くんにそんなに気軽になんでも与えているつもりはない。服はちょっと買い過ぎてしまったかもしれないけれど、あれも必要だから買ったのだ。
「私の金銭感覚はそんなにおかしくないよ」
「いや、最新式のスマートフォンを気軽に二台買える時点で……」
「それなら、やっちゃんだって茉優ちゃんに買ってあげてたじゃない!」
指摘するとやっちゃんが「ぐっ!」と痛いところを突かれた顔になる。
「茉優ちゃんはもうすぐ高校生だし、受験勉強頑張ってるからだよ!」
「安彦さん、嬉しい……携帯電話、大事に使う」
「お、おう。どういたしまして」
思わぬところで大声で茉優ちゃんを褒めてしまったやっちゃんは妙に照れていた。普段から気怠い雰囲気のやっちゃんが茉優ちゃんを大事にしていることは知っているが、こんな風に声を大きくしたりすることはかなり珍しかった。
「やっちゃんと茉優ちゃんの仲って」
「高校生になったら変わるのかも」
奏歌くんと顔を見合わせて私は照れるやっちゃんと嬉しそうな茉優ちゃんの様子を眺めていた。
「牛頬肉って初めて食べる」
「ほっぺたは咀嚼するときに使う部位だから良く筋肉が発達してて、赤身で美味しいんだ。蕩けるくらい柔らかく煮てあるよ」
「奏歌くんが作ったの?」
私の問いかけに奏歌くんは残念そうに首を振る。
「付け合わせのお野菜はコンソメで煮たけど、牛頬肉を煮たのはやっちゃんだよ」
お店で出てきそうな本格的なメニューに私はワクワクしていた。別にコンソメで煮ておいたじゃがいもと人参と玉ねぎ、それに茹でたブロッコリーも添えて、牛頬肉と赤ワインのソースをかけていただく。
「ワインだけど、奏歌くんや茉優ちゃんは大丈夫なの?」
「アルコールは煮ると全部飛んじゃうから平気だよ」
疑問には奏歌くんはなんでも答えてくれる。答えが分からないときには一緒に調べてくれる。奏歌くんの言葉があるから私は安心して料理を食べることができた。
「奏歌くん、スマートフォンを買おう!」
牛頬肉の赤ワイン煮込みを食べ終えて、ケーキを切ってお茶が配られると私は奏歌くんに提案していた。奏歌くんはまだキッズ携帯しか持っていない。
「スマートフォンは高校生になってからでいいんじゃないかな?」
「奏歌くんは私と一緒に調べようって言ってくれるでしょう? きっと使いこなせると思うんだ!」
フランス行きの飛行機の中で、奏歌くんはやっちゃんから借りたタブレット端末を使いこなしていた。私と一緒にいるときは私の携帯電話で動画を見ている。自分の端末があればもっと使いこなせるのではないだろうか。
「みっちゃん、かなくんにスマートフォン買うつもり?」
「いけない?」
やっちゃんに言われてつい警戒してしまった私に、やっちゃんは莉緒さんにコーヒーのカップを手渡しながら答える。
「茉優ちゃんの携帯もそろそろスマートフォンにしてあげたかったんだよな。俺と茉優ちゃんも一緒に行っていいか?」
「え? 安彦さん、いいの?」
「茉優ちゃんにもクリスマスプレゼントだ。画面保護フィルムと、イヤホンも買わないといけないな」
「やっちゃん、イヤホンも買ってくれるんだ!?」
茉優ちゃんと奏歌くんが俄かに喜びに包まれている。奏歌くんはスマートフォンには興味がなさそうだったが、イヤホンには興味があったのだろうか。
「スマートフォンなら、海瑠さんの歌のデータを入れて聞くことができるんだよ。僕、音楽を聞く媒体を持ってなくて、海瑠さんの部屋でばかり聞いていたから、家でも聞けるようになりたかったんだ」
「CDからデータを移せるの?」
「パソコンがあればできるはずだよ」
私の部屋には私の出た演劇のCDが大量にある。そのデータを奏歌くんのスマートフォンに入れれば、奏歌くんはいつでもどこでも私の歌を聞けるようになる。奏歌くんの生活に私の歌が入り込むのは嫌な気持ちではなかった。
DVDを目の前で見られるのは嫉妬してしまうけれど、私がいないときに奏歌くんが私のことを考えてくれるのは嬉しいのだから、私も現金なものだ。
珍しく奏歌くんはその日は私の部屋に泊まらずに、翌朝私は奏歌くんと茉優ちゃんとやっちゃんと合流するために篠田家へ再び来ていた。
スマートフォンにも色んな種類があるらしい。私の携帯電話は適当に津島さんに選んでもらったもので、かなり古いのだが困っていないので機種変更はしていなかった。機種変更してしまうと私が撮った奏歌くんの写真のデータなどもなくなってしまう可能性があったので、手を付けなかったのだ。
「みっちゃんのも古いな。機種変更したらどうだ?」
「奏歌くんの写真が消えちゃう」
「データ移行できるぞ?」
データ移行?
それはどういうことなのだろうか。
頭の上にクエスチョンマークを浮かばせた私にやっちゃんが説明してくれる。
「携帯のデータをパソコンに一度移して、そこから新しい機種に入れられるんだ。写真の画質もよくなるはずだよ。手振れ補正もつくし」
「え……やっちゃん、教えてくれる?」
「いいよ。どうせ、かなくんからCDのデータを取り込む方法も聞かれてるからな」
やっちゃんにデータ移行してもらえるとなって私も機種を選び始めた。奏歌くんも茉優ちゃんも最新の機種を選んでいるようだ。
「長く使うなら最新の機種を選んだほうがいい。何年も使うと古くなるからな」
やっちゃんのアドバイスを二人ともよく聞いていた。
奏歌くんは画面の少し大きなもの、茉優ちゃんはそれより小さめのものを選んでいる。
「色は赤にしよう。赤だと、色んな病気に寄付がされるんだって」
「そうなの!? それなら、私も赤にしよう」
奏歌くんと全く同じ機種を買って、液晶保護フィルムも張ってもらう。携帯電話のケースとイヤホンも買いに行った。
水色の手帳型のケースを奏歌くんが選んで、イヤホンは赤いものを選ぶ。茉優ちゃんはブラウンのケースに黒いイヤホンを選んでいた。私は薄紫の手帳型のケースに、紫色のイヤホンを選ぶ。
奏歌くんと私の支払いは私が、茉優ちゃんの支払いはやっちゃんがして、私の部屋にデータ移行に来てくれた。
パソコンを持って来ると、アプリをダウンロードしたりして準備をしてくれる。まずは私の携帯電話のデータ移行からだった。古い携帯電話からデータを取り出してくれる。時間がかかっている間に、奏歌くんが勝手知ったる様子で紅茶を淹れてくれた。
紅茶を飲みながら取り出したデータを新しい携帯電話に入れてもらう。無事にデータ移行ができて、私は新しい携帯電話で奏歌くんの過去の写真を見ることができた。
「画面が大きいしとても綺麗!」
「買い替えてよかったね」
「奏歌くんとお揃いね」
二人で喜んでいると、茉優ちゃんもやっちゃんにお願いしていた。
「私も海瑠さんの歌が聞けるようにしたい」
「茉優ちゃんはうちのパソコンでデータを入れよう。かなくんはみっちゃんのパソコンでいいだろう」
よく分からないがパソコンによって操作が色々と変わってくるようだ。
奏歌くんは私のパソコンでCDのデータをスマートフォンに入れる作業を教えてもらっていた。
「CDをパソコンに入れると、このアプリが立ち上がるから、それにデータを入れて、その後で携帯電話を繋いで、データを移すんだ」
「僕、やってみる!」
教えてもらって奏歌くんは一人で挑戦していた。
「海瑠さんのCD全部入れよう!」
「私、CD借りて行っていいですか?」
意気込む奏歌くんと、控えめに聞く茉優ちゃん。茉優ちゃんも私の歌を聞いてくれるのかと思うと嬉しくなる。
「みっちゃん、コンビニとかで売ってるカードで音楽が買えるけど、かなくんにあまり与え過ぎないようにな?」
注意されて私は素直に「はい」と答えた。そもそも私にはコンビニに売っているカードの使い方が分かっていない。私の携帯電話には私のキャッシュカードが紐付けされているようだが、それの利用方法もやはりよく分かっていなかった。
通販のサイトで何かを買うときにも私は振り込みを使っている。カード情報を登録するのが怖いのと、登録の仕方がよく分かっていないのだ。
「海瑠さんのCDがあれば、別に僕、欲張らないよ」
「かなくんが欲張りじゃないのは知ってるけど、みっちゃんの金銭感覚があまり信じられないんだよなぁ」
懐疑的な目で見られているが、私は奏歌くんにそんなに気軽になんでも与えているつもりはない。服はちょっと買い過ぎてしまったかもしれないけれど、あれも必要だから買ったのだ。
「私の金銭感覚はそんなにおかしくないよ」
「いや、最新式のスマートフォンを気軽に二台買える時点で……」
「それなら、やっちゃんだって茉優ちゃんに買ってあげてたじゃない!」
指摘するとやっちゃんが「ぐっ!」と痛いところを突かれた顔になる。
「茉優ちゃんはもうすぐ高校生だし、受験勉強頑張ってるからだよ!」
「安彦さん、嬉しい……携帯電話、大事に使う」
「お、おう。どういたしまして」
思わぬところで大声で茉優ちゃんを褒めてしまったやっちゃんは妙に照れていた。普段から気怠い雰囲気のやっちゃんが茉優ちゃんを大事にしていることは知っているが、こんな風に声を大きくしたりすることはかなり珍しかった。
「やっちゃんと茉優ちゃんの仲って」
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